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何かが足りない・・・ 02/02/28 23:56:29
 山口市の住み心地はかなりいい。徳地の家は中国自動車道のすぐそばだったから、夜昼関係なしに車の騒音に悩まされていたけれど、ここは静かな住宅地なので、車の出入りはあっても騒音ほどではない。夜ともなれば、道を歩く足音までが家々の壁にこだまして響き渡るほど、静まりかえっている。
 春を感じる術はたくさんあるだろうと思う。あれほど冷たかった水が温んできたり、一雨毎に少しずつ暖かくなってきたり、庭のチューリップの目がぐんぐんと伸びてきたり。最近私は、あることに気付いた。そして偶然にも母が同じ事を口走った。「ここ(山口)はウグイスが鳴かんねぇ。」そうよ、そうよ、そうなのよ。なんか静かだなぁと思っていたのは、車の騒音がなくなったからではない。鳥の囀りがあんまり聞かれなくなったからなんだよね。徳地の家は四方を山に囲まれていたから、始終何かが鳴いていた。夜のフクロウ、春のウグイス、百舌、夏のヒバリ。庭木にはしょっちゅう鳥が止っていたっけ。鳥だけではない。真夏の蝉、狐の「ケーンケーン」という鳴き声や何者かの足音。徳地はそういう野性に満ちた土地だったなと思う。そして私にとって春を感じる瞬間は、ウグイスの鳴き声を聞く時なのだ。
 車の騒音が五月蝿いとぼやきつつも、私は鳥たちの囀りや獣たちの気配をより多く体に染み込ませていたのかもしれない。今度の休みあたり、ウグイスの声を聞きに、徳地へ帰ってみようかな。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

手強い壺・・・ 02/02/24 20:41:13
 維新公園の陶器市に行って来た。我が家には、投げ入れ用の壺のいいのが無いので花器購入が目当てだ。本場の有田や伊万里の陶器市に比べるとささやかだけれど、それでも10くらい並んだテントには、ありとあらゆる陶器が並べられて、それを売り込むおじさん(おばさんもいたけど)のダミ声がいかにも市場の活気を感じさせてくれる。いいなと思ったものが以外に(やはりと言うべきか)高価だったり、色も形も気に入ったのに、いまひとつ小さかったりと、なかなか「コレだ!」というものが見つからない。その中で、これならまぁ買ってもいいかなという壺をやっとこさ見つけた。店のおじさんが盛んに勧めてくれるのを、それでも一度は振り切って、他にも良いのがあるかもしれないと市場中を歩きまわった。結局、それ以上に良い物が無かったので、そのおじさんの処へ舞い戻り、さんざん値切った挙句、消費税までもがせて(これ山口弁かな、切るという意味です)壺を購入した。歩き回って疲れたので、帰ろうと市場のテントの端っこまで歩いたところで、突然信楽焼の壺が目に飛び込んできた。母と「これいいじゃん!」「値段はいくら?高そうだね〜」と興奮気味に見ると、その壺の値段は、あろうことか今しがた購入した壺といっしょだった・・・。脱力。他に良いのがあるかもしれないと捜し回したのに、どうしてあの壺に気が付かなかったんだろう?母と、さっき買った店に返品をしにいって、これを買おうか?とまで話し合ってはみたものの、そんな暴挙を行う勇気もなく、ましてやもう一品購入する財力もなく、私達はその場を立ち去った。「またいつか陶器市があるときに、アレに似たものを買う楽しみが増えたじゃん。こういうものは少しずつ買い足していくのがいいもんね。」「きっと私達にはこの(買った方の)壺に縁があったんだよ。」なんぞと慰め合いながら・・・。
 しかし、問題はもうひとつある。私は永年生け花教室に通ったけれど、上級者レベルである瓶花というものを習う直前に止めてしまったんだよね。普通の水盤に剣山で花を生けながら、隣の上級のおばさま方が投げ入れをしているのを漠然と見ていただけなのである。「やっぱり生け花の真骨頂は投げ入れだよな・・・」とか思いながら。果たして私に投げ入れが出来るだろうか?購入したその手強そうな壺を玄関に飾りながら、一抹の不安にかられる私である。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

快復祈願・・・ 02/02/20 19:54:49
 タゴは虚弱体質だ。先週も急に元気がなくなって食事をとらなくなったので、慌てて動物病院へ連れて行った。おそらくウィルス性の腸炎だろうと診断された。私が飼ってきた歴代の猫達はほとんど病気知らずで、徳地の野山を駆け回っていたけれど、ここは徳地と違って周りが家だらけだし、犬猫のペットを飼っている家が非情に多いので、そういう病気に感染してしまう可能性も高いのかなと思う。
 何故かこの日は患者(というのか?)が多くて、しかも瀕死のワンちゃんを二匹も目の当たりにしてしまった。言葉で「痛い」「苦しい」と訴えられないペットの痛々しさと、それを胸の張り裂けそうな思いで見つめる飼い主。その心情は解り過ぎるくらい解るので、こちらまで目頭が熱くなってくる。私も何時かはタゴをあんなふうにして看取らなくてはいけないのかなと、そんな事まで考えてしまった。
 タゴは点滴やら注射やらを打たれ、「食事を自分でとるようになったら、もう連れて来なくていいですよ」といわれて帰宅した。帰る道すがら、「タゴ、早くよくなりな」「がんばれ!」と声をかけつつ、神様にお祈りする。「神様、どうかタゴを助けてください。私のことはどうなってもかまいませんから・・・」と自分を投げ打つ。歴代の飼い猫達が、病気や行方不明になる度に、私はそうしてお祈りしてきた。私が婚期を逃しているのは、そのためかもしれない・・・。お祈りの甲斐あってか、タゴはその日の夕方にチョビッと餌を口にし、今では元気満々である。ああ・・・。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

バレンタイン考・・・ 02/02/16 23:44:19
 今年のバレンタインデーは、いつになく荒んだ気持ちで過した。理由は、仕事が忙しくてストレスをかかえていたからだ。過去のMyBoomにも書いたけれど、私は義理チョコをあげない派だ。愛してもいないのに、お付き合いやタテマエで物をあげるなんてヤだという事がひとつ。男性は倍返しとか言うので、かえって負担がかかるのではないかという遠慮がひとつ。
 しかし今年は、職場がいろいろと懸案事項を抱えていたため、なんとなくピリピリしたムードだった。こういう時は、私自身もつい言動が厳しくなってしまって反省するところだ。だからふと考えてみたのだ。義理チョコでも、貰ったりあげたりして悪い気がする人はそうそういないだろうから、お互い感謝の気持ちや思いやりの気持ちが生じて、仕事絡みのギクシャクした関係も、少しは潤うかもしれないなと・・・。そういう意味では、バレンタインの義理チョコも、人間関係の潤滑剤として、なくてはならないモノかもしれないなと・・・。今年はもう終わってしまったから、正に後の祭りってヤツですがね。
 しかし、バレンタインのチョコをのんびり選びに行く余裕すらなかったんだよな・・・ブツブツ・・・。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

ソルトレイク・・・ 02/02/12 19:58:17
 ソルトレイク冬季五輪が始まりましたね。連日のTV放映と日本人の活躍に、ボルテージが上がり気味な私である。今回は、早朝に決勝が行われるケースが多いようで、私的には結構ラクチンな時間帯だ。起床してすぐにTVチェックをしたら結果が判るから、夜にゆっくりハイライトを見ればよい。ハラハラドキドキしながらTVにかぶりつくという心臓に負担がかかる見方をせずに済むもんね(別に心臓が悪いわけではない)。あ、でも、スピードスケートの清水選手だけは、朝5時起きでもリアルタイムで見たいなぁ。4年前も、何故か平日の休日で、真昼間に清水の二回目を見て感激の涙を流した想い出がある。(→しかももっと言うならば、それを見て清水選手に恋しちゃった想い出もある。笑)
 日本の選手はどんな人達が出ているのか詳しくリサーチしている訳ではないけれど、4年前の長野五輪で活躍した選手が今回も出場しているケースも多いようで、その人達が今回はどうなのか気にかかるところだ。ジャンプの船木、原田、スピードスケートの清水、女子モーグルの里谷、上村などだ(さん付けでなくてごめんなさい)。私が常々思うのは、オリンピックに出場するのはとても光栄だけれど、これほど怖くて勇気のいる事はないんじゃないかということである。世界選手権やワールドカップは毎年あるからやり直しもきく。今年ダメでも来年があるさと思えばいいと思う。でもオリンピックだけは4年後にまだ選手生命があるかどうかは未知だから、一回こっきりの大勝負なのだ。しかもワールドカップよりは、はるかに注目度、期待度が高いから、それに対するプレッシャーは出た者でないと想像もつかないくらいだ。私は、長野五輪や、それ以前の大会から連続出場してる選手たちはすごい人だと思う。4年前からずっと今を見つめてきたのだから。4年といえばけっこう永い年月だ。清水選手の金メダルに熱くなっていた時、私はまだまだパソコン初心者だった。このHPだってまだ立ち上がってはいなかったし、ネット自体がまだ珍しい世界だった。あの時から今を見据えて、日々努力を重ねて来た選手達は、すごいよ。
 選手たちの活躍には、胸を打たれたり、感動したり、涙が出たりするけれど、それはオリンピックだからということもあるだろうが、何より「4年に一度きりだから」だと、私は思う。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

濃い血・・・ 02/02/08 20:42:51
 TBSで2夜連続放送された、日韓完全共同制作ドラマ「friends」を見た。泣いた。特に期待して見たわけでもなかったけれど、見始めると引き込まれてしまって、思うところも沢山あって、それを忘れないうちに書き留めておこうと思う。
 なんといっても今年はサッカーのワールドカップが日韓合同で行われるので、昨年辺りから、なにかと韓国がクローズアップされている。直木賞を受賞して映画化までされた「GO」は在日韓国人青年の物語だ。昨秋放送された単発のTVドラマ「NO KISS」は、日本人の青年と韓国人の女性のちょっとしたラブ・ストーリーだった。これはとても斬新で、TVドラマでありながら動画ではなくて写真の連続のみで物語が展開していくものだった。(出演者の声は普通に流れている)この「NO KISS」も「firends」も韓国の街並みなどがとてもお洒落で魅力的に映し出されているのがとても印象的だった。私はつくづく韓国という国を知らないなぁと思うと同時に、「行ってみたい」という衝動にかられた。
 そして「friends」の物語の中身だが、筋としてはごくありふれたものだと思う。ただそれが国境を超えた愛だったので、さまざまな障害や、つのる想いが、とても胸に響いた。ごく普通の男女が、恋を知ることで、強く優しく、そして前向きに生まれ変わっていく様は、こちらの気持ちまで満たされていく気がした。奇抜なストーリーがあふれている中で、久し振りにあんなにピュアな恋愛モノを見ちゃったって感じ。「彼女といると心が軽くなるんだ」とか「彼にメールしてる時だけ、自分の事が好きでいられた」なんて言葉に、忘れかけていた感情が蘇ってくる。私は、TV画面を見入りながら、智子(主人公の深田恭子)になったつもりでいたね・・・(その気になりやすい人)。
 しかし、あのキム ジフン(フカキョンの相手役のウォンビン)に、あんなに優しい顔で見つめられてごらん。恋に落ちるよそりゃ〜。フカキョンを愛しそうにとろけそうな笑顔で見つめるんですわ。それはもう悔しいまでに・・・。と同時に、男をあんな骨抜き状態にさせる女になってみたい、いやなりたい!と思った。外見的なものではなくね(外見じゃ太刀打ちできねーしな)。
 それにしてもウォンビン・・・キムタクにそっくりだ。キムタクを7〜8歳若返らせて短髪にした感じ。笑い顔なんか「キミたち兄弟?」ってくらいウリふたつだった。やはり韓国と日本は、とても濃い血縁があるんだなと思う。深田恭子は製作発表の中で「英語を話すのは恥ずかしいけれど、韓国語や広東語は平気」だと述べたようだけれど、それって解る気がする。私達は多分、同じ祖先の元に今を生きているのだから。ワールドカップを期に盛り上って、こうしてスポーツや文化的な交流を深めていく中で、日韓の関係が修復され改善され、前進していく事を心から期待したい。あのキム ジフンと智子のように・・・。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

僅かの差・・・ 02/02/04 22:37:29
 先週の話である。仕事が済んだ後に、所用で徳地の知人の家へ寄った。到着して用事を済ませていると、救急車の音や消防車のウ〜ウ〜という音で、辺りが急に騒がしくなった。なーんと知人の家の前の道路で大事故があったのだ。人聞きだけれど、スピードを出しすぎて、路肩や道路沿いの家の塀にぶち当たった挙句、対向車と衝突してしまったらしい。車線を塞いでしまって、負傷者の救出や事後処理に一時間くらいかかって、私は帰るに帰れなくなってしまった。やっと通行できるようになってから、自宅へ帰る道すがらの、運転の緊張感といったらない。なんとも嫌な感じである。
 こんな事がある度にいつも思う。事故を起こす人、巻き込まれる人、何事も無く通り過ぎる人、僅かの差なのに、この違いは何だろう?私はあの日、仕事が忙しくて定刻には帰れず、約束した時間に遅れて知人の家を訪問したのだった。退社が後10分遅かったら、私はどうなっていただろう?事故を起こした人が、救急車で運ばれてどうなったか知らないが、その人の人生は大きく狂ってしまった事だろうと思う。逆に、何事も無く事故を回避出来た私は、元気なうちにまだ何か別にやり遂げなければいけないものがあって、それで神様に生かされているのかもしれない。人生の分岐点と運命の不思議を思わずにはいられない。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

ジャスミン茶にはまる・・・ 02/01/31 20:25:22
 ジュース、コーヒー、紅茶、日本茶、牛乳、ビールにワイン・・・飲み物の種類は山ほどあるけれど、私はウーロン茶党だ。なんと愛飲歴20年。勿論、他の飲み物もいただくけれど、ウーロン茶だけは朝昼晩欠かさず飲む。ウーロン茶を沸かす専用のヤカンは、幾度となくハイターで漂白したけれど、すぐに飴色の茶渋にまみれてしまう。これほど飲み続けても飽きずにいられたのに、ここへ来て最近、物足りなさを感じてきた。それは香りだ。涌かしたてのウーロン茶は勿論薫り高くて美味だけれど、ポットに入れて会社に持ち込むと、昼頃には香りが飛んでしまって、ただの色つきの湯に成り果ててしまう。お茶は薫りでいただくものだと改めて思う。
 そこで一ヶ月前、たまたまスーパーで目に入ったジャスミンティを買ってみた。中華料理店で出されるのをたまに口にするくらいだったこのお茶に、何故か私は大はまりしてしまった。ジャスミン独特の芳香がなんとも心地よくて、「お茶を飲む」というごく普通な行為が、極上の贅沢でシアワセな一時になる。しかしジャスミンティなるものは、こんな田舎ではあんまり売っていない。スーパーを4軒、専門の御茶屋さんを2軒あたったけれど、ジャスミンティを置いているのは、1軒のスーパーのみだった。それでもティーバッグ15個が500円もする高いお茶を、私はせっせと買いに通う。1日3つもティーバッグを使うと勿体無いので、普通のウーロン茶とブレンドしたりするけれど、それでも十分薫り高くて美味だ。
 ところが最近では、すっかり慣れっこになってしまい、あれだけ濃厚だとカンゲキした香りもあまり感じなくなってしまった。商品が粗悪で古いのか?それとも私の鼻腔が老化したのか?と疑うほどに・・・。人間の感覚は、敏感で、そして鈍感だとつくづく思う。
 何でも、そればっかりってのはイケナイ気がする。たまに飲むから、ジャスミンティは薫り高く美味しいのだ。さてと、お次は、とんと遠ざかっているほうじ茶、煎茶、抹茶あたりに走ってみようか・・・。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

インドア派・・・ 02/01/27 21:02:26
 この冬は、いつになくTVドラマをたくさん見ている。一月開始のドラマが2〜3回の放送を終えて、大体の感じがつかめたので、私なりの感想を書いてみようと思う。私が興味を持って見ているドラマのみです。
 まずフジ月9、香取慎吾主演の「人にやさしく」。タイトル曲がブルーハーツってことで見始めた。最初は、なんだかテンションが妙に高くてやかましいドラマだなぁ〜と思ったし、ひょんなことから子供を育てるっていうストーリーもありがちで新鮮味が無かったから、イマイチだったんだけど、3話がすごくいい話で、ラストで大泣きしましたわよ。こういう、ガーッと笑ってポロポロ泣いてしまう、単純なドラマっていいなぁと思った。番組終了後に、台所で茶碗を洗いながら、ブルーハーツの曲を口ずさんでしまう・・・「いいドラマにいい曲あり」の典型だと思う。
 フジ火曜9時の「初体験」。これはもう藤木直人が出るというだけで見ているドラマ。しかしヒロインの水野美紀が獣医師の役で、犬猫が沢山出てくるところも結構お気に入り。ストーリーは、小学校の時に憧れていた子が、超ヤな奴になって再開するんだけど、だんだん惹かれ合って行く展開。これもありがちだけど、藤木直人の美しさだけで見てるという感じだろうか。
 フジ水9(なんだフジばっか見てるな〜)の「ロングラブレター・漂流教室」も、窪塚見たさで見始めた。しかし一話目の窪塚と常盤が出逢って惹かれ合う際の会話なんかにキランと光る言葉がたくさん散りばめられていて、魅入ってしまった。でも、学校がボッコリと剥ぎ取られて未来へ漂流しているという設定は、なんか苦しいかなぁ。純粋に窪塚と常盤のラブストーリーだったら、文句なくイチオシにするとこなんだけど・・・。もう一つのお楽しみは、妻夫木聡の極上の美しさかしらん。
 TBS金10時の「木更津キャッツアイ」。これの目玉はやはり脚本の宮藤官九郎氏だと思う。すごく作り込まれた脚本で、後から録画を見返して細部まで確認するとそれがよく解る。一回サラッと見ただけじゃなかなかついていけないドラマかな。映像もちょっとレトロっぽいし、凝っていると思う。ぶっさん(岡田准一)が余命半年と宣告されて、半年のうちに何をしようって考えるとこは、すごくワカル気がした。たった半年で自分の人生のケジメというか集大成となる何かをしようってのも、困るよね。今後の展開が楽しみだ。
 番外編「利家とまつ」NHK大河ドラマ。これを書きながら見てるんですけども・・・。最初の二週は、かぶりつきで見てたんだけどね、今は「ながら見」にランクダウンしてしまった・・・(笑)。多くは語るまい。有名どころの戦国武将達が、そう見えないところがね・・・反町は反町としか見えないもん。(ゴメンなさい)
 いろいろ書き殴ってみたけれど、どの番組がイチバンだとかは今のところ言い切れずにいる。最初の1、2話を見ただけじゃ、ドラマはなかなか解らないからね〜。後半に向けて大化けするドラマだってあるだろうし。どれもが抜きつ抜かれつで競い合っているようにも思える。以上の通り、私は殆ど毎日のようにドラマにかぶりつきでいるので、仕事が済むと速攻で帰宅しているんであります。すっかりインドア派です・・・。(インドラマ派と言うべきか) 【My Boom INDEX】 【Page Top】

性格診断・・・ 02/01/23 19:56:53
 最近やたらと医者づいている私である。喧嘩して尻尾の付け根に大きな傷をつくっていたタゴが、いよいよ元気がなくなってきたので、獣医に行って来た。膿がジクジクと出るばかりでちっとも治らない傷を日々気にしつつも、ついつい獣医に連れて行かなかったのは理由がある。以前、去勢をするときに行った獣医のセンセイが、とっつきにくくて無愛想だったからだ。「あ、歓迎されてないのかな?」と思うと、途端に意気地のなくなる私である。
 前回はタゴを連れて行っただけで(引き取りに行ったのは母だったから)、話をする時間もなかったけれど、今回は治療の間、その獣医師とゆっくり話をする事が出来た。タゴの症状やどう治療するかを解りやすく説明して下さった。タゴがとても怯えた様子なのを見てその獣医師が言う事には、「活発な猫ちゃんというのは普通、(喧嘩して)やられるにしても頭の辺りを怪我するものなんですよ。そしてそういう猫は、こういう所に来ても案外と大人しいものなんだけど、タゴちゃんのようにお尻をやられるってのはねぇ〜」私「やっぱり喧嘩に弱いって事ですか?」獣医師「いや、そういう問題じゃなくて、元々の性格って事ですよ」私「・・・・・はぁ・・・」獣医師「こういう猫ちゃんは、今回の傷が治っても、多分また同じようなとこをやられて来ますよ」なんだ要するにタゴは臆病者って事じゃん!まぁ薄々(というか十分)気付いてはいたけどサ。
 タゴが大事に至らなかったという安堵感も手伝って、私はまたも帰りの車の中でニヤニヤ笑っていた。やはり、人を見た目やとっかかりだけで判断しちゃいけないね。タゴをチラっと診察しただけで、勿論職業的な経験に基づいての事ではあろうが、性格や行く末までも判断出来るあの獣医師の洞察力に感服しましたワ。
 獣医に行くにあたって、一つ楽しみにしていた事があった。それは、猫が傷口を舐めないように首に捲きつける、シャンプーハットの逆向きのようなヤツ(正確にはエリザベスとかいう名前がついてるらしい)をタゴに付けてもらったとこを見ること。よくマンガとかでは見るけど、実際に自分の飼い猫がやったらどうなるのか経験してみたかったのだ。でも、先生はそのエリザベスとやらを付けてくれなかった。「あの〜アレ付けないんですか?」と催促してみると、先生は苦笑して「あーやっても良いけど、どうせ舐めるでしショ」で一蹴。うーむ、なかなか手強い。
 無愛想だと恐れていた人との丁々発止的会話が出来て、なかなか楽しい一時だった。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

ハネムーンパルシー・・・ 02/01/19 23:32:00
 先日の事である。朝、目が覚めるとどうしたことか、右腕の肘から手先に激痛が走り、まったく動かせない状態になっていた。壊れかけたロボットのようなぎこちない動作で、痛さに顔を歪めながら、ようやっと布団を押入れにぶち込み、箸も満足に使えないままなんとか朝ご飯を食べた。通勤の車を走らせる頃には随分と快復したけれど、それでも痛くて腕がまっすぐに伸ばせない。昨年末より、テニスをすると右肘の辺りが痛んでいたので、テニスエルボー(テニス肘)が急に悪化したんかなぁ?なんぞとあれこれ考えてみた。しかし、突然の事にあまりに驚きビビリまくった私は、速攻医者に行ってみた。
 先生「寝るときになんか特別な事した?」私「はぁ・・・そういえば猫を腕に抱いて寝ました」先生「そう!それよ原因は!」私「はぁ!?」病名は「ハネムーンパルシー(麻痺)」と言うんだそうである。新婚夫婦が奥さんの頭を腕枕にして休むと翌日旦那さんがよくかかりやすいというので、そういう病名がついたそうな。要するに不自然な体位で一晩ずっと動かない状態なので、圧迫された神経が痺れてしまうという事らしい。正座すると足が痺れるけど、それの酷い状態のようだ。先生の話だとそれで一ヶ月程度入院する人もいるらしい。そう診断されて、レントゲン撮影を待合室で待つ間、私は朝の不安も忘れてククククッと一人笑いを続けていた。ハネムーンパルシーかぁ、ケッサクなネーミングじゃん。私とタゴは新婚さんなんだね。しかし新妻がタゴぢゃね〜。しかもなんで私が旦那役で腕が麻痺するまでタゴを抱かにゃならんのだ?どうせなら私が麻痺させる側にならにゃなぁ・・・云々。
 タゴよ、私はキミを愛する余り病気にまでなってるぞよ。夜、私が布団を敷くと、キミは真っ先に布団のど真ん中にそのデカイ図体を長々と横たえ、爆睡をこくね。遅れをとった私は、仕方なく布団の端っこで、はみ出しそうになりながら、小さくなって休むのだ。それでも居心地が悪い時は、キミが右脇にくるようにして大きく右腕を回す。キミはデカイ上に重たくて、びくともしてはくれないね・・・。(涙)
 ああ、なんだかタゴと私は、カカア殿下の夫婦のようだ。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

成人式に思う・・・ 02/01/15 23:09:15
 1日遅れですが、新成人の方々、成人おめでとうございます。近年の荒れた成人式は、いったいどういうことなんでしょう?95%の自治体ではごく普通に成人式が行われているのかもしれません。一部の地域の荒れっぷりばかりがクローズアップされて、それが全体的な流かのように報道されるのはどうかとも思います。でも、自治体が主催する成人式のあり方が、ひとつの岐路に立たされていることも事実かもしれません。
 私が「はぁっ!?」と疑問に思った成人式関連の報道の中では、ディズニーランドでの成人式(浦安市かな?)を迎えた新成人が、「ディズニーランドで祝う成人式はどうですか?」と問われて「子供に返ったような気分になっていいですね」とかなんとか答えていた事。インタビューした人が「だってあなたは今から大人になるんでしょ?」と問いただしていたけれど、全くその通りだよ・・・と思わず相槌を打った私であった。それともう一件は、何処だったか忘れたけど、式典会場に父兄席を設けた自治体。父兄同伴の成人式を主催した自治体もどうかと思うけど、本当に同伴しちゃった親もどうかと思うよ。付いて行きたい気持ちもわからないでもないですが、そういうのは、自宅の玄関先で止めておけよ・・・と思いました。
 いろんな場所で、いろんな趣向を凝らした成人式が行われ、報道されるのは、今後の成人式のあり方を考える意味でも良い事だと思う。だけど、主役である新成人達の本音や決意などがあまり伝わってこないのは、少し残念だとも思う。大切なのは、式のあり方よりも、新成人の心のあり方なんだから。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

猫を飼う喜び・・・ 02/01/11 20:43:29
 猫を飼う喜びはいくつかあるが、私が思うにその一つは、尻尾をピンと立てて飼い主に擦り寄り甘えた声を出す、あの風体だと思う。ところが今のタゴはその「尻尾ピン」が出来ずにいる。一月くらい前に近所の猫と喧嘩して大敗し、尻尾の付け根辺りにデッカイかさぶたを作ってしまってからというものの、どうも経過が良くないらしく、常に「尻尾ダラン」の状態なのだ。心配してお尻の辺りを触ると「ギャーッ!」と叫んで、こちらの手や顔を引っ掻いてくるもんだから、様子を見ることもできやしない。食欲はあるし、「尻尾ダラン」以外は元気にしているもんだから、獣医にも連れて行かずにいたら、2、3日前にまた同じところにかさぶたをつくってしまい、そうこうしているうちに、今夜家へ帰ってみたら、そのかさぶたが落ちて、毛が抜け、赤身が剥き出しになっていた。か、かわいそうに。
 猫の尻尾は、飼い主から見て、ゴキゲンや健康のバロメータにもなるところだが、猫にとっても己を強く見せる為の重要な部位なのではないか。尻尾をピンと立てたり、威嚇して毛を逆立てたり出来ないタゴは、外に出ても、虐められたり、肩身の狭い思いをしているのではないかしらん?
 友人が、昨年のX'masに、私宛にカードを送ってくれた。それはタゴに良く似た猫のイラストで、尻尾のピンと立った姿と、ダランと下がってシナを作った姿が描かれており、「タゴはオカマだから、こっちだね」と尻尾ダランの方を指してあるというものだった。貰った時は「くそう!私のタゴッちをオカマ呼ばわりするんぢゃないやいっ!」と思ったけど、彼女は先見の明があったね・・・。仮に怪我が完治したとしても、タゴの場合、急に喧嘩が強くなるとは思えないから、ボス猫を遠巻きに見つめるコソコソ猫になるんだろう。それもまたかわゆし。猫を飼う喜びだ。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

禁酒生活の難関・・・ 02/01/07 23:06:53
 約一月半前、私はこのペイジ上で「禁晩酌宣言」をした。その後、私は本当に晩酌をしていないのか、経過報告をしておこうと思う。結果から言うと、週1、2回程度呑む事もあるけれど、365日晩酌をしていた頃に比べると、すっかりアルコールが抜けちゃったのである。ムフッ。しかも禁断症状も全くない(おまえは薬中か?アル中か?)。理由はいくつかあると思うが、冬場だからビールがあんまり欲しくないというのが大きいかもしれない。私はビール以外の酒類にはあんまり食指が動かないからね。最初の頃は、ビールの替わりにグラス一杯のワインなんかを飲んでいたけれど、一度、酷く不味いワインを買ってしまった事があって、そのワインを片付けるのに悪戦苦闘するうちに、ワインからも遠ざかってしまった。
 それでもさすがに正月は家族で食卓を囲み、大酒を飲んだ。一度呑み癖をつけてしまうと、また晩酌生活に逆戻りしてしまうのではないかしらんと恐れていたけれど、正月休が終わって普通の生活に戻ると、酒量も減った。晩酌していた頃は、ビールとオカズだったのが、今は普通にご飯とオカズと味噌汁だ。偉いッ!(だからそれが普通だってば)よって、晩酌後にバタンキューが、あんなことこんなことして零時頃就寝という規則正しく充実した毎日なのだ。結構快適生活かな。禁酒生活バンザイ!
 ただ、最後の難関は残していると思う。それは真夏・・・暑い毎日で、テニス後や風呂上りにキューッと一杯やる冷たいビールの美味しさよ・・・。私はあの誘惑に勝って、麦茶をグビグビ出来るだろうか・・・?今のところ、自信は全くない。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

遅刻剣道家・・・ 02/01/03 23:24:39
 本日は仕事始めなり。私の勤める会社は、仕事始めの日に社員全員で防府天満宮に祈願へ行く。これがかなりプレッシャーでもあったりする。なんせ正月休で緩みきった心体なのに、何時もより早い時刻の集合だ。折角の仕事始めの日に一人でも遅刻したら、それだけで士気が落ちてしまうからな。「正月早々に・・・」なんて思われない為にも、絶対遅刻は許されないのである。
 なんとか無事に祈願受付けを済ませ、社員全員で広間で順番を待っていた時のことだ。私達以外にも数人が順番待ちをしていた。その中に、剣道家らしき人たちの集団がいた。彼らは稽古着のようなものにピシッと袴をつけて、剣まで(木刀じゃなくて本当の剣)持参の本格的な格好だった。ふと見ると、その集団の中でなにやらイソイソ、モゾモゾとお着替え中の方がいらっしゃる。どうやら集合時間に遅刻し、この待合所で身支度を整えているらしい。股引き姿で一生懸命帯を捲いて、袴をつけておられた。私達が名前を呼ばれて神殿に入るとき、剣道家集団も名前を呼ばれて一緒に入場した。祈願祭の始まりを告げる神々しい太鼓の音が響いた時、遅刻剣道家はやっと身支度を整え終わって滑るように入場された。
 私は思う。一年の計は元旦にあり。何事も最初が肝心だ。しかし終わりよければ全て良し、とも言う。その遅刻剣道家には是非巻き返しを図ってほしい。そういう私も、日々の精進を欠かさぬようにせねば・・・。 【My Boom INDEX】 【Page Top】