角島灯台公園
角島は、山口県の北西端に位置し、面積4.11km2、周囲17.1kmで、島の全域が西長門海岸県立自然公園に指定され、美しい海岸線と「はまゆう」の咲き乱れるロマンの島です。
角島灯台公園は、明治期の貴重な文化遺産である角島灯台を核として周囲に散策路、憩いの広場、多目的広場、角島灯台記念館、展望ギャラリー等を整備しています。
角島灯台は、明治6年8月にイギリス人技師R・H・ブラントンの設計により起工し、明治9年3月1日、日本海側で初めての洋式灯台として完成したもので、その高さ29.6mは、出雲日御碕灯台(島根県)、水ノ子島灯台(大分県)に次いで、石造り灯台としては、日本第3位の高さを誇り、総御影石造りの灯台は、内外ともに手のこんだ細工を施され、日本を代表する美しい灯台の一つと言われ、ロマンの島「角島」のシンボルとなっています。

■赤煉瓦造り倉庫■
旧吏員退息所と同じ明治8年12月に竣工し、生活用具などを入れていたものと思われます。この倉庫は、木造組漆喰瓦葺平屋25m2で、規模が小さいためか、災害の影響を受けず、独特な小屋組みなど当初の姿をほぼ完全に残している貴重な建物です。

■灯台記念館(旧吏員退息所)■

明治8年12月、灯台本体とともに職員の官舎として完成したもので、赤煉瓦造りの洋館建(142m2)です。内部の各部屋にはマントルピースがあり、正面にベランダを設けているところに特徴があります。

■灯船(木製遊具)■

灯船とは、灯台の建設が困難な箇所に定着し、船上に灯火を掲げて航路を示したものです。この灯船は、ブラントンが指導した本牧灯船(横浜)をモデルとして、木製遊具に作り変えたものです。

■展望ギャラリー■
この建物は、入園者の 休憩施設で、2階展望台からは、日本海を一望することができます。また、1階には、ギャラリー、特産品販売、喫茶等のコーナーが設けられていますので、ご自由にご利用下さい。

◇◇◇◇ 『角島灯台記念館』のご案内 ◇◇◇◇
 
 ●入館料 
大人 150円
子供  20円
開館時間:9:00〜15:00
お問合せ:角島灯台公園
       TEL 083-786-2788
       山口県下関市豊北町大字角島2343-2