褒めるほどに犬は早く覚えてくれますし、また同じ行動をとる確率はかなり上がります。トイレトレーニングでも、正しい場所に排泄できたら、10回でも20回でも、毎回褒めてあげましょう。
具体的な褒め方
褒める方法は、言葉とおやつです。
暗い声や怒った声ではなく、少し高めの声でこちらも嬉しそうにしなければ、それが褒めていることだと犬には伝わりません。
また、褒め言葉は、例えば「イイコ」「ヨシヨシ」などに統一して、その言葉を言った後におやつをあげます。
この言葉の後におやつがもらえる、この言葉の後にいいことがあると学習させることにもなります。
また、褒めるタイミングは8秒以内がベストだと言われています。あまり間をおいて褒められても、犬には何が良かったのか分かりません。
何かをしてすぐにご褒美がもらえたということが、自分の今の行動に対してのご褒美だと理解してくれます。出来ればおやつは、すぐに出せるようなところに常備しておきましょう。
おやつは普段食べさせていないものが望ましいおやつです。褒めた後に、いつも食べさせているドッグフードを与えたとしても、犬には感動がなく、いつものことだと思ってしまいます。
様々なおやつが市販されていますが、それぞれの犬によって好みがありますので、少しずつ食べさせてみて、好物を見つけましょう。その好物がご褒美の特別なおやつとなります。これをしたらこれがもらえたと意識させることが大切です。
一般的には、肉やチーズ、特にササミを入れたものなどが犬にとっての好物だと言われています。
頭をなでるのは最も代表的な褒め方ですが、ごくたまに頭を触られるのを嫌がる犬もいるようです。自分の飼い犬が、頭をなでて喜ぶかどうか、一度確認しておきましょう。
また、「吠えるのをやめたからおやつ」というのは避けた方がよさそうです。犬にしてみれば、吠えたからおやつがもらえた、と解釈してしまいます。