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CPU | Pentium2 266MHz | 現在、333MHzへクロックアップ |
M/B | ASUS P2L97 | これしか無かった。 |
SDRAM | 32MB+32MB=64MB | メモリ増設しました。 |
HDD | 2GByte | こんなもんでしょう最近少なく感じる(^^; |
CD−ROM | TEAC 32倍速 | 音がうるさい.. |
今まで私はパソコンと言えばハードの増設くらいで本格的にパソコンを 組み立てた事がありませんでした。今回、安く高性能なパソコンが欲しい ので考えた末にDOS/Vを製作する事にしました。 まず私が考えたのは、みなさんご存知の通りメーカー製のパソコンは、 拡張性が乏しいという事でした。周辺機器の拡張は可能ですが、メインで あるCPU本体の拡張の場合は買い替えるしか無い事です。 私のまわりの方は既に数年前からDOS/Vの世界に入られている方が 大勢いらしゃいます。その方々からも勧められてはいたのですが、なかなか 勇気と「きっかけ」が無く購入までは至りませんでした。 今回、作るきっかけとなった事は販売店によって既に部品をセット化として 売っている為に、こちらが部品を別途揃えなくても又、その部品同士が実際、 組立に成功して動作している事でした。 さて販売店に行ってみますと「このセットが欲しい」と告げるとDOS/V 部品を集め始められました。私はてっきりセットだから既に用意がされている ものと思っていたので驚きました。 集める事、数分待たされて引き渡しとなりました。私は初めて組立るので しつこくケーブル、ねじ類は揃っているか?質問攻めをしました。 もちろんOSも必要ですから購入しましたがCD−ROMだけで起動ディスクが、 ありません。これを忘れていては大変なので、すかさず請求して頂きました。 さて重いタワー型のパソコン部品一式を家に持ち帰って、ようやく組立開始です。 どれから組立たらいいのだろう..幸い「AT互換機組み立て本」というのが 出版されていますので、これを読みながら組み立てれば、うまく動作するだろう と簡単に考えていました。 まずM/Bからディップスイッチの設定をしないといけないと書いてあるので ディップスイッチの設定を付属のマニュアルを読んだのですが私のM/Bは不要 でした。このM/BはASUS P2L97というものでマニュアル通りに私の CPU Pentum2 266MHzの設定通りになっていました。 次はメモリの設置です。私の購入したメモリは32MBのもので、これも難なく 簡単に取付が可能でした。以前、メモリ(SIMMタイプ)の増設をした事があり 同じ方法でした。 さてCPUの取付です。私のCPUはまるでファミコンのカセットのようです。 まず、最初これにCPUクーラーなるものを取り付けないといけません。 この作業が大事で完全に取り付いていないと冷えなくなり不安定動作、または 破壊となるそうです。しかしこのCPUクーラーが思うように取り付いてくれません。 どうしてもぐらついてしまうのです。それで何度かトライしてようやくカチッと 両方のCPUの穴に取り付いてくれました。ただ押し込むだけですが.. M/Bの作業はまだ続きます。CPUを取り付ける為にはまずM/BにCPUの 土台作りをしないといけません。これはカセット型のCPUがちゃんと安定して 組み込める為のものでCPUがちゃんと納まるように枠がありそれをドライバーで 4箇所取り付けてM/Bの作業は終了です。 今度はいよいよタワーにM/Bの取付です。実はこの作業が今回の苦労したとこ でもあります。まずタワーの内部にM/Bを取り付ける為の穴がたくさん空いて いますので自分のM/Bにあった取付位置を探さないといけません。 探すのは簡単でしたが外部に出ているコネクタ類の穴部分を空けないといけません。 ちょうどコネクタ類のパネルは数枚ありますので、これを利用します。 自分のM/Bにあったパネルを探して空いてない箇所は指で強く押せばその部分が 外れて組み込みができます。 M/Bを取り付けるときはスペーサーで浮かして取り付けないとそのまま取り付け るとショートしてしまうので要注意です。 この作業で先にM/Bを取り付けないとコネクタ類のパネルが邪魔をしてちゃんと 取付できません。M/Bを取り付けてパネルを追加したら何とかなりました。 私の場合はなぜかパネルを反転して取り付けないとだめでした。 ここまでくれば周辺機器の為のケーブル取付に掛かります。M/BにFDD用の ケーブルとIDE用(HDD、CD−ROM)ケーブルを方向が間違わないように 取り付けます。 それとタワー側から出ているLEDの表示パネルの配線をM/Bに取り付ける事を 忘れないようにしないといけません。LED表示にはHDDアクセスLED、パワー オン時のLED等があります。これは+、−がありますが間違っても表示されないだ けで壊れないので安心してもいいようです。 他にはリセットスイッチ、パワースイッチ等のスイッチ関係の取付もあります。 次にCD−ROMドライブを取り付ける為の穴をあけます。と言ってもパネル部分 に関しては入れたいスロットのパネルを外しCD−ROMドライブを、ねじで取付る だけです。FDDも同様です。 HDDについては3.5インチでしたのでFDDの下側に取り付けました。これも簡単 でした。 後は電源ケーブルとインターフェイスケーブルを取り付けて終了です。 これは、ただ差し込むだけですので難なく終わったつもりでした。(後述) やったーこれで完成だと手持ちのディスプレィを接続しようと本体にコネクタ端子が みつかりません。当たり前でした..ビデオカードを入れてなかったものですから.. もう一度、ビデオカードをM/Bの拡張スロットに挿入し、いよいよ本体の電源を オンにしますが、動作しませんでした。 この時は、がっくりきました。テスターで電源から電圧を測ろうにも電圧も無いし 仕方ないので、もう一度、あっちこっち触っていたら..焦げくさい臭いがしてきて 真っ青になりました。壊してしまった..っと脳裏をよぎりました。 しかし、これは壊れたのではなく電源が動き始めた証拠でした。 私がケーブル類をよく差し込んでなかったのが原因のようでした。 ようやくディスプレィに設定内容の表示がされ、BIOSの設定に入りました。 実際ここはあまり触る事無く、ほとんどそのままの設定で日付時間を修正した程度 でした。 BIOSの設定が終わって設定内容が表示されシステムディスクを要求して来ました。 ちゃんと3.5インチのFDには起動ディスクが入っているのですが..? もしかしたら、この起動ディスクの中身は違う物だと販売店を疑い電話をしましたが 間違いないとの事..。こちらでは状態がわからないから、そちらの責任でやってくれ とつれない返事..。これがDOS/Vのむつかしいところかと悩んでしまいました。 それから冷静になってよく調べるとFDDがなんと動作していない様子..。 私のミスで電源コネクタをはめ込む時にFDDの端子と、ずれてはめ込んでいたので 電源が入らなかったのです。 それからは順調に読んでくれてHDDのパーティションを切り無事にOSの インストールも終了し、今回の製作は終了しました。 今回、私が組み立てて感じたのは、あくまでも販売店は組立に関しては保証して くれないという事です。部品に関しては保証してくれると思うのですが.. 今回の場合はセット販売で販売店が事前に自信の無い方は有料で組み立てて貰えるので 、そちらを利用してもいいでしょう。 それとセット販売と言っても別に組立のマニュアルが用意されている訳でなく部品の マニュアルのみ用意されているだけなので、やはり何らかのDOS/V製作本か知識が 必要でしょう。それと身近に組立経験者が入れば頼ってみるのもいいと思います。
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今回、製作するときに少しばかり裏話があります。 これは販売店の方と私の会話です(^^; ULI:この広告のキットが欲しいのですが? 店員:今はこのキットのCPUが品薄でいつ入荷するか分からないのでありません。 ULI:この広告は今日からですよね? 店員:このキットのCPUは時代遅れです。マザーボードもCPUのタイプが違うので高くてもペンティアム2のキットにした方がいいですよ。 私は別に速度が欲しいのでは無くて安さが欲しかったのです。しかし将来の事を言われると広告にあるはずのキットが無い事をうまくかわされた私の負けでした(^^; 更に続きます。 店員:このペンティアム2は266MHzですが、マザーボードのディップスイッチを変えると300MHzまで出ますよ。 これで買う気になったのですが(^^;実際には今も266MHzです。この件は某有名DOS/V専門誌(^^;にも掲載があり私もいろいろとマザーボードの設定を変えてみたのですが設定を変えると今度はマシンが起動しなくなります。 それでインターネットのNEWSに投稿して聞いてみたところ直ぐに返答を頂きました。 ペンティアム2には同じ266MHzでもバージョンによってはプロテクトがかけてあるものと無いものがあり300MHzでも動作するものもあるそうです。私のはプロテクトがあるものだった訳です。 後日、知らないふりをして(^^;買った販売店で聞いてみました。すると今度は担当の店員さんが不在で他の店員さんとの会話です。 他の店員:メーカーでは保証していないので、300MHz出るとは限りません。うちの店員がそのような事を言ったのなら謝ります。 という訳で私もそれ以上は聞きませんでした。 DOS/Vの自作はあくまでも自作ですから、あまり調子のいい事を言う販売店は信用しないほうがいいですね。(その区別は初心者には分かりませんが)自分の納得のいくパーツを下調べして部品の情報が無い場合は、このインターネットをうまく利用してメーカーのHPに行ったり自作ユーザーのHPで話を聞いてみるのが一番ですね。 |