アイソメトリックス理論のトレーニング器具
ブルワーカーはかなり昔から販売されている家庭用トレーニング器具です。現在の40代50代の人でしたらブルワーカーの漫画の広告を覚えている人も多いと思います。
ひ弱だと馬鹿にされていた男の子が、ある日昔の友人に出会います。彼と同じような体型であったはずのその友人は、今ではすっかりたくましい体になっており、それがブルワーカーのおかげだと聞いたその男の子はさっそくブルワーカーで鍛え、たくましい体に変身します。
当時週刊少年ジャンプに広告が掲載されており自分もよく見ていましたが、「まったく 簡単 だ」 というセリフを今でもよく覚えています。
最初に発売されたのが1963年ですから、もう50年以上販売されている超ロングラン商品です。
ブルワーカーのトレーニングは一般的なバーベル・ダンベル・マシンなどのように、重たいものを持ち上げるトレーニングではなくて、筋肉に力を入れた状態を7秒間保持すると言う静的なトレーニングです。
このトレーニング理論はアイソメトリックス理論と言います。 アイソメトリックス理論では、1回7秒のトレーニングで、筋肉は最大限に発達するとされています。
ブルワーカーの発明者は、ガートF.ケルベル氏で、棒状の本体の両方にケーブルをつけた道具を発明したのが最初です。
この棒状の部分を押したりケーブルを引っ張ったりする運動で、何回を何セットという運動ではなく、押したり引っ張ったりした状態で7秒ほど停止する運動です。
もちろんその7秒間は力を込めた状態の7秒間なのですが、本当にそのようなことで筋肉が発達するのかどうか疑問に思う人もいるかもしれません。
この状態を例えて言うなら腕相撲です。
腕相撲で両者の力がほぼ互角だったとします。テーブル上で組んだ腕はどちらにも傾きません。一見止まっているようにしか見えませんが、両者は腕にものすごい力を入れています。
当然筋肉にも相当な刺激がきています。この状態をトレーニングに応用しているのがアイソメトリックス理論です。
このトレーニングは自分の持っている力の範囲内の運動だけですから、重たいバーベルやダンベルを何回かやって潰れてしまうというような事故も起こりません。最も安全な筋トレとも言えます。
また自宅で一人でできるためにトレーニングジムに行って自分のトレーニングを人に見られることもありません。自分が強ければいいのですが、あまり大した重さを上げられないとちょっと見られていて恥ずかしいものがありますよね。
そしてブルワーカーの筋トレの効果と言いますと、さすがにボディビルの全日本クラスとか、そこまではなれませんが、使ってる人の感想を聞けば、すごい体まではいかないが、結構いい体にはなれるという評判です。
ブルワーカーはヨーロッパ、アジア、アメリカで販売され続け、500万本以上の販売実績を誇ります。アメリカ合衆国だけでも100万本以上売れました。
現在日本で販売されているブルワーカーは福島県にある福発メタルという会社が製造販売を行っています。日本で製造されている国産品なのです。
最初の発明者ガートF.ケルベルのものは、26種類のエクササイズが可能でしたが、福発メタルのものは、40種類のエクササイズができるようになっています。
もちろんそれら40種類全部をする必要はありませんが、自分がやりやすいものを選んで何種類か行うだけでも効果は十分です。
家庭用トレーニング機器として50年以上販売され続け、世界中で売れているマシンですからその効果は本物と言えるでしょう。
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ブルワーカーは、ハードタイプとソフトタイプの二種類があります。強度によって分かれています。
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