檻のない動物園・・・ 00/04/29 |
大変なんである。すごい勢いで、キャットフードが無くなっていくんである。我が家の外猫、キジマルの為に買ってあるキャットフード&残飯等を与えても、与えても、1日に5食ペースでキジマルは餌をせびりに来る。 理由は解ってる。よっぽど腹が空いている場合を覗いて、猫は、餌をちょっぴり食べ残す習性がある。キジマルもそうだ。その残った餌を巡って、争奪戦が繰り広げられる。我が家の回りでは、夜中になると、猫の喧嘩が絶えない。きっとそうやって、猫の優劣がついて、餌を食べに来る順番も決まってるんだろう。でも私は、「餌を頂戴にゃ〜ん!」と甘い鳴き声で窓の外にたたずむキジマルが大好きなんであって、黙ってこっそり餌をさらっていく野良達に餌を与える気はあんまり無い。そこで、キジマルに餌を与えるときは、丁度食べきるだろうと思われる量しか、皿に置いてやらない。その結果、キジマルは腹7分目で帰らされて(それでも殆どの場合、餌はちょっぴり食べ残してある)、すぐ腹が減るのか、日に何度も餌をせびりにくるのだ。 キジマルの餌を狙って日参してくる奴ら。その存在が気になって、窓の外の気配を、私は何時も気にしている。キジマルを二回りも大きくした、でっかいトラ猫。首輪を付けた白黒の猫。痩せて骨と皮ばかりの野良犬もいた。そして、あろうことか、昨夜は、タ、タヌキまで発見!驚いて窓を開けて睨んでやると、少し引くけれど、窓を閉めるとまた、ガツガツと餌を食べている。こ、こいつは、私をなんだと思ってるんだぁ! どうやら、ここは、檻のない動物園です。私は、飼育係らしいです。っつうことは、家のおやぢは、動物園の園長さんか? 【My Boom INDEX】 【Page Top】 |
本日のラッキー・・・ 00/04/25 |
占いに振り回されているわけではないけれど、新聞やテレビの占いを毎朝見るのは、私の習慣だ。特にお気に入りは、「やじうまワイド」の「教えてお星さま」、星座別の占いだ。乙女座がラッキーDAYだと、何をしてもOKな気がして、1日中気分が高揚している。本当に良いことがあるから不思議だ。といっても宝くじが当たったとか、モテモテでしょうがなかったとか、そんな大それたラッキーではなく、例えば、しばらく音信不通だった友達からMailが届いたとか、夕飯のおかずが好物のイカ刺しだったとかである。まあそんなことでも、生活にメリハリが出来て楽しいんだから、占いは止められないのだ。 さて、今日の私は「教えてお星さま」によると12星座のなかで2番目くらいにラッキーDAYだった。しかーし、朝から最低最悪の出だし。会社では、ぼーっと考え事をしてみたり、涙ぐんでみたり、いつもの自分を何処かへ置き忘れたかと思うほど、自分が自分じゃなかった気がする。(気合いで仕事はやったけどさ)やっとの思いで家へ帰り、「学校へ行こう!」を見た後、夕飯を食べながらプロ野球中継を見ていた。今日阪神が勝てば破竹の9連勝、しかも広島との首位攻防戦だ。9回裏、阪神サヨナラのチャンスの時、電話が鳴った。結果を気にしつつも、今日の私の落ち込みの原因の件で、友達と爆裂トークを電話で繰り広げた。電話を切ると23:00。もう試合は終わっただろうと思って、スポーツニュースを見ると、延長にもつれ込んで、まだ試合は継続していた。慌ててプロ野球中継にチャンネルを切り替えて、試合終了まで見た。阪神は9回と14回くらいにサヨナラのチャンスがあったのに、それを生かし切れず、結局引き分けに終わった。でも、負けなかった。連勝記録にストップはかからなかった。これが今日一番のラッキーな事かな。なんとささやかな・・・。(涙) 【My Boom INDEX】 【Page Top】 |
ダメ虎の親バカ!?・・・ 00/04/22 |
つづき。まだまだ続くぞプロ野球ネタ。広島市民球場で、広島−阪神戦を見てからというもの、可能な限り家でもプロ野球中継を見ている。去年は、私が阪神の試合を生で見ると形勢不利になる気がして、怖くて見ていられず、プロ野球ニュースとか翌日の新聞でしか結果をチェックしなかったけれど、心臓が縮こまりそうになりながらも、生中継を見ている。 阪神、絶好調じゃん!(だだいま六連勝中、今夜巨人が負けて3位まで浮上した)なんといっても、先発投手陣が粒ぞろいで安定している。矢野さんのリードも上手い。打撃も好調で、早い回に得点してくれるので、ゲームの主導権を握れるし、最後は抑え投手がきっちりと締めてくれる。こりゃ負ける要素がないじゃん。新庄さんがスタメンで出ていないのが唯一の心配事だ。ついでに私的意見だけど、阪神の監督、コーチ、選手達が着ているあのスタジアムジャンパーが、とってもお気に入りだったりする。黒地で、HTの文字と虎のイラスト(グレー)が背中と胸にデザインされたヤツです。一見地味だけど、渋くて強そうで、格好いい。 しかしこうなってくると、長年最下位に甘んじてきた負け犬根性が、頭の中をちらつき始める。「こんなに勝っていいのか?ホントはもっと下位にいるべきなんじゃないか?」先日の巨人戦の時だって、どんなに序盤で大量リードをしていても、何時かひっくりかえされるんじゃないだろうかと不安で堪らない。思えば去年も、確か5月頃に一瞬だけど一位になって、三日天下で終わったっけ。(阪神らしいといえばそうだけど) でもね、今年の阪神は、去年より確実にレベルアップしている気がする。優勝なんかはしなくていいと思う。去年より今年、今年より来年、少しずつ成長して強くなっていってくれたら、ファンとしてはそれが一番嬉しいのかなぁ。ほらダメな子ほど可愛いっていうし・・・。(失礼しましたぁ) 【My Boom INDEX】 【Page Top】 |
小さいこともイイことだ・・・ 00/04/18 |
つづき。(何の?)下記の「野球の醍醐味」のつづきです、はい。広島市民球場は、カープファン以外の人が行くと、肩身が狭いとか、ヤジが強烈で怖いとか聞かされていたけれど、私が行ったときは、そうでもなかった。というか私は、広島市民球場に、かなり味を占めて帰ってきたのだ。 なんといっても、あの小ささが好きだ。球場が狭いから、ホームランが出やすい。球場まで足を運ぶんだから、ホームランを拝めるとやっぱり嬉しい。対角のスタンド席も近いので、応援の反響が大きくて、臨場感にあふれている。席もとても狭くて、大人が座ると、隣の人と肩をすり寄せて応援するような感じで、悪く言うと窮屈この上ないけれど、良く言えば連帯感が湧いてくる。(回りが敵方の応援だったらヤだけど) そして選手が間近で大きく見えるのがイイじゃないか!ドーム球場とかだと、ファウルグランドも広くて、選手も遠いけれど、広島市民球場の選手は顔の表情までも良く見えた。 余談だが、その後行ったモー娘のコンサートも広島厚生年金会館で、ワリと小さめの会場だった。実は私、小さめのホールコンサートが大好きだ。根がけちん坊なので、ドーム球場とかのコンサートでアーティストが豆粒くらいにしか見えなかったりすると、すごく損をしたような気になる。小さめの会場で、アットホームで、ギュッと濃縮された感じが好きなのだ。 そういえば何かの雑誌で読んだけれど、今は「小さい」が流行りなんだそうだ。芸能人でいうと、お笑いでは爆笑問題の田中裕二、バンドでいうとL'Arc〜en〜Ciel のhideとか、あとV6の森田剛(あ、これは個人的希望ね)等。またまた話がぶっ飛ぶけど、私は急いでいる時、大きいショッピングセンターだと、広すぎて歩くだけでも大変なので、小さいスーパーを選んで買い物をしたりする。小さいこともイイことだ。 【My Boom INDEX】 【Page Top】 |
野球の醍醐味・・・ 00/04/13 |
何だかんだと文句をつけたものの、日曜日は結局、花見−プロ野球観戦−モー娘コンサートの強行スケジュールを存分に楽しんできた。(やっぱり) その中でも、一番面白かったのは、野球観戦かな。広島市民球場での、広島−阪神戦だ。(言っておくけど、万人を敵に回す、私はアンチ巨人!セ・リーグでは阪神が好き)恥ずかしながら、球場でプロ野球の試合を見るのは初めての私。サッカーでもテニスでも野球でも、スポーツを生で観戦するのは、テレビで見るより、色んな意味で何倍も面白い。グラウンドで見る選手達は、すごく大きく見えた。私は、その道の一流と呼ばれる人を見るのが、大好きだ。広沢、大豊、新庄辺りは、そこに立っているだけで、独特のオーラが漂っている。中でも、新庄!真っ赤な手袋とリスとバンド(名前が解らない)みたいなのを付けちゃって、私はああいう、人と違った派手目の優男(やさおとこ)が大好き!(モチロン才能がないとダメだけど)ビールをグビグビやりながら、いい男を見る・・・なんて美味しいんでしょう。 よく野球の醍醐味はホームランとか言うけれど、私はその意味が、やっと実感出来た。プロの投手が投げる球を、木のバットでジャストミートするとああいう(ってどういう?説明出来ない)音がするんだ。テレビじゃ伝わって来ない、重々しくて、しかも痛快な音だった。「ピッチャー振りかぶって第3球投げました。打ちました!これは大きい、伸びる伸びる、ほぉーむらぁーん!」「カキーーン!」と打ってスタンドにボールが入るまでの約3〜4秒を「おおおっ」と叫びながら弾道を目で追う爽快さ!サッカーのゴールとか、テニスのスマッシュとかは、ほんの一瞬だけど、ホームランはこの、3〜4秒が実に気持ちいいんだなと、痛感した。こりゃ、ハマるわ。 この日阪神は、タラスコ、大豊が二本もホームランを打ってくれた。最後の土壇場で広島の前田に逆転満塁ホームランを打たれて負けたけどさ。ま、阪神ファンにとっては、こういうことは、慣れっこなのだ・・・。 【My Boom INDEX】 【Page Top】 |
スポンジをギューッ!・・・ 00/04/09 |
忙しい・・・。この数日の私は、寝てる時以外、常に何かを考え、分刻みで行動しているような気がする。まず、仕事が忙しい。こなしても、こなしても、てんこ盛りの仕事の山、残業の嵐だ。おまけに今週は何だか、My
PC回りも忙しかった。CD-RWドライブを設置して貰って(まあ、人任せなんだけどね)マニュアルを読んだり実際に操作してみるのに余念がなかった。このKana's
Jungle のマイナーチェンジをコソコソと(タイトルロゴを作るのって結構手間がかかるのだ)やったりもした。とどめはビデオチェック。今週はV6が番宣でTVジャックをやったり、特番に出たりしたので、録画、再生、ダビングと大わらわだった。その合間に、夜桜見物に、テニス。確か去年辺りまでは、お子さま就寝の私は、夜10時頃になると睡魔に勝てず、朝まで爆睡していたのに、今は26時就寝。もっとさかのぼるなら、20代の頃の私は、乾いたスポンジだったと思う。当時は当時なりに色々あったんだろうけど(何が大変だったか全く思い出さないが)、今の私から見れば、のほほんとして、大した束縛も受けずに、ふらふらと過ごしていたような気がする。ところが今の私は、吸うだけ吸って、今にも水が滴り落ちそうな重たいスポンジ。乾いたスポンジが、あれもこれもと好きなモノやしがらみを吸い込んで、溢れかえりそうな感じかなぁ。 明日は(もう今日か)天王山です。早起きして、大原湖の桜を見に行った後、昼間、プロ野球のデーゲームを観戦して、夜はモー娘のコンサートです。私はお調子者です。誘われるとついその気になっちまいます。全く、我ながらアホだと思うよ。モー娘のコンサート会場に行って「こん中で、花見して、プロ野球の試合を観戦して来た人いる?」と大声で聞いてみたいよ。 そして、水を吸った重たいスポンジを、思いっきりギューーーッと絞って、スッキリしたい、身軽な自分に戻りたい、と少しだけそういう衝動に駆られたりするのだ・・・。 【My Boom INDEX】 【Page Top】 |
忠猫キジマル・・・ 00/04/04 |
先週のことである。私の部屋の窓の外で、「ニャ〜ン」と猫の鳴き声がした。驚いたことに、一ヶ月以上も姿を見せなかったキジマルが、突然帰ってきた。まだ捨てずにしまっておいたキャットフードをやると、それからまた毎日餌をせびりに来るようになった。イノシシに食われたとばかり思っていたのに、何処を放浪していたのだろう。一回りスリムになった気がするけれど、それでもキジマルは元気だった。 以前は朝方と夜に、私の部屋の外で「にゃ〜お、にゃ〜お」と餌をやるまで鳴きまくっていたのに、今のキジマルは違う。部屋で私の気配がすると(足音とか)、一度「ニャーン」と鳴くのだけれど、後はずーっと窓の下で黙って待っているのだ。明け方、私がまだ布団の中で寝ているときも、寝返りをうってベッドがきしんだり、布団をもぞもぞ動かしてる音がすると、必ず「ニャ〜ン」と鳴く。私は起き出して餌をやるのが面倒なので、なるべくひっそりと寝ようとするのだけれど、寝返りをうつとまた「ニャーン」。「僕はずっと待ってるニャーン」とても言いたげだ。どうかすると腹一杯食べた後でも、しばらく窓の外でたたずんでいたりする。キジマルと私の距離が、少しだけ縮まった気がする。 何かの雑誌で読んだのだが、飼い猫が十数年も生きるのに対して、野良猫や外猫の寿命は平均2年なんだそうだ。それだけ外敵や病気の危険にさらされてるって事だろう。今は元気で日参してくるキジマルも、何時また突然姿を見せなくなるか、解らない。毎日の食い分もままならぬキジマルを見ていると、「一瞬一瞬を必死で生きてるんだな」と思う。忙しい日常に追われがちな私に、キジマルは元気をくれる。 【My Boom INDEX】 【Page Top】 |
LUCA!・・・ 00/03/31 |
年明けにV6のコンサートに行ってから今まで、寝ても覚めてもV6、PCを触りながら聴く曲も、車の中で聴く曲も、風呂で歌う鼻歌も、V6ばっかだったのに、今聴いている曲は『LUCA』(ルカ:ホントはCの字が左右逆向きなんだけど)のファーストアルバム「CUSTOMIZE」だ。今夜、防府市のアスピラートで行われた、彼らのライブに行って来たのだ。 彼らは山口県出身だ。もっと厳密に言うと、数人が徳地町出身だ。徳地というと田舎で、ダサいイメージがあるかもしれないけれど、LUCAのようなビジュアル系ロックバンドがメジャーデビュー(昨年7月)してくれて、私は嬉しかったし、CDを買ったりして、陰ながら応援していた。でも何故か、防府でライブをするなんて、直前まで知らなかった。慌ててチケットを購入してはみたものの、デビューシングルの「edge」他2,3曲しか知ってる曲もなかった。故郷に錦を飾る彼ら(古い言い方か?)を、物見遊山的に見に行ったというのが、正直なところだった。 でも、ライブが始まってしまうと、彼らが地元出身だとか、知ってる曲がないとか、そんなこと関係なかった。私は基本的にこういう音楽が好きみたいだ。ボーカルのKAZUKIの声量のある艶っぽい声も、大好きだったし、SHUJIのギターもとても好きだった。そして曲がどれもこれもヨカッタ。ライブの後半なんか、「ああ、イイ曲だなぁ」の連続だった。メロディラインが耳に残る曲が多いかな。それとメッセージ性のある歌詞も、心に響くかな。 メンバー全員美形だし、寡黙なのかなと思ったら、MCも大阪のノリで、楽しくて、でもその中で、「地元の人達に誇りに思って貰えるようなバンドにしていきたい」とか「ずっと音楽を続けていきたい」とか、彼らの熱くて真摯な思いが伝わってくる、良いライブだった。 なんか、ヨカッタよぉ〜。(興奮)騙されたと思って(!?)いっぺん曲を聴いてみ。ちなみに私は、ギターのSHUJIくんが好き! 【My Boom INDEX】 【Page Top】 |
カラスのたたり!?・・・ 00/03/28 |
日曜日は、テニスの試合だった。団体戦だったので、1チーム3組で対戦して、2勝以上した方が勝ちである。その時私は、1組目の試合を応援するために、コート後ろのスタンド席でチームメイト数人と観戦していた。 味方チームが、サービスでポイントを取った。Sちゃんが「ナイスサーブだ〜!」と言ったところ、私には「ナイスサーブが〜」と聞こえた。「が〜って、何処の方言じゃ?」と突っ込んだところ、なんだかその「が〜使い」が内輪でウケてしまい、試合を応援しながらも、「が〜」の連発になった。「ナイスショットが〜!」「ナイスキャッチが〜!」「ナイスボールが〜!」「チャンス!が〜」「ナイスキープが〜」その間抜けな感じがたまらず、私達はうひゃうひゃ笑いながら、一生懸命試合をしてるチームメイトに失礼だなぁと思いつつも、「が〜が〜」言っていた。 いい加減言い飽きて、やっと静かになった頃、まだ何処かで「が〜が〜」言ってるヤツがいる。もう誰よぉ?と辺りを見回すと、私達の頭上のポールにカラスが二羽留まって、「が〜が〜」鳴いていた・・・。(これホントです)き、聞こえてた?同類だと思われてた?一瞬背筋が寒くなった。 その試合は「が〜が〜」言っているうちに、あっという間に我がチームが勝ってしまい、次は私の番。カラスのたたりか、私はあっという間にこてんぱんに負けてしまった。オソロシや。(カラスのせいか?) 【My Boom INDEX】 【Page Top】 |
眠らない街・・・ 00/03/24 |
「徳地町は・・・カラオケ屋も、映画館も、遊園地も、デパートもありません。この何もなさを楽しみましょう。」Kana's
Jungleの「徳地町紹介」のコーナーでの、私のコメントだ。そういえばカラオケ屋は確か去年、堀に出来た。この紹介文も訂正しなくちゃいけないなぁ、と思っていたところ、今度は先月末、徳地初(!)のコンビニが堀に出来た。これって私の中では、結構画期的な出来事(ニュース)だった。「すごい!徳地も便利になるなぁ」って気持ちと「どんどん都会ナイズされて、静かな田舎じゃなくなるのかなぁ」って気持ちと半々で、言葉出来ない複雑な心境を抱いていた。 今夜は、同じ町内に住む友達の家へちょっと遊びに行って、帰路に就いたのは22:00前だった。家へ向けて車を走らせていると、県道を3台の自転車が並列走行している。夜中にそんな自転車の大群(?)にお目にかかることは徳地ではあんまり無いので、少しビックリして、対向車線にはみ出して大きく迂回しながら横目でその自転車の運転者を見ると、若い男の子が3人・・・その先にはコンビニ・・・。「そうか、コンビニが出来るって、こういう事なんだ」と妙に納得してしまった。 それが良いとか悪いとか言ってる訳じゃない。近隣の市では当たり前の光景だ。ただ、商店等が店じまいする夜8時以降は、寝静まったようにひっそりしていた街(時に酔っぱらいのおぢさんが、千鳥足で歩いていたりするけれど)が、今は眠らない街になった。そういうことなんだ・・・。 【My Boom INDEX】 【Page Top】 |
キジマルの後がま募集・・・ 00/03/20 |
我が家の外猫(注:そとねこ、Kanaの造語、家の中では飼っていないが、餌だけを漁りに来る猫)キジマルが忽然と姿を消して、ほぼ一月が経とうとしている。本当にぷっつりと姿を見せなくなったのだ。キジマル用の皿の残り物を漁るために、徘徊していた野良犬2匹も、同時に居なくなり、裏の山ではイノシシが土を掘り返した跡があると母が言っていたので、「腹を空かせたイノシシに襲われたのか?」と気を揉んだり、物寂しい気持ちを味わったりしている。 今までは食べ残したモノとか、魚の骨やあらを、キジマルの皿へ放り込んでいたのに、持って行き場が無い。食物連鎖の鎖が途中でブチ切れたってところだろうか?じゃあ、この残飯を私は、イノシシさんにあげればよいのかな?とアホな事まで考えている。 元はと言えば、キジマルも野良犬2匹も、家の裏にある墓地に捨てられた可哀相な子たちだ。墓地なら供物とかがあるので、とりあえずひもじい思いをさせなくて済むのではないかと考えるのだろう。家の裏の墓地は奥まったところにあるので土地勘のある人か、墓所を所有している人でないと、なかなか来れないだろうと思う。この週末はお彼岸ということで、朝からひっきりなしに墓参りの人達が訪れていた。私はそれを眺めながら、少しだけイヂワルな気持ちを抱く。「キジマルを捨てたのはあなた?」「あの野良犬にそっくりな犬を連れた人はいないかな?」そしてまた、少しだけ後悔する。「しまった、家の前に、墓参り客に見えるように【仔猫、一匹だけなら貰い受けます】と張り紙でもしときゃ良かったかなぁ」と・・・。 【My Boom INDEX】 【Page Top】 |
安心ブランド依存症・・・ 00/03/16 |
ここ数日の私の関心事といえば、「CD−RWドライブ」を買う算段だ。一ヶ月くらい前から「欲しい、欲しい」と言い続けて、ここへきてようやく話が煮詰まってきた。といっても具体的には何も決まってはいない。今から決めるのだ。内蔵タイプにするのか、外付けにするのか。SCSIボードを付けるのか、ATAPIにするのか。自分のPCとの相性はどうなのか?高価でフル装備にしたところで、本体のPCはもう三年も使っているやや陳腐化したものなのだから、バランスも考えないといけない。ハード系に疎い私にとっては、頭が痛い話なんである。 最近の電化製品は、技術的進歩が著しく、あまりに多様化して、消費者は購入するときが大変だと思う。パソコンを買う時は、MacOSかWindowsかで悩む。ゲーム機は、ドリキャスかプレステかで悩むだろうし、テレビ番組はスカパーか衛星放送か、はたまたケーブルテレビかで悩む。ケータイだって、カラー液晶にすべきか否か、i−modeにすべきか否か、日頃あれこれ考えては、結局どうにもしていない私である。おまけにこの選択肢の多さは、博打的だなとも思う。企業間の競争が激しく、吸収合併を繰り返したり、淘汰されたりして、自分の購入したモノが、少数派だったり、買い損になったりする可能性もあるわけだ。(自分がよけりゃ、何だって良いんだけれど) 「勝ち組・負け組」「生き残りをかけて」近頃この言葉をよく聞く。企業も大変だろうけれど、モノを選ぶ側も大変だ。特に、ものぐさで小心者の私は、「これを選んでおけば、まずハズレはなし」的な、「安心ブランド」が欲しいなぁ、と思ったりする。 【My Boom INDEX】 【Page Top】 |
きらきら星・・・ 00/03/12 |
映画「アイ・ラヴ・ユー」を見た。ろう者と聴者の監督二人が共同演出した作品で、主演の忍足亜希子(おしだりあきこ)さんを始めろう者役を全員ろう者が演じるという世界でも類を見ない企画だそうだ。「鉄道員」が話題を独占していた先日の第23回(2000年)日本アカデミー賞で協会特別賞を受賞したと会場で紹介されていた。 ストーリーは、ろう者の水越朝子が、聴者の夫隆一・小学三年生の娘、愛らの応援の中で、ろう劇団に入って、奮戦しながらも、大感動の公演をする、というものだ。朝子を取り巻く劇団員や近所の人達、愛の学校の子供達などにもそれぞれ「ちょっと泣かせる良い話」が用意されていて、色々と考えさせられた。でも、出演者達がとても明るくはつらつとしていて、じめじめしたり暗くならない処が、とても良かったと思う。子役の愛ちゃんが、なんとも愛くるしくて、映画の雰囲気を盛り上げているとも思った。原作の本も読んだのだが、断然映画の方が素晴らしかった。私は最初っから涙腺がゆるみっぱなしだったけれど、最後の方では会場全体がすすり泣いていた感じだった。 ろう者をもっと理解するのにとても良い映画なのに、上演回数が少ないのが残念だ。私も今日は新たな発見をした。今日、私の隣に座ったのは、ろう者だったのだけれど、彼は携帯電話を握りしめて、回りの知り合い達と盛んに会話をしていた。「なんで携帯?」と思ってそれとなく見ていたら、それは「メモ帳」代わりだった。ササっと打ち込んでは相手に液晶の画面を見せている。もちろんショートメールとかにも使ったりするのだろう。携帯電話って、ろう者にとってもすごく画期的で便利なモノだったんだ!と改めて感心してしまった。 もう一つは「ろう者の拍手」だ。ろう者に拍手を送っても聞こえない。手話の拍手は「きらきら星」だった。バンザイして手を「きらきら星」みたいにするのだ。(意味解るかなぁ、言葉では説明し辛いんだけど)映画の中で、公演終了後、客席が拍手喝采と「きらきら星」の嵐になる。感動した。「きらきら星」・・・手話は時に、口語や文章よりも雄弁だと思う。 【My Boom INDEX】 【Page Top】 |
電子メールとエアメール・・・ 00/03/08 |
以前ちらっと書いたことがあるのだが、私にはフランスに留学している友人がいる。彼女とは時々日本−フランス間でメールのやりとりをしていて、「地球の反対側なのに、気軽に、安上がりに、瞬時にメール交換が出来て、インターネットってホントに便利だよなぁ」と常々感心していた。 ところがである。今年に入ってから、私が送ったメールが彼女に届いてないんじゃないか?と思えるようなことがあった。彼女から届くメールが、私の意志が伝わってなくて、ちぐはぐな内容なんである。彼女はフランスで自分のPCを持っているのではなく、WEBメールというヤツで送ってくるので、何処かで迷子になったのかな?とか色々と気を揉んでいた。 先日その彼女から手紙が届いた。私が何度か「私のメール届いてる?」という内容のメールを送ったので、その不穏な空気を察知して、彼女は普通のエアメールをくれたものらしい。その内容が、実に彼女らしいキュートで楽しいものだったので、私は大感激してしまい、その日のうちに彼女と同じく便せんに手紙を書き、翌日V6のCD(彼女もファンなのだ)とともにフランスへ国際郵便を出した。(こういう手回しは異常に早い私である) 一昨日、今度は彼女から電子メールが届いた。私からの荷物をとても喜んでくれたこと、V6のCDをずっと聴いていること等が書かれてあった。嬉しかった・・・(涙)。エアメールってのも良いなと思った。懐かしい彼女の筆跡、彼女のセンスで買われたフランスの便せんと封筒、そして私からの郵便が飛行機に乗って、地球の反対側まで行き、3日目にフランス人の郵便配達屋さんによって届けられる(当然と言えば当然だけど)という事実。早さと便利さだけが全てではないんだと思える出来事だった。 【My Boom INDEX】 【Page Top】 |
タヌキは夢か幻か?・・・ 00/03/04 |
会社で午前様を迎えるなんてとんでもない!私は焦って仕事を片づけ、午前零時前に会社を飛び出した。朝から深夜までぶっ通しで働いて、流石の私もお疲れ気味だ。通勤の車の運転は好きだけれど、この日ばかりは注意力散漫で「こういう時に事故を起こしやすいんだよなぁ」と思いながらも、ホケェ〜っとして車を走らせていた。 途中で急に、別のカセットの曲を聴きたくなった(まだカセットなんです。レトロ?)。路肩に車を止めて、ゴソゴソとカセットを物色して入れ替え、後続の車を4,5台やり過ごして、それからまた発進した。すると最初のカーブを迂りきったところで、信じられない光景に出くわした。白い普通乗用車が腹を天井に向けて道の半分を塞いでいる。ガラスの破片が散らばり、道の脇には女性がしゃがみ込んで、呆然としている。まだ救急車も警察の車も来てはいない処を見ると、事故直後らしい。私は急に背筋に悪寒を覚えた。「ひょっとして、カセットを交換しなかったら、私が巻き添えを食らった?いやその前に、もう少し残業を早めに切り上げて帰宅していたら、事故に直面した?」丁度午前零時の出来事だ。生々しい事故現場に戦慄しながらも、何となく狐につままれたような不思議な感覚に陥った。 またしばらく車を走らせると、今度は走行車線の先に黒い物体が横たわっている。慌てて急ブレーキを踏んでみると、それはおそらく車に撥ねられたであろうタヌキ(?)の死体だった。しかも2匹並んで横たわっている。踏まないように徐行してまたぐと、その道の両脇には車が3台くらい止まっていて、男性が二人外に出て、携帯電話で誰かに電話をしていた。「大変です!タヌキの夫婦を撥ねてしまいました!大至急救急車を寄越して下さい!」と言ったか言わないか(言うわけねーだろ!)はともかくとして、私は今度こそ狐かタヌキに化かされたような気がしてきた。午前零時十分の出来事だ。どうやら、疲れた体と深夜の山道は、人に幻を見させるらしい・・・。 翌朝、白い車が横たわっていた事故現場を通った。ガラスの破片が微かに残り、道に急ブレーキの痕があり、ガードレールが歪んでいた。あの2匹のタヌキはどうなったんだろう?そもそも何処までが現実で、何処までが幻だったんだろう?首を傾げるばかりだ・・・。 【My Boom INDEX】 【Page Top】 |