二見夫婦岩




国道191号沿いに走ると、左手に双つの巨岩が並んで海にのぞんでいます。これが二見夫婦岩です。
毎年正月の2日、早朝に航海の安全と豊漁を祈り、地元二見の若者たち(両親が健在な若者だけ)が、厳寒の日本海で、身を清め大しめなわ(長さ約30M、重さ約300KG)を張る光景には、男の力強さと勇ましさを感じさせ、ふるさとの伝統文化を守る若い力があります。
また、伝説によると、左手に見える台地、馬地山から毎年9月の末から10月の始めにかけて、大蛇が出て夫婦岩から出発して、左手沖合いの鯖釣岬のはずれにある、饅頭のような形をした壁島(属に龍宮岩ともいう)に参拝し、夫婦岩を目標に帰るといわれ、大蛇が参拝を終わるとこのしめなわが切れると伝えられています。