十姉妹の飼い方
(グレードアップ講座)

十姉妹の飼育に関して、もう少し詳しく知りたい!と思われる方へ捧げます

さて、基本的な飼い方はマスターされましたね。この子達のためにもう少し、何か私に出来ることはないか・・飼育に失敗したくない!もっと健康的な暮らしを提供してあげたい! そんなあなたに、ちょっぴりセバスチャンの経験からお話します。
■鳥かご ケージもだんだんお安く入手できるようになりました。30cm角サイズのものが、以前は3,980〜4,980円だったのですが、何かのセールになると、2,980円で買えるようになりました。
十姉妹は、健康なペアに恵まれると1回の産卵で5羽程度孵ります。増えることがある程度前提になります。
巣立ちをしましたら、子供たちは別のケージへ移すと良いでしょう。時々ホームセンターなどに足を運び、安いときに買っておくと良いです。
鳥かごに入れる止まり木は、最初から付いている棒では、少し太すぎます。十姉妹のような小さな鳥は、もうひとまわり小さい止まり木が最適です。ひとまわり小さい丸棒は、ホームセンターで購入し、止まり木のように切って入れ替えると良いでしょう。
もっとこだわれば、自然の木を使います。加工した丸棒は、ツルツルしていますし、どこに留まっても同じ径であることが、良くないという話を聞いたことがあります。固めの締まった木を使いましょう。又、自然木には、ダニや虫がいることがありますので、熱湯で殺菌後、乾燥させてから使用することをお勧めします。極めようと思われる方は、試してみてください。
■餌 飼育に慣れてきたら、皮付き餌を使いましょう。カナリシードやアサノミも食べますので、時々与えていますが、過剰な栄養分があるようですので、与えすぎは良くありません。
和鳥の飼育でも良くあることですが、栄養が過ぎると短命となります。しばらく飼っていると、わたしのように目先を変えるためにいろいろ与えてしまいますが、本当は良くないことを最近知りました。
弱い餌(栄養価の少ない餌)で、必要な栄養分を欠かさない事こそ、大切です。
■ボレー カルシウム・・・地味な餌ですが、絶対に欠かしてはいけません。
骨や卵の殻を形成する摂取する唯一の栄養素です。最近は、カルシウム補給用の専用の餌が販売されています。ボレーが、入手不可能であれば、これを使用するのもひとつです。
私の場合、加工された餌と言うのは、今ひとつ信用していません。葉緑素入りのボレーとかありますが、なんだか良く判らないので、水洗いして使用したことがあります。緑色の着色料のようなものが綺麗に落ちて真っ白なボレーになって、一人満足した経験画あります。過敏すぎるのでしょうか?
液体カルシウムというのも売っています。水入れに2・3滴入れて使います。吸収が良いのか、メジロで与えたときに、骨格がしっかりしてびっくりしたことがあります。なぜか十姉妹には与えていません。高価ですから^_^;
それから、レース鳩用のペットリン・・?だったかな(記憶が定かでない)・・鉱物を混合したカルシウム補給用の餌も販売しています。骨格形成が全然違うという評判もありますが、十姉妹をレースに出すわけでもないので、今は使っていません。黒っぽい粉の入った、いかにも凄そうな餌です。
■水差し 小さめのもので充分です。毎日水浴びをさせる事ができれば、水浴び容器の水で代用できます。
糞などで汚れがちなので、毎日交換しましょう。餌などは、ある程度の量を入れておいてやれば、数日は大丈夫なので、実質的に交換などの手間が要るのは、この水換え程度ですね。鳥の飼育は、他の動物に比べて比較的手間要らずというところが助かります。
■青菜 市販のスーパーで購入したものは、よく洗ってから与えましょう。農薬などが付着していた場合、致命傷になります。
青菜差しという小鳥専用のプラスチック容器が売っていますが、小さすぎて使い難いです。ジャムが入っているような、しっかりしたガラス瓶に水を入れ、キャベツや白菜をズボッと差しておくと、結構長持ちします。
■水浴び 十姉妹は、水浴びが大好きです!水浴び用の水を入れ換えるたびに水浴びをするほどです。冬の気温が氷点下になっても水浴びします。やりすぎると、糞受けの糞からの匂いで大変なことになります。
水跳ねを何とかしたいとお考えの方には、バードバスというものを試してみられてはどうでしょうか。ケージの外側にセットし、水跳ねをカバーしてくれるプラスチック容器付きの優れものも市販されています。最初は、なんだかどう使ってよいか良く判らないようで、怖がります^_^;
■壷巣 産卵を希望されない場合は、この壷巣は必要ありません。壷巣がなくても、止まり木の上で寝泊りします。
壷巣は、ガタガタしないようにしっかり固定しましょう。
交換のタイミングは、雛の巣立ち後です。ペアでない場合は、半年に1度は交換したほうが良いでしょう。使い古した壷巣は、よく洗って熱湯殺菌すれば3回くらいは使えます。4回目くらいになると、ヨレヨレ・・バラバラになります。しかし、それも手間ですから、新しいものを200円位で買ってしまいましょう。
■繁殖 餌の与え方で注意することは、抱卵中は絶対にアワダマを与えないことです。卵を産ませよう!と思ったらアワダマを与えますが、産んだらすぐに撤去しましょう。鉄則です。 雛がピーピー言い出したら、再度アワダマを少しずつ混ぜます。親の滋養強壮に役立ち雛の栄養にも寄与します。
抱卵中は、ケージは静かな場所へ移動し、ケージの後ろ半分くらいをダンボールや布などで覆ってやりますと、安心して抱卵するようになります。産卵後は、非常に神経質になりますので、餌や水の交換以外はそっとしておいてやりましょう。掃除もしてはいけません。覗きすぎると、卵を抱くのをやめてしまうこともあります。
産卵したら、そ〜っとしておいてやることが、成功の秘訣です。
■そうじ トレーに新聞紙を敷いておきましょう。給水、乾燥が速まり匂いが出にくくなります。この新聞紙の上に脱臭用の猫砂などを撒いておくと、さらに乾燥・脱臭が促進され快適です。しかし、小さなケージを使われる場合は要注意で、小鳥がこの砂を突付いて食べたりします。糞切りの網とトレーの高さが充分に確保されたケージでの使用をお勧めします。

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