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探偵になりたい、テモナ君とメル子ちゃんは、名探偵 ラフランチ・モショ郎の下に弟子入りにきた。 モショ郎は、2人の観察力を見極めるため、エジホンでテストすることにした。
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無事、エジホンのテストに合格し探偵となった2人は、賞金目当てに怪盗ドポンを捕まえることにした。 2人は、エジホンで鍛えた観察力を活かし、怪盗ドポンを追い詰めていく・・・ |
システム
絵の中に書かれた、たくさんの文字の中から、制限時間内にひとつだけ違う文字を見つければステージクリア。 お手つきをすると、制限時間が減る。 |
「ゲームウェア 1」に収録にされているサターン版は、フリーコンティニューで、最高 4人同時プレイ可能です。 詳しくは、下記参照 |
レビュー
ぜひとも友達とワイワイいいながら、やりたいゲームです。
単純なだけに燃えます。
字を探すだけなんて簡単だと思ってません?
それは、整然と並んだ文字の中からだったら、簡単かもしれませんが、デタラメに並んでる上に、横向いてたり、斜めになってたり、逆さまになってたり、文字の大きさもマチマチで、書体も手書きだったりすると、そりゃあもう大変です。
おまけに絵の中に紛れ込んでるのまでありますから、一筋縄では行きません。
生と死、火と炎なんてのは序の口、汗と汁だとか、天と夫だとか、犬と太とか、金と全とか、井と丼とか・・・
そして、絵字本(エジホン)だけあって、絵も、ぜひとも鑑賞してほしいところです。
ま、嫌でも目に入るんですけどね。
この絵は、間違いを探す字に掛けてあるのですが、かわいいのから、イっちゃってるのまで、各品取り揃えで楽しいです。
蛭子能収さんの絵や、どこかで見たことのある、絵描きさんの絵もあるかもしれませんよ。
絵には、ちゃんとヒントになる題名までついていて、例を挙げると、
したたり落ちる汗と汁!
寄らば奇人の群れ
気功師の手に毛深い手が1本
小公女めぬえっと
愛の告白で、すごく大吉なの
実は全部がお金じゃないんです
恋に憧れる乙女はどこか変
空から紙幣、紐で縛って持ち帰ろ
おいしそうな丼の中に井が!
この壁ほど完璧な壁はない etc・・・
中でも「あーあ、太りてーよー」ってヤツは、たくさん「犬」って書いてある中に、ガリガリに痩せ細った人間みたいな犬が描いてあるのですが、これはかなり怖いです。
さらにこのゲームを盛り上げてるのは、ステージの合間にあるミニゲームです。
「タントアール」や「サシっす!!」(これは後発ですが)ノリの、ボタン連打駆けっこや、ダルマさんが転んだ、爆弾押しつけゲームなんかがあって、これも単純ですが、燃えます。
特に爆弾押しつけゲームは、サターン版では逆バージョンとして、カラオケマイク奪い合いゲームとして、独立したゲームにまでなっちゃってます。
上級編の最後では、
「さぁ、賞金を1人じめだ!!」
って、賞金奪い合いゲームがありますしね(しかも意外な伏兵が・・・)。
このゲーム、普通にプレイしてる分には、すごくほのぼのしてて、正解を見つけると、教育テレビのお子様向け番組に出てくるような、かわいらしいヒヨコがずらっと並んで、
「テモナ君(メル子ちゃん)えらい! テモナ君(メル子ちゃん)おりこう!」
と褒めてくれるのですが、デモやエンディングなどのビジュアルシーンでは、油絵風のメチャクチャ濃いタッチで、不気味&過剰なまでの演出で、このゲームをバカゲーたらしめています。
サターン版ですと、フリーコンティニューの上に4人同時対戦もできるので、お徳ですが、テレビはただでさえ解像度が低くて字が見えにくいのが、テレビが小っちゃいと、さらに輪をかけて見難いので、覚悟が必要です。
それでも十二分に楽しめると思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。
「ゲーム ウェア1」なら、売っていれば安価で手に入ると思いますので、その値段で「エジホン」ができるのはスゴクお徳ですよ。
さらに「ゲーム ウェア」では、「1」で「エジホン」が好評だったので、「3」「4」「5」では、一般応募作品も含めて、新しい エジホンが作られています。
こちらは、テレビモニターを前提としているので、字が見やすくなっていますが、それを除いても全体的に難易度は低いです。
ミニゲームも新しいものが収録されていますが、やはり全体的な完成度から見ても、1作目が一番よくできていますね。
ですが、ちがうエジホンを楽しみたい方は、ぜひプレイをおすすめします。
「3」にはミニゲームはありませんが、「5」はミニゲームが豊富で、テモナ君VSメル子ちゃんのポリゴン格ゲーもあります。
最後はなんか、アニメ絵になっちゃったりしますけどね。
ま、それもご愛嬌という事で。
エジホンの続編、出ないかなー?
エジホンをやってる個人のホームページもあるようですので、興味のある方は、検索してください。
サターンで発売された、季刊ロムマガジンで、
連載ミニゲームや、サターンのゲームの体験版、デジタル投稿コーナー、デジタル・コミック、映画やビデオの情報コーナー、占い、プレゼントなどなど、様々な企画があり、スポンサーである一般企業のテレビCMと同じものが途中に流れるなど、新しい試みも取り入れられていた。
実際には、まだ続く予定だったが、5号までで休刊となった。