睡眠実験
人間はどれくらいの時間眠らずにいられるかということに関して、挑戦した人がいます。
世界記録として残っているのが1965年、アメリカのサンディエゴの高校生ランディ・ガードナーが行った睡眠実験で、264時間12分(約11日)眠らなかったという記録です。
これは自己申告ではなく正式な実験としてスタンフォード大学のウィリアム・デメント教授が立ち会って行われたものであり公に認められた記録です。
実験を始めてから3日目で記憶力が大幅に低下し、5日目以降からは視力が低下したり情緒不安定になるなど精神的に若干の障害が出ました。
実験終了後はそのまま爆睡し、これだけ長い時間起きていたにも関わらず15時間ぐらいで目が覚め、特に問題のあるような事柄も生じませんでした。人間は連続して寝るのも15時間ぐらいが限度のようです。長くてもそれぐらいで自然に目が覚めるみたいです。
この高校生の実験は昔だったこともあり、脳波の記録までは行われませんでしたが、これ以降の時代において、脳波を記録しての断眠実験も行われています。
1971年には、ドイツで28歳の青年が114時間という記録を残しています。日本でも1966年に23歳の青年が101時間8分30秒という記録を残しました。
長時間起きていると、極度の判断力の低下や錯覚、行動が粗雑になる、猜疑的(さいぎてき)になる、人格の変化などの症状が起こるとされています。
また、記録に挑んだことはありませんが、自分自身の睡眠時間も結構短い方だと思います。
大体月曜日から土曜日まで2時間半から3時間ぐらいです。ですが日曜日は10時間ぐらい寝ます。
何年か前は毎日6時間は寝ていましたが、だんだんと寝る時間が遅くなり、睡眠時間をそれに伴って5時間になり4時間になり、そして今の2時間半から3時間という状態になっています。
こういった状態が何年も続いていましてそれで日中眠たいかと言うと以前ほどは眠たくありません。
最も、仕事がタクシーですので勤務中はいつでも寝られる環境にありますから、1日に1時間は車の中で寝ています。ですからそれを合わせると1日に4時間以上は寝ていることになります。
昔は前日の睡眠時間が3時間と言うのであったら一日中猛烈に眠たくてしょうがなく、ちょっと気を抜いたらもう眠っていたという状態でした。
眠気覚ましもよく買って飲んでいました。が、いつの頃からかその睡眠時間でそれほど困ることもなくなりました。人間の慣れというのはすごいものだと思います。
ちなみに連続して起きていた自分の最高記録としては40時間です。現在でも連続して30時間起きていることは月に4-5回ぐらいはあります。
連続して起きているといえば、冒頭の記録の話ではないのですが、自分が以前いたタクシー会社で結構凄い人がいました。今から10年以上前の話でこの人はもう故人になってしまいましたが。。
その人は2日間出勤して1日休みという勤務体系でした。その2日間は同じタクシーに乗ります。会社側としては
「その2日間の間にいつでもいいですから適当な時間に勤務を終了して家に帰って、次の日出勤してきたら2日目を始めて下さい。2日間が終わって車を返してくれれば良いです。」
といった形で、厳密に勤務時間が決められているものではありませんでした。
その勤務体系のほとんどの人は2日間の間に1回家に帰って寝て、もう1回出勤してきます。ですがその彼だけは2日間すなわち48時間ずっと続けてタクシーに乗っていました。
朝の8時に出勤してきて勤務の終了が2日後の朝の8時です。
そして勤務が終了した後そのまま家に帰って寝るのならまだ分かるのですが、それから会社でちょっとゆっくりしてそのままパチンコに行きます。
夕方までパチンコをしてそれから夜は飲みに出ます。
0時くらいを目処に家に帰っていましたが、こういうことをすると連続で65時間ぐらい起きていることになります。これを本人は月に5回も6回も普通にやっていました。自分も30時間以上起きていることはよくありますがこの人の真似はできません。
文章の途中にも書きましたが、自分も以前は眠気覚ましを随分と飲んでいましたし、いろんなものを試しました。
今でも長時間の運転が分かっている時などは飲むことがありますが、その中でも最も自分がお気に入りなのがこれです。
カフェロップ
普通に薬局で売っていますし、楽天でも売っています。1箱は200円ぐらいで非常に安いです。1箱に三つの袋が入っています。一つの袋にはアメが4つ入っています。カフェインの入ったアメです。
舐めている最中から結構効いてきて、眠気が覚めてくるような気がします。人間の体ですからいつでも100%効くわけではありませんが、効き目がある確率は高いように思います。効き目が良い時には8時間ぐらいに眠気が来ません。
楽天カフェロップ