船   体












                                                                        















GUNデッキを接着。私はプラ製の洗濯バサミを多用する。私にとっては無くてはならない工具となっている。程よいクランプ強さと手軽さが良い。







外板の下張りを張り終え、大砲の穴を書きこんだ状態。








下張りの船体に大砲の穴を加工した船体。
船体の手前の3個の部品は後付けのキール。
この段階の船体が、船体ラインを最も楽しめる。下張りながら船体はツルツルに仕上げてあり、見た目だけの美しさだけ無く、手のひらで撫でさすった時の感触は格別のものがある。この楽しみは製作者で無いと味わえない。



キールを取り付けた状態。
ガンデッキには甲板材を張り込みグレーティング(格子)等を取り付けたところ。
この船の大砲は40門程度のため側舷の砲門の加工は32個だけで済んだ。



下張りした船体に仕上げの外板を張りこむ工程。まず基準になる防舷材を張る。この防舷材を基準として上舷と下舷に仕上げ外板を張り進める。
防舷材は船体保護のための部材で、一般の外板より厚い。このキットには幅12mmで厚さ2mmのウォールナット材が入っていた。このままでは加工不可能なため4mm幅に割き張り込んだ。
左の写真は防舷材を張り込んだ後下舷の外板を張り進めているところ。

ほぼ船体が完成したところ。この段階で船底の塗装を行う。完成までには部分的に汚れるが、しっかりした塗装をしていればタッチペン程度で充分修復できる。
ガンデッキの内側の見えるところだけに赤の塗装をした。見えないところは手を抜くのが私流である。



ガンデッキに大砲を取り付ける。大砲の設置後、数多くの工程があり完成までに多くの時間が費やされる。何処かの工程で大砲が外れてしまえば最悪の事態となる。このためこれらのことを考慮して完璧な接着が要求される。さて・・接着剤は?方法は?





トップデッキの開口から見える部分の大砲は台座に
据え、砲門だけが見えるものには専用の固定用台座をしつらえて固定した。









トップデッキを張り込み甲板材を貼り付けた状態。








プープーデッキ、船尾楼、船首楼等が完成した状態。心配が的中して大砲が外れました。そのままにして置くと奥に入り込んで取れなくなる為ロープで引き止めています。
結局2箇所の大砲が外れました。




マストの横方向の支(シュラウド)を支える板(チャンバー)を取り付け、これにシュラウド固定用滑車を取り付けたところ。マスト様の3本の棒は滑車の位置を確認する為の仮マスト。
この確認をしないで滑車を取り付けると、自分の大砲で自分のシュラウドを撃つことになる。








ほぼ完成した本体に、フォア、メイン、ミズンのロアマストと船首部のピークヘッド(斜めのマスト)を差し込んだ状態。各マストは差し込んであるだけで、ロープを張り込んで初めて固定される。
私にとってあまり面白くないロープ張りが、これから始まる。
フランスのフリゲート艦

1744年建造 8ポンド砲を搭載したフリゲート艦
このクラスの艦は船形の美しいものが多い。
特にフランス型は独特の洗練された曲線で構成され、
他国の船にはない美しさ感じる。



帆船模型を始めた当初はヨットに興味があったため、
どうしても縦帆の船を選んでしまう傾向にあった。
そのうち小さなカッターを作った頃から18世紀頃の帆船の魅力
に目覚めた。
横浜帆船工房の「白井氏」が発表された作品
フランスのフリゲート艦「ラ・フロール」・はやたら気
になる船の一隻だったが、どうしてもキットが見つからず
作れなかった。

「ラ・レノメ」との出合い

この後、ビクトリーとワサを作ったがそれに続く候補が見つからず、
長いあいだ客船や捕鯨船の図面製作に没頭した。
この近代船への興味も長続きせず、飽きを感じ始めた頃、
ネットで「ラ・レノメ」の勇姿を見かけた。
会ったその日から気になり、購入を検討し始めた矢先
安く入手できる機会が転がり込み、ついにこの船との
長〜い付き合いが始まった。



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ラ・ルノメ(LA・RENOMMEE)
この船の発売元のユーロモデルは不思議な会社です。
キットの値段は他の会社の同規模キットと比べると高い。まず最初に驚くのが図面の多さである。
ところが図面間の関連性は極めて低く、同じ部位の表記にブレがある。
どちらを信じていいのかが判断できません。
平面図に記載されているる部品が、ほかの17枚の図面に一切載ってなく、作ろうにも作れません。
これなら最初っから平面図に画かなければいいものをと思います。
図面がしっかりしていないため、ほかの部品への信頼度も低くなり不満が募ります。

作りはじめたからにはの意気込みと、長い経験を基にどうにか完成させましたが、
時間ばかりが浪費され、設計図には無い構造にせざるを得ない製品
になったのが心残りです。

それでも、完成した船の仕上げ程度はかなり高く、自信の持てる
作品に仕上がっていると自負しています。

完 成

静   索

   このメーカー「ユーロモデル」のキットは中級または上級者向け
   と解説されている。胸躍らせて開梱、図面と材料それに彫刻類。
   見た目は、コーレル社のものと変わらない。

「図面」 A1とA0サイズよりちょっと大きい洋紙サイズの
     手書図面が、合せて18枚。紙はクラフト紙
     数は多いが、肝心の基本構造の図面が殆ど無く、
     諸先輩方の作品写真や資料が無いと製作は無理か?
「材料」 外板下張り用はライムウッド、外張り板はウオールナット材
     ただし絶対量が少ないような思える。マストはラミン系丸材
「彫刻」 ホワイトメタル。融点の低い鉛系のため元となる彫刻母型
     を忠実に再現して、彫が深く重厚な製品となっている。
     ただし、表面は鉛色のため塗装は欠かせない。
「造り」 キールとフレームは加工してあるが、そのまま組んでは
     まともなラインは出そうにない。気の遠くなるような
     手直しが必要となりそうである。 
WASA











着手から約3年、やっと完成しました。

本来なら約1年程度で出来る規模
の船と見ていましたが、
目論みが甘いことに気付きました。

このメーカーの船が完成品として
発表される数が少ない理由がわかる
気がします。

結局は、この船を完成された
先輩諸氏の作品からヒントを得て
どうにか完成にこぎ付けた次第です。







船首からの姿と船尾のたたずまいを
見てください。

さすがにフリゲート艦。
船体に比べて帆装が大きいのが解ります。


はっきりは見えませんが
右舷にだけ大砲をフルに装着し
左舷には大砲全門を装着せず
砲門を閉めたままの状態で完成させました。










資料がいい加減なため、
船首の構造は洋書の艤装資料と、発表
されている作品の写真等をから決めた
もので、キットの図面とも、参考にした
完成品とも違った構造になっています。









甲板の全体写真
甲板中央のボート2隻は、ビクトリー・
ワサと同じ構造の自作にしました。









船腹の塗装色は横浜帆船工房の白井氏
の作品写真を参考にさせて頂きました。

船台の銘板はケヤキの板に
ABSの薄板を切り抜いた文字を
張りつけた自作品です。。

今まで作った舟には、旗を取り付けた
ことが有りませんでした。
このたびは、仲間の作品に触発されて
装着してみました。ほぼ無風状態を想定して
形を整えたが出来栄えは今ひとつの
感がします。











帆船模型のロープ張り工程は、苦労のわりには地味な結果しか出せません。ここでは,
ある程度進んだ状態を発表します。



この写真は、各ロアマストのフロントステイを付け、サイドステイ(シュラウド)を張り始めた状態です。シュラウドは邪魔になるためたくし上げてあります。










静索がほとんど完成した状態です。マストの傾き、ステイの張り具合、シュラウドのラットラインのピッチ管理、張り具合等、気の抜けない作業の連続でした。










ヤードを取りつけほとんどの動索を張り込んだ
状態です。昨年と同様にこの地方の帆船模型
同好会に飛び入りさせて頂いた時の映像です。


動索の下端はまだ仮締め状態で軽く
木工ボンドをつけて仮止めがしてあります。
大砲の蓋はまだ取り付けてありません。

未完成の状態で展示会に出展
右の船は数年前に製作した(ワサ)

キールとフレーム









図面の項で述べた通り、フレームは左右対称に仕上ってなく、図面と合わせても誤差がある。当然キールと組んでも船体のスムーズなラインは出ない。フレームを修正しようにも、どのフレームを削り、どれを盛るかの判断がつかない。本来はこの時、図面が修正の基になるが、線図とキットが微妙にずれていて、信頼できない。仕方なく図面の書き直しに着手、約1ヶ月かけて新しい線図を作った。これをもとにして、フレームの修正を行い
それなりのフレームを仕上げた。




このキットは船殻を作った後に、別材料の仕上げキールを取り付ける方式になっている。船殻キール部分を切り抜いた後には残材が残る。この部分を利用して加工用仮船台を作った。この方式であれば、作りかけの船殻を簡単に取り外しができて、細工がやりやすい。

左の写真は仮船台に骨格を乗せたもの。
この状態で船体の加工を行う。

製作開始

キット
長さ68センチ、幅30センチ、厚さ8センチ
の厚紙の箱 
イタリア・・ユーロモデル
 スケール: 1/80