帆船大砲模型
ガレオン
ビクトリー (コーレル社製  三層甲板艦) 全長102 Cm

キールとフレーム及び甲板母材と外板はキットのものを使用しましたが
基本部材以外のパーツはほとんど自作しました。
自作のためのデーターは、本キットの購入に併せて注文したビクトリー製作者の座右の書とも言われる The Anatomy of NELSON'S SHIPS と、
多くの模型仲間から提供してもらった貴重な資料から得ました。
このコーレル社のキットはスケールが1/98であるため
資料がどんなに詳しくても正確に製作するには小さすぎます。
でき得るなら 1/70から1/60のスケールで作りたい気持ちが募り
同スケールに対応可能な図面の製作をはじめました。
現在「CAD」で模型用のビクトリーの図面を制作中です。
図面に気を取られ模型の方がおろそかになっていましたが
基本図がほぼ仕上がりましたので、また模型製作に返り咲きました。
また少しずつ製作工程を発表します。


ビクトリー写真

キット購入と同時にビクトリーの資料として
「The Anatomy of NELSON'S SHIPS」を入手
キットの内容との差違にショックを受け手付かずのまま20年放置したが、地区の同好の志に刺激されついに着手。
20年まえと同じショックを克服、覚悟をきめて製作開始!
ビクトリー写真 キールとフレームを接着、バウ(船首)とスターン(線尾)に充て物を取りつけカーブに合せて整形。
キットに無かったスペーサーを追加(船腹中央に前後に取付ける。

ビクトリー写真



本キットは外板が二枚張り構造。この写真は下張りをした状態。

ビクトリー写真



化粧板を張りおわり、大砲用の穴(ガンポート)を合計108ヶ所開けた様子。
ビクトリー写真 船体中央部の入り口とステップを取り付けた状態。
ガレオンタイプの船はタンブルホーム(船体中央から上側の
外板が内側に倒れ込んでいる)がある為船体に張り付いたステップが意味を持った。
ビクトリー写真 船尾のギャラリーの自作品
この部分の作り直しが、製作を躊躇させた。
20年放置の原因がこいつ!
船尾ギャラリーを船体に取り付けたところ。
船尾はやっと出来たが、船首がまた総作り直し。
船首ギャラリーの体裁が整いバウスプリットが船体に
固定された状態。甲板から前側にせり出したグレーティングの部分にある穴の2つあいた箱型のものがトイレ!
船首のヘッドレールを取り付けたところ。
ヘッドレールとそれを支えるヘッドティンバーの構造は再現出来たが寸法で多少の問題を残した。

キットには先端部分だけの大型の大砲が78本、小型の砲身に台車をつけるものが20本はいっていた。
ガンデッキとミドルデッキ(最下層とその上の層)には大型の大砲を取り付け、アッパーデッキとクオーターデッキには小型の大砲を据え付ける。その場合大型が58本、小型が38本必要になる。小型の大砲が足らない。仕方がないのでアッパーデッキとクオーターデッキの蓋のないガンポートにのみ小型の大砲を取り付け、ほかのガンポートには蓋をすることにした。
蓋はガンポートに軽く圧入し極少量の木工接着剤を用いた。将来小型の大砲が手に入ったら取り付ける予定...
船尾の外板の張り込みの状態
写真が小さくて分からないが、外板の貼り付けを失敗して修正した証拠が残っている。

本体がほぼ完成した状態。
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搭載ボートの自作
キットの中にムク材から削り出したボートが2隻入いっていたが
形も大きさも資料と違うため自作した。
搭載ボートの中で一番大きいもの
34フィートランチ
作り方
図面からオス型を作る。この時オス型にはキールを装着する溝を設ける。オス型は完成後全面にロウを塗りつけ熱でしみ込ませておく。キールを制作しオス型に装着して0.6ミリ厚の板を瞬間接着剤で張り付ける。この時、外板を一度に張り込むとオス型と離れなくなることがあるため、板2枚程度を張り終わるたびにオス型から離型させてみる必要がある。
外殻が完成したら内側にフレームを接着しガンネル部分を成形ののち座板を取りつける。この時船底に敷き込む「すのこ板」はあらかじめ組み込んでおく。
あとは舵等を取り付け塗装して完成。
オス型と成形された外殻
34フィートランチ、32フィートバージ、左右の2隻が28フィートピンネース。このほかに18フィートのカッターがある。このカッターはクリンカー張り。
100分の1スケールのクリンカ張りは作りたくない。
外殻の内側にフレームを張付ける
写真が多くてページが重くなりました。
一旦このページを閉じ、艤装工程用には別のページを設けます。
マスト、ヤード関係とロープワークはこちらのページをごらんください。
(このモデルにはセールは付けません。)

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ネクストページ

左端は18フィートカッター・・・・作りたくなっかたが止むに止まれず
製作。ただしクリンカー張りは諦めた。
製作後、資料をよく調べたら両舷に吊ってあるボートは30フィート
のカッターと判明。したがって、あと2隻製作する必要があるらしい。