当初徐々に母屋をリフォームする予定であったが、娘のところが急遽こちらに住むと言うことになったので、当面住まわすつもりで一気にリフォームすることにした。 　前々からどうせリフォームするのなら、新建材をベタベタ貼って古民家の良さが損なわれるようなものより、大きな梁や柱、壁がむき出しになった古民家の良さを最大限に引き出してくれる所にお願いしたいなぁと常々考えていた。 　そんな思いを抱きながら、これまでいろいろとリフォーム業者に当たってはみたが、なかなかこちらの思いをうまく企画してくれるところには出会えなかった。 　そんなときたまたま出会ったのが、女性スタッフばかりで古民家再生に実績があると評判の「」（クリック）。 　実際にリフォーム現場にお邪魔して、その再生状況をつぶさに見て、これならこちらの思いをうまく企画・提案してくれるのではないかと思い、予算オーバーを覚悟でお願いすることにした。 　０５年１月に開始し、３月までの３ヶ月でどのように変身したか下の写真をご覧ください。

	ビフォー	アクティブ	アフター
玄関はサッシをはずし、新しいものに変え、タイルは剥がし、焼き杉のシックなものに。
	玄関を入ったところは新建材はすべて剥がし、土間も広くして古民家の良さを十分生かしたものに。
台所はＬ字のシンク類を新しくＩ字に変え、窓は透明なものに。壁もキッチンボードに。
洗面所へはこの台所から入るように入り口を新たに設置。
洗面の位置を変更し、そこに新たにトイレを設置。
洗面の位置をこちらにし、窓も新たに設置。
洗面所はこちらの居間から入るようにしていたのを変更して壁で閉じ、窓にステンドグラスを入れる。
居間が暗くて湿気るので押入をぶち抜き、窓を新たに設置。
居間の北側の窓も湿気るので掃き出しにし、廊下部分はタイル仕上げに。
居間の天井は、骨の部分は残して半分ぶち抜き、吹き抜けに。
急な階段は上の二階の部分を狭くし緩い勾配に。
屋根裏のような二階の二間を一間にし、新たに窓を設置。
押入は新しく作り替え、床の間の部分はクローゼットに。
下の居間から吹き抜けになるので締め切り、こちらに窓を設置。
南側に増築した形のトイレは撤去し、中の洗面所の側に新たに設置。
二階のサッシは取り替え。
新建材で覆った壁は新しく焼き杉に。
洗面所の床下には竹炭を入れ、他も同様にする予定。
ステンドグラス製作場面（製作者　山本氏）