アンセリンって何?
1929年に動物の筋肉から発見された、アミノ酸の一種です。
2つのアミノ酸が結合した「イミダゾールペプチド」というものの一種という分類になります。
現在までの研究によれば、アンセリンは、カツオやマグロなどの回遊魚や、渡り鳥の筋肉などに多く含まれており、それらの動物のパワーの体力の源と考えられています。
毎日ひっきりなく泳ぎ続け、爆発的な瞬発力を持つカツオやマグロ。
そして何千キロも飛び続ける渡り鳥の筋肉に多いということは、これを聞いただけで、いかにも筋肉系や運動系に効果がありそうな成分ですね。
実際、筋肉、体力に関しては、これらの動物たちがその効果を証明しています。
人間が飲んだからといって、カツオや渡り鳥のようなことは出来ませんが、疲労回復と運動能力向上の効果は確かにあり、年配の人向けの、身体能力回復系のサプリメントにも多く採用されています。
そしてもう一つ、アンセリンで有名なのは、通風の予防効果があるということです。
ネットで「アンセリン」と検索してみると、あちこちで「通風」「尿酸値」という言葉とともに検索結果に現れてきます。
通風は、関節などに尿酸が蓄積してきて、ある日突然激痛を伴う病気です。
アンセリンは、体内で尿酸が作られるのを抑制し、対外に排出する効果があります。
それが結果的に通風を予防することになるのです。
そして更に、アンセリンには「活性酸素」を抑える働きがあります。
「活性酸素」とは、名前はいかにも健康的な印象を受けますが、その働きは逆です。体にとって、全くありがたくないものです。
正確には「善玉活性酸素」と「悪玉活性酸素」に分かれ、「善玉活性酸素」の方は体に必要なもので、ウィルスを退治してくれるのですが、悪玉活性酸素の方が問題です。
老化を促進し、ガンや心筋梗塞、動脈硬化を始めとする様々な病気の一因ともなっているものです。
アンセリンは、この活性酸素を減少させる効果があります。その結果、飲み続けていると、将来かかるかも知れない重大な病気を回避できる可能性も上がってきます。
また、老化のスピードを遅くするという効果もあり、若々しさをなるべく保ち、自分の脚で歩いたり思うように動ける、元気が出るといった効果をもたらします。
アンセリンは医薬品ではありません。動物の筋肉に存在する物質ですから、食品の部類に入ります。
特に副作用の報告もなく、安全な成分と考えられています。
アンセリンにはこのように様々な効果があり、2000年ごろから研究も活発になって、テレビや雑誌でも多く取り上げられるようになりましたので、言葉を知っている人も多いと思います。
実際、尿酸値と、疲労回復系の多くのサプリメントにはアンセリンが使われています。
ですが、アンセリン自体は動物性の食品から摂れるとはいえ、必要な量を食品だけで得ようと思ったら大変です。相当の大食をしなくてはなりません。
やはり効率良く、簡単に摂れるのはサプリメントとして商品化してあるものですね。
アンセリンのサプリメントとして代表的なものがこちらの
明治薬品 野口アンセリン
です。
脚の運びが何かおかしい、歩くのが遅くなったような気がする、ちょっとしたものにつまづくようになった、階段を降りるのが怖くなった・・など、日常のちょっとした違和感は、筋肉や体全体の衰え。
そんな経験をされている方は是非一度試してみてはいかがでしょう。