鳥を識別しよう!
(管理用“足輪の付け方講座)

長く鳥を飼っていると、かなり意識しないと自然にその数は増えてきます。特に繁殖のさせやすい“十姉妹”などは、1回の産卵で3〜5羽が孵りますので、一気に大所帯となってしまいます。
しかし、そのまま同じケージ(巣箱)などに放置していると、いろいろな問題を識別用足輪を付けました引き起こします。
例えば・・


1)近親交配・・・・親子、兄弟での交配を繰り返すことになり、
           体に異常を抱えた子が誕生したり、生まれ
           つき弱い子が誕生することがあります。
2)繁殖を制御できない・・・最低条件、オス・メスの区別が
           出
来ないと、あなたの管理レベルを超えた
           数
の小鳥を飼育しなければならなくなりま
           す。

良い引き取り手があれば良いのですが、そ
れが無い場合、放鳥せざる得なくなります(飼い鳥の場合、自分で餌を採ることが出来ないため、確実に命を落とします。飼い主の責任として、絶対に放鳥してはいけません)。
まず、管理状態にするための第一歩として、識別用の足輪を付けてみましょう。 簡単にできますので、是非チャレンジしてみてくださいね。


解説
用意
するもの
足輪 ペットショップで10個入り200円程度で入手できます。
私の使っているものは、色が赤・青・緑・黄・オレンジの5種が各2個づつ入っています。
取り付け用の簡単な道具も入っていて便利に使っています。
ショーバード出品用や、血統を正式に保証するための金属製リングもあるそうなのですが、通常のペットショップでは扱っていませんし、そこまでは必要ないと思っています。
足輪を
付ける時期
生後
3〜4週目
頭を残して羽が大体生え揃った頃・・十姉妹の場合、もうじき巣立ちを控えた生後3〜4週目が手頃かなと個人的には思っています。
そこそこ足が太くなって輪が落ちにくいし、羽が揃ってない分だけ動きが鈍い。適度に人を恐れて、上手に保定してやると手の中でじっとしているので、作業がしやすいなどがその理由です。
足輪の
構造
小道具 識別用の足輪は、プラスチック製で、取り付けやすいように、あらかじめ割れています。
付属の道具(添え板)を使い、輪を少し広げた状態で足に付けてやります。
    ※具体的には、下記参照。
付け方 目隠しするように保定 鳥は背中から持ち、親指と人差し指で軽く頭を掴むような形で目を覆います。
片足が見えるような形にし、軽く薬指で足を支えます。
足に沿わせ
固定
写真のように、内側からリングを当て、リングを指で支えたら、添え板を足に沿って抜きます。

最終的には、飼い主のご本人が、「この子は、今年の春生まれたオスで、○○と△△のペアの子・・」という風に判るようになっていれば、どう付けたって構わないのです。
我が家の場合、同じペアから生まれた子は、並十姉妹でもそっくりさんが多いし、白十姉妹に至っては、最近までよく観察しないと区別が付かなかったというのが実態です。
その足輪をどのような色分けにするかは、あなたのお好みです。♂♀、親子、生まれた時期など、管理方法を決めて色分けしてくださいね。

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