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下関には水族館があった。確か私の生まれた頃に出来た施設で、当時は全国的に話題になったとか。今でもあるんだけども、最近リニューアルオープンしたばかり。場所も移転、というか新築しているし、内容も今風で、もちろん動物たちはそのまま移動してきたものだろうと思うが、以前の水族館とは全く違うものだ。
旧水族館には「クジラ館」という建物があった。水族館の裏手の高台にあり、内容はクジラに関する資料館のようなものだったと思うが、幼少の頃の私は、それがもうでたらめに怖かった。なんでって、等身大クジラの模型のような形をしていたのだ。その尻尾のあたりからクジラの体内へ入る感覚が、なんとも言えず落着かなかった。 旧水族館の思い出はもうひとつある。大人になってからは一度も行ったことなかったのだが、高校生の頃、ふと思い出して行ってみることにした。入場料は400円。とにかく寂れていた。日曜日の昼間だというのに、閑散とした場内。一匹のトドが微動だにせずプールに浮かんでいる。水族館や動物園の類にいる動物は、だいたい動かないものと相場が決まっているが、それにしても全く動かない。夏の日差しに照らされて、トドの皮膚はとても乾いているように見える。そして私は見た。トドの身体、水面のラインから下には、びっしりと苔が生えていたのを!丁度水面のラインで分割されているかのように、苔が生えている。いつから動いてないんだ、トドよ。今考えると、まさかそれはないだろうと思うが、その時は、トドが死んでいるのを確信した。遠い日本の空の下、日差しに照らされて苔むすトドの姿は大変怖かった。 そのような恐ろしい思い出ばかりの水族館がリニューアルオープンしたのは、先月の1日である。その名も「海響館」。入場料は1800円である。なんと以前の4.5倍(ちなみに下関市民は半額)。最初の頃は入場に行列が出来るほどに混雑していた様だが、平日だし、そろそろ落ち着いたかと期待して行ってみた。が、駐車場は満車の表示。意外と混雑しているようである。といっても動きがとりづらいほどでもなく、丁度よかったような気もする。たくさんのフグがいた。さすが下関。 ところで、「海響館」オープンを知って以来、気になっていたことがある。それはあのクジラ館の存在である。新しい水族館には、あのクジラ館の痕跡は全くなかった。今でもあの高台に建っているのだろうか。それとも取り壊されてしまったか。旧水族館の前を通りかかると、道路沿いから見える位置にあったので、ついでに確認してくればよかったと後悔している。 それにしても不思議なのは下関の友達が、誰ひとりとしてこのクジラ館の存在を知らないことだ。 |
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私はどうも「かかと」がヨワイ。といっても他の人がどうなんだかよく知らないのだが、あまり長時間かかとをついていると、どうにも痛くて堪らないのである。例えば畳や板張りの上で寝ていると、かかとの痛みで目が覚めてしまう。車の運転もツライ。短時間なら大丈夫だが、長時間アクセルとブレーキを、右足のかかとを軸にして操作していると、もうたまらない。
骨がイタイような気もするし、なにか違うような気もする。今のところ、原因はよくわからない。世の中に「かかとが弱い人」というのはどれくらいいるのだろう。たまに「かかと弱くない?」などと、挨拶がわりにきいてみたりもするが、お仲間に出会った経験はない。だからなんだと言われても困ります。・・・要するにネタ切れです(笑)。 |
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早くもパーマがどこにかかっているやらわからなくなってきている今日この頃。
最近、小倉においしいケーキ屋が出来たらしい。なんでもフランスだのなんだので色々と賞をとっているらしく、さすがに美味いという噂。ダーリン曰く、その店名は「杞憂曲」なんだそうだ。なんだかイマイチ意味がわからないが凄そうな名前である。前向きな感じがちっともしない。しかも何故「曲」なのか。あっ、もしかして「四重奏」と書いて「カルテット」、とか「鎮魂歌」と書いて「レクイエム」とか、そういうものなんだろうか。イメージ的には「杞憂曲」は「セレナーデ」(でたらめなので気にしないでください・笑)。 大体漢字はこれでいいのか。ダーリンは「杞憂に終わる」のキユウだと言ってたけど。今「キユウキョク」と打ったら、「喜遊曲」と変換された。こっちのほうが前向き度はアップするが、どうも字面がよくない。なんとなく猿回しな感じがするのは私だけ? どっちにしても、今日仕事が終わったら、ちょっと買いに行こうと思う。ん?ダイエット?なにそれ。 |
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昨日はお休みだった。ものすごく天気がよかったので、とりあえず掃除や洗濯をしたあと、近所のスーパーまで歩いて買い物に行く。いつも車で移動する私、坂道を降りて5分くらい(登ると10分)の場所にあるそのスーパーまで、今まで一度もひとりで歩いていったことがなかった。習慣って恐ろしい。帰り道の斜面に、カワイイ花が咲いていた。ちょっぴり癒し系気分で、花を摘んで持ち帰ってみたりもする。気分は上々だ。
帰ってその花を、メキシコプロレス人形や、ピカード、カウンセラートロイ、床のネズミの置物や天井のコウモリ、シャイニングやスポックのポスター達に囲まれた玄関先に飾る。摘んでかえった花を玄関に飾る私・・・うーん、充実の午後!最早、センスのかけらもない玄関になっていることなど、この際どうでもいい。 夕食を作り終え、待ちに待った「MUMMY'S CHARIOTS」のプラモ製作に着手する。実は先日の休みにも、作ろうと思ってパーツをバラしはじめたのだが、差し込んだだけではうまくくっつかないことに気付き、接着剤を購入しての再挑戦。やり進めていくと、凹凸の差し込みがついていないパーツがある。しかも説明書は英語で白黒なので、なんとも見にくい。よくわからないパーツはほっといて、どんどん先に進んで、完成!余ったパーツは5つ程度。これなら上出来(に違いない)!今度写真を撮ってお見せするつもりである。乞うご期待? |
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もうひとつ髪の話を。
ダーリンは少し長めの髪に、パーマがかかっているのだが、よく髪がもつれるようだ。先日、車で走っていると襟足を手ぐしで梳かしながら「うわぁ、スゴイもつれとる!触ってん」というので、私の考えうる限りもつれているのを、無意識に想像しながら触ってみると、そこにはなんと直径3cmはあろうかという巨大な毛玉が出来ていた。あのもっそりした手触りを思い出すと、今でも笑ってしまう。ちなみに私の「考えうる限りもつれている」のは、せいぜい5mmくらいのものであった。小さい、小さい。 私は髪を梳かすのが好きで、というよりも、もつれているのが我慢ならなくて、ストレートであろうが、パーマがかかっていようがおかまいなしにとかしまくる。ウェーブの時は、一応目の粗いくしでとかしてみるのだが、とかしているうちに段々と物足りなくなってきて、終いにはあの目の細いコームで梳かしてしまう。おかげさまでパーマの持ちがものすごく悪い。 ・・・しかし、あの手触りを思い出すと、やはりとかさずにはいられないのである。 |
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私は北九州に住んで2年になるが、未だに散髪屋が決まらない。毎回新しいところに行くが、どうもしっくりくる店に出会えないのだ。まあ、悪くはない・・・んだけど、基本的に自分が想像したよりいい仕上りを見せてくれるところはなかなか見つからない。ちょっと高望みなのかもしれないな。
その代わり、二度と来るか!と思えるような店もあまりないもんだが、今回遂に出会ってしまった。 地元情報誌でみつけた店だった。予約をした時間にお店につくと、お客は私の他にひとり。なんとなくいやな予感がした。後から考えると、お客が少ない以前になんとなく物寂しい雰囲気を感じ取ったんだとおもう。 待っている間に雑誌をめくり、希望のイメージを探しておき、「パーマなんですけど、こういう感じがいいかなって。」と手渡す。通常、その写真をきっかけに美容師はお客の希望を詳しく聞き出す。しかしその美容師はその写真を見て「わかりました、ではシャンプー台の方へ・・・」とあっさり流す。私の髪に触りもしない。最初の不安が現実的になってくる。ほんとにわかっとるんかい・・・!! シャンプーを済ませ、鏡の前へ。いきなりカットをはじめる美容師。先程の雑誌には目をやろうともしない。ほんとに詳しい希望をきかずにやるつもりなのか。しびれを切らし自分からこれだけははずせない希望を伝えなければならなかった。 美容師というのはよくしゃべるもんだが、全く話し掛けてこない。雑談はおろか、カットについてもひとことも口にしない。単純に無口な人、というのではない。とにかく面倒くさそうにしている。あまりにも失礼である。 カットの手先に注目する。こいつがぱっとみただけで客の希望も髪質や癖も見抜ける程のカリスマ美容師ならば、カットの手先がまず違うはず!長さを変えるわけではなかったので、パラパラと指に挟んで切っていく。が・・・よくみるとほとんど切れてなーい!そもそも不揃いな部分にハサミが届いてない!これはヤバイ!こいつは素人目にもわかるぞ。手抜きだろうか。 そのあと、スキバサミで髪をすいていく。しかし、ハサミにたまった髪の毛を、全く落とそうとしない。黙々とすき続ける。わかる?この状況。ひげそりにたまったヒゲとシェービングクリームをかみそりにつけたまんま、延々と剃ってるようなものだ。それで切れるのか? その後、普通なら、ここで「一度流します」といってシャンプー台に連れて行かれるところだろう。ただでさえ髪の毛たまったまんまのスキバサミでカットしたのだから、頭にはカットした髪の毛が沢山ついているはずである。しかし、それを落とそうともせず、いきなり巻きはじめる!せめてブラシかけるかなんかして払ってから巻けばいいのに・・・。しかもロッドは髪の先まできっちり巻いている。私は覚えている。あの雑誌には間違いなく「先は逃がして巻くのがポイント」と書いてあった!やっぱ見てねえよ、コイツ。 この頃にはもう早く帰りたくて仕方がなかった。この後ダーリンと福岡まで行く予定である。とにかくそれなりの頭にして早く返してくれ・・・と願う。 パーマ液をつけ、しばらく待つ。雑誌でも読むか・・・と思い、手に取ると、なんと新年(1月)号。これから夏だというのに、コートやブーツの特集を見てどうする。気分は落ち込む一方である。雑誌を置き、瞑想に入る。 店内は相変わらず先客とふたりっきり。しかもふたりとも液をつけて時間を置いているところなので、3人のスタッフはなにもすることがないのか、奥にひっこんでしまった。雑誌を交換する気配もない。 途中アシスタントらしき女の子が液をつけ直す。が、まんべんなく液がかかっていないような気がする。一番前のロッドのところ、かけ忘れてないか??不安である。 ようやくパーマが終わって、仕上げである。ドライヤーをつかわずに自然乾燥し、整髪料をつけて終了。もうとにかく早くここを出たい!鏡もろくに見ずに店を後にした。 そのあと、福岡へ。デパートのトイレで鏡をみると、やっぱり全く自分のイメージしていたのとは違っている。こんなんじゃない・・・、と悲しい思いで髪を耳にかけてみたり、ひとつに結んでみたり、色々と試す。・・・と、よくみると耳の前あたりの一束があまり巻けてなーい!やっぱり液がちゃんとかかっていなかったんだわ!くー悔しい!! 帰ってからよくみると、どうやらホームページがあるらしい。見てみた。どうやら今日の私を担当した美容師が一番偉いようだ(といっても3人しかいなかったけど)。あれで一番?勘弁して欲しい。ほんと勘弁して欲しい。というわけで、あえてその美容室のURLをここに晒すことにします。● |
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一昨日の晩、布団に入り「ポップ1280」を読んでいた。キリのいいところまで読み、「さて、寝るか」と、電気を消そうとすると、電気の横になにか下がっている。目を凝らすと、それは毛虫だった。ぴったり私の顔の真上である。
本を読み、丁度眠たくなってきたところである。寝転んだまま電気を消し、すーっと寝入ってしまうハズだった瞬間の出来事。今立ち上がって毛虫を退治していると、せっかくいい感じだった眠気がさめてしまう・・・などと5分位逡巡した。今考えるとすでに脳は眠りにつきかけていたのだろう。この状況をまともな頭で考えれば選択肢はひとつしかない。 いくら寝ぼけていても、5分も悩めば気付く。さっさと起き上がり、毛虫を退治することにした。ダーリンはぐーすか寝ている。一瞬”・・・布団を移動して・・・”などと黒い考えが頭をよぎったりもする。 朝起きたらみせてやろうと思い、デジカメで毛虫を撮影。あらゆる角度からこの場の状況を記録した後、雑誌に毛虫をとり、ベランダへ。ベランダの入口には、ぐったりと座り込むフランケン君。苦労して片手で避け、毛虫にさよならを告げる。もちろんすっかり目は覚めてしまっていたが、一旦布団に入ると、なんのことはなく、すぐに眠ってしまった。 しかし、どこから入ってきたのか、毛虫。木造アパートの弊害というべきか。これからくる梅雨、夏が恐ろしい。 |