金子みすずハートフルコンサート


 青春切符があと4回分あるので、連れ合いと旅行することにした。
 当初、行き先を備前焼の窯元をウォーキングしようと予定していたが、寒いし、丁度北九州市で金子みすずの詩を歌にしたコンサートがあるというのでそちらへ変更した。
 北九州市では他に昭和展をやっているので、そちらも見られるからと思い、出かけた次第である。
 コンサートは午後2時開演なので、その前に昭和の街の展示を見てと計画を立てると、田布施発は8時47分。ということは、家を8時25分発となるから遅くまで寝ていたい連れ合いにとってもおあつらえの時間だ。
 下関で乗り換えて、小倉に着いたのが11時43分。およそ3時間の電車の旅だった。お昼は、チャンポン好きの連れ合いには好都合にも駅構内にその手の店があり、そこでとった。餃子6個付きで、普通のチャンポンが680円、具沢山入りの特製チャンポンが750円と格安だった。
 昭和展はコンサート会場に行く途中なので、動線を考えても丁度いい。
 ここの昭和の町は、豊後高田市にある「昭和の町」と比べるとその比ではないが、西鉄のホームグランドだったからか、稲尾様の展示が目についた。
 ここを出て、コンサート会場までに城があり、松本清張記念館(2人共以前行ったことあり)があったが、今日のメインはコンサートだから横目に見ながらスイスイと。
 コンサートの当日券は1500円だったが、事前に事務局に電話して予約しておいたから、前売り券と同額の1000円で入れた。この差1000円は大きい。
 コンサートは「ハートフルコンサート」と銘打ってあり、みすず人気もあってか会場は満杯。
 「私と小鳥と鈴と」などお馴染みの詩に曲をつけているんだが、詩にうまくマッチした曲で、歌い手も女性が澄み切った歌声で歌うからさらにいい。ナレーション入りの曲の紹介で、全16曲をうっとりと聴き入ってしまった。2時間という時間がアッという間に過ぎてしまった。
 帰りは、下関で夕食をと考えていたが、連れ合いと一緒ならそうもいかない。さりとて家に帰って食事と言うわけにもいかないから、徳山で途中下車し、同級生が嫁に行っている駅前の「次郎長寿司」しけこんだ。
 ここの寿司は、日頃食っている回転寿司と違って本格的だ。刺身の盛り合わせも送りでない地元産だから美味しい。
 心もお腹も満腹した一日だった。
 後2回分残っている青春切符は、次週広島へ繰り出し、酒蔵巡りと幕末浮世絵アラカルトへ行く予定だ。


 旅 程

 2008年1月13日

 山陽本線 

 田布施(8:47)− 下関(11:20)

 鹿児島本線

 下関(11:43)− 小倉(11:43) 昼食

 近くて懐かしい昭和展(リバーウォーク)800円
 
 金子みすずハートフルコンサート(北九州市立男女共同参画センター・ムーブ)

 鹿児島本線

 小倉(16:27)− 下関(16:47)

 山陽本線

 下関(16:54)− 徳山(18:44) 夕食(次郎長寿司)

 徳山(19:56)− 田布施(20:23)