虫さされに有効なステロイド外用薬
ダニに刺されるとかゆくてかゆくてたまりません。ダニは小さくて目に見えないことが多いため、かゆくてもダニにさされたかどうか確証はないのですが、脚やお腹にかゆいところが大量にあると、それは蚊ではなく、ダニであると容易に判断ができます。
しかしかゆいからといって掻きむしっていると、今度は掻くことによって皮膚が荒れて血が出てきてしまいます。さらに悪化です。
掻くのは最低限にして、何とか薬を塗って耐えましょう。
ダニに刺された場合、ステロイドを含んだ塗り薬が有効であるとされています。ステロイドの効果は強く、かゆみや腫れを強力に抑えてくれます。
▼虫さされに有効なステロイド外用薬
■フルコートf
かゆみを抑え、赤みやぶつぶつなどの炎症を抑えます。掻き傷も残りにくいです。
自分も寒くなると毎年、手の肌が荒れるためにこれを使っていますが、肌荒れにも強力に作用します。非常に重宝している薬です。
■コートf AT軟膏・クリーム
子供や赤ちゃんに向けた軟膏です。子供はついつい掻き過ぎてしまいがちなので、早めにこちらで治療しましょう。炎症を抑えるステロイド・PVA（プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル）と、かゆみやいたみを感じる神経をブロックする麻酔の役割を果たすリドカインが配合されています。
■コートf MD軟膏
赤ちゃんのための軟膏です。皮膚が弱い赤ちゃんは薬の成分が浸透しやすいため、効果が優しい軟膏でも作用します。ステロイドであるプレドニゾロンと、炎症を抑えるグリチルレチン酸が配合されており、香料や着色剤、防腐剤が使われていませんので、赤ちゃんのデリケートな肌にも適しています。
人間を刺すダニは３種類
ダニは全世界で45000種類もいると言われています。このうち、日本に住む我々に実際に被害を及ぼすのは、ツメダニ、イエダニ、マダニの３種類です。
ツメダニ、イエダニは家の中にいるダニです。マダニは野外に生息しています。
■ツメダニ・・体長0.3mmから1mmくらいです。刺された翌日ごろからかゆみや赤い腫れが出てかゆみが一週間ほど続きます。
■イエダニ・・体長0.6mmから1mmくらいです。刺された直後からかゆくなります。太ももやお腹など、柔らかい部分を特に狙って刺します。
■マダニ・・体長3mmから10mmという大型のダニです。野外に生息しています。主に動物に寄生しますが、人間にも取り付いて血を吸います。血をすっている間、麻酔のような物質を出すため、血を吸われていることに気づかないことも多く、吸い終わった後にかゆみや痛みが残ることがあります。
人間を刺さないが大量にいるダニ
ヒョウヒダニ類と呼ばれるダニは、家にいるダニの7割から9割を占めると言われているほど大量に存在するダニです。
その中でも特に比率の高いヤケヒョウヒダニは体長0.2mmから0.4mmで、ほとんど見えません。
ダニは高温多湿の環境が好きなため、5月から9月にかけて一番発生しますが、一般の家では冬でも暖房で快適なため、ダニも一年中生息しています。
人を刺さないから安全か・・といえば決してそんなことはありません。これらのダニの死骸やフンなどが細かくなって、部屋の中を漂い、そこで生活している人たちがそれを吸い込むことになります。
アレルギーや喘息の原因ともなり、特に赤ちゃんにとっては危ないとも言える環境になってしまいます。
ダニの繁殖を抑えるには、ダニの餌となるものを極力取り除くことです。髪の毛や食べこぼし、ホコリなどをなくすよう、毎日の掃除が大切になってきます。
ダニ対策の掃除機
なかなか徹底して掃除するのが難しい布団やソファー、じゅうたんなどに適している掃除機といえば
UVサイクロンクリーナー アトケア EP760
が挙げられます。
1分間に3,500回転以上するブラシで、繊維の奥からゴミをかき出します。
特にじゅうたんの底の方にたまったゴミは、普通の掃除機では取れませんので、ブラシでかき出すことが重要になってきます。イギリスのアレルギー協会において行われたダニ除去試験では除去率98.1％の成績を残しています。
また、アトケアの先端にはUV（紫外線）ランプがついており、これを2秒間照射するだけで、大腸菌やサルモネラ菌、ブドウ球菌などを99％除菌します。
しかも対象に接している時だけ紫外線が出るように設計されているので、安全安心に使うことができます。
また布団やじゅうたんだけではなく、ソファーや座布団、畳、玄関マットなど、その用途は多岐に渡ります。ダニを対象とした掃除機が一つあれば、家庭内の安心の度合も全然変わってきますね。
室内でペットを飼っていて、なおかつ小さいお子さんがいらっしゃる家庭では特に重宝するでしょう。
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