No.06体温計の目盛りは42℃まで


健康な状態では、体温は36℃から37℃に保たれています。病気をして体温の調節中枢の働きが狂うと高い熱が出ます。

しかし人間の体温はどこまでも上昇していくものではなく、42℃になると、もう生きられません。体温が39℃以上になると脳の活動がおかしくなり、41℃を超せば肝臓がやられてしまい、42℃になると生きていくことは不可能です。

42℃は身体を構成しているタンパク質が、ゆで卵のように固まって元に戻らない温度で、42℃の壁と呼ばれています。つまり42℃は人間がゆであがる温度であって、これ以上の体温を持った人間の存在は考えられないのです。

また、人間だけでなく、ウサギやネズミや猫などの動物もほぼ同じで、体温が42℃前後で死ぬとされています。