-*-welcome-*- 猫毛のアンの本棚
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LAST UPDATE 2009.9.25
ジーヴスの帰還Jeeves in the Offing

P・G・ウッドハウスP.G.Wodehouse(国書刊行会)

バーティーは敬愛するダリア叔母さんの命に従い、彼女の居宅ブリンクレイを訪れることに。アナトールの御馳走には心ひかれるが、滞在客の面子を思うとどうにも気が進まない。折も折、タイムズ紙に掲載された自分自身の婚約報道に仰天したバーティーは、そのお相手のいるブリンクレイに急行した。…ブリンクレイで彼を迎えたのは、旧(仇)敵アップジョンとその継娘フィリス。フィリスに求婚しているウィリーとその母(この親子は訳あって賓客)。そしていつの間にかの婚約相手、赤毛のボビー、何故か執事に変身しているサー・グロソップ(精神科医)。ま、なんでこうなるの?というのは本編を読んでいただくことにして(説明が難しい^^;)いつも思うのだが、バーティーて可哀そう。今回もジーヴスの解決法は彼に過酷だし。私が思うに彼は実に健全で、周りを幸せにする好青年なんだけどなぁ。他に短篇が二つ。『ジーヴスとギトギト男』はエキスが濃縮された感じの好編。『ポッター氏の安静療法』は本編でも活躍の赤毛のボビーが主役。この母にしてこの娘(笑)どれも非常に軽妙で品よくバカバカしく、楽しめました。


読書Memo /  When the Wind Blows /  記憶の残滓

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