ダークロウ
DARK LAW
Meaning of Death


 発売   アスキー
 発売機種 スーパーファミコン
 ジャンル ロールプレイング

  システム

 テーブルトークRPGを意識した、フィールドタイプRPG。
 戦闘は、タクティカルバトル。

 4人までキャラクターを作る事ができ、3人でパーティを組むことができる。

 就く職業によって、様々な技能を身につける事ができる。

 魔法は、ギルドで買ったり、魔石を組み合せる事によって、覚えることができる。

 同社SFC発売「Wizap!」の姉妹作品。

 ターボファイルツイン対応

  ストーリー

 レイフォール暦996年
 この世界は自然の法と進化の秩序のバランスによって成り立っていた
 だが、300年前にこの世界のバランスを崩し、破滅に追い込んだ邪心の影が再び甦ろうとしている

 平和なレイフォール王国に突如として現れた謎の魔道師団、彼らの目的とは?!

 古の洞窟の封印の灯りはいつ取り戻すことができるのか?
 そして洞窟の奥に一体何の謎があるのか?!

 300年前の元凶である「デスクリーチャー」とは!?
 そしてその実態は存在するのか?
 すべては、君の行動によって謎が解き明かされるであろう

  レビュー

 スーパーファミコンの末期に発売された、マイナーゲームのようです。
 パッケージ裏の画面写真が、独特の雰囲気で そそられたのでプレイしてみました。

 初プレイでは、所持金の少なさと、封印の洞窟から攻略しようとしたために、「何このゲーム?」と思ってしまいましたが、ちゃんとした進み方がわかれば、快適にプレイする事ができました。


街や城ではこんな感じで、
場所を選択して移動

 このゲーム、最初の所持金が50(55)ゴールドなんで、パーティ全員に装備を買うとなると、無理があります。
 しかも、敵を倒してもお金は入らず、レベルが上がると収入としてお金が得られるというシステム。
 でも、宿屋に泊まると5ゴールドかかるので、ダメージを食らわないようにレベル上げることが必要となります。


店の中はこんな感じ
ちょっと字が読みにいです

 宿屋に泊まるお金がないときは、広場で5ゴールド拾えますが、それでは お金が貯まらないので意味ないです。 魔法陣の上で「休息」するか、封印の洞窟「レストアリュート」を使うと体力は回復しますが、レベルの低い時1ポイントずつしか回復しないので、おすすめできません。

 まぁ、最初の「デスクリエーチャー」のシナリオは、敵もほとんど現れませんので、いきなり行ってもいいんですが、パーティの1人か2人にショートボウだけを持たせて、封印の洞窟でスライムを遠くから撃って 3レベルぐらいまで上げると、ある程度お金が貯まって冒険が楽になります。

 レベルアップ時に上がる能力値や取得技能には、かなりムラがあるので、初めの頃は事前にセーブしておいて、「運のシャッフル」を押しつつ、納得がいくまでやり直した方がいいです。=> 参照

 取説には書いてありませんが、レベルアップするには、キャンプモードで「休息」してください。

 それから、魔法が覚えられるようになる「スクロール」の技能は、早い内に欲しいところです。
 体力を回復する「アースヒール」はもちろん、毒を食らうと直接ダメージより痛い時がありますので、解毒の「キュアポイズン」も重要です。
 ですから、毒を持ったザコキャラが現れたら、弱い敵だとしても、逃げた方が得策です。

 さて、レベルも上がったところで、本腰を入れて冒険に出発!

 おもしろい!

 さすがにテーブルトークRPGを意識してるだけあって、頭を使う場面もあり、雰囲気もいい。
 ただ、シナリオ数が少ないのと、指定された通りの手順を踏まなければならないのが残念ですが・・・

 しかし、やっていく内に、シナリオ以外の部分で、作り込みの甘さが露呈してきます。

 最も致命的なのは、終盤は魔法が効かないこと。
 敵の魔法からはガンガン ダメージ食らうのに、こっちの魔法は効きもしない。
 それどころか、味方に掛ける補助魔法さえご丁寧に抵抗してるらしくて掛かりゃしない!
 こんなゲームが今まであっただろうか?


基本的にはこんな画面


こんな画面も用意されています

 技能に「メンタルバリア」「マジックバリア」ってのがあるんですが、その効果の程も、いまいち実感できませんし、取説が不親切なので、技能の使い方も解らず困ったもんです。

 取説が不親切ってのは、攻略本を買うことを前提にしてるんでしょうけど、このゲームの攻略本って出てたんですかねぇ・・・

 他にも、戦闘での敵の動きがデタラメな時があったり(逃げてるみたい気もしますが、逃げ惑う敵を後ろから斬り付けるのは、あまり気持ちのよいものではありません)、地形の陰に隠れている敵が見難かったり、画面内に入っている敵にしか飛び道具や魔法が効かなかったり、アイテムのクリスタルの使い方がわからなかったり、封印の洞窟でのスロットマシン方式の鍵開けにイライラしたり・・・


戦闘はこんな感じ

 ですが、雰囲気は悪くありませんし、ほどほどの時間でクリアできますので、テーブルトークっぽいRPGをご所望ならば、ぜひプレイしてみてください。

 裸ソフトで買った人のために、戦闘での操作を書いときます。

決定

キャンセル

魔法。魔法の決定もこのボタン

アイテム。アイテムの決定もこのボタン

L、R
同時押しで、戦闘回避

十字ボタン

移動、魔法、アイテムの選択と、
「ソードマスター」「ヒット&ウェイ」の使用

キャラが「上」を向いている場合

スラッシングシュート (ソードマスター)
水平に剣を振り斬る攻撃
切れ味の良い武器ほど有効
装甲の厚い敵には有効ではない

アッパースラッシュ (ソードマスター)
下から上に斬り上げる攻撃
装甲の厚い敵に有効
重い武器では有効ではない

ショルダークラッシュ (ソードマスター)
肩口から斜めに斬り下ろす攻撃
武器が重いほど有効

ヒット&ウェイ (ヒット&ウェイ)
攻撃後に、後ろに飛び退くことができる

キャラの向いている方向が変わると、それに対応して入力方向も変わります

 それから不完全ですが、私がわかっている範囲で、職業、技能、魔法などについて書いておきます。

攻略

職業

技能

魔法

その他


関連作品

「Wizap!」(スーパーファミコン)



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