ネコのお参り・・・ 00/12/30

モリ子が何処かに入り浸っているのは、少し前から気づいていた。夜中でもしょっちゅう出歩いているし、「モリ子ぉ〜モリ子ぉ」と呼ぶと、何時も同じ処から現れるからだ。モリ子が居ない時は、必ず近所をうろついている野良猫達も姿を見せない。こりゃネコの集会でもやってるんだね〜と思っていたけれど、それが何処かは解らなかった。先日の休日、母と買い物に行くのに、モリ子をウチから閉め出して出かけた。帰宅後、モリ子の行方が気になって、「モリ子ぉ〜モリ子ぉ」と呼ぶと、「にゃ〜ん」というモリ子の声がする。聞こえる方向を見ると、すぐ近くにある神社の階段をタッタッタッタッタと小走りに降りてくるモリ子を見つけた。あ、あんたって子は、お社をねぐらにしてたのね・・・（汗）。まあ百歩譲って、家内安全のお参りを毎日してくれてるんだと思うことにしよう。半野良のキジマルもあそこをねぐらにしてるらしいから、ネコ会議の最中に祭壇の上のものをけ飛ばしてなきゃいいけど。まてよ、ネコ会議を神社でやってるのか・・・モリ子がご懐妊あそばす日も案外近いかも。ってことは何？モリ子は神様の前で、お恥ずかしい格好をお見せしてるのかしらん・・・？ 　まあ、何はともあれ、去年はゴロクミと一緒に迎えられなかった正月を、今年はモリ子と迎えられそうなことを、心から嬉しく思う。来年はモリ子の子供が増えたらいいな。そして「Kana's Jungle」に訪問してくださった皆さん、良いお年を！【My Boom INDEX】 【Page Top】

混んでます・・・ 00/12/25

今日、メールチェックをしたら「○○さんから、アニメーションｅカードが届いています。」というメールが届いていた。ここ数日、無料の電子クリスマスカードが飛び交ってますね〜。ところがこのカードの宛先は「かなこさん」（私は、かなだけど、かなこという名前ではない）、送信者は（多分）私の知らない人の名前だった。「おっかしいな〜」と思いながら、指定のURLにアクセスした。ところが・・・今夜はクリスマス、この手のサイトは、非常に込み合っている。待てど暮らせど、カードは動いてくれない（アニメーションなのに）。しびれを切らして、カードが半分くらい見れたところで、中断してしまった。だって私は、「かなこ」ぢゃないしぃ〜。私のPCは４年も前のもので、プラグインだ、サウンドだと読み込んでいると、殆どフリーズ状態になるのだ。間違いカード（決めつけてる）の為に通信料を払うのもバカバカしいし。 　この手のカード、私のブームは１年前に去っている。ネットデビューした頃は、珍しくて盛んにやってみたけど、そのうち飽きてきたのだ。というかカードのサイトも種類も膨大だし、捜して、選んで、相手へのメッセージを考えて・・・という作業が面倒くさくて・・・。しかも、この某カードサイトは、２３日頃アクセスしたら、２３日〜２５日は込み合って、カードが行方不明になる可能性があるから、別の日に送られることをオススメします、みたいなことが表示されていた。（断っておけば行方不明になってもいいの？）その上、別件で今朝アクセスすると、サーバーがダウンしていた。私が盛んにカードを送っていたときは、まだネット人口もそんなに多くなかった。ところがこの一年くらいで、ネット人口は急増したと思う。その急増したネット人口が、こぞって無料のカードを送っていたら、そりゃ大変な事になるわな・・・。間違いメールも来るわな・・・。（やっぱり決めつけてる） 　折角心を込めて送ったカードなのに、誤送されたり、ダウンロードに時間がかかったり、サーバーがダウンして見れなかったりするのは悲しい。きっと新年はもっとタイヘンな事になるのでしょう・・・。だから私は、敢えてカードを送らないと思います。ごめんなさいね〜。（要するに、無精の言い訳・・・ははは）　【My Boom INDEX】 【Page Top】

一手間・・・ 00/12/21

年末になると、いろんな処からカレンダーを貰う。大掃除をした家や会社の壁に、来年のカレンダーを飾るのは、来る年の期待が膨らみ、ワクワクした気持ちになる。バブル期の頃に比べると、頂くカレンダーの数も随分減った。それでも、けちん坊の私は、カレンダーを買ったりしない。頂いた物を有り難く飾るのだ。 　こんな私でも、カレンダーの絵柄ってのは気になる。カレンダーを貰ったら、すぐに取り出して、中身をパラパラとめくってみる。先日、とある商店から貰った円筒形にくるまれたカレンダーを取り出してみると、その中から、ハラリとＡ５サイズの紙が落ちた。「なんじゃい？」と拾ってみると、それはワープロで打たれた店主からの手紙だった。今年一年の感謝の気持ちと、来年も宜しくということと、健康に気をつけて良い年を迎えて欲しいというメッセージが記されていた。十何年も、おそらく何百というカレンダーを貰い続けてきながら、こういうメッセージが添えられたカレンダーを、私は初めて受け取ったような気がする。当たり前のように受け取るカレンダーにも、実はこういう気持ちがこめられているんだって事に気付かされた。店主の一手間を惜しまない暖かい気持ちが、胸に染みわたった。 　私も、こういう一手間を惜しまない人になりたいな〜と思う。　【My Boom INDEX】 【Page Top】

ツイてない３連発・・・ 00/12/17

<ツイてない、その１>昼休みにうどんを食べに行った。私の直前に入った客が、団体さんだった（後から気付いた）。注文してからの待ち時間、４０分。小イワシの天ぷら定食が運ばれてきたときは、昼休みは後１０分しか残っていなかった。しかたなく、小イワシの天ぷらとご飯と小鉢を殆どうっちゃって、うどんだけを５分でかき込んだ。舌を火傷した。 <ツイてない、その２>モリ子が何やら興奮していると思ったら、とうとう目出度く、初ネズミを捕らえてきた。デカしたぞ（親バカ）！モリ子はそのネズミを、私の部屋で散々引き回した。追い立てに熱中して、植木鉢をけ飛ばして絨毯を汚したので、ネズミを怖々外へ捨てた。（どうやって捨てたかというと、空のネコ缶をネズミにかぶせて、下から厚紙をスライドさせたのだ。頭いいっしょ？）しかし・・・部屋へ戻ってハタと気付いた。ネズミを引き回した絨毯の上を私は裸足で歩き、ネズミをもてあそんだモリ子は、その足で私の布団に潜り込んでくるんだよね・・・。目出度くない！ <ツイてない、その３>リンスがなくなりかけていたので、詰替用を買ってきて、リンスのボトルに入れ足した。シャンプーの後、そのリンスをつけたら（私は髪が長いので、リンスをポンプ５回分くらい使うのだ）、異常に泡立った。「!?」買い足したのは、リンスではなくて、シャンプーだった。お陰でリンスｉｎシャンプーが出来上がった。　【My Boom INDEX】 【Page Top】

十年一昔・・・ 00/12/13

１２月は大掃除の季節だ。雑誌の「大掃除特集」を読んでその気になり、一念発起して、今まで見て見ぬ振りをしていた押し入れの掃除に着手した。とにかく要らないモノを捨ててしまわなければ、部屋の掃除も整理整頓もままならないと思ったからだ。その雑誌の大掃除の鉄則によると、其の一、１年以上使わなかったモノは、もうずっと使わないと思って捨てる。其の二、見ないで捨てる（見てしまうと捨てられなくなるし、はかどらないから）。なるほど・・・。すっかり洗脳された私は、今まで取ってあったモノを捨てに捨てた。 　前回押し入れの中を整理したのは確か、２０代の頃だ。その頃大切だと思って仕舞ってあった物を、今、紐解いてみるとなかなか面白かった。まず、中高校生の頃の成績表や好きだった科目の教科書。私は、勉強が嫌いじゃなかった。社会科の先生が大好きで、頑張っていい成績をとって目に留めて貰おうと必死だったっけ。そして、同じく中高校生の頃の日記や、手紙や、友達との交換日記（鍵付きのヤツね。あったあった、こんなの！懐かしい〜）の類。多感な時代を自分なりに色々考えて綴った山のような日記や手紙を、今回私は惜しげもなく捨ててしまえた。その事に驚き、戸惑いを感じている。少女の頃のピュアな気持ちを捨て去って、私もオバサンの域に達したのかな・・・とも思う。 　逆に今回も捨てられなかった物は、卒業アルバムや写真の類だ。一年分の日記より、一枚の写真の方が、雄弁に当時の自分を物語っているような気がして・・・。 　それにしても１０年間、見て見ぬ振りをした押し入れの奥は、凄いことになっていた。掃除機でガーガーゴミを吸い取っていたら、何かがボコッと詰まったので取り出してみた。それはネズミのミイラだった。うぎゃぁ〜尻尾をつまんじゃったよ。まあ、いいやね。今、頑張ったら、多分、次に掃除をするのは１０年後さっ！私の事だからさっ！（威張りっ）　【My Boom INDEX】 【Page Top】

甦るゴロクミ・・・ 00/12/09

夕方帰宅すると、モリ子がまだ帰っていなかった。寒くなってからは、私が帰る前にお家でくつろぎモードに入り、私をお出迎えしてくれていたモリ子が・・・。嫌な予感がした。一年前の今日、12月9日は、ゴロクミがいなくなった日だ。一年前の悪夢が甦る。賑やかな年の瀬を、空虚な思いで過ごしたんだっけ・・・。 　モリ子は、夜、私がテニスをしに出かけた後、無事帰宅して、心配で飛んで帰ってきた私を、何事もなかったかのように、無邪気に出迎えてくれた。モリ子がここに居ることの幸せが、しみじみとこみ上げてくる。仕事だ遊びだと日々忙しく過ごし、嫌な事も泣きたくなる事も情けない事も沢山あるけれど、実はそれはちっぽけな事で、自分や家族が健康で居られることが、何よりも有り難いことなんじゃなかろうか・・・と思った。生きていれば、これから先、いろんなことがあるだろう。だからこそ、今この時を精一杯大切に生きていたいと思う。そういえば、ゴロクミが居なくなった去年も、こんな事を考えたけれど、一年経つうちに徐々に忘れてしまっていた。ゴロクミが思い出させてくれたのかもしれない。　【My Boom INDEX】 【Page Top】

開けゴマ！・・・ 00/12/05

「開けゴマ！」と念じながら開けている、キーレスエントリーってホントに便利だ。新車にしてから三ヶ月が経った。前の車には付いていなかった、このキーレスエントリーが、一番重宝しているなと思う。第二位は、６連続チェンジャー付きのＣＤプレイヤー。ＣＤを頻繁に交換することなく、思う存分音楽が聴ける。大枚を叩いてこの際だからと付けたカーナビは、あんまり役に立ってない。まあ、近場しかうろつかないからな・・・。 　そのキーレスエントリー、両手に荷物をいっぱい持っているときとか、暗闇の中で、その威力を発揮する。でも前の車の時、私は暗闇でも、一発で鍵穴に鍵を挿せる特技を持っていた。今はもう、そんなこと出来ないだろうな・・・。しかも、便利ボケした私は、今朝、あろう事か会社の門の前で、たまたま手にしていた車の鍵で「開けゴマ！」をしていた。しかも、門の鍵は、南京錠・・・。ボケるのにも程がある（汗）！　【My Boom INDEX】 【Page Top】

アナログな気持ち・・・ 00/12/01

ついにＢＳデジタル放送が始まった。３、４０万円出してテレビやチューナーを買うなんて「そんな金あるか！」と思いっきしテンション低かったのに、私のところでは、ケーブルテレビがアナログ変換して放送してくれるので、ちょっと嬉しかったりする。（にまっ）で、只今、ユーミンのコンサートを見ながら、書き込み中なんである。 　しかしここ最近の技術の進歩は素晴らしいというか、乗り遅れやしないかと恐怖さえ感じるほどだ。ケータイがデジカメになったり、動画が送れたりするみたいだし、先日はテレビで限りなく人間に近い歩行をしたり、パラパラを踊るロボットを見た。２１世紀は、ナマC3POやナマ鉄腕アトムに出会えるんだね、きっと・・・。 　でも、大晦日には炬燵に入って、家族全員で、紅白歌合戦を見ていたアナログな時代が、少しだけ懐かしくもある。あ、ＢＳデジタル放送のユーミンが、コンサートのラストで、涙を流してる・・・。デジタルな世界でも、アナログな気持ちは、何時までも大切にしていきたいな、と思う。　【My Boom INDEX】 【Page Top】

筋書きのないドラマ・・・ 00/11/27

息詰まるような熱戦だった。Ｊリーグ２ｎｄステージ最終戦で、優勝を決める、鹿島アントラーズVS柏レイソル戦だ。15:00からテレビに釘付けで見ていたのだけれど、延長でも共に点が入らず、引き分けでアントラーズが２ｎｄステージをモノにした。お互い決定的なチャンスが何度も来ながら得点できず、ファインプレイの連続で、両者一歩も譲らず、見応えのある素晴らしい試合だった。「ギャーやめてぇ〜」とか「やった！」とかテレビの前で絶叫すること３時間、下手なＴＶドラマより、筋書きのないこういうドラマの方がよっぽど面白いなぁと思った。残り時間が少なくなると、引き分けでも優勝のアントラーズは、コーナーでボールをキープして、徹底的に時間を稼ぐ作戦だった。柏の選手＆サポーターにしてみたら、腹立たしいことこの上ないだろうけど、私は、伝統ある、王者アントラーズの風格を感じた。試合終了のホイッスルがなったとたんに、へたり込んで呆然としたり、涙を浮かべる柏の選手の姿が、印象的だった。 　ワタクシ「生中継を見ると、応援する人（チーム）が負けてしまう」という汚名を返上したいと思います。私ごときが試合を見ようが見まいが、勝負は時の運と、プレイしてる本人達が勝ち取るモノだって事を、アントラーズとレイソルの選手達の戦いぶりを見ながら、ひしひしと感じたから。彼らに、心から賞賛を送りたい。 　【My Boom INDEX】 【Page Top】

止められない・・・ 00/11/23

私は今、この文章を打ちながら、ひっきりなしに電話をかけている。とあるコンサートチケットの抽選結果を聞く為に、音声確認システム専用電話にかけているのだ。もう２時間近く挑戦しているのに、信じられないくらい繋がらないっ！１回は繋がって確認が取れたのよぉ。でも残り４公演もあるの・・・。 　コンサートの電話予約も同じだけど、電話が繋がるまでには、段階というかステップがある。 １、NTTのガイダンスで「只今おかけになった電話は、大変込み合って、かかりにくくなっています・・・」とハナから繋いで貰えない場合 ２、話し中の「ツーツーツー」という音が聞こえる場合 ３、電話が繋がって「ナビシステムに接続します。この電話は２６秒ごとに１０円の通話料が・・・」となって呼び出し音の後、正式に繋がる場合（これは大成功！） ４、３までいきながら、呼び出し音が鳴ってもゼーンゼン繋がらない場合 この４番目が、腹立つのよ！何百回と電話をかけて、やっと３までたどり着きながら、もう一山が超えられない時の脱力感といったら・・・。意地になって100回以上呼び出し音を鳴らせて待っても、まだ繋がらない。あまりに電話が殺到して壊れたのかと疑ってしまう。 　しかしこれは、中毒のように止められません。「もう諦めよう。もう少し後電話しよう」と思っても、NTTの「しばらく経ってからお掛け直し下さい」を聞くと、俄然戦闘意欲が湧いてきて、ついつい指が再ダイヤルのボタンを押してしまうのだ。キリがない。挙げ句の果てには、折角「ナビダイヤルにお繋ぎします・・・」のガイダンスが流れたのに、指がついつい再ダイヤルのボタンを押してしまって、切ってしまう失態を犯す私・・・。悔やんでも悔やみきれない・・・。（涙）今夜は、繋がるまで眠れないかも・・・。　【My Boom INDEX】 【Page Top】

二度あることは・・・ 00/11/19

私が何故ネコ好きかというと、多分、抱いたときのホカホカの毛並みと、目を細めて気持ちよさそうにしているその仕草が、こちらまでたまらなく幸せな気分にさせてくれるからだろうと思う。だから、お家へ帰ると、モリ子を捜して、ムギュ（パイレーツじゃないよ）っと抱きしめるのが、日課になっている。モリ子は嫌がって逃げてしまうけれどネ。ネコ好きにとって、冬はこたえられない季節だ。ネコが温もりを求めて、膝の上に乗ってきたり、布団に潜り込んだりしてくるからだ。モリ子はまだ、布団の上、私の足元辺りで寝ているけれど、もう少し寒くなったら、布団に潜り込んでくるかも知れない。楽しみ楽しみ・・・。 　しかし私には、一抹の不安がつきまとう。一昨年、拾ってきたゴロゴが十日足らずで行方不明になったのは、１１月の終わりだった。昨年、７ヶ月余り可愛がったゴロクミが突然神隠しにでもあったように居なくなったのは、１２月の初めだった。いずれも、布団でネコとヌクヌクの図を味わうことなく、私は、厳しい冬の寒さを独り寝で過ごしたのだ。くーーーっ。（涙）二度あることは、三度ある・・・って事には、もうなって欲しくない。モリ子の動向や、外敵の様子に、何時にも増して目を光らせる私と母。過保護だなぁ〜。でも、チョロッと遊びに出かけては、すぐお家へ帰ってくるモリ子も、相当なマザコンかも知れない・・・とも思う。　【My Boom INDEX】 【Page Top】

堀中学校同窓会・・・ 00/11/14

父宛に、写真館からの大きめの封筒が届いていた。何だろう？と思っていたら、夕食の時、父がその封筒の中身を見せてくれた。それは１０日程前に行われた、堀中学校の同窓会の写真だった。澄み渡る青空の下、堀の水神様の祠（ほこら）をバックにして撮られたその写真は、おやぢの同級生だから当然の事ながら、年輩の男女が五十数人映っていた。真っ先に父の姿を捜して見つけた後、他の顔ぶれを眺めていると、知ってる顔がチラホラ。まずＦ先生！これにはビックリ！Ｆ先生は確か、私が堀中学校生だったとき、教頭先生だった気がする。なんでも父が中学生だったときは、新任の若い先生だったそうだ。それから、近所のＥさんとＴさん！え゛!?同級生だったの？知らなかったぁ〜。ほかにも堀に住んでいる人で、顔に見覚えのある人がいる。私が「この人、見たことある！誰かいね〜」と聞くと、父は「これは誰で・・・・・」と懐かしそうに想い出を語ってくれた。 　社会人になった直後や、子育てに追われているときよりも、数十年も経った時に逢う同級生が、本当に懐かしいと父は言っていた。自分の歩んできた数十年と、別の処で同級生が歩んできた数十年の時の流れを思うと、本当に感無量なんだろうなと思う。５年後にまたここで会おうと誓い合って、同窓会はお開きになったそうだ。 　話を聞きながら、父が羨ましくなった。♪花も嵐も踏み越えて〜♪それでも元気に生き抜いてこれて、同級生と再会を果たして、思い出話に花を咲かせて・・・。私にも何時か、そんな同窓会に出席出来る日が来たらいいなと思った。　【My Boom INDEX】 【Page Top】

カカア天下・・・ 00/11/12

アメリカの大統領選挙は、大変なことになっているようで・・・。比較するのもなんだけど、私の職場がある防府市でも今週は、防府市議会議員選挙で、とーってもけたたましかった。「○○◇◇をどうぞヨロシクお願いいたします」一頃に比べると、多少は大人しくなってきたかなとも思うけれど、ただ候補者の名前を連呼するだけの選挙カーには、顔をしかめてしまう。市議会議員なんだから、地元票は期待できるし、親戚、縁故を駆使しての草の根活動も効果大だし、なにも不特定多数に向けてガーガーがなり立てる事はないのになぁと思うのだ。いっそのこと、選挙カーでガーガーしている候補者を除外していき、残った人の中から選んでみては如何？とも思ってしまう。あ・・・あたしゃ防府市民じゃないから、選挙権がなかった・・・。 　そんなこんなの選挙週間のなかで、私が一番ウケたこと。３、４日前の出勤時のことである。交差点で信号待ちをしていたら、交差点の角の歩道で、とある候補者の支持者が、歩行者や車の運転手に向けて、応援演説をしていた。候補者もその隣で、神妙にしている。聞くともなしにボーッと眺めていると、選挙カーの中から、別の支持者のオバちゃんがすたすたと降りてきて、応援演説をしているおじさんの左手を「気をつけ」の姿勢に戻していた。そのおじさんは、右手にはマイクを持っていたけれど、左手は腰に手を当てて、「威張りんぼうスタイル」だったのだ。笑っちゃった。おじさんのほうは、長年培ってきた地位と名誉がそうさせるのか、それとも単なる癖なのか、よく解らなかったけれど、それをチャっと見透かして、はた目を気にせず（だって、やりようによっては、おじさんに恥をかかせるワケだし）手直しに行くおばちゃんが、如何にも世の中のおばちゃんっぽくて、ウケたのだ。カカア天下、バンザイ！　【My Boom INDEX】 【Page Top】

黄門様へ御進言・・・ 00/11/07

月曜の夜は、水戸黄門を見る。（笑わないでね）我が家の居間のテレビのチャンネル権は父が握っていて、８時台に夕食をとるときは（それが殆どなんだけれど）、有無を言わさず、黄門様にお目にかかるのだ。（ははぁっ） 　でも見続けていると、結構毎回面白かったりする。しかも昨夜は、舞台が防府だった。「リストラをふっとばせ！防府」とかいうタイトルで、財政難で奉行所をお役後免になった忠誠心と正義感に溢れる侍達が、町にやって来た無法者を、黄門様達とやっつけるお話だった。三田尻（みたじり）奉行所、富海（とのみ）なんて地名が出てきて、よく知っている場所だけに、不思議な気がした。テレビに映る町並みを見ながら、「ここはどの辺りだろう？」「小松政夫が、三田尻奉行所にいたのかぁ」なんぞと、ついついアホな事を考えてしまう。町並みや人物は、当然架空のものであるはずなのに、実在の場所で、本当にあったことだと錯覚してしまう。 　ついには「黄門様、ここから少し北に参りますと、徳地という、和紙や松茸や森林で有名な、それはそれは美しい里がありますよ。」と耳打ちしたくなったりして・・・。　【My Boom INDEX】 【Page Top】

時間の問題・・・ 00/11/03

「モリ子が毎日ケンカをして負けて帰ってくるのは、キジマルにやられているからだ。あんたもう、キジマルに餌をやっっちゃいけんよ！」と母から強くお達しを受けたのは、今週始めのことだ。キジマルは、我が家の周りを徘徊する野良猫で、私の部屋の前で餌をくれと鳴いてせびるので、ついつい残飯などを与え続けて、もう１年以上経つ。溺愛するモリ子が血を流して帰ってくるのは、自分の身を切られるより、痛ましい気がする。ここは心を鬼にして、キジマルとモリ子を引き離すためにも、キジマルを兵糧攻めにするか・・・と、何時にも増して固い決心を私はした。 　月曜、火曜、私が部屋に居る気配を察して、キジマルは夜中でも早朝でも構わず鳴き続ける。もう、その喧しさといったら、おちおち眠ってもいられないくらいだ。それでも私は、ひたすら無視を決め込んだ。水曜日は、ザーザー降りの雨だった。キジマルは、私の部屋の軒下の僅かなスペースに身を置いて、それでもジッと待ち続けている。雨で体がそぼ濡れている姿が、見えはしないけれど、私の胸に焼き付けられる。野良猫だったのを拾われたモリ子と、最初は多分飼い猫だったのに捨てられたキジマル。食べたいだけ食べて、部屋の中で温々と寝転がるモリ子と、餌にも事欠いて、雨の中を彷徨うキジマル。同じネコなのに、窓一枚を隔てたこの差は、いったい何なんだろう？どうしようもない不条理が、私の心を痛めつける。 　そして木曜日、キジマルは、確かに軒下に居るはずなのに、あまり鳴かなくなった。私の決心をやっと察したのかもしれない。それでも無言でじっと耐えて待っている。 　何故か私の部屋の机の上には、夕飯の食べ残しの蒲鉾がアルミホイルにくるまれて置いてある。決心がぐらついて、その蒲鉾を窓の外へ放り投げてやるのは、時間の問題のような気がする・・・。　【My Boom INDEX】 【Page Top】