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時は西暦2099年。 その頃、東京では、古代遺跡の世界的な学会が開催されていた。ケンは本郷教授に、「龍の進化と滅亡」という自分の論文を提出しようとした。だが、本郷教授はけんもほろろに追い返した。 |
その時、東京上空がにわかにかき曇り、雷鳴とともに巨大な龍が現れた。龍は東京を破壊し尽くし、どこかへ飛び去った。翌日から、世界は天災に襲われた。科学技術の粋を凝らした都市と言えども、自然災害の前には無力で、度重なる天変地異に、世界全土の都市は壊滅的な打撃を受け、その機能は瀕死の状態まで追い詰められた。 邪悪な龍を鎮めるには、善良な龍の力を借りるしかなかった。それらの竜は、自らの使命を終え、仕える主人と共に中国全土の遺跡に眠っていた。それらり善良な龍たちの眠りを解き、その力を集結すれば、邪悪なる邪龍を再び封印することができるかもしれない・・・。ケンは覚悟を決め、単身中国に渡ることにした。 |
システム
コマンド選択式アドベンチャー 移動の途中で敵が現れ、戦闘になることがある。 |
キャラクターデザイン 寺沢克也 モンスターデザイン 韮沢靖 音楽監督 都留教博 シナリオ 加藤正人 |
レビュー
一般的な評価は、500円以下で手に入ることから、推して知るべし。
実際にプレイした感想も、その通りでした。
シナリオは、ご都合主義で、お使い一本道。
戦闘も必要あるのか? って感じです。
背景は、中国で撮影した写真をお手軽にレタッチした程度で、内容とそぐわない場面も度々。
と、まぁ、それではミもフタもありませんが、考え方を変えれば大丈夫!
これは、ADVゲームではなく、角川スニーカー文庫などの、中高生向け娯楽小説と思えばいいのです。
そう思えば、キャラデザインに、寺田克也さん、モンスターデザインに、韮沢靖さんという豪華さ。このお二方のファンの方(特に韮沢さんのファンの方)なら、買いです。
ですが、ADVにするより、RPGにして、丁寧にバランス調整をすれば、戦闘の楽しみがあるぶん、もっと良いものになったのではないでしょうか?