天然記念物 共和のカシの森が消滅
大正14年10月8日に国の天然記念物に指定された 山口県美祢郡秋芳町青景の共和のカシの森(イチイガシ)の古巨木が 根元付近から折れてしまいました |
共和のカシの森(2002年5月) この画像は「やまぐち祈りの108樹」の著者 三宅貞敏氏より提供していただきました イチイガシの古巨木は、樹高33b、幹根境界部周囲7.6b、根周り10.48bもあり その枝張りは東西にそれぞれ17b、南に19b、北に16bも枝を伸ばし 一本の木でありながら森のような姿からカシの森と名前が付けられた |
イチイガシの巨木が折れた日は不明ですが 20年2月13日か17日の積雪のためではないかと思われています |
1.5bほどの高さから折れた幹の中には お地蔵様を抱きかかえていると言い伝えられています |
倒れた幹の中を見ると中は殆ど空洞になっており 幹の周囲のわずかな部分だけで巨木を支えていたことが分かります このような巨木が無くなってしまった事はとても残念ですが 自然には逆らえない歴史的な出来事でもあります 撮影 20年3月16日 |