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典型的な、フィールド型 コマンド式ロールプレイングゲーム。 戦うのは主人公のみだが、途中からサブキャラとしてカメが一緒に戦ってくれる。 ストーリーは、区切りのある「章」仕立になっている。 バックアップは、1ヶ所 |
マジックキャンドルを掲げるイムルと、 頭を抱えて苦しむグローリィ なんか楽しい絵です |
ストーリー
遥か昔―― そして時は流れ、イムルのたどりついたその世界はファーンと呼ばれ、平和な時を迎えていた。 |
そんなある日、マジックキャンドルを祭る聖地テトの守りを命じられていた将軍ギュレースが、王に対し謀反を起こした。 国の英雄である戦士ファレスは、その真意を確かめるべく、王よりテト行きを命じられる。 物語は、そこから始まる・・・ |
レビュー
あまり見かけないタイトルだったのと、サミー工業ということで、あまり期待してなかったのですが、いろいろと疲れているせいもあってか、息抜きとしては楽しめました。
フィールド画面がウィンド式でしかも、画面切り換え方式ということで、携帯ハードのゲームのようで非常にこぢんまりとしています。
それに王道過ぎるお話や、これといって特筆すべき点もありませんので、それだけといえばそれだけなのですが、丁寧に作ってあるので、雰囲気もいいですし、バランスは悪くありませんので、こういうものだと割り切ってプレイすれば楽しめます。
あ、特筆すべき点がありました。 そういえば このシステム、どっかで見たと思ったら、同FCの「ムサシの冒険(シグマ商事)」に使われてましたね。 注意点は、魔法は呪文がどんどん増えていくのではなく、レベルが上がると効果も上がる代わりに、消費MPも増える点です。 それから宿屋は、レベル1の時は1ゴールドで良心的だなーと思ってたら、2レベルで4ゴールド、3レベルで9ゴールドと、レベルを2乗した金額(最後になると一泊1600ゴールドとか)を要求されます。 それは、セーブをして、また始めるだけ。 HPとMPは記録されないので、タダで全快状態で始められます。 |
メイン画面です 町なんかは、フィールドの中に 原寸大で存在します こちらは戦闘画面 序盤、ボスキャラにあっとゆう間に殺されることもありますが、それはレベルが解決してくれます 「でんげん」のはずが、 「てんげん」に・・・ 普通の会話なら1回なのに、 ゲームを終らせる度に出てくるメッセージを間違っているとは・・・ 誰か気づかなかったのか? それとも、テンゲンファンだったのかもしれない製作者の陰謀? このゲームをやってみる価値は―― ありませんかぁ・・・ |
それから、ちょっと変わってるのは、薬草などの消費アイテムが、一定量しか店に売っていないということ。
消費すると、また買えるのですが、そのせいで一定量しか持つことができません。
まぁ、薬草もレベルが上がるに連れて効果が上がるんで、それほど気にすることでもないんですが、これもメモリの節約かなんかなんでしょうねぇ。
ともあれ、特に引っかかる事もなくサクサクと進んでいきますし、ストーリーは1本道ですが、目的をこなす順番には、ある程度の自由度があるんで、それほど縛られている感じがなくて好感が持てます。
大作ゲームで胃がもたれている時には、気分転換にやってみるのもいいと思います。
(02’7/22)