ふぐの町 下関

みなさんも知っての通り、下関といえば、ふぐである。
しかし、たかが、名物ふぐだけなのだと、
あなどってはいないだろうか?

否、

それだけではないのである


世界一って言われても・・・
しかし、
下関ふく連盟とは、
いかなる組織なのか?


これが世界一ふくの像
ちなみにこの神社では、
毎年
ふく供養が行われている

下関は、ふぐの町なのである。

ちなみに下関では、
『ふぐ』『不具』につながり、縁起が良くないとして、
験をかつぐ意味で『ふく』と呼んでいる。
よってここからは、
『ふぐ』の事を『ふく』と呼ぶ事にする。

では、どのくらいふくなのかいうと、

町を歩けばふく当たるというほど、


ここにも、


ここにも、


ここにも、


さりげなーく
ここにまでも!!

町にふくあふれかえっているのである。


こんなのは全然 普通だ


壁や


建物

そして
電話ボックスまでも!!

しかもあのふく
ただの飾りではなく、
身体の部分が
レーダードームのようになっていて、
そこから通話電波を
送受信しているのだ!!

もう、ここまでくるとバカである。

 
マンホールにさえも、ふくが描かれている。
これは、落ち込んで下を向いて歩いている人に
ユーモラスな
ふくの姿を見てもらって、
心を癒やしてもらおという配慮からなのだ。

 
なんと、警察のマークまでふくなのである。
おまわりさんならぬ、
ふくおまわりさんなのである

ふくバカである。


下関の案内地図である



下関と九州の小倉を結ぶフェリーにも!
九州のことなど無視して
ふくなのだ!


お好み焼き屋の看板までこの始末
中に入っていないとしくても、
ふくなのだ!


なんと日時計までふくに!!
ちょっとやりすぎ

ふくバカの町 下関である。


電信柱までにも!


駅の売店の上には、
守り神のように
ふくが2匹!


ここにも2匹!
こんな物が置いてあっても、
何の違和感もないのである


下関では、時間と場所さえあれば、
とりあえず
ふくを描いておくのだ!
ちなみに、下関の
「し」ふく
下関のマークなのだ

もう、ふく支配されていると言っても過言ではない。


見よ! この人を見下したようなふくを!!


ふくに逆らうと、
このような巨大な
ふく
襲われるはめになる。
これはその 見せしめの看板だ!


下関では、ほうっておくと
壁から
ふくがあふれ出してくる。
それゆえ、この町では、
ふくから逃れることなど 不可能なのだ!!


これが、現在確認されている最大のふくである。
この
ふくは 関門海峡に横たわり
全長3,925.4mもあって、
前と後に顔を持ち、
常時 車を飲み込んでは、吐き出しているのだ!
この
ふくこそが、聖書に登場する
リヴァイアサンだと唱える学者もいる。


しかし、恐怖を与えるだけではない。
春と秋の年2回
この巨大な鍋で
ふく鍋が振舞われるのだ。


この鍋は、直径3.5メートル
深さ1.2メートルで、
容量は6.35立方メートル(6トン)
なんと、1万人分の
ふく汁
作ることができるのだ!!


このふく汁は、
漂白の詩人 山頭火も絶賛だったと言う


これが「ふく凧」
下関人は、これを揚げて
一年の
こうふくを祈るのだ!!


これは、
ごくごく普通の市民が作った
張りぼての
風見ふく


チェーン店であるはずの
「びっくり徳利」まで
この始末である


ふくに関する物しか売っていない
ふくマニアには天国のような店だ
天井からはいくつもの
ふく提灯がつるされ、
店内には所狭しと
ふくグッズが置かれているぞ!

 
なんか かわいかったので
撮ってみました
え? かわいくない?
うっ、すでに私の精神は・・・

だが、そんな下関をうらやむ町があった

関門海峡を挟んだ対岸の町
九州門司港である!!


ふく料理など当たり前で、
下関に便乗して、
当然のように
ふくを売り物にしている。

  
門司港と下関が近いこと以外、
門司港と
ふくに何の繋がりがあるのかは知らないが、
すでに
『門司港 名物』となっているところが
恐ろしい

他の町がうらやむほど下関ふくの町なのであった!

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福  福  福  福  福  福  福  福  福  福  福  福  福

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そして最後に、私は驚くべき情報を入手した。

それは、今や下関の象徴ともなった、海峡夢タワーについてである。

 左の写真は、ごく普通の海峡夢タワーの写真である。
 だが、下の写真を見て欲しい。
 上の球体の部分は、展望台になっているのだが、ある時間、ある角度から見ると、なんとふくに見えるように造られていたのだ!!

 タワーの設計段階では、展望台はふくの形にする事になっていたのだが、いくらなんでもそれはやり過ぎだろうと、議会で否決され、無難な球形に変更された。

 が、しかし! ふく愛する市民の心と、建設業者のいささか暴走が、この奇跡を生んだのだ!!


その決定的瞬間を撮影した、貴重な写真
ちなみに、この「ある時間、ある角度」というのは、日によって変わるので、
下関市民といえども、目撃した者は ごくわずかしかいないのだ。

* * *

さて、
ここまで「下関は、ふくの町である」という事実を証明してきた訳だが、
ここに挙げた例は、あくまで その一部でしかない。

本当の下関には、もっと多くのふくがあふれかえっている。
下関はふくの町どころか、ふくそのもの下関なのだ!!
この事実は、現地へおもむき、ぜひ自分自身の目で確かめて欲しい。

健闘を祈る!!

閑 話 休 題 閑 話 休 題 閑 話 休 題 閑 話 休 題 閑 話 休 題 閑 話 休 題

注 意

ここに書いてある事は、十中八九 フィクションであり
実在する個人、団体とは何の関係もございませんので
本気にしないでください。

下関のみなさん、ウソ書いちゃってごめんなさい。


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