僕の名前は「ビッグ」。 98年の夏にこの家で生まれたんだ。 両親は、召し使いらの必死の看護の甲斐なく、流行の病で昨年の秋に死んじゃった。小さかったからあまり良くは覚えてはいないけど、召し使いたちと、とても仲が良かったらしいんだ。 新しく同居する事になった仲間が、病気だったみたいで全滅だったと聞いてる。たいへんだったらしい。 僕は見ての通りの「白十姉妹」。鳴声は誰にも負けないよ。高い澄んだ声で召し使いたちを魅了しているんだ。これからもよろしくね! |
セバスチャン(召し使いA) 彼らは「おとうさん」と呼んでいるが、僕たちにはただの召し使いにしかすぎない。召し使いたちの統括役を、まかせている。毎朝、会社とか言うところに出掛ける前に朝食と水浴びの準備をさせていたが、最近は朝がつらいとかで、帰って来てからやっているようだ。 毎年巣箱を日曜大工で作らせているが、まだまだへたくそで修行中である。ここ最近他の鳥にも色目を使うようになってきた。僕たちのことも忘れないでいていて欲しい。 |
マイボー(召し使いB) 毎日の世話はあまりしてくれないが、子供たち(雛)の世話は上手であった。隣の家族の世話をさせた事があったが、うまくなついてくれたと聞いている。 なんでも高校というものに進学し、塾とかクラブ活動とかなにやら忙しいらしい。なんでも弓道部に入ったとかで、身の危険を感じる今日この頃である。ルーツは狩猟の道具だったような・・。今では僕らの世話はあまりしない。集中力と根気はあるが、持続力に欠ける。今後の課題の残る召し使いである。 |
レイチャン(召し使いC) 非常勤の召し使いである。彼らは「おかあさん」と呼んでいる。召し使いたちがいない時に、雛たちの世話をさせている。やる時には何事にも一生懸命で責任感があるが、普段は言わないと何もやらない、見ているだけの人である。召し使いたちに与える料理はうまいそうだが、ぼくらには全くといって良いほどかまってくれない。時々ぼ〜っとぼくらを眺めている。(焼き鳥にしないでほしい。) |
ばあや 遠くから僕たちを見守っていてくれる。気の付いた時に食事の世話をしてくれたりする。 約20年前、セキセイイインコの世話をしていた経験があり、基本的な我々の生活知識は持ち合わせている。 近頃は、南国生まれの仲間を連れて来たいと言っているが、まだ許可をしていない。セバスチャンもあまり良くは思っていないようだ。 |
じいや ばあやと共に自営業を営む働き者。いのしし年生まれで、動き出したら止まらない。ばあや曰く、がんこおやじ。現在、パソコンの“AI将棋”にはまっている。ぼくらにとっては立派な衛兵さん。今年春、巣箱内に「蛇」が進入してきた時に、勇敢に戦ってくれた。残念ながら、仲間が何度となく蛇の犠牲になっている。これからも、頑張って僕らを守って欲しい。 |
村の子供たち セバスチャンの家族とのうわさもある。「ノブチャン」と「アミチャン」というのがいる。僕たちの世話には無関心。ノブチャンは中学校、アミチャンは、小学校というものに通っているらしい。アミチャンは、時々変な野草を鳥かごに突っ込んでくるので、要注意である。食べられるものだけにして欲しい。彼らは、勉強もせず、もっぱらゲーム人生まっしぐらである。少しは勉強しろよ! |
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