1994 ロード・キル"Joy Ride"/長編小説
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ウェインは密かな殺人願望を持っていた。一見するとごく普通の男性ウェインには昆虫や小動物などを殺し続けた過去があった。加えて隣人たちの「犬のふんを掃除しない」といった些細な出来事を手帳に記し、「有罪」として復讐の機会を狙っていた。ある日、彼は恋人のスーザンと散歩中、不意に彼女の首を絞めた。驚いたスーザンは咄嗟に逃亡。だが、その時ウェインは偶然にも殺人現場を目撃。この日を堺にして彼の心は次第に解き放たれていく。病めるアメリカをオフビート感覚で描き切った超異常心理ホラー。 |