Mailへ Linkへ Profileへ BBSへ Libraryへ 徳地町紹介へ Homeへ

My BoomMy Boom title

白血病の宣告・・・ 03/02/27 20:41:33
 先日、タゴ(飼猫)をワクチン接種に連れて行った。我が家の放蕩息子は、遊びに出かけては病気を貰って帰り、しょっちゅう獣医のお世話になっている。「今度、猫が元気な時にワクチン接種することをオススメしますよ。」と言われていたのだ。とはいってもこの手の注射は金がかかる(健康保険ないしな)。しかし、病気になるたんびに数千円の治療費を払うくらいなら、一年に一回のワクチン接種の方がお得かしらんと、チラリとケチ根性も出してのお注射だった。
 ワクチン接種については全く無知な私である。獣医師に、白血病ワクチン接種の前に、血液検査をして、感染しているかどうかを調べますか?と問われた。感染している場合、ワクチン接種をしても無駄になる。けれど、感染しているかどうか判らないまま接種をしても特に問題はない、とのことだった。「その血液検査とやらは、お幾ら(金額)かかるんですか?」と聞くと、「3000円くらいです。」と言われた。ギョエーッ!タダでさえ、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで、ワクチン接種に大枚を叩こうとしているのに、その上3000円もぼったくられるのか。私はシオシオと「じゃ、止めておきます。」と答え、3種混合ワクチンと、白血病ワクチンをやってもらった。
 しかし、今になって思う。もし、タゴが白血病ウィルスに感染していたとしたら、これから先、ずーっとそれを知らずに予防接種を受けさせるのは、逆に金銭的に勿体無いのではないか?何より、ちゃんと血液検査をさせて、タゴがどんな病状なのかを把握しておいてやるのが、今後も永く付き合っていく者の努めなのではないかと思ったのだ。
 その二種類のワクチン接種をして、治療費は1万円ちょいだった。年に一度接種すれば良いと、知人に聞いていたので、「まぁいいや。とりあえず今回のお金はなんとか払った。一年後の一万円は、また一年後に考えるサ。」と思っていた。すると獣医師は「はじめてのワクチン接種だと、菌の定着をしっかりさせる為に、一ヵ月後にもう一度接種させるのが効果的なので、一ヵ月後にまたお越し下さい。」と言われた。私は、内心絶句した。ウギャッ、一ヵ月後にまた一万円の金の工面の心配をせにゃならんのか。しかも、3月となると、そろそろ蚤の薬を処方してもらわなくちゃいけない頃だ。一万円どころじゃなくなってきた・・・トホホ。
 まあ、これは考え様によっては良かったのかも知れない。今度こそ、血液検査をしてもらおう。血液検査の結果を知るのは、(大袈裟だけど)タゴの死の宣告を受けるような気がして、少し怖い。ああ、お百度参りでもしようかしらん。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

ドサ回りド根性・・・ 03/02/24 0:02:26
 アマチュア歌謡ショーに行って来た。1000人くらい入るホールで、カラオケ愛好者90人くらいが出演しての喉自慢大会のようなものだった。最後には、暮のNHK紅白歌合戦の常連といってもいい某有名演歌歌手が招かれて歌を披露したのだけれど、その前座として、CDデビューはしているけれど、あまり有名でない(というか聞いたこともない)演歌歌手が数名、自分の持ち歌を一曲ずつ披露した。ぶっちゃけた話、紅白歌手と前座歌手とでは、歌唱力、ビジュアル、衣装、オーラ、年齢までもが、全てにおいて雲泥の差だった。一流歌手と、そうでない者とでは、こんなにも違うモンなのだということをまざまざと見せ付けられた気がした。
 その前座歌手の中の一人は、真っ白なスーツを着ていた。しかし、布地がなんとなくモゴモゴとした風合いで、貸衣装のようで、お世辞にも似合っているとは言えない。ま、それは置いておいて、曲が2コーラスから3コーラスに移る間奏の部分で、急にカラオケのボリュームが小さくなった。これは、その前に行われたアマチュアのカラオケショーで、全員が2コーラスまでしか歌わずに、その後はボリュームが絞られて次の人にバトンタッチしていた為に、係りの人がついつい間違えたのだと思われた。するとその真っ白スーツさんは、「ちょっと待って、3番まで歌わせて」とマイク越しに訴え、消えかけた音がまた普通に戻ってくれた。真っ白スーツさんは「折角だから、歌わにゃね〜」と言い放って、何事もなかったかのように3番を歌い終えた。私はそのド根性ぶりに驚いた。数人の、自分と似たような前座歌手がいて、貴重な一曲を、少しでも永く歌って、観客にアピールして売れっコになってメジャーになりたい、という必死さがヒシヒシと伝わる一場面、いや名場面だったなと思った。
 終演後、フロアには前座歌手たちが揃って、自分のCDを前に懸命に売込みを行っていた。CDを買ってくれた人には、サイン入りの色紙をプレゼントしたり、握手をしたり、笑顔を振りまいたりしていた。私はその中で、例の真っ白スーツさんを捜した。CDを買う気などなかったけれど、もう一度お顔とお衣装を心に止めておきたかったからだ。だけれども、前座歌手の中で、彼の姿だけがなかった。ちと残念だった。ひょっとして、2コーラスでボリュームを絞っちゃった主催者側の不手際に立腹して、臍を曲げて帰っちゃったとか?次のスケジュールが押してて・・・とかそういう理由であって欲しいワと思った。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

メールで捜す犬の貰い手・・・ 03/02/19 20:17:10
 友人からケータイに転送メールが届いた。ブリーダーが倒産して引き取り手がいないので、ミニチュアダックスを貰ってもらえないかという内容だった。血統書付きで子犬は2万円、成犬はタダでいいという。急な話で、返事は翌朝までだが、無理強いはしないで欲しい、永く可愛がってもらえる人に譲りたいということだった。ウチは猫を飼っているので無理だけれど、貰ってくれそうな友人を考えてもなかなか思いつかなく、そのまんまやりすごした。
 翌日、徳地の知人の家へ行った。先方との会話の中で、そのミニチュアダックスの貰い手を捜している話が突然出て驚いた。なんでもその知人には、友達から電話がかかってきたという。勿論、私のケータイの友人とは全くなんの関わりもない人であろうと思う。この話はかなり広範囲に広まっているらしい。返事を急ぐってのは、多分、その犬たちが、保健所かなにかによって処分されてしまうからだろうという話になって、急に心が痛んできた。聞くところによるとその行き場を失った犬は100匹くらいはいるらしいということだったけれど、何匹かはもうこの世にいないかも知れない。あのチェーンメールや電話攻勢で、少しでも多くのワンちゃんが助かることを願わずにはおれなかった。
 しかし、もしもそのワンちゃんを貰いたいと思った人はどうすりゃいいんだろう?私の貰ったメールには、発信元や譲り手の連絡先なんてなかった。ということは・・・チェーンメールを遡っていかなくちゃいけないってこと?それもなんだかな・・・。
 そうそう、チェーンメールで思い出したのだけれど、いまだに時々、「ザ!鉄腕DASH!!」の企画を名乗ったチェーンメールが送られてくるのには笑えるよ。メールがどこまでつながるか実験してるとか。最近のは手が込んでて、○月○日に結果が放送されるからとか、このメールは○○(TOKIOのメンバーの名前)チームだとか、北海道小樽の○○さんからスタートしたメールだとか、より具体的な餌がばら撒いてあって、最後に「絶対に中断しないで下さい」ときたモンだ。番組のHPに「チェーンメールを使った企画は一切行っていません」とあるので、便乗しないようにしましょうネ。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

使用後ペーパーの意味・・・ 03/02/15 21:01:44
 先日、某友人達とトイレ話で盛り上がった。ウチの会社は一般家庭と同じで男女共用の便器のあるトイレだ。ああいう便器の場合、男性が小をする時、床に散ってしまうから嫌だよね〜という意見に皆相槌をうった。タイル張りなもんだから、後から入った人は、生々しい水滴を目の当たりにしてしまう。○○さんの後は絶対汚れてるからかなり時間を空けるとか、禁煙なのにトイレでタバコを吸って、吸殻を便器に投げ捨てるヤツってどうよ?とか、話はどんどん暴走し始めた。トイレの使い方には、人それぞれ個性があるなと思う。便器の蓋をする人、そのまんまの人。トイレットペーパーを使用後、ホテルのように三角に折る人、使用中と使用後に水を流す人・・・キリがないくらいだ。私が苦手なのは、手を洗った後、濡れた手のまんま出て行っちゃう人。後から入るとドアの取っ手に水滴が残ってて、それが自分の手につくと、なんだかキモチワルイ。それと、流さない人。聞くところによると、家庭の躾だか事情だかで、男子はペーパーを使わない小だと、水が勿体無いから2回に1回しか流さないとかあるらしいのだ。でも、ここは会社なんだ!不特定多数が使う公衆便所とは違って、誰が今入ったとか、誰の後だとか、ある程度判ってしまうトイレなんだから、後の人が入って不快にならない程度には気を使って使用して欲しいと思う。
 ところで、そのトイレ使用の習慣について、女3人が寄り集まって、明確な答えが見つからなかったものがある。使用後に便座が上げられているから、男子の小だと思われるのだけれど、便器の中にペーパーが流さずに残ってるってのはどういう使い方?ワカラン。いえね、ああだこうだと言い合って、こうでないの?という予想は導き出したんだけれど、この場ではちと言えないなぁ(想像笑い)。ご本人に直接聞けもしないしなぁ。下品なネタでスミマセン。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

不動明王のご利益・・・ 03/02/11 21:25:43
 日曜日、山口市吉敷の龍蔵寺へ行った。友人と所用で近くまで行ったので、ついでに寒牡丹でも見ようかということになったのだ。山の麓の静かな寺なのに、何故かこの日は車が多くて、駐車場に入るのに交通整理のオジサンまでいる。「今日は何かあるんですか?」と問うてみると「もうすぐ火渡りが始まるんですよ」とのことだ。ほぉ、知らずに来たのに、こりゃいいとこだった。火渡りなんてナマで見たことがないので、是非、拝見して帰ろうということになった。
 火渡りとは、大きな不動明王の像の前で一体となり(古い御札とかを燃やしてその上を歩いて渡る)、その功徳を受けて所願成就のご利益がいただけるというものらしい。見に来た人の殆どが火渡りをしていたけれど、私は熱いのが苦手なので止めておいた(笑、実は怖かった)。でも、自分の持ち物を火の上にかざして念じてもらってもご利益があるとのことだったので、それはやってもらった。
 最後に餅まきがあった。あまり「拾ってやるぞ!」という気合いもないままに、なんとなく拾える場所に押し出されて立ってはみたものの、やはりやる気満々の周囲の人達には取り負けてしまって全然収穫はなかった。唯一、ダイレクトキャッチで餅が一つ取れただけけだ。
 寒牡丹を見て帰る道すがら、何気なくカバンを開いたら、チョコレートが一粒入っていた。餅まきで撒かれていたヤツだ。カバンといっても、チャックもなにもなく、口が開いていたので、気付かないままに入っていたらしい。ご利益、ご利益・・・(笑)。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

マヌケ三昧・・・ 03/02/07 20:50:31
 つくづく自分も焼きが回ったものだと思う。昨日帰宅したら、某郵便局から連絡してくれとの留守電が入っていた。「何のことだろう?」その郵便局には昼間、キャッシュカードでお金を下ろしに行った。そのことだろうか?全く見当もつかない。不審に思いつつも今朝、早速電話した。すると「昨日、キャッシュカードをお忘れになっていらっしゃいますので、取りに来てください」とのことだった・・・。
 私は自分がこんなにもマヌケ野郎だとは思わなかった。しかしあえて言い訳をさせていただくなら、そのキャッシュカードコーナーは通帳記帳が出来なかったんだよね。出金と記帳を同時にしたかった私は、「窓口に記帳を頼むのも面倒臭いなぁ」と思いつつ通帳を仕舞うのに気を取られて、キャッシュカードを仕舞った記憶がないことにその時やっと気付いた。自分で自分が情けなかった。
 昼間、郵便局へカードを受け取りに行って来た。照れ隠しに、思いっきり愛想を振りまいて、お上品に平謝って来た。局員に「あいつマヌケだなぁ」と思われないように、少しデキル風に装ったつもりだ。あはは。
 そして夕方、ふと思いついてそのキャッシュカードを捜した。何処に仕舞ったか記憶がないことに気付いたのだ。捜して捜しまわして、コートのポケットに突っ込んでいるのをやっと発見した。そうだ、郵便局で受け取って、身分証明書として持っていった免許証と共に、そのまんまコートのポケットに入れたまんまになっていたのだ。これはヤバイかもしれない。自分で自分が信じられなくなってきた。ナンマイダブ・・・。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

前歯の磨き方・・・ 03/02/03 20:07:43
 タゴを医者に連れて行って怖い思いをさせた罪滅ぼしにと、私自身も歯医者に行ったことは、先日このPageにて報告済みだが、その際「ふーん」と思ったことがある。
 一通り治療が終わって、もう次からは来なくていいよということになった後で、歯科助手から歯の点検をされた。私はこの歯科にもう20年近くお世話になっているのだが、こんなことをされたのは初めてだった。最近はTVのCMとか番組とかで、盛んにプラークコントロールだの歯周病だのと言っているので、その余波ということなのだろうか。私の場合も、歯垢が溜まっているといわれた。一日に一回は糸楊枝で歯間清掃をしろということと、正しい歯磨き方法を教わった。
 糸楊枝・・・そうか、CMを見て、なんか爪楊枝で歯をシーハーしてるオヤジ(失礼)を連想しつつ、別世界のことのように感じていたら、私にも(というか一般的に)必要なことなのか。
 それと、歯磨きの仕方について「いいですか、前歯は横にではなくて縦にブラシを使ってください」としつこいくらいに言われた。でも、2、3のCMで某俳優や女優が歯ブラシを横に使ってないっけ?そこんとこ深く歯科助手にツッこんでみたかったけれど、何せ私はお口アングリ状態で「はい」と頷くのがやっとだったから、「何か質問はありますか?」と問われても、何も言い出せなかった。
 それから毎日、歯磨きは熱っこくやっている(糸楊枝は買ってないけどね)。前歯は縦にですよ、みなさん!でもこれが、歯磨き粉がペッペペッペ散って、醜いしやり難いんだな。決して人様にはお見せ出来ない一時だ。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

パイロット役・・・ 03/01/30 21:32:26
 いけないいけないと思いつつ、ついついハマって見ているのが「GOOD LUCK!!」というキムタク主演のTVドラマだ。週刊誌で仕入れた情報によると、連ドラ不振の中で今季一番視聴率を取ってるドラマらしい。実は私は、アンチ木村派だ。彼の素晴らしさは重々承知の介なんだけれども、その非の打ち所のなさが嫌味かな〜と思ってるクチなんである。だけれども、今回のドラマは文句ナシに面白いと言わざる終えない。第一に、パイロットという憧れの職業設定ということ。フライトシフトを確認しにいくパイロットとか、飛行機を整備しているところとか、航空会社の舞台裏にも興味津々で見入ってしまう。そして第二に、キャストが豪華だ。私の好きな役者さんを中心に挙げさせて頂くと、まず竹中直人。いい味出してます。帰国子女でラテン系キャラってのが正に彼しか出来ない役どころ・・・というか彼の為にこの役どころにしたんだろうな、きっと。でも、締めるとこはビシッと締めるいい機長なんですわ。もう一人は、いかりや長介。キムタクのお父さんの役なのだが、2話なんか、説得力のある芝居してました。パイロットになりたくて、実家のいかりや長介の切り盛りする釣り船屋を啖呵を切って出て行ったキムタクなんだけど、何事かあるたびに顔を出しにくるキムタクに冷たい態度をとりつつも熱い言葉をかけるんだな。父親が海のShipのキャプテンなら、息子は空のShipのキャプテンを目指してるという設定もウマイなと思う。そして、悔しいけれど、キムタクが想像以上にカッコいい。上手く表現出来ないけれど、彼が輝いちゃって見えるんだな・・・。多分、私が嫌だと感じている非の打ち所のなさも、この役上では未熟な新米パイロットということで、帳消しになってるんだろうなと思う。・・・ってことは?ドラマの後半になって彼が成熟したパイロットになるとヤだと感じることもあるんだろうか?今後も注目しなくては。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

タゴの受難・・・ 03/01/26 19:50:12
 タゴがまたまた病気になった。まったく世話のかかる肝焼き息子だと不平を漏らしつつも、3日も何も口にしようとせずにジッと縮まりこんでいるタゴを見ていると心が張り裂けそうになって、獣医に連れて行った。タゴも最近ではかなり獣医慣れしてきて、診察台に乗せられてもワリと大人しくしている。ところがだ、検温の為に×(ワカル?笑)に体温計を突っ込まれて数分間押さえつけられたのが、かなり怖かったらしい。次の血液検査をする段になって、嫌がって暴れだした。まるで人間様並みに駆血帯(ゴムバンドのようなヤツ)を右前足に巻くのだが、それから先はどうしても注射針を刺させてくれない。前足の付け根の胴辺りを押さえつけている私の手に、噛み付いたり、後ろ足でケリを入れたりする。それでも必死で抱え込んでいると、とうとうタゴの本気の一噛みで、私の指からボタボタと血が滴り落ちて来た。先生はそれを見て「なんだ、(飼猫に)本気で噛まれてんの?」とバカにしたような目で私を見る。私の赤面&恥かきはそれでは終わらなかった。なんとタゴが、暴れて仰向けになった拍子に、チィーーーッと失禁し始めたのだ。それはキレイな放物線上の弧を描いて、診察台の上で尿溜まりを作った。あーあ。
 結局血液検査はさせてくれなかったが、診察の結果、感染性腸炎だろうということだった。最悪の場合コロッと死んでしまうウィルス性の病気だ。カルテを見てもらったら、この子は去年も同じ頃に同じ病気になってるんだよね。今回は、インターフェロンだの抗生物質だのと注射や点滴を沢山やられて、今はなんとか食も戻り、元気になりつつあるようだ。もう少し元気になったら、今度こそ絶対絶対、タゴをワクチン接種させなければ・・・。グッタリしているタゴを見るのは忍びない。
 タゴを獣医から連れ帰って、その日の昼間に、私は休憩時間を利用して歯医者へ行った。前から行かなければ行かなければと思いつつ、忙しさと怖さを理由に延ばし延ばしにしていたのだ。タゴに怖い思いをさせた償いと、タゴが元気になるようにと願掛けのつもりで、「今度は私も頑張っちゃうよ」と思い立って行ったのだ。混雑していたので、診察台の上に長いこと横たわっていた。タゴの恐怖が伝わってくるようだった。タゴ、ごめんよ。
 私の歯は、長期間の治療になるかもな〜と思っていたら、意外にも二日で済んだ。なんだかタゴにお許しを貰ったような気がした。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

困ったオタッキー・・・ 03/01/22 20:20:39
 今年に入ってから私は、ヒマさえあればDVDレコーダーと向き合っている。年末に購入して、大体使い方が解ったので、取り貯めておいた大量のビデオテープの映像をDVD-Rに保存しようとしているのだ。しかしこれが思ったより大変だ。まずビデオデッキでビデオを再生して一旦DVDレコーダーに落としてから、それをDVD-Rに書き込むという二重の手間をとるからだ。それだけではない。折角DVDにするのだから、後で見るときの為に、テープの中に入っている映像を番組ごとに見やすいように区切り、メニューを作り、そのメニューにタイトルをつけるという作業をしているから、3重にも4重にもややこしい。完璧主義でどちらかというと凝り性の私は、ついつい夢中になって・・・いや半分はムキになってそれをやってしまうんだな・・・。しかも、昔の雑誌や写真などを整理していると、ついつい見入って手が止ってしまうのと同じで、懐かしい映像にクギ付けになったりするもんだから、遅々としてはかどりやしない。
 そんな気の遠くなるような作業に嫌気がさしてきた頃(といってもビデオテープ3本くらいしか整理しちゃいないのだが)、私はハタと考えた。こんなことして何になるんだろう・・・と。ビデオだって録画してあることに安心して、殆どその映像を見返すことなどなかった私が、どんなに頑張ってDVDに編集したところで、どうせ陳列棚の飾り物にしかなりやしないのではないか?ただビデオテープより場所をとらないことだけがメリットではなかろうか?こんなことをやっている時間があるならば、読書するとか、おベンキョするとか、もっと自分の身の肥しになることをすべきではないのか?だよね!
 とはいいつつも、私は多分今夜もDVDの編集に精を出すんだろうと思う。困ったオタッキーだゼ。でも、なんかあのDVDが(美しい映像たちが)あるというだけで、心の拠り所があるというか、元気の元があるような気がするんだな・・・。自分という人間の土台の一部分をこしらえているような気がするんだな・・・。マニアとか収集家の心理ってのはそういうもんなんだろうなと思ったりする。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

ネズミと混浴・・・ 03/01/18 23:42:05
 大喧嘩の末に右前足を負傷し、3本足歩行を余儀なくされ、見るのも痛々しげだったタゴは、10日振りにやっと快復した。途端に今度は畑から、サツマイモ程はあろうかと思われる大きなドブネズミをくわえて帰ってきた。台所ですったもんだの挙句、流し台の床に敷いてある細長いマットの上で、そのネズミを鼻先だけ残して全部平らげてしまった。床やマットにはネズミの血糊がベッタリとついていた。
 私が帰宅する前の出来事だったので、後始末はあらかた母がやってくれていたが、マットの血糊は、全員の風呂が済んだ後に浴槽に漬けておいて翌日洗おうということになった(後から考えるに、血のシミに湯は禁物なんだよな)。いつも私が終い湯なので、入浴後にシミの部分に洗剤を染み込ませて、ドボンと浴槽に投げ入れた。
 翌朝、母がそのマットを風呂場で洗ってくれていた。洗い終わると「もう一匹ネズミが風呂で死んじょった」と言う。風呂の水を抜こうとしたら、何かが詰まって水が排水口から流れ出なかったので、よくよく見るとネズミが詰まっていたらしい。
 私は、ゾーッと鳥肌がたった。そのネズミはいつから風呂に入っていたんだろう?タゴは実はネズミを二匹取っていて、食べなかった一匹が、マットを浴槽に漬けた時、一緒に落ちたんだろうか?しかし、それまで二匹目のネズミに母も私も全然気付かなかったとは、とても考え難い。マットを浴槽に漬けた後、タゴがまた別のネズミを取って来て、浴槽に追い詰めたかどうかしたんだろうか?しかしタゴは風呂場を嫌っているから、わざわざあそこに入り込むとはこれも考え難い。追い詰められたネズミが、逃げ場を失って、自分から風呂に身を投じたとか?入水自殺とか?(笑)それとも・・・考えたくはないが、私が入浴した時、既に何かの理由でネズミは浴槽に沈んでおり、私はそれに気付かずにネズミと混浴しちゃったとか?やだーーーーっ!!!顔や髪はシャワーで洗ったけれど、体はドップリ湯船に漬けちゃったよ私・・・。ネズミエキスたっぷりの入浴剤ってどうよ? 【My Boom INDEX】 【Page Top】

高菜の見分け方・・・ 03/01/14 21:36:55
 その夜、母は留守だった。出掛ける前に「畑の高菜がそろそろ食べ時だから、摘んで漬けておいて。余ったら煮しめにしてもええよ。」と言い残していた。私は仕事から帰って夕飯を作りがてら、高菜の漬け込みと煮しめを作ろうと思い畑に出た。月明かりもない日だったので、真っ暗で何も見えない。懐中電灯を捜すけれど、ちっとも見当らないので、諦めて星明りと外灯だけを頼りに「確かこの辺りに高菜があったっけなー。」と手当たり次第に葉をむしり取っていった。台所へ帰ってよくよくその葉っぱを見ると、なんか違う・・・。「あ、これはもしやブロッコリーの葉っぱじゃん!」と気付き、またも星明りを頼りに、今度はブロッコリーの隣の畝から手当たり次第に葉っぱをむしり取って、大慌てで塩漬けにした。残りは、油揚げと一緒に炊いて、煮しめを作った。ちと葉っぱが固いなと思いつつも「いいお味じゃーん」と一人満足しつつ食べた。
 後日母が「そろそろ高菜が漬かっちょるじゃろうから、上げてみようか。」と言って、台所の隅に置いてあった入れ物を取り出すと「あんたこれ、何を漬けたん!」と素っ頓狂な声をあげた。2人でよくよく眺めると、それはブロッコリーの葉っぱだった・・・。そして次によくよく畑を眺めると、ブロッコリー、高菜、またブロッコリーの順に植わってるんだな・・・。日頃、畑に何があるかなんて大して注意もしてなかった私は、ブロッコリーの畝が二つもあるとは思いもせず、いくら夜目で見えなかったとは言え、きれいに高菜を避けてブロッコリーの葉ばっかり取り漁ったんだな・・・。お陰でブロッコリーは丸裸だ(笑)。
 こんな事があって私は、ブロッコリーと高菜の区別だけは一生間違えないだろうと思うくらい、よーく解ったよ。そして多分、ブロッコリーと高菜を見る度に、一生母に笑い話のタネにされ続けることも間違いないだろうと思う。それにしても、ブロッコリーの葉を煮しめにして食った私って・・・いやホントに美味かったんだって・・・(汗)。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

温泉に求めるもの・・・ 03/01/10 20:38:58
 正月の温泉旅行を、私は殊のほか楽しみにしていた。阿蘇の黒川温泉という処なのだが、一年半前に訪れた時の印象が大変良かったので、是非もう一度行ってみたいと思っていたからだ。そこは、大型観光バスが入り込めない細い路地の中に、ゴチョゴチョと十数件の旅館がひしめき合っているような小さな温泉だ。観光地化していない、静かでひなびた空気がとても心休まる気がした。そして「露天風呂めぐり入浴手形」なるものを千円ちょっとで購入すると、その温泉宿の中から、どこでも好きなところ3件に入浴できるシステムがあって、それがリピーター意欲をそそったんだな・・・(ニカッ)。浴衣を着て、温泉内の路地を散策するのもまた情緒たっぷりで良かった。各旅館とも、外来入浴客用の風呂とは別に、趣向を凝らした宿泊客専用の内風呂を用意してあるようで、それもまた楽しみの一つだったりする。
 ところが先日訪れてみて驚いた。元旦だというのに、温泉内の路地は、人で溢れかえっていた。チェックインしようとホテルのロビーに入ると、ロビー内にも沢山の人がいて、座る場所さえない。露天風呂がいっぱいで順番待ちをしている人がロビーに座り込んでいるらしい。ホテルの人に聞くところによると、なんでも最近は、宿泊しない観光客が大型バスで訪れ、客だけを降ろしてバスは別の場所にて待機。昼間の数時間で入浴手形を購入した観光客が風呂に入り、また指定時刻に大型バスが連れ去って行くらしい。なんだか非常にガッカリした。旅行会社の人に「黒川温泉は今、湯布院と並ぶ人気の温泉だから、宿をとるのはキビシイですよ」と言われつつ、やっと予約を取り付けて、秘湯でくつろごうと目論んでいたというのに、予想外の展開だった。まぁ、それはそれなりにしっかり露天風呂めぐりは楽しみましたけれどネ。
 ところで、翌朝ホテルをチェックアウトする時、フロントで「今、福引をしているので、お客様もどうぞ」と言われて籤を引いたら、なんと1等が当たってしまった!1等は数枚しか入っておらず、前日もたった一人しか当たらなかったという。そしてその賞品というのが、入浴セット一式(石鹸とかタオルとか)と黒川温泉の入浴手形・・・有効期限は半年間。また来いってか!?うーん、チト悩む。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

タゴの受難・・・ 03/01/05 21:05:17
 犬は人につき、猫は家につくものだと言う。我が物顔で家を闊歩しているタゴに、新年早々受難の時が訪れた。ささやかながら家族で温泉旅行したので、二日間だけれど、タゴをペットホテルに預けたのだ。猫を見も知らぬ環境へポーンと一匹ぽっちで放り出すことには、預ける前から多少どころかかなり抵抗があったけれど、こればっかりは仕方がない。なるべく家に近いペットホテルをタウンページで調べ、予約の電話を入れた。預ける当日、どんなところなのかと不安に胸を高鳴らせながらそのホテルを訪れた。農家の倉庫を改装しただけの、わりとざっくばらんなホテルというか、旅館・・・いや民宿(笑)・・・だった。一応、冷暖房完備で、倉庫内はとても暖かかったけれど、タゴの檻は可哀想なくらいちっこかった。タゴが大型すぎるのもいけないんだろうけれど、あれじゃ寝返りもうてないよ。しかも同じ室内に犬も数匹いて、私達が入った途端、「ワンワン」「キャンキャン」の大合唱だ。タゴは尻尾をMAXに膨らませて、恐怖に固まっている。もう、後ろ髪を鷲掴みにして引っ張りまわされる思いで、泣く泣く旅行に出掛けた。
 温泉に浸かりながら、旅館の会席料理を食べながら、「タゴは今ごろどうしてるかな?」と思いを馳せる。狭い檻の中で、ろくに身動きも取れないまま、辺りの気配にストレスを感じつつ、固くなって座っているんだろうなと思うと、楽しさの中にもタゴに申し訳ないという気がした。
 翌日は、旅程もそこそこに切り上げて、家路を急いだ。タゴを引き取りに行って、我が家へ帰る道すがら、車の中には、家族4人と後ろ座席の真ん中にタゴが居る。やっぱりタゴは5人目の我が家の一員なんだな〜と心から思った。タゴは安息の家に帰り着いて、またいつものように振舞っている。猫は家につくものであったとしても、私から見るタゴは家族以外の何者でもない。 【My Boom INDEX】 【Page Top】