1998 地下室の箱 "Right To Life"/中編小説
地下室の箱/2001年発行/金子浩訳/扶桑社ミステリー(文庫)/ISBN:4-594-03146-3
作品内容
  サラ・フォスターが見知らぬふたり−スティーヴンとキャサリン−から、白昼堂々中絶診療所の正面で誘拐された時、彼女は妊娠三ヶ月であった。彼女を誘拐した人物は、それを知っているようである。そして、彼女の人生も、産まれた場所も、彼女の恋人が誰であるかも・・・それどころか、彼女の父がどこで週末のゴルフを楽しんだかさえも。彼らは謎の世界的な組織に捧げる白人奴隷について、そしてそれから逃げようとする奴隷に何が起こるかについて彼女に話す。その家族や愛するものに何が起こるかを・・・。 つまり、現在のサラである。彼らの奴隷。彼らは、サラが従わなければどうなるかを示す。彼女は地下室の箱のような棺で眠り、彼らの気まぐれに従って食を施され、ののしられる。彼らは彼女を残忍な殺人に巻き込む。しかし、それはただの始まりにしかすぎない。スティーヴンとキャサリンは恐ろしいプランについて話したのだ。サラにとって・・・・・そして彼女の赤ん坊にとって。
  スティーヴン・キングがその最新刊「ON WRITING」の中で、ここ3、4年に読んだ中で最も優れた作品と述べた注目作。

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