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ハリー・タスカーは、政府の極秘機関『オメガ・セクター』に勤務している。世界の平和を脅かす対テロリスト活動に従事する、トップ・シークレット・エージェントだ! しかし、国家保安上の理由から妻と娘には、自分の職業を隠している。 |
大ヒットした映画のハードアクションをキミも体感! さぁ、急げハリー! 君はアメリカ、そして妻と娘を救うために戦わなくてはならないのだ!! |
システム
トップビュー・アクションゲーム。 ダメージ制で、アイテムで回復。 特殊なアクションとして、無敵になる『前転』がある。 また、一般市民を3人殺すと、ストックが1人減る。 |
ゲーム中に、次に何をすればよいかなどのアドバイスが表示されるが、全て『英語』になっている。 基本武器は、15連発の拳銃。他に入手できる武器は、ショットガン、サブマシンガン、手榴弾、地雷、火炎放射器がある |
レビュー(メガドライブ版)
MD晩期に発売された洋ゲー移植(?)モノです。
なぜ「?」かって?
それは、パケ裏の写真を見てもらえばわかりますが、「ギブのヒントがキミを救う」とか書いてありながら、ゲーム中のメッセージが全て『英語』なのです。
ですが、マニュアルは日本語ですし、ステージごとのヒントと解説が書いてありますので、まぁ、メッセージが読めなくても大丈夫です。
それはともかく、このゲーム、結構おもしろいです。
ゲーム内容は、同名映画の8方向スクロール銃撃アクションゲームです。
基本的には映画のストーリーに沿ってますが、なぜか、紫禁城にも行ってます(なぜだ?)。
ま、映画と同じ展開のステージ数だと、短いと思ったんでしょうけどね。
では、ゲームの解説に入りますが、
プレイヤーキャラ、シュワちゃんの初期装備は、
15連発の拳銃1丁です。
弾は無制限ですが、15発撃つとマガジン交換に、少し時間がかかります(ちゃんと交換してるのが芸が細かい)。
途中で入手する武器には、
ショットガン サブマシンガン 手榴弾 地雷 火炎放射器
があります。
アクションは、武器の選択と射撃方向の固定、前転があります。
前転というのは、緊急回避で、この間は無敵となります。
攻略法としては、
右手に武器を持ってますので、物陰に隠れながら狙い撃つことが基本となるでしょう。
あとは、極力複数の敵を同時に相手にしない、ボス戦では、前転で逃げ回りながら、スキあらば、サブマシンガンで攻撃といったところでしょうか?
このゲーム、洋ゲーにしては良心的(難易度調整放棄とも言います)に、回復アイテムや1upアイテムがいたるところにありますが、4面からは、敵の数と攻撃がかなり激しくなってきます。
おまけにマップも広い……この辺は、やっぱ洋ゲーですね。
ですが、面クリアごとにパスワードも表示されますので、やりこむにはいいゲームだと思います。スーパーメガドライバーの方ならクリアできると思いますので、腕に憶えのある方は、挑戦してみてください。
残念ながら私は挫折しました……
ターミネーター(無敵)モードがあるので、邪道とは知りつつも、先見たさに使ってしまいました。
最終面は映画と違って、単身ビルに乗り込んでいくのですが、
ダイハードでした。
それから最終面1つ前の、ハリアーに乗ってのシューティンシーンはちょっと必見です。
このハリアー、なんとCGレンダリングで描かれているのです(SFCのドンキーコングみたいなヤツですね)。
MDで見るのは初めてだったんで、ハリアーが滑らかに動く姿に感動してしまいました。
エンディグは、推して知るべし。
やはり洋ゲー。ゲームは内容で勝負ということですね。
でも、映画の取り込み画像は見れますよ。
他に書くべきことは、序盤に出てくる一般市民でしょうか?
はっきりいって邪魔です
横で銃弾や手榴弾が飛び交ってるのに、平気な顔で歩いてます(新聞かぶって伏せるヤツもいますが)。
2人までは殺しても大丈夫(?)ですが、3人殺すと、「やっちゃったよ」という感じでクレジットが1つ減ります。
たぶん2人までなら、もみ消すことができるのでしょう。
敵側の攻撃で死ぬ分には、ぜんぜん平気です(それも怖いですけどね)。
特にショッピングセンターにいる、両手に買い物袋をもったババアは、死ぬときの叫び声が嫌な感じです。
しかも、推奨年齢が18歳以上ということもあって、その人の死に方がスゴイです。
血を噴出して死ぬのは当たり前。
血溜りにばらばらになることもしばしば。もちろん、シュワちゃんも同様です。
笑えるのは、2面のラスト。
4次元トイレから次から次へと敵が出てきます。
最初はどうしていいのかわからず『いつ終わるんだろう』と思いながら、出てくる敵を殺しまくっていました。
あれはきっとレンタヒーローのように、地下に秘密のアジトがあるに違いありません。
その証拠に、トイレのドアを破壊すると、アジトがばれるの恐れて(推定)、敵が出てこなくなります。
このゲーム、MD晩期で洋ゲー、おまけにアクレイムジャパン(悪い意味ではありません)なので、手を出していない方もいると思いますが、ぜひやってみてください。
4面ぐらいまでは、普通に遊べると思います。
おしいのは、前転の使い勝手がもう少し良かったらということと、
手榴弾をもっと素早く投げれたらということでした。