西表島のフルーツ


民宿あけぼの館の夜は、夕食後にフルーツをつまみに泡盛を飲みながら毎夜夜更けまで雑談、フルーツと泡盛の組み合わせは初めて経験したことであるが、特に完熟パイナップルとの組み合わせは格別に美味い。
西表島や石垣島では、色々なフルーツが盛んに栽培され、石垣市の公設市場や石垣空港売店で売られていますが、このぺーじでは、西表島で栽培され、食したことのあるフルーツの一部を紹介します。




シャカトウ (バンレイシ)
バンレイシ科 バンレイシ属 
原産地:熱帯アメリカ

果実が仏像の頭に似ているので、釈迦頭とか仏頭果とよばれている。
小さな実が集まって出来ており、果肉はクリーム状でとても甘く芳香があり美味しいですが、小さい種子が多数入っているので食べにくい。


ドラゴンフルーツ(ピタヤ)
サボテン科 ヒモサボテン属
原産地:中央アメリカ
ドラゴンフルーツの花は、夜に咲き朝方には萎んでしまう月下美人のようなサボテンです。上の写真の赤い実がドラゴンフルーツで、甘くて癖がなく、さっぱりした味で、つぼみや花も食べられるそうです。
私が食べたのは、外側が赤で果肉が白いやつですが、果肉の色が赤や外側が黄色で果肉が白いものも栽培されているようです。


スターフルーツ(ゴレンシ)
カタバミ科 
原産地:東南アジア
スターフルーツを石垣島の公設市場で初めて見たときは、果物なのか野菜なのかわからず、市場の方に聞いてみると、輪切りにすると星の形になる果物らしいが味の方はわからない。市場に出ている青みがかっているやつは、かなり酸味が強く、黄色く熟したものは甘酸っぱくさっぱりした味でけっこういける。


レンブ(ジャワフトモモ)
フトモモ科 アデク属
原産地:マレー諸島
貝のコレクションを見学に、白浜の喫茶店シェルへ立ち寄った時、カウンターにレンブが置いてあり、私と同行の自称自然探検家がレンブについてあれこれ聞いていたところ、シェルの女将が食べてみるっと言って西表産のレンブやジャックフルーツ、シャカトウ、グァバなどを試食させていただいた。レンブは皮のまま食べると水っぽいリンゴの味で美味しい。
民宿あけぼの館の主人の弟さんちにも、レンブが鈴なりになった木があり、泡盛のつまみにかなり食べさせていただいた。
石垣空港売店で売っていたレンブは果実全体が赤く良く熟れた感じだったので、これは美味しいだろうと思い家内の土産に買ったのだが、硬くて、渋くて、まずく、二度と食べたくない味だった。(家内に不評の土産でした)


グァバ(バンジロー)
フトモモ科 バンジロウ属
原産地:熱帯アメリカ
昔、鉢植えで栽培したことがあり、実も十数個までなるまでに生育していたのだが、冬の寒さで枯死させてしまったことがある。
クァバはワイルドに皮ごと食べるのが普通らしいが、皮には渋みがあり、ちょっと遠慮したい。果肉は甘酸っぱい味で、多くの小さい種子を含み、美味しいとはいいがたい。


パパイヤ
パパイヤ科 パパイヤ属
原産地:熱帯アメリカ
西表島では、各家庭に1本や2本はかならずある木で、青い実を野菜感覚で使用しているようです。あけぼの館で食べた料理にも何回か入っていたようですが、結局、味はわからずじまいでした。(食べた後に入ってたよと言われても・・・)


レンブバナナ パイナップル畑と後方はバナナ
民宿あけぼの館で泡盛を飲みながらの雑談で、木で熟したバナナはとても美味しいと話していたところ、次の日の朝、あけぼの館の浩美さんが、「松井さん!台湾バナナだけど庭で熟れていたのがあったので持ってきたよ・・・」と持って来られたのが上のバナナです。とても美味しかったです。


パイナップル
バイナップル科 アナナス属
今回で西表島は3回目であるが、一番よく食べた果物はパイナップルであり、畑で完熟したものはとても美味しく、特に7,8月は美味しく、8月下旬に入ると少し酸味が強くなるらしいが、市場に出せないほど熟したものは、私にとって何月だろうがとても美味しく思えた。しかし、7,8月の完熟パイナップル一度は食べてみたい気もする。

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