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身長の伸びる年代

赤ちゃんとして生まれてから、人間の身長は成長するに従ってどんどんと伸びていきます。

ですが、いつまでも伸び続けるものではなく、いずれ成長は止まります。何歳ごろに伸びが止まるかということに関してはほとんどの人が10代前半のようです。ですがこれには個人差があり、人によっては20歳近くになってもまだ伸びる人もいます。

一般的には男性は13歳から14歳の間、女性は11歳から13歳の間に最も身長が伸びます。

この時期には1年で5cmから7cmくらい大きくなり、それ以後は徐々に伸びは少なくなっていきます。

男性よりも女性の方が早く伸びて早く成長が止まる傾向にありますが、それでも22歳から23歳まで身長が伸びる人も中にはいます。

身長が伸びるのは、骨が伸びていくからです。骨の両端の軟骨が延びて硬い骨に変化していきます。

ですが、やがて両端の軟骨が無くなってしまい、この時点で身長の伸びは止まります。

ここからは年をとるごとに若干縮んでいきます。
大体20歳から70歳の間に、女性で5cmくらい、男性でも2.5cmくらいは背が縮んでしまいます。

これは骨のカルシウムが抜けていくためですが、カルシウムを積極的にとることによって少しは身長が縮むことを防ぐことが出来ます。

身長がどのくらいまで伸びるかということに関しては、親から受け継いだ遺伝的な要素で90%以上が決まると言われています。

でしたら兄弟や姉妹はみんな同じ身長になるということになりますが、実際は兄弟で身長が違うということも結構あります。

この差は、成長期の時の運動量の差や食べ物だと考えられています。男女共に、最も身長が伸びる子供のころに活発に動いていると身長は伸びやすくなり、本来の予定の身長を超えて成長することが多くなります。

食事の面でいうと、骨の成長に影響を及ぼしてくるのはやはりカルシウムです。成長期に積極的にカルシウムをとることによって身長は更に伸びます。骨の60%はカルシウムで出来ています。

カルシウムを多く含む食品は、牛乳、
ほうれん草、チンゲン菜、納豆、ひじき、イワシの丸干し、小松菜、厚揚げ、木綿豆腐などです。

また、タンパク質やビタミンD、ビタミンKにはカルシウムの吸収を高める働きがあります。

ビタミンDを多く含む食品は、鮭、ちりめんじゃこ、キクラゲ、サンマなどです。

ビタミンKを多く含む食品は、納豆、小松菜、鳥モモ肉、ほうれん草などです。

成長期に運動を心がけ、これらの食品を含めてバランスの良い食事をとるようにすることで、遺伝による予定の身長を更に伸ばせる可能性が高まります。

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