ハゲる因子
親がプロスポーツ選手なら子供もプロスポーツ選手になったり、母親が太っているので子供太っていたりと、親からの遺伝というものは確実に存在します。
髪の毛においてもそうです。
自分の父親もおじいちゃんもハゲていたから自分も将来は髪の毛がなくなるんだろうと恐れている人はたくさんいます。
確かに遺伝はありますが、父や祖父がハゲているからといって、自分も確実にハゲるというわけではありません。
ハゲる因子というものがあって、子供が将来ハゲるかどうかは、父方と母方の両方の因子が影響しており、下のように説明されています。
人間に2つの因子を想定します。
ハゲる因子を■、正常な髪の因子を□とします。
父【□□】 × 母【□□】 = 子【□□】(2つとも正常な因子)
父【■□】 × 母【□□】 = 子【□□】 【■□】(2パターン)
父【■□】 × 母【■□】 = 子【□□】 【■□】 【■■】(3パターン)
父【■■】 × 母【■■】 = 子【■■】(2つともハゲる因子)
女性の場合は病気や薬の影響でもない限り、男性のように まるっきり髪がなくなったりということはありません。
ただ髪の分け目が薄くなったりとか、全体的に髪の量が少なくなるということはあります。
ですが男性の場合、どちらかの親がハゲる因子を一つでも持っていると、歳をとってからハゲていく可能性があります。
ただしこれは可能性ということであって確実というわけでありません。
上の式のように父親がハゲていても(因子が【■□】)、子供には【□□】の因子になる場合があり、その場合にはハゲになったりはしません。
父親や祖父がハゲているからといって、自分が将来確実にハゲるわけではないのです。
ですが、その逆もあります。
父親がハゲの因子をもっていながらハゲていない場合(因子は【■□】)で、母も【■□】の場合だったら、子供には【■■】(ハゲる因子2つ)というパターンがあります。
この場合、父親や祖父が、髪がちゃんとあるのに自分だけがハゲるということになってしまいます。
だいたい男性であれば、ハゲる遺伝的体質を受け継いでいる確率は71%から75%、女性では25%から29%と言われています。
髪に関する遺伝は確かに存在しますが、将来全部ハゲてしまう人が何の対策もしないと20代くらいの早い段階から髪が少なくなり始め、30代で全部なくなってしまうこともありますが、育毛剤や育毛シャンプーでよく手入れをしていると50代まで髪を持ちこたえさせることが出来ます。
手入れや生活習慣によって髪の将来は大きく変わってくるのです。
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