除夜の鐘・初日の出(2002〜03) 

広島駅 ムーンライト山陽(京都駅) 比叡山ケーブルカー
大原三千院 三千院前の茶屋 三千院の中

 例年なら12月31日の夜から1月1日の朝は、「紅白歌合戦」→「近所の寺へ除夜の鐘」→「その隣りの八幡様へ初詣」→「大島郡東和町の片添ヶ浜の露天風呂で初日の出」が定番だったのだが、今年は、これまで長年思っていたが実現できなかった青春切符による京都旅行を決行した。

12月31日の夜(早朝?)、広島発0時20分の「ムーンライト山陽」に乗車し、京都着は6時19分となった。

京都では、まずは駅前の京都タワーの地下にある展望(?)浴場に入り、旅の汗を流すとともに、シャンと体を目覚めさせた。
 これまでの京都旅行だったら定番のように清水寺から銀閣寺へ行くことが多かったが、今回は行きたいと思いながら、時間の関係でなかなか実現できなかった比叡山と大原の三千院などを訪れることにした。
 バスと電車を乗り継ぎ、苦労して辿り着いたが、丁度31日ということもあって、比叡山のロープウェイやケーブルカーは動いていたものの、延暦寺へ行くシャトルバスが運休していて行くことができず、あえなく断念。他にも何人か一緒に登った人もいたが、ケーブルカーで途中鹿を見たのが唯一の収穫か。それにしても何か表示があっても良さそうなもの。めったに京都に行けないんだからこの無駄足は悔しい。

また、大原でも三千院には行けたものの寂光院の方はお休みになっていてここも当てが外れた。
 三千院前の茶屋で湯豆腐のお昼をとり、三千院をゆっくり見学した後は、温かいぜんざいをいただいた。
 また、比叡山と大原は寂光院を含めてゆっくり訪れてみたいものだ。

その後は何となく足が嵐山に向かい、そこを散策したが、遅くなっていたし、迎春準備で早く閉めているところが多く、繭で作った牛などを土産に買って、そそくさと切り上げた。


北野天満宮 八坂神社「おけら詣で」 知恩院の除夜の鐘

 夜は、まず学問の神様である菅原道真公を祭った北野天満宮へ参り、諸々のお願いをした。初詣客ねらいに、たくさんの店が仕込みをしている最中だった。
 次に向かったのは八坂神社。丁度「おけら詣で」をやっており、縄に火をつけて回しながら歩いている人が多かった。こちらもと思ったが、旅の途中でそれはできないので断念した。
 仕上げに、その隣りにある知恩院の除夜の鐘を撞くところを見学した。108回目を丁度0時に撞くので10時過ぎから撞き始めた。9時過ぎにはたくさんの人が見るために並んでおり、撞き始めると50人位の団体毎に移動し始めた。撞くのは写真にあるように15人ばっかしの僧侶のみで、ただそれを見るだけのこと。それもぞろぞろみんなと歩きながら。それを見終わると帰路についた。
 京都駅に着くと何やら騒々しく、丁度京都劇場でカウントダウンコンサートが行われていた。大晦日なので駅の立ち食い蕎麦屋で年越し蕎麦を食って電車に乗ることにした。

宮島口駅 弥山からの初日の出 厳島神社で初詣

 帰りは12月31日の夜、京都発23時27分の同じく「ムーンライト山陽」に乗車し、宮島口着は翌朝(元旦)の5時53分で、初日の出を見るにはおあつらえ向きの時間になっていた。

そこからフェリーに乗って宮島へ行き、まずは弥山へと急いだ。天気は上々で、バッチリと初日の出をカメラに収めることができた。
 下りてからは、当然のように厳島神社で初詣をし、その後、宮島名物の牡蠣飯で朝食をとった。

柳井港へ帰ってからは、柳井港に停めてあった車に乗り、これまでのご来光の定番であった片添ヶ浜の温泉に行き、そこで初湯と相成った。
 本当は、青春切符がまだ使えるので防府の天満宮へ行こうと思ったが、体力的にどうかなという思いと眠たいのとであえなく断念した。それにしてもいい旅だったので、次回も体力的に許せば、これに四国巡りも入れてより充実した年末年始にしたいものだと思っている。