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じいちゃんの机・・・ 02/06/29 23:33:08
 居間に大きな座卓を据えた。徳地の家から持ってきたものだ。実はこの座卓、遥か昔の私が子供の頃には、私の勉強机だった。丁度その頃は、書棚やアニメのキャラクターが飾りについたシステム学習机が出始めの頃だったので、私は自分の机が大いに不満だった。父が大工だったから、高価なシステム学習机より、自作で安上がりに与えられたものだと思っていたのだ。その後、小学校に入学した弟には、普通の学習机が買い与えられたのも気に入らなかった。なんで私だけボロイ机なの?と親を恨んだものだ。
 私が中学生の頃、その机は、足を短く切られて、居間の食卓になった。食べ物の食いこぼしやシミがつかないようにと、花柄のビニールクロスで覆われて、昨年引っ越すまで飯台となっていた。
 先日、「居間でくつろぐのに、ダイニングテーブルより座卓があったほうが良いね」という話になり、徳地の家に起きっ放しになっていたそれを持ってきたのだ。随分古めかしく、みすぼらしくみえていたそれは、引出しを取り払って、サンドペーパーで表面の汚れを綺麗に落とし、ニスを塗ると、艶が出て驚くほど立派に蘇った。そして私は母から、驚くべき話を聞いた。この机は、父が作ったものではなく、父の父、つまり私の祖父が作ってくれたこと。今ではなかなか手に入らない欅の一枚板で作られていること。欅はとても堅い木なので、四角に切り出すのも作るのも大変な労力であったことなどだ。そうか、じいちゃんは孫の私に、そんな立派で貴重な机を私に託してくれたんだと、涙が出るほど有難く思えた。ボロだと文句をつけていた子供の頃の私の、なんと見る目のなかったことか。今にしてみれば、あのシステム学習机こそがチンケな代物ではないか。
 居間の座卓を眺めていると、じいちゃんがそこに居てくれるような気がする。じいちゃんをこの家に連れて来れて、よかったと思う。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

見えない「ソレ」の恐怖・・・ 02/06/25 23:09:26
 夜毎のパトロールで、タゴ(飼い猫)は色んなものを我が家に持ち帰ってくる。最近は、狩の腕が上達したのか、それとも獲物が大漁なのか、はたまたトロイのか、どんどんエスカレートしている。
 リビングの床にネズミの尻尾だけがコロンと転がっていたり(本体は何処いったんだ?)、廊下に引きずり回したような血のりの痕がついていることもあった。重症のネズミをくわえてきて、床の上で玩んだ挙句に取り逃がし、後日、米びつの中から、そのネズミだろうと思われるのが飛び出してきたこともあった。あ、半殺しのヘビの日もあったな。先日は、台所の模様替えをしていたら、冷蔵庫と食器棚の間の隙間から、大きな大きなネズミの腐乱死体が出てきたし、電話台の下から蛇の干物も出てきたっけ・・・。
 昨夜は、もっとも恐れていた最悪な事態となってしまった。真夜中に、タゴがとうとう2階の私の部屋にまで、何かをくわえて持ち帰り、私の寝ている布団の周りで大捕り物をやってのけたのだ。タゴは、机の下の隙間に潜り込んでしまったそれを手(足か)を延ばして探りまわしていたけれど、そのうち諦めてまたフラリと次なる獲物を求めて出て行ってしまった。後に残された私は、恐る恐る部屋の電気をつけて、隅の方を捜してみたけれど、結局その獲物が何だったのか判らず仕舞いだった。そしてまだ薄暗い朝、起きて身支度を整えようと座布団に足をかけた時、何ものかがいきなりガサゴソと這い出してきて、また何処かに隠れてしまった。いやぁーーーっ!!!!! 「ソレ」はまだ私の部屋にいるーーーっ!!!
 あれから私は、何処かにいるかもしれない「ソレ」に怯えながら部屋で過している。「ソレ」は自力で何処かへ脱出しただろうか?それとも何時の日か、私はミイラ化した「ソレ」に対面したりするんだろうか?タゴよ、100歩譲って、夜の狩りも許そう。大雨の日に泥んこになった足で出入りを繰り返し、床を泥まみれにするのも許そう。しかし、我が家を「昆虫&爬虫類&哺乳類博物館」にするのは止めてくれ! 【My Boom INDEX】 【Page Top】

どこかクール・・・ 02/06/21 21:41:35
 サッカーW杯の決勝トーナメントでの韓国と日本は、明暗を分けたと思う。両国とも、1点ビハインドで試合が進行し、相手国より押していたのに、韓国は土壇場で同点に追い付き、延長Vゴールで逆転勝ちした。日本はそのまま追いつけずに敗退だった。
 この差はなんだろう?私は、サッカー通でもないし、終わってしまったことに対してああだこうだと偉そうに言うのも嫌なので、二点だけ、感じたことを書いておこうと思う。
 一つは、先発メンバーが予選と違ったこと。予選で良い結果を出していたメンバーをわざわざ変更することもなかったんじゃないかと思う。私は柳沢が好きなので、決勝Tは彼に得点して欲しかったなー。
 二つめは、国民性というか、気持ちの違いかなと思った。韓国は、「熱い」「なりふり構わず」「悲壮」なんて言葉が浮かぶくらい、絶対負けたくないという強い気持ちが選手にもサポーターにもあるような気がした。日本も、勿論、絶対勝ちたいとは思っていただろうが、どこかクールな部分がある気がする。「予選を通過したんだから、充分じゃないか」とか「仕方ない」とか、負ける前から、なんとなく負けた時の言い訳や身の振り方を考えているような、妙な冷静さを感じる。国民性や、過去の歴史の違いがあるんだろう。原因はそれだけではないはずだけれど、なんとかなった試合だけに、私は日本が負けてしまったことを心から残念に思う。
 そして自分の事も思う。やはり私も日本的で、どこかクールだ。あの韓国の選手やサポーターのように、強く熱い気持ちで何かに挑戦していないなと思う。だから何事にも手応えのある結果が得られないのかしらん?反省。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

旬の期間・・・ 02/06/17 23:13:08
 私はカリカリ梅が大好きだ。お茶うけに、ビールのおつまみにと、毎日3個、多い時には5〜6個も食べてしまう。だから買出しも少々ではない。スーパーに行く度に、まるで卵や牛乳でも買うように、当り前のようにそれを2、3袋カゴに放り込む。同じ商品なのに、スーパーによって、198円、238円、298円と価格にバラツキがあるから、なるべく198円のを売ってるスーパーでまとめ買いをする。なんせ手元にカリカリ梅の袋がないと居ても立ってもいられない人だから、なくなりそうになって慌てて買いに走ることもしばしばだ。先日も198円のを売ってるスーパーで、カリカリ梅の袋を2つ握り締めてレジに並んでいると、知人とバッタリ出会ってしまって、なんだかとてもこっ恥ずかしかった。
 そんな私に目出度く、カリカリ梅買出しから開放される日がやってきた。自家製カリカリ梅が出来たのだ。我が家では、あれだけ大量に梅の実がなるのに、カリカリ梅は作り方がわからなくて作れなかった。それが今年、近所のスーパーで偶然にも「カリカリ梅の素」なるものを見つけて漬けてみたのだ。作り方は簡単、梅の実を綺麗に洗って乾かし、ひたひたになるくらいその「カリカリ梅の素」を入れて、重石をするだけだ。3〜4週間で出来上がった。市販のような赤い色はついてないけれど、食べてみるとカリカリとした食感はそのままで、少し酸味が強かったけれど美味しかった。いやぁ〜やはり自分で作るカリカリ梅は格別だよ。これで毎日、ストック在庫を気にすることなく、心置きなくカリカリ梅が食べれるってもんだ。ムヒヒヒ。
 しかし私には、ちょっぴり心配事がある。「カリカリ梅の素」のパッケージには「カリカリとした食感をお楽しみいただくには、3〜4週間でお召し上がりになることをお勧めいたします」と注意書きが書いてあるのだ。3〜4週間を過ぎるとどうなるんだろう?どんどん柔らかくなっていくんだろうか?あたしゃヤワヤワなカリカリ梅ってキライなんだよね。漬ける時、調子に乗って10kgくらい漬けちまったからな・・・。いくら私がカリカリ梅好きでも、食べるのに半年はかかりそうな量だ。食べ物にはやはり旬ってもんがあるんだとつくづく思った。はて、私は、どれくらい「旬のカリカリ梅」を食べることが出来るんだろう?(焦) 【My Boom INDEX】 【Page Top】

CCCDにご注意を・・・ 02/06/13 22:53:39
 昨日、V6の新曲「Feel your breeze」のCDを買った。するとパッケージに赤い文字で「コピーコントロールCD」と書かれたシールが貼ってあった。なんぞや?と思ってよくよく説明文を読んでみると、CDにコピーコントロール機能なるものが搭載されていて、パソコンによるCD-RやMP3ファイルへのデータ変換が出来なくなっているらしい。要するに違法コピーを阻止するための、このレコード会社の措置らしい。
 はぁ〜っ?ぢゃ、CDを買うたんびに、CD-Rにコピーして車やらPCやら、部屋のステレオで聴いていた私のミュージックライフはどうなんのさ?とりあえず、部屋と車で聴くためにCDは絶対二枚いるからと、仕方なく別の店で同じCDを買った。なんか売上枚数に貢献してんなぁ私・・・。
 しかし、コピーコントロールCD(CCCD)なるものに全く無知だった私が愕然とするような、もっと大変な事があるらしい。ネットで仕入れた情報だから、どこまでが真実なのかは解らないが、CCCDは、@コピーされない為に、曲中に意図的にある信号を入れ込んであるために、音質が悪い。A一部のPCやプレイヤーで聴くと、再生に不具合を生じるらしい。不具合とは、酷い場合、Windowsが不安定になったり、プレイヤーが壊れてしまうらしい。
 確かにCDに同封された注意書きにそのような事がは書いてあるけれど、「全てのPCやプレイヤーでの再生を保証しません」と事前に申告しときゃ、あとは聴き側のプレイヤーが故障しても責任なんか持ちませんよと突き放されているようで、そんな無責任なCDを発売して良いのか?と思う。視聴者は、1050円払ってCDを買って、PCやプレイヤーを壊されたんじゃ、たまったモンじゃないよ〜。しかも音質まで悪いときた。二枚も購入した私ってアホやん。金返せーーーっ!
 私は、これらの事実を全く知らないで、車とPCの両方で、CDを聴いた。今のところ、なんの不具合も無い。音質も原曲がどうなのかを知る由もないから、なんともいえないが、そう言われれば薄っぺらい音かもしれない。でも、ファンサイトでは、チラホラと不具合を報告しているのを見かけるし、レコードより音が良くて、コンパクトで、壊れ難いというCD神話は崩壊しちゃったなぁ〜と思った。
 せめて、音質の問題をクリアしてくれないのなら、これからはもう、「CCCD」なんか買わない。但し、超ファンの為、V6のCDだったら、仕方なく買うかなぁ。一部の違法者の為に、多くの善良なユーザーを傷つけたり、ないがしろにして良いのか?くそう。
 さて、私はこのCDを、まだ唯一再生していない部屋のミニコンポで聴こうか聴くまいか悩んでいる。朝、おめざの曲に新曲をセットしたいんだけどなぁ。コンポが壊れるかもしれないと思うと、怖くて挿入出来ないやね・・・。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

菖蒲まつり・・・ 02/06/09 20:09:14
 田圃の仕事の合間に、重源の郷の「菖蒲まつり」へ行ってみた。オープンしてからしばらくして話の種にと行ったきり、何年ぶりかの重源の郷だ。私達が出かけたのは午後からだったけど、駐車場は車が入りきらないほどにいっぱいだった。閑古鳥が鳴いてるのかなぁ〜なんぞと思っていたけれど、案外と盛況だったので少し安心した。ま、イベントの最中だからだろう。初めて行った時には、こう言っちゃなんだけど「一回行ったらもういいよね」って感想だった。でも今回は「意外といいかもね」だった。理由は、遊歩道やそれぞれの家や広場の至る所に植えられている四季折々の木々が大きくなって、とても美しかったからだ。枝垂桜が多いのには驚いた。「こりゃ春には是非来て花見をせんといけんね〜」と思った。もみじの木もたくさんあった。秋の紅葉の頃に訪れるとまた違った景観だろうと思う。そそり立つ山肌に若竹の笹が勢いよく萌えているのは、心がスカッとする。菖蒲園はとても広く、花も今が盛りで勿論とても美しかった。遊歩道の両側に紫陽花が生い茂り、その中を歩くのも心躍った。残念だったのは、ここのところ日照り続きで、菖蒲も紫陽花も色あせて一部萎れそうなのが可哀想だったことだ。木々や草花も、自生しているものと人為的に植えられたものが渾然一体となって、それはそれで調和していると思う。清流のせせらぎも心和むものがあった。これらの木々達の名前を記した札でも立っていたらもっと良かったかな。山育ちで植物の名前に詳しい母でさえも「これは何じゃろうねぇ」と首を傾げるものがたくさんあった。それと、もっと町外に向けて宣伝してもいいんじゃないかとも思った。こちらの掲示板に何時も訪れて頂いているfujikane様の情報がなかったら、あたしゃ「菖蒲まつり」なるものを知らなかったもん。折角、お金をかけて立派な施設を作ってるんだから、多くの人に訪れてもらって徳地の良さを知って欲しい。
 デジタルな毎日のスイッチをOFFにして、四季折々の自然の息吹きを感じて、心の深呼吸が出来た気がする。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

またもワールドカップ・・・ 02/06/05 23:27:43
 いやぁ〜ワールドカップも日本戦になると超力入りましたデス。キックオフが18:00だったから、退社して家に帰るまでは車でラジオを聞いた。家へ帰ってからは、食事の支度を適当にうっちゃって、食卓のTVに張り付いて見てた。ベルギーが得点するとガックリ肩を落とし、鈴木と稲本が得点すると、もう椅子から飛び上がって、そして飛び跳ねて大喜びした。0-0の息詰まる展開もサッカーだけど、GOALしてガッツポーズするのもサッカーの醍醐味だと思った。そういう意味では、両チームで4点も入ったし、試合展開も抜きつ抜かれつで、とても面白かったなと思う。なにより、日本の選手たちが、威風堂々としているのをとても誇らしく感じた。彼らはこの4年間でやるべきことをやってきたんだという自信に溢れた顔をしていた。予選リーグのあとニ試合も、悔いの残らないよう思い切って戦って欲しい。
 その後は、韓国の試合も見た。これまた素晴らしい試合だった。韓国のサポーターの熱気も凄かった。スタンドが、あの真っ赤なチームカラーで埋め尽くされる映像には圧倒された。韓国が快勝したのはとても嬉しい。でも、日本がドローだったから、先を越されたようで少し悔しくもある。過去の戦争に纏わる経緯を忘れてはいけないが、日韓は今こうして、お互い競い合い、そして分かち合い、大切な隣国として、これから新しい歴史を築いていけたらいいなぁと思う。日韓揃って決勝トーナメントにコマを進めれたら、きっとその大きな一歩になるんだろうな。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

ワールドカップ・・・ 02/06/01 23:45:26
 ついにワールドカップが始まりましたね。でも忙しくて、開会式も試合も、TVのハイライトでしか見れない自分が哀しい。というか、やはり私は「にわかサッカーファン」の域を出ていないんだなと、ここへきて実感している。普段から、Jリーグのアントラーズの勝敗は気にはするものの、TVニュースを見る程度だし、外国のリーグの試合を見るわけでもないから、有名所の選手がどんなプレイをするのかよく知らない。だいたいチケ取りだって、一応応募はしてみたものの全部外れたし、二次募集なども申し込みはしてみたものの当落の確認をしなかったりして、とことんツメが甘い。本当にワールドカップの試合を見たいと思ったら、方々手を尽くすハズだから、やはり私は真のサッカーファンとは言えないだろう。誰か誘ってくれる人がいたら競技場に足を運ぶ、他力本願&便乗型なのだ。
 それでも周囲の知人がチケ取りをして、大分だの、韓国だの(いいな〜)、横浜だのの試合に行くんだと聞くと、羨ましい。誰か「私をワールドカップに連れてって〜」(笑)。どうせ会社はサボれないから、行けやしないんだけどね(サボる気だったのか?)。せめて、試合開催地か、各国のキャンプ地などに住んでると、サポーターや取材とかが来て、それはそれは街が賑やかでワールドカップのあの独特の雰囲気を味わえるだろうに。山口県は、見事になんにも来ませんからね〜。先日も母と「今なら、警察なんかが手薄で、ドロボーしても大丈夫かもよ」と笑い話したとこだ。
 きっと日本が登場するとまた気合いの入りようも違ってくるんだろうと思う。せめて日本戦だけは、TVの前に正座してサポーターしますワ。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

席順と席運・・・ 02/05/28 23:32:12
 久し振りに舞台を見た。ミュージカルとかではなくお芝居(観劇)だ。今回はラッキーなことに、前から6列目だったので、役者さん達の表情なんかがかなり細かく見れたので圧巻だった。しかも決め台詞や会話の立ち位置が、丁度私の目の前で行われることが多くて、その目線が私の辺りまでくると妙にドギマギしたりなんかして・・・。こうして「ああ勘違い」からファンになっちゃうんだよね〜。単純なワタシである。
 観劇が、映画やTVと違うのは、生身の人間が、生の声や感情をそのままぶつけてきて、それを見ている側の私達も感動を笑いや涙や拍手で役者さんたちに返して、何回公演であろうとも、毎度違うお芝居を作り上げていくことだろうか。やはり舞台上から生で私達に訴えかけてくるというのは、真に迫るものがある。自分の琴線に触れる台詞なんかがあったりすると、遠慮なくドドーッと涙が溢れてきたりなんかして、ピュアな心を取り戻せたような気がした。
 ところで私は、席運というものがあまりよくないと思う。前列が取れたからラッキーとか後方席だったから不幸とかいうのではない。自分の席が前方だろうと後方だろうと、何故か必ず、私の一列前の人が妙に座高が高いんだよね・・・。今回も、3人連れで行ったから、席は3並びだったんだけど、他の2人の前は座高の低い人なのに、私の前の人だけ、私の視界の1/3を遮るほど座高が高かった(涙)。お陰で、右側を覗き込んだり、左側に頭が流れたり、前のめりになってみたりで、さぞかし私の一列後方の人は、私の頭の動き様がウザかっただろうと思うよ・・・トホホ。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

ホタルの光・・・ 02/05/24 21:22:51
 夜、夕涼みに出ていた父が「ホタルがおるぞ、見てみぃ」と居間にいた母と私に声をかけてきた。「ホタル!?うっそぉ〜」と半信半疑で庭に出てみると、庭の向こうの空地のそのまた向こうを流れる用水路付近で、点滅するホタルの灯りがチラホラと見えるではないか。山口の家でホタルにお目にかかれるとは思ってもみなかったので本当に驚いた。徳地でさえ、私の家の周りは僅かしか見ることは出来なかったのに、山口ではそれ以上に飛んでいる。ホタルは、自然豊かな清流にしか生息していないと思っていたけれど、条件が整えば、住宅地でも大丈夫なのかもしれない。とはいえ、家の周りはまだまだ田圃が多く残っているし、近くに仁保川は流れているし、用水路も汚くはない。少し離れた一の坂川では、毎年幼虫を放流して「ホタル祭り」を行っている関係もあるだろう。何はともあれ、ここはホタルが生息できる環境なんだということがとても嬉しかった。
 ホタルは、命の儚さと力強さを連想させる。電気などの人工的なものとは全く違う消え入りそうな微かな灯りだけれど、確かにそこに生きて飛んでいるんだという尊さ、そして数日後にはその一生を終えてしまう儚さ。一時ではあるけれどその生を謳歌しているあの光りに、心が洗われるような気持ちになるのは私だけだろうか? 【My Boom INDEX】 【Page Top】

梅雨と梅・・・ 02/05/20 23:42:04
 梅の雨と書いて「梅雨」とはよく言ったもんだ。梅雨のはしりのこの時期に梅の実を収穫するのは、きっと大昔からの日本の慣わしだったのだろうと思う。昨日、徳地へ帰って、チラリとその手伝いをした。今は、小梅が丁度収穫時だ。梅酒にするなら青い時、梅干にするなら完熟して赤くなったやつを摘み取るのだそうだ。ほんのりと一部が赤くなった小梅は、楚々とした美しさと色香を感じる。春先に、あんなに美しく咲き乱れていた梅の花が、今はたわわに熟れている。時の移ろいと自然の神秘さを思わずにはいられない。
 取れたてのその梅たちは、その日のうちに市場に出しに行った。近頃は梅の実の値段が、とても安値なんだそうだ。梅干は、自分の家で漬けてまで食べなくなったってことだろう。塩分を気にして、梅干を避ける傾向もあるだろう。お弁当といえば必ず白ご飯の真ん中に、デンと梅干がのっかっていたけれど(私の弁当は今でもそう)、近頃は、昼飯は外食やコンビニの弁当が主流で、特に若い人は手弁当を作る人も少ないように思う。スーパーに行けば、「紀州南高梅」などの有名な銘柄や、「減塩梅干」などの健康に気を配った梅干なんかが安価で手に入る。自宅で梅を漬けるとなれば、塩やら焼酎やら紫蘇、容器などの材料代が結構かさ張って、結局スーパーの梅干より高くついてしまう。
 それでも、今年もまた立派な梅が取れたという収穫の喜びと、それを漬ける楽しみは、何にも替えがたいものなのだろうと思う。梅漬けなんて、今までは母にオマカセの私だったけれど、今年は、私の大好物「カリカリ梅」を漬けることに挑戦してみようかなと思っている。アレ、いいんだよね〜。酒のツマミにも良いし、お茶受けにしても最高。自分で漬けれたら、飽きるほど食べてみたい。いやいや、私のことだから、出し惜しみして、結局腐らかしてしまうかもしれない・・・。(汗) 【My Boom INDEX】 【Page Top】

モリとタゴの1年・・・ 02/05/16 21:40:08
 考えてみたら、タゴが我が家の一員になったのが去年の母の日だ。ゴロクミ、モリと、歴代の猫達を毎回一年足らずで無くしてきた私にとっては、記録更新となる記念すべき日だった。そうかぁ、タゴとはもう一年一緒に過してきたんだなぁ。(感無量)敬宮愛子さまと比べるのもおこがましいけれど「生まれてきてくれてありがとう」と心から思う。
 歴代の猫達は、それぞれに見てくれも性格も個性があって、私はどの子も大好きだ。その中でも特に、タゴは人懐っこい猫だと思う。先日も近所の子供達の遊びの輪の中にタゴはツルンと入り込んで、一緒に遊んでもらって、普通に馴染んでいた。私はそれを見て、陰で密かに笑ってしまった。どうやら山口の暮らしに一等先に慣れ親しんだのはタゴみたいだ。
 先日、母が徳地の家の田圃の草刈りをしていたら、猫の首輪がコロンと出てきたそうだ。手にとって見ると、それは先代の猫、モリの首輪だったらしい。一年前、モリが急に居なくなった時は、来る日も来る日も辺りを捜しまわしたっけ。首輪だけが草むらに転がってたってことは、どういう風に考えたらよいのだろう?事故か怪我をしたのなら、付近にミイラか屍の残骸があってもよさそうなものだ。悪戯に誰かが連れ去って、首輪だけ外して捨てたのだろうか?なんにしても、丁度1年目にして、モリの形見が見つかったのは、多分、モリが導いてくれたのかもしれない。
 モリよ、不運にして少ししか一緒に過せなかったけれど、モリのことはきっとずっと忘れはしないから、タゴがこの先も元気で私達の側に居てくれるように、見守っていておくれ。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

それぞれのカーネーション・・・ 02/05/12 0:12:00
 関東に住む弟が、いち早く母の日のカーネーションを送ってよこしてきた。ヤラレタ、先を越されたと思った。毎年、母の日のプレゼントは悩むところだ。父の日は、さりげなくやり過ごしてしまうところだけれど(ゴメンよ父)、母の日は世間的にも大きく取り上げられるので、こちらとしても何かやらなければいけないんじゃないかという気持ちに追い込まれてしまう。いや、決して何もしたくない訳ではないのだけれど、ウチの母は変わってて、「子供に何かを貰ったり、してもらうなんて情けない」と思う気丈な人なので、何をしても、なかなか素直に受け取ってもらえないのだ。
 昼休みに、ふらりと花屋に出かけてみた。案の定、店頭は「母の日仕様」で、店の多くのスペースに色とりどりのカーネーションが展開されていた。鉢植えもあればアレンジメントもある。見たことない複雑な色や、日頃なかなかお目にかかれない大きな形もある。それはもう見るだけで楽しかった。ふと値段を見る。一本200円ってところだった。やっぱり高い。普段なら花束にして300円〜400円ってところなのに。
 カーネーションは、母の日らしい花だなと思った。普段は、バラや百合等の華々しい花達に主役を譲り、添え物のようなさりげない花だけれど、手ごろな値段や嫌味のない存在感から、なくてはならない花のように感じる。家族を暖かく見守る「お母さん」のようだ。私は、所狭しと並ぶ花の中から、今まで見たこともなかった、小豆色の斑になったカーネーションを買ってみた。
 会社に戻ると、私と同じくカーネーションを買ってきた人がいた。「娘が何にもしてくれないから、母の日のカーネーションを自分に買って、後から娘に請求するのよ。」はぁ〜っ、カーネーションが数多あるように、色んなお母さんがいるもんだ。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

一発逆転・・・ 02/05/07 23:36:16
 私は、自分の髪の毛が手の施しようがないほどに痛み、乱れまくっているのを気に病んでいた。元々はクルクルの天然パーマ頭なのに、ストレートパーマをかけている。それが家事や雑事に追われて、美容院へ行く暇もないまま5ヶ月程が過ぎ、毛先はストレートなのに、根元がウネウネとひねくれた髪になってしまっていた。ヘアダイも2ヶ月弱していなかったので、分け目から白髪が光っている。美容院のおねいさんに「白髪の目立たない分け目を探すのが毎日大変なんよ〜」と言うと、苦笑されてしまったほどだ。元来けちん坊な私は、ヘアケア製品だって、美容院ののお高いヤツではなくて、そこらへんのスーパーでデッカイボトル入り600円程度のシャンプーなんかを使っていたりする。その上ドライヤーでギリギリと熱風をあてまくるわ、枝毛抜け毛はあるわで、もう頭は荒れ野原状態だ。思い余って、ショートカットにしてやろうと決心して、日曜の朝、美容院へ駆け込んだ。「どうにかしてぇ〜」と・・・。
 行き付けの美容院ってのは有難いもんだと思った。私の髪を見て、「近頃来ないと思ったら・・・」と一言チクリはあったけれど、根元の天然パーマの特にきつい頭頂部にストレートパーマをかけてもらい、ヘアダイをし、尚且つ新種のトリートメントを施してくれた。ついでに「これは絶対良いから!」と強く勧められて、美容院御用達のシャンプー&トリートメントを購入した。これが、ちとお高かったけれど、ビックリするほど髪に艶としなやかさが戻った。はぁ〜っ、目から鱗とはまさにこのことだ。某CM「ダ○」の「しっとり感ってこういうこと?」という感激を正に地で行く感じだ。
 髪は女の命でございマス。髪が美しいというだけで、鏡を見るのがこんなにも楽しみになるとはね、しばらくこんな気持ちは忘れていたワ。私はすっかり、あのお高いシャンプー&トリートメントの信者となってしもうた(なんで方言?)。しかしこんなにも効果があってよいものだろうか?副作用とかあるんぢゃないだろうな・・・?薬(なのか?)が強烈でハゲルとか?いやぁ〜ン。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

几帳面野郎・・・ 02/05/03 23:57:03
 私はつくづく自分を几帳面な野郎だと思う。近頃虜になっているのは、ゴミ分別だ。徳地に居た頃は、空き缶等はゴミとして出していたけれど、その他のゴミはトレイであろうと雑誌であろうと殆ど、田圃の近くに穴を掘って燃やしていた。不燃物は、ときたま来る廃品回収なんかにも出していたし、生ゴミはコンポートで肥料にしていた。山口ではそんなことが出来なくなったため、家庭で出るゴミは、細かに分別している。面倒臭いと思っていたが、案外とこれが私の性には合っていたみたいだ。特にハマっているのが「プラスチック製容器包装」だ。食品などの袋に「プラ・リサイクル」の絵文字を見つけると即刻「プラ容器専用のゴミ箱」行きだ。父などが、ついつい刺身の入っていたトレーなんかを燃やせるゴミの箱に捨てていたりすると、私はもう、いてもたってもいられなくなる(笑)。わざわざそれを取り出してサッと洗い、これまた「プラ容器専用ゴミ箱」行きだ。紙製容器包装も同じく、箱などに「紙リサイクル」の絵文字を見つけると、即刻「紙製容器専用ゴミ箱」行きだ。近頃では、職場でプラ容器や紙製包装のゴミを見つけると、(職場のゴミは可燃物と不燃物にしか分別していない為)それまでも自宅に持ち帰りゴミ分別するまでになった私は、殆どビョーキの域に達しているかも知れない。でも、一週間それを貯めて、ゴミの日にそれを出す時が、なかなかの快感というか心地よさがあるのだ。「あ〜いいことしちゃったわ」「これで地球が少しでも綺麗になるかな」などと考えて、自己満足に浸るのだ。(本当に少しでも地球環境の保全のお役に立てたらいいなと思う)
 そして、実際細かに分別してみてわかったのは、可燃ゴミが劇的に少なくなるんだよね。私達は今まで、いかに多くのものを無駄に捨て、地球を汚してきたかってことだ。「プラ」リサイクルの包装だって、例えば、菓子袋とその中の小袋にもいちいち全部表示してあったりするけれど、全員がそれを見てリサイクルゴミとして出しているとは思えないから、やはりもっと包装自体を簡単にするべきなんじゃないだろうか?と私は思う。でなきゃ、病的几帳面野郎な私は、何時までも安息の日を迎えることは出来そうにない。 【My Boom INDEX】 【Page Top】