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死んだ養父と親交のあった吉村教授からの招待でエジプトにやってきた「私」は、カイロ市街で女占い師から「エジプトはあなたを三千年もの間、待ち続けていました」と告げられる。いつもの悪夢に現れる、悲しそうな顔をした古代エジプトの高貴な女性――。私は彼女に導かれ、彼女の悲しみを癒すために、魂の旅を続けるのだろうか。 カイロ博物館での不思議な体験、ルクソールの遺跡巡りで出会った夢の中の女性。そして、若くして世を去ったツタンカーメン王とその死に秘められた陰謀・・・。 |
私は吉村教授のアドバイスを受けながら伝説の谷へと向かう。 そこは三千年もの間、呪縛によって封印されてきた結界の地。発掘に取りかかった私の行動を遮ろうと、終始何者かが目を光らせる。時空を超えた魂の対決が始まろうとしていた。 |
実写取り込みの360度パノラマ画面で、要所要所を、クリック、アイテムを使う事によりストーリーを進めていく。 出演・企画・原作・制作総指揮 吉村作治(早稲田大学教授) |
声の出演
桜庭裕士 逢川亮子 女鹿伸樹
レビュー(セガ サターン版)
ぷちエジプト旅行の出来るゲームです。
ゲームを始めると、古代エジプトの神々の紹介のCGムービー。
画像も音声も荒く、「やられたか」と思ったのもつかの間、実写取り込み画像のホテルの部屋に放り込まれます。
おどろき!
なんと、360度パノラマ。しかも上下にも少し動く。
実写でこのタイプは初めてです。窓から聞こえる、街のざわめきが臨場感を高めてくれます。
さらに、ホテルを出て2度ビックリ!
なんと、移動時には、実際にエジプトの街を歩いているのと同じ景色が流れていきます。もちろん、行きと帰りでは、ちゃんと逆方向に歩いてるのがわかります。
エジプトの香りが漂ってきそうな感じです。徒歩の他にも、船あり、馬車あり、車ありで、ぷちエジプト観光気分です。
ゲーム部分についてですが、
国産ゲームなのに、洋ゲーアドベンチャーっぽいので、どこへ行っていいのか見失う場合もあります。
ドラマ部分は、ブルーバック合成で、ちょっとB級っぽくもありますが、終盤の謎解きは、インディージョーンズばりで、わくわくさせてくれます。
エジプト好きな方なら必携です。
吉村教授のガイドで遺跡を見て回れるってのは、贅沢ですね。でも、吉村教授が苦手な人は、±0かもしれません。古代エジプトについてのデータライブラリもあるんで、かなりいい感じです。
PCからの移植で、他にも、ピラミッドの謎、次作もあるということなんで、ぜひプレイしてみたいです。
最後に1つ
セーブは、道っぽいところでしか出来ない(例外あり)ので、色んな所で試してみましょう。