尾 道(花見と男たちの大和)
向島に向う船からロケ現場 | 大和を背に記念撮影 | 大和の艦上から千光寺を望む |
志賀直哉旧宅から向島を望む | 天寧寺のしだれ桜 | 林芙美子像の前で |
春の青春切符を購入したので、三原への温泉ツアー、広島球場への野球観戦ツアーに続き、連れ合いと一緒に尾道に花見がてら「男たちの大和」ロケ現場見学と洒落こんだ。 柳井港駅を8時過ぎの電車に乗り、尾道に着いたら10時40分だった。すぐに駅前から船に乗り、向島に渡った。桜の花も見頃で、私たちと同じように花見がてら「男たちの大和」ロケ現場を見学する人が多かった。 船で着くとロケ現場までのシャトルバスが待っていて、2回くらいやり過ごした後やっと乗れた。 ロケ現場では、公開が5月の連休までということと、花見シーズンが重なったからだろうか、そこに働いている人の話ではこんなに多くの人が来たのは初めてと言うくらい長蛇の列が続いていた。 旅行会社は、呉と尾道の大和を繋ぐパックで人を募集したんだろうか、貸切バスもひっきりなしだった。 艦の上に上がってみると、呉の大和ミュージアムにある模型は10分の1だったが、ここのは実物大と言うだけあってこんなにも大きいものだったのかと圧倒されてしまった。 見学コースでは、ロケの撮影風景を流している所があったが、その時代に翻弄された人々の心を思うと正視はできなかった。 今、憲法問題しかり、教育基本法問題しかり、靖国神社参拝問題しかり、…。アメリカの庇護を受けながらも、思想的にはある面どうも戦前回帰を思わせるような論調が増えてきているような気がする。そんな動きに一役買っていなきゃいいがと思いながらそこを後にした。 昼は私の行きつけの店呑み喰い処「みち草」へ行き、美味しい地魚でキープしておいた焼酎を一杯いただいた。日替り定食はグチの焼魚がメインで、連れ合いが喜んで食べたのは言うまでもない。 ほろ酔い気分で、寺巡りをしながらゆっくり花見を楽しんだ。特に、天寧寺のしだれ桜は写真にもあるように、素晴らしいの一語に尽きるような美事さだった。ここは、ボタンの花も有名で、丁度蕾をつけていた。 海産物をお土産に尾道を後にしたが、帰りの電車は客が一杯で、広島まで立っていなきゃならなかったのが少々辛かった。 |