▼事件発生

1947年7月4日、アメリカ・ニューメキシコ州のロズウェルから70マイル(約112km)離れた地点に何らかの飛行物体が墜落した。

この処理のために、ロズウェル陸軍飛行場から軍関係者が出動し、墜落した航空機の残骸(ざんがい)と、4体か5体の遺体を回収した。

<※ロズウェル陸軍飛行場は、後にウォーカー空軍基地となり、現在では閉鎖(1967年に閉鎖)されている。
墜落現場は、ロズウェルからは結構離れていたが、ロズウェル陸軍飛行場が主にこの処理に当たったために、この事件はロズウェル事件と呼ばれる。>

7月8日、軍は「ロズウェル付近の牧場から、壊れた空飛ぶ円盤を回収した」と発表した。

この発表を受けて、ロズウェル・デイリー・レコード新聞が「軍が空飛ぶ円盤を回収」と紙面に掲載し、AP電によって世界中に知れ渡ることとなった。


しかし軍は最初の発表から数時間後に前言を撤回し、

「回収したものは、空飛ぶ円盤ではなく、気象を観測するための気球だった。」と改めて発表した。

「何だ、そうだったのか。」ということで世間の興味は一気にさめ、この事件はこれで終了した。


<記者会見を行った時の陸軍関係者>

▼長い時を経て、再び話題となる

このまま何もなければ、この事件は歴史の中に埋もれていたはずであるが、事件から31年経った1978年、UFO研究家のスタントン・フリードマンが、ロズウェルであの時、航空機の回収に関わったというジェシー・マーセル少佐に取材を行った。

マーセル少佐は、

「あの時ロズウェルで回収したのは、異星人の乗り物だった。」

と発言し、この発言を含め、フリードマンの取材はテレビでも放映された。また、1980年にはこのマーセル少佐のインタビューが新聞にも掲載された。

「あの時の事件で、UFOが回収されていた」と、大変な話題になり、ロズウェル事件は再び世界の注目を集めることとなった。

そして1984年のある日、アメリカ・ロサンゼルスのテレビプロデューサーであるジェイミー・シャンドラの元へ、差し出し人不明の手紙が届いた。

中には手紙とフィルムが入っており、手紙の内容はロズウェル事件に関するものであった。

手紙には「MJ12(マジェスティック トゥエルブ)に関する説明書」というタイトルの書類が同封されていた。

「MJ12」とは、あの当時、ロズウェル事件を処理した、それぞれの部門のトップ12人で構成される、秘密の組織であるという。


あの時、ロズウェルでUFOと異星人の死体を回収して以降、アメリカ政府は極秘のうちに異星人の技術の解明を進めており、更には異星人と交渉して、技術の提供を受ける協定を結んだと手紙には記されていた。

ロズウェル事件は、事件から30年以上も経って突然眠りから覚めたように、大変な話題となり、騒ぎとなった。

アメリカのみならず世界中のあちこちのメディアでも紹介され、多くの本が出版され、テレビや雑誌で紹介されて世界規模の有名な事件となった。


<MJ(マジェスティック)12の初期のメンバーとされる>

▼残骸に関する証言

謎の飛行物体が墜落したのは、ヘリコプターでしか行かれないような山の中というわけではなく、牧場の中だった。したがって見物人も多く集まり、様々な目撃談が残っている。

中には実際に残骸(ざんがい)に触(さわ)ってみた人もいる。残骸が落ちていた範囲は、長さ1km以上、幅150m以上という広範囲であった。

残骸が散らばっていたフォスター牧場の管理者であるマック・ブレイゼルは、アルミ箔(はく)のような薄い金属と、ゴムひも、棒と丈夫な紙で構成された物体を拾った。


彼のインタビューは1947年7月9日(最初に軍がUFOを回収したと発表した翌日)のロズウェル・デイリー・レコード新聞に掲載された。

機体の残骸には様々な種類のものが含まれており、色々な人がそれを見たり触ったりした。

木材のような板状のものには、象形文字のようなものがピンク色と紫色で書かれてあったが、その文字は誰にも読むことが出来なかった。ある人は、それは日本語か中国語に似た文字だったと言い、ある人は世界中のどの文字とも違うと言っている。

この木材のようなものを燃やそうとライターで火をつけてみた人がいたが全く燃えず、煙も出なかった。

また、アルミ箔(はく)のような薄い金属片の一部には花のような模様が描いてあった。これらの、アルミ箔(はく)のような薄い金属片は、大小様々な大きさのものがたくさん落ちており、非常に柔軟で、手でくしゃくしゃにすることが出来た。

くしゃくしゃにしているとセロファンのようにパリパリと音を立て、手から放すとまたパリパリと音を立てて元の形に戻った。元の形に戻っても、シワは全くついていなかった。

また、これを曲げたままにしておくことも出来ず、曲げてもすぐに元の形に戻った。カナヅチを使ってこの金属片を壊そうとした人がいたが、それも出来なかった。この柔軟な、金属かプラスチックか分からない薄い物質は多くの人が体験している。


<ロズウェル・デイリー・レコード新聞は、当時の事件を一面で伝えた。>

▼機体と異星人に関する証言

肝心の機体の方は、陸軍が到着すると同時に民間人や報道は追い払われたため、目撃した人は限定されてくる。これらの証言の多くは、事件から30年以上経って公(おおやけ)にされたものが多い。また、異星人の人数も証言によってまちまちで、数がはっきりしない。

ロズウェルの北の方でキャンプをしていた男女が、上空を飛行し、墜落した飛行物体を直接目撃している。彼らの話によると、機体の一部が地面にめり込んでおり、機体の外には死体らしきものが横たわっていた。身長は120cmから150cmくらいだったという。これらの証言は、1994年出版の本にて紹介された。

また、機体を見たという別の民間人は、それはつぶれた皿洗いの容器のようだったと証言している。

軍の回収チームの一人であった、フランク・カウフマンも目撃者の1人で、彼の話によると、機体は割れて一部が開いており、1人の異星人の死体が付近の枯れた川の方に投げ出されており、もう一つの死体は機体からぶら下がるような形となっていたという。

更に機体の中で3人の死体を発見した。全員が銀色のウエットスーツのような、つなぎの服を着ていた。彼らが人間ではないことはすぐに分かったが、人間のような体型と顔をしており、小さな鼻や、目、耳、口が確認出来た。

身体は細く、身長は150cmかそれ以下だった。


このカウフマンの体験談は、事件当時に発言したものではなく、事件から44年後の、1991年に本が出版されて以降である。また、1992年にはこの時の件について彼はインタビューを受けている。

また、当時の軍人であったマグルーダー中佐は、ロズウェル事件から随分と時が経過し、自分が死を迎える間際、4人の息子たちにあの時のことを語っている。

あの当時、彼は基地で、生きている異星人を見せられたという。その生き物は、身長120cm以下で、人間のようだったが人間ではなかった。腕が長くて目は大きく、頭は特大の大きさで、頭に毛はなかった。

顔には鼻と耳に相当する突起はなく、口のような裂け目と2つの穴があった。それが別の惑星から来た者であることは間違いないと語った。


同様に当時の軍人であったウォルター・ホートは、上官に連れられて入ったB-29格納庫の中で、ロズウェル事件で回収された機体を見せてもらった経験があるという。

その機体は、長さが12から15フィート(3.65m - 4.57m)くらいで、高さは6フィート(1.82m)くらいの、卵の形をした機体だった。機体には翼のようなものはなく、つなぎ目もなかった。

近くには2つの死体が横たえられていて、上から布がかけられていた。頭だけは布から出してあったが、その頭は身体に比べて異様に大きく、身体を覆(おお)った布の輪郭からして、体型は10歳の子供くらいだったという。

この証言は、彼が2005年12月に死亡してから発表された。

また、別の兵士は異星人の死体を積む作業を行ったが、彼の夫人の証言によると、夫が帰宅してきた時、すごい悪臭を放っていたという。あまりにひどい臭(にお)いなので、夫人は夫の着ていた服を燃やした。その後繰り返し風呂に入ったにも関わらず、彼の悪臭は2週間消えなかったという。

軍やアメリカ政府は、墜落した機体は気球だったと発表し、その残骸の写真も公開しているが、その写真に関して、ある軍人は以下のように証言している。

「あの写真に写っているものは観測用の気球だが、墜落したものが気球だったというのは、報道の注意をそらすための作り話だ。本物の残骸の写真の代わりに、別の場所で落下させた気球の写真を公開したのだ。」

観測用の気球を約60mの上空から落下させ、それが墜落した物体であるかのように見せかけ、写真を撮り、それを公開したのだという。本物の残骸は、トップシークレットを超えた最高機密として、この証言を行った軍人では見ることの出来ないような場所へと移動された。


<残骸の中の人間型の「何か」。UFO派は異星人の死体だと言い、軍や政府は気球に乗せていた人形だと言う。報道への発表用に撮られた人形という証言もある。>

▼脅迫

ある年老いた夫人は、墜落した現場を見た1人だった。彼女は、

「周りが大きく焼けており、そこには空飛ぶ円盤の残骸があった。そして4人の宇宙の生き物もいた。そのうちの1人はまだ生きていた。彼らの頭は大きく、絹のようなスーツを着ていた。」

と、孫に語った。彼女は後に軍から「このことを人にしゃべったら家族全員が死ぬことになる。」と言われた。


墜落した物体は最初は飛行機だと思われたため、消防隊も出動していたが、その消防士の1人が異星人を目撃した。

「地球以外の星から来た物体の墜落だった。死体は2体あったが、彼らは非常に小さく、10歳の子供くらいのサイズだった。非常に小さな耳と大きな目があり、毛は全くなかった。つなぎのスーツを着ていた。」

と、自分が見たことを帰宅して娘に語った。

後にこの家に軍の職員が訪ねてきて

「このことは決して他人に話すな。我々は、あなた方家族全員を砂漠に放り出して、誰にも見つけることが出来ないようにすることも出来る。」と警告した。

葬儀会社のグレン・デニスは、ロズウェル基地へ呼ばれ、3体の小さな棺(ひつぎ)の注文を受けた。

翌日、デニスが基地病院へ行き、知り合いの看護婦に会って、棺の中に入るべき遺体のことを聞くと、彼女はそれが地球の生き物ではないという。

デニスのために、看護婦は、自分の見た異星人の絵を描いてみせた。死体は3体で、彼らは身体に似合わない大きな頭を持っていたという。2体はズタズタに傷ついており、まるで動物に食い荒らされたような状態だったが、1体は無傷だった。

身長は105cmから120cmくらいで、長い4本の指があった。彼らの身体からはすごい悪臭が漂(ただよ)い、そのために死体を手術室から飛行機格納庫へと移動したと彼女は語った。

デニスは後に「このことを他人に話したら、誰かがあなたの骨を砂漠で拾うことになるだろう。」と軍から警告を受けた。

また、デニスは、異星人のことを話してくれた看護婦と、その後も手紙のやり取りを続けていたが、ある時、彼女宛てに出した手紙に「死亡」という印が押されて送り返されてきた。

異星人の死体をロズウェル基地病院に輸送する際に、護衛に当たった兵士の話によれば、その時、担架の上には3人か4人の死体が乗せられており、死体にはシーツが被(かぶ)せられていた。そのうちの1人は動いているように見えた。

病院に着いてシーツが取られると、そこには、体型に比べて異様に大きい頭を持った、非常に小さな人物が横たわっていた。

肌は灰色で髪の毛はなかった。目はつり上がっており、鼻があるべき場所には2つの穴が開いており、口があるべきところには小さな裂け目があった。それはまだ生きているようだった。

後にこの兵士は、軍から秘密保持宣言書にサインをさせられ、「このことを他人にしゃべったら、自分1人だけでなく、家族にもひどいことが起こるだろう」と念を押された。

現地の人にインタビューを行ったラジオ局にも

「我々は、あなた方が、墜落事件に関してある程度の情報を持っていることを知っている。もし、あなた方がそれを放送すれば、あなたのラジオ局の免許が危険にさらされることになる。それは3日以内となるだろう。だから我々は、放送しないことを提案する。」

といった電話がかかってきており、このラジオ局はインタビューの放送を取りやめにしている。

他人や報道に話さないように、との脅しを受けた者は他にも多数いるという。


<ネリス空軍基地内の「エリア51」のS-4に保管されているところを撮影した、ロズウェルで回収された異星人の死体と言われる写真。>


<下の4枚は、ロズウェル事件の時の写真と言われているもので、あくまでも「・・と言われている。」「・・とされている。」といった形で紹介されていたもの。間違いなくロズウェル事件の写真と断定されているものではないが、ご参考に。>

<墜落したUFO。>


<回収された異星人の死体。>





▼事件から40年以上経って出された暴露(ばくろ)本

▼ウィリアム・クーパー

1989年、元アメリカ海軍 情報将校のウィリアム・クーパーが、アメリカ政府に対し、ロズウェル事件に関して以下のような証言と告発を行った。

1.政府は憲法で定められた条項に反し、議会や国民の同意なしに異星人国家と秘密の協定を結んだ。

2.政府は、この協定においてアメリカ領土内の土地と基地を、この異星人国家に提供した。

3.政府は、この協定において、異星人の技術を提供してもらう代償として、人命と財産を交換条件として認めた。財産とは、家畜と土地のことを指す。

4.この異星人国家は、アメリカ市民の人命・財産・家畜を奪い、数多くの野蛮な行為を繰り返しており、国民・国家・全人類にとって許すことの出来ない敵であることが判明した。

誘拐・外科手術・臓器移植・生物学的採取・妊娠・心理学的障害・その他の恐怖が、過去も現在も、異星人国家によって人間にもたらされている。これらのことから、過去から現在に至るまで、アメリカ国民と異星人国家とは戦争状態になっている。

元・軍の諜報員(ちょうほういん)であったウィリアム・クーパーは、軍に在籍していた時に見聞したことや、UFO関連に関する暴露(ばくろ)や推理・疑惑を著書「シークレット・ガバメント」として発行した。

※諜報員(ちょうほういん) : 主に、敵の情報などを得るために活動する部隊の一員で、手段を選ばず非合法なことも行い、情報収集を主要な任務とする。一般的にスパイと呼ばれる。なお、敵側の諜報員だけを「スパイ」と呼ぶ場合もある。

ウィリアム・クーパーは、2001年11月5日、射殺された。


<ウィリアム・クーパー>


▼フィリップ・J・コーソ

ロズウェル事件から50年経った1996年、元・アメリカ陸軍 情報将校 フィリップ・J・コーソが一冊の本を出版した。和訳は「ペンタゴンの陰謀」として日本でも発売された。

コーソは1961年(ロズウェル事件は1947年)、ペンタゴンの陸軍研究開発局・先端技術部の中佐として、回収したUFOの残骸を分析し、得られた技術を新兵器開発に応用するという極秘任務に当たった。

ロズウェルから回収されたUFOと遺体はいくつかの基地に移動させられたが、最終的にはカリフォルニアのノートン空軍基地に送られ、空軍はそこでUFOの複製を造り始めた。このプロジェクトにはCIAも関与していた。

コーソの著書はこれまでのUFO関連の本とは一線を画し、回収されたUFOからどういった技術が得られたかという点をクローズアップしている。(もちろん、この内容を全部信じるのは危険という評価もある。)

任期中、コーソが関わり開発されたUFOからの技術は、

・レーザー切断装置。

・分子を圧縮した合金。

・移動式の原子力発電機。アポロ計画の宇宙船に使用された。

・映像倍増管(わずかな光を数万倍に増幅する、夜間や暗闇でも見ることの出来る光学機器)。後(のち)に暗視装置(英名ナイトビジョン)となる。

・ガンマ線照射食品。ほとんど全ての食品を常温保存出来るようにする技術。

・加速粒子ビーム兵器。電子に刺激を与える強力な光線。

・集積回路、ミサイル追跡システム。

・バンカー・バスター。特に頑丈に作られた地下施設などを破壊するために開発された超貫通爆弾。コンクリートと同レベルの土壌内でも30mを貫通させる。湾岸戦争で使用された。

・スーパーテナシィ。後に光ファイバーとなる。

・電磁推進システム。ステルス機に使用された。

コーソの著書は、アメリカでも話題を呼び大きく取り扱われ、「タイム」「ニューヨークタイムズ」「サンデータイムス」紙にも紹介された。

特にサンデータイムス紙では、コーソのことを「ロズウェルの墜落機がUFOであることを証言した、最も社会的地位の高い人物」と評価した。しかしその反面「軍の秘密事項を書いたような本を出しても大丈夫なのか」という周囲からの心配もあった。

コーソは、本を出版した翌年に心臓麻痺で死亡した。


<フィリップ・J・コーソ>

▼氾濫(はんらん)する情報・否定派の意見

この事件は、世界中で数多くの本が出版され、テレビでもたびたび取り上げられ、映画や小説、ゲームの題材になったりもした。それに伴い、情報も氾濫(はんらん)して、あまりにも大量な情報が流れ、どれが本当なのか、どれが作家の創作なのか分からない状態にさえなっている。

このファイルでは、肯定的な意見を集めたが、事件そのものに関しても、目撃談に関しても、完全に否定する意見も数多く存在する。

否定派によれば、そもそもロズウェルに落ちたのは異星人の乗り物などではなく、やはり観測用の気球だったという。この気球は、ソ連の核実験と弾道ミサイルを監視するためのもので、この監視計画はモーグル計画と呼ばれていた。

写真の死体は、そのモーグル計画で使われていた気球に乗っていた人形であるという。
1995年と1997年に、アメリカ政府がロズウェル事件の真相として「墜落したものは気球だった」と、公式に発表しており、この発表が否定派の人たちの考えのベースとなっている。

また、他に考えられる、墜落機の正体として、アメリカ軍が開発した新兵器だったという意見もある。その新兵器とは、小型の原子炉で飛行する円盤型航空機で、ロズウェルに墜落したものは、このテスト飛行の機体だったという。

ロズウェル陸軍飛行場には、原爆を搭載可能な航空機があり、また、この基地に所属する第509師団は、原爆を投下する訓練を受けた集団であり、核関連の兵器開発が行われていたのではないか、というのだ。

当然これは超機密事項であり、

「この新兵器墜落を隠すために、軍や政府は「気球の墜落」と発表した。そして世間ではUFO騒ぎになっている。これは真相を隠すためにはますます都合の良い展開となっている。」

というのが、この事件の真相だという意見もある。

目撃者の談話にしても、事件当時のインタビューが残っているにしても、

「事件から30年以上経って現れた新しい目撃談などは記憶も曖昧(あいまい)で信用出来ない。」
「○○氏は高齢で混乱しているので、彼の意見は信用出来ない。」
「○○氏のいうような事実はない。」
「こういう情報が出回っているが、実際に本人にはそのような記憶はないと言っている。」
「○○氏は別々のインタビューで違うことを言っている。」

と、目撃談もその多くに、それぞれ個別に否定的な意見が存在する。また、目撃者の証言などは全て嘘だと主張する人もいる。

情報が多過ぎで真実と嘘、隠蔽(いんぺい)、肯定と否定の意見の対立が多々起こっている。ただ、「あれは間違いだ」と断定している、そちらの方が間違っているという場合もあり、それぞれの事柄についての真偽(しんぎ)の判断が難しい。

情報が氾濫(はんらん)しているのは、世界で最も有名なUFO回収事件と呼ばれる側面でもある。

このファイルに書いたものはあくまでも関係者や目撃者の「意見」であって、否定的な意見がある以上、これらが事実かどうかは判断出来ない。

ロズウェル事件に直接・間接的に関係した人間は600人以上いると言われている。それらの証言が全て間違いだとも思えないが、結局墜落したものが何だったのか、本当に異星人の死体があったのかどうかは、様々な証言と意見が入り乱れたままである。


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