西表島の動物



ナキオカヤドカリ
オカヤドカリ科
夕方、あけぼの館裏の浜を散歩中に、アダンの実を食べている小型のヤシガニ発見と思いきや、よく見ると殻が付いているではないか、残念、しかし、これが国の天然記念物のナキオカヤドカリとはラッキーでした。
陸上生活するヤドカリの一種、夜行性で、おもに夕方から朝方にかけて出歩き、野菜・果物・肉・魚介類などを食べる雑食性。
尾部の付属肢を殻にこすりつけキチキチと音を出すそうである。


セマルハコガメ
ヌマガメ科
八重山列島に生息する半陸棲のカメで、国の天然記念物に指定されている。
外敵に襲われたときに、頭や四肢、尾をひっこめて、腹部の甲羅が前後におれまがり、箱のように完全に蓋をしてしまうのでこの名が付いた。
雨上がりの舗装道へノコノコと、小さいわりには歩くのが早く、あわててシャッターを切る。


ミナミコメツキガニ
ミナミコメツキガニ科
仲間川の河口の干潟で、数千匹のミナミコメツキガニが集団で波打つように行進する様は圧巻です。
写真を撮ろうと近づけば、干潟に一斉にサッと潜り、私が移動すればサッと一斉に出てくる、なかなか素早いやつでもある。
また、ここの干潟には、シオマネキも多く生息している。


アオミオカタニシ
ヤマタニシ科
透き通るような緑色をしたカタツムリで、このカタツムリを浦内川上流で初めて見たときは感激・・・
同行者の一人が、陸貝の専門家であったせいもあるが、その後西表島の各地で生息しているのを見ることが出来た。
彼によると、奄美(与論島)・沖縄本島・八重山諸島に分布しいてるそうである。


クロイワオオケマイマイ
オナジマイマイ科
私は、石垣島で抜け殻を見たのが最初で、殻の周囲に毛のようなものが生えている変わったカタツムリが居るものだと思っていたが、今回、同行の専門家のおかげで、西表島の各地で観察する事が出来た。
分布は、八重山諸島(石垣島、西表島)・宮古島に生息しているそうである


ホグロヤモリ
ヤモリ科
民宿で寝ていると、キョッキョッキョッと甲高い鳴き声の正体不明の生き物。
家内は寝不足で朝を迎え、泡盛を飲んで熟睡だった私は、朝起きて甲高い声の主を探すが解らず、鳥の鳴き声だろうと云うことでその場は一件落着したが、朝食の時、キョッキョッの主の話をすると、ナキヤモリとのこと、まさかヤモリが鳴くとは・・・初めて経験。


ミナミヤモリ
ヤモリ科
ホオグロヤモリが住宅などの灯りのある所を好むのに対して、夜灯りの無い場所で多く見られる。


サキシマスジオウ
ナミヘビ科
昼間舗装道へにょろにょろ全長2mはあったであろう、大形のヘビで毒性は無いとの事。ヘビは苦手の私であるが、証拠写真だけはと思いパチリ。
以前、浦内川上流のカンピレーの滝を見ての帰り、家内の足下にニョロリと出たのがサキシマハブ、証拠写真を撮ろうとカメラを向けると家内が後ろから袖を引っ張るため、その時は証拠写真にならず。浦内川観光船の船頭さんの話によると、年に1.2回、観光客が出会うとのこと。あけぼの館に帰って、この話をすると、なぜ捕まえてこなかったの、唐揚げにすると美味しいのに、この一言にあ然・・・ヘビを食べるなんて。

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