1996 グリーンマイル"GREEN MILE"/長編小説
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/新潮文庫(文庫) |
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<第一巻>
時は1932年、舞台はアメリカ南部のコールド・マウンテン刑務所の死刑囚監房。この刑務所で死刑囚が電気椅子にたどりつくまでに歩く通路は、床が緑のリノリウムであることから、通称<グリーンマイル>と呼ばれていた。双子の少女を強姦し、惨殺した罪で、そこへやってきたジョン・コーフィーは、臆病な目をした黒人の大男だった----。 <第二巻> 死刑囚監房の夏は、インディアン系囚人の処刑で始まった。その頃<グリーンマイル>には不思議な鼠が現れた。食べ物をやると神妙な態度で床にちょこんと座って食べ、糸巻きを相手にサーカスさながらの芸当をやる。驚くほど知性的な鼠だった。6人の人間を生きながら焼き殺した囚人ドラクロアが、この鼠の飼い主となったのだが・・・。 <第三巻> 妊婦ら4人を殺害した凶悪粗暴な男ウォートンは死刑囚監房にやってくるなり看守の一人を殺しかけた。看守主任を務めるポールは、その日持病の尿路感染症が悪化し、激痛に苦しんでいたのだが、なんとか騒ぎを鎮めた。その後、いつもおとなしい大男の死刑囚コーフィーが、なぜか懇願するようにポールを独居房内に呼び入れ、下腹部に手を触れてきた。そして次の瞬間、奇跡が起きた・・・。 <第四巻> 雷鳴の轟く嵐の夜、賢い鼠の飼い主だった死刑囚ドラクロアの処刑が行われた。その陣頭指揮をとったのは、彼を目の敵にしている残忍な性格の看守パーシー。電気椅子での死刑執行において、ある大切な手順を省くことで、パーシーは身の毛もよだつような醜悪なかたちで復讐を遂げることとなったのだ。恐ろしく忌まわしい処刑のあと、ポールは危険極まりない大勝負を考えついた-----。 <第五巻> 死刑囚ジョン・コーフィーは、少女殺しの犯人ではないかもしれない。それにコーフィーには奇跡を起こす不思議な力がある----ドラクロアの鼠を生き返らせたのを目撃していた同僚の看守たちは、ポールの説明を信じた。そして脳腫瘍で死に瀕している刑務所長の妻を、コーフィに治療させるという計画を実行に移した。だが、その癒しの手が効力をあらわした夜が悪夢の始まりだったのだ・・・。 <第六巻> ジョージア州の老人ホームで余生を送るポールが、生涯のなかでもっとも忘れがたい1932年の出来事を回想しながら書いているこの物語も、そろそろ終わり・・・・ジョン・コーフィの処刑が目前に迫った時、ポールは恐るべき真実を知った。そして・・・・・。 |