西表島の植物U



ヒカゲヘゴ(モリヘゴ)
ヘゴ科
ヒカゲヘゴ ヒカゲヘゴ
奄美大島以南に生育する樹木のように見える巨大なシダ植物で、西表島では日当たりのよい湿った場所で多く見られ、群生している様は圧巻です。
このヒカゲヘゴの若芽は食べられるようで、家内と大富林道を散策中に見た若芽は1本で何人前もとれるような代物でした。


シマオオタニワタリ
チャセンシダ科
シマオオタニワタリ
川沿いや谷間など陰湿な林内の樹幹で多く見られ、樹の枝に数株着生している様子はとても素晴らしく、しばらく立ち止まってしまいます。
若芽は食用にされ、私も旅館や民宿で食べましたが癖はなくさっぱり味で、石垣島の公設市場でも数本束にしたものが売られていました。


タカワラビ
タカワラビ科
タカワラビ タカワラビ
白浜への旧道側に生育している、人の背丈以上もある大形のシダですが、ヒカゲヘゴやタカワラビを見ていると恐竜図鑑に出てくる背景そのもので、古生代にタイムスリップしたような錯覚に陥ります。


ツルアダン
タコノキ科
ツルアダン
西表島や石垣島に自生するつる性のアダンで、西表島では普通に見られ、ハブカズラやツルアダンが巻き付きオオタニワタリが着性する林内は、まさに亜熱帯のジャングルです。

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