室内で出来る運動は色々あるけれど
50歳を過ぎると、健康のことが気になり始めます。
健康診断の血液検査の結果が悪かった。
明らかに体重が増えている、腹がかなり出て来た。
医者から運動するように言われた。あるいはもっと痩せるように言われた。
これまでほとんど運動らしいことをしてこなかった人が「何とかしなければ!運動しなければ!」と思い始めるのは、こういった理由が多いと思います。
お医者さんの言う運動とは心拍数を上げる、いわゆるハァハァと呼吸が早くなる有酸素運動のことを指します。
ウエイトトレーニングのような、特定の筋肉に強い負荷をかける運動という意味ではありません。
最も一般的なのは歩くことですが、夜、出歩くのは不安ですし、雨が降ったり寒かったりしたら、途端にやる気もなくなってしまいます。
雪の多いところに住んでいる人ならば、冬に毎日のように外出することは困難です。
やはり自宅で、室内にいながら出来る有酸素運動がベスト。
有酸素運動とだけ聞いてもピンと来ない人もいるかも知れませんが、多少息があがり、春や秋などの気温のちょうどいい季節で多少汗が出るくらいの強度で行う運動のことをいいます。
ハードになり過ぎず、会話が出来る程度のレベルを保ちます。
時間は20分以上が目安になります。
20分過ぎてから脂肪が燃焼し始めると言われており、一般的には30分くらい行っている人が多いようです。
いくつかの有酸素運動
家の中で出来る有酸素運動にはいくつかありますが、それぞれ良い点もあり、また、難しい点もあります。
1.エクササイズDVD
大ヒットしたものとしてビリーズブートキャンプが有名ですが、ヤーナリズム、TRF イージー・ドゥ・ダンササイズなど、数々のヒット商品を生みました。
自分もブートキャンプはやりましたが、めっちゃキツかったです(^_^;)。確かにすごい運動になります。
ですが、ここは50代以上の方、それも今までほとんど運動をしていなかった方を対象にしているページですので、エクササイズDVD、ダンスエクササイズDVDは、はっきり言ってキツ過ぎてお勧めではないです。
やはりこれらは体力もあり、体が動く、若い年代向けと言えます。
仮に買った時、一度はやるかも知れませんが、翌日から部屋のインテリアとなる可能性が高いです。
2.踏み台昇降
学生の時によくやらされましたね。20cmくらいの台の上に上がったり降りたりを繰り返す運動です。これは人気も高く、実際にやっている人も多くいます。
台が高すぎると、関節に妙な負担がかかり、足首などを痛めやすくなるらしく、高さは20cmくらいが最適だそうです。
雑誌を束ねてテープで巻いただけで台を作ることが出来ますし、お金もかからない、とても良い運動です。
ですが、しいて欠点を言えばテレビを見ながらでないと、何十分も続けられないということでしょうか。
しんとした部屋の中で20分30分、台の上り降りを続けるのは、そしてそれを習慣として行うのは、精神的にかなり苦しいものがあります。テレビ必須の運動でしょう。
踏み台昇降の台はステップボックスという名前で商品化されています。
シェイプショップのステップボックス・ステップウエル・ステップ台
3.電動ウォーカー
トレーニングジムによく置いてありますが、家庭用もかなり普及しています。ベルトコンベアに乗っているような感じで歩く、あの機械ですね。
自分も家に持っておりまして、週に2回程度ですが、これで歩いてます。
これもやはり、ただ歩いているだけではなかなか時間が経ちません。
自分の部屋では、壁に向かって置いてありますので、テレビは見られませんから、腹の辺りにある操作パネルの上に本を置いて、読みながら歩いています。
ただこの姿勢を取ると若干前傾姿勢なるので、少し歩きにくくなります。
これもやはり、何かを見ながら・読みながら、でないと何十分は精神的にキツいですね。
4.エアロバイク
自転車を漕(こ)ぐマシンで、個人的にはこれが一番いいのではないかと思います。場所もあまりとりませんし、少々荷物が入っている部屋でもテレビに向かって置くことが出来ます。
また、サドルに座っているので体も安定しており、本を読むにも姿勢が楽です。
本にこだわるわけではありませんが、テレビを見ながらですと、運動の時間を番組の時間に合わせるようになるので、「何かをしながら」ということになれば、やはり本がいいですね。
時間的に苦痛を感じない工夫というのはとても大切なことです。
「まだ7分しか経ってない・・。」
と思いながらするのと、
「あれ、もう30分経ったのか。」
では、精神的に、とてつもない差が出てきます。苦痛を感じながらやっていては長続きしません。
一番重要なのは、続けていくということ。いかに楽しく心の負担にならないか、そして自分自身の習慣に出来るかどうかです。
「ながら」運動が一番しやすいのは、やはりバイク。これが最も継続していきやすいのではないでしょうか。
中でもこれは、日本初の、テーブル付きのエアロバイク デスクトップバイク です。本来、パソコンが置けるようにと設計されてありますから、ノートパソコンを固定するための帯がついています。
パソコン操作をしながら、ユーチューブを見ながらエクササイズが出来ます。テーブルですから、他にも本やゲームを置いたりなど、使い方はあなた次第です。
これなら退屈しないで済みそうです。
自分に合った運動で、出来ることから始め、そして継続して頑張っていきましょう。