手乗りにしたい!
このコーナーは、十姉妹を手乗りにしたい!と、お考えの方に捧げるサポートページです。

十姉妹をはじめ小鳥を飼い始めたら、手乗りにしたい!と思われるのが親心・・、人の勝手と言いましょうか・・。何でもかんでも手乗りにしてしまおう!という中身には、賛否両論ありますが、手乗りになれば可愛さ百倍!黙っていても、ツツツ・・と傍に寄って来る、人を恐れないというのは、嬉しいものです。
結果的にきちんと育ててあげよう!という意識に結びつけば、小鳥たちにとっても幸せな事ではないでしょうか。
さあ!あなたも、チャレンジしてみませんか?

小鳥を手乗りにする事をお考えの方に・・・
必要なものがあります・・。
1)時間     
      :お昼の間、2〜3時間ごとに餌を与える時間が必要になります。
       1週間もすれば、4時間ごとでよくなります。この期間が約1週間程度。
       手乗りにする場合は、まず、ここの条件がクリヤーできなければ、手乗
       りにするのは物理的に無理だと思います。
       ご家族の方に、代行してもらう方法もありますが、慣れない人の場合、
       落鳥と言う最悪の事態が発生する事もありますので、自分以外の方に
       お願いした場合、その責任は自分にあると考えなければなりません。

2)愛情!そして根性と忍耐
      :私のこの手で育てるんだ!という強い意志!これが精神的な部分で大
       切ですね。短気で飽きやすい方はだめですね。面倒くさがり屋さんには
       、お勧めできません。一度、親から離すと、元の巣に戻しても餌をやらな
       い場合がほとんどです。

3)道具
      :すり鉢、すりこぎ棒、専用のスポイト、フゴ、餌(別途解説します)

さあ、いよいよですよ(^.^)
季節 春から秋にかけてが最適です。寒くなると、保温が必要になり、通常以上のリスクを抱える事になります。
取り出す時期 頭に羽根の形跡が無い時は、まだ早いと思います。
左の写真のように、頭に針のような羽の芯が出てきた頃が良いです。
もう少し小さい時(頭がツルツルの時)でも可能ですが、餌を与える期間が長くなりますし、生きる力が弱い時期に差し餌をする事になりますので、リスクを大きくするだけです。
逆に、遅くなると警戒心が生まれて餌を食べてくれません。
孵化してから、2〜3週間というところで、壷巣から取り出しましょう。





与え方
取り出した雛は・・ フゴという入れ物に入れます。
フゴの中には、ティシュペーパーを4〜5枚敷き詰めて置きます。フゴ(使い込みすぎてヨレヨレ・・・)
取り出した直後は、雛も興奮していますので、しばらく静かなところに置きます。3時間程度そのままにして置き、空腹になるのを
待ちます。すぐに餌を与えようとしても、おなかいっぱいの状態ですので、餌を受けません。
使う餌は・・・ 実は私の場合、雛用の餌の存在を知りませんでした。
雛専用の餌が市販されているようですので、それを使用すると結構簡単のようです。
私は、親鳥に与えている「ムキエサ」「粟たま」「ボレー」を4:3:2の割合ですり鉢で潰して用意しておきます。完全に粉にする必要はありません。大根の葉を粉にした「青粉」も青菜の代わりに少量入れます(パラパラ程度)。
このボレー粉は、すり鉢では崩すのに大変ですが、しっかり与えておかないと、骨が生成できず立てない子になります。しっかり与えてください(ボレーは、粉砕が大変ですので、市販の液体カルシウムを1・2滴たらして代用できます)。
餌は使う直前に作る 粉状の餌は、少し水を加え少し硬めに練ります。多少粒があっても構いません。
洗い易い和鳥用のチョコ(下の子供が左手に持ってる瀬戸物容器)が適当ですが、なければペットボトルのキャップでも代用できます(ただし、綺麗に洗って使いましょう)。(市販されている差し餌用スポイトは、インコなどの少し大きな鳥用です)。
水分を含んだすり餌(すり鉢で作った餌)は痛みやすいので、時間を置いて与える時は、その都度新しいものを作ってください。又、使用する水はぬるま湯が良いでしょう。
いざ雛の口へ・・・ 最初は口を開けません。
スポイトの先で、くちばしを軽く突付いてやります。それでも駄目なら、くちばしの付け根の辺りに向けて突付いたり、水で濡らしてやると口を開けるきっかけになります。

十姉妹の場合、口が小さいので、我が家の場合は竹製の耳掻きを使います。すり鉢で軽く砕いたムキエサに少し水を含ませ、耳掻きの先に付けて与えます。下の画像は、小学校4年生の娘が雛に餌をやっているところです。子供でも簡単にできますが、耳掻きの先で喉を傷つけないように慎重に行います。
満腹感は、どうやって知る? 口を開けなくなるまで与えましょう。喉の下にソノウという餌を溜める部分があります。そこがいっぱいになるまで与えます。
右の図は、生後まだ僅かの雛ですが、ソノウはこんなにパンパンになるまで、親は餌を与えます(参考までに・・・)。
慣れてきたら、手の上で餌を与えましょう。この時期のスキンシップは、後で効いてきます。
水も与えよう・・ 耳掻きに水を乗せて与えます。差し餌用の餌を水で緩めに溶いて与えても良いです。耳掻きがなければ、割り箸の先をカッターナイフで平たく削り、小さなヘラを作って水を付けて、くちばしに付けます。くちばしを開けなくても、その隙間から染込むように入れば良いでしょう。
与える時間は・・・ 朝は、7時頃から(もっと早くても良いですが、これでも大丈夫)で、夜は9時頃までの間です。
壷巣から取り出したときは、2〜3時間置きに与え、4・5日もすれば4時間置きの間隔で与えます。ソノウの状態や餌を欲しがる感じで、その空ける時間は判断します。
1週間経過したら、手の上で粒餌(最初はムキ餌)を与え、自分で食べる練習を始めます。

とりあえず、ここまで・・・時を見てリニュアルして行きます。
これが全てではないですから・・。

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