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目指せショートスリーパー・・・ 03/04/30 23:52:47
 私の平均睡眠時間は5時間だ。朝、起きてから、夜寝るまでは、それこそ一日中駆けずり回っているような気がする。以前は7時間以上寝ていた時期もあったので、私はここ最近の睡眠時間の少なさをずっと気に病んでいた。就寝時間が遅かったり、睡眠時間が少なかったりするのは、健康に悪影響が出るのではないかなと不安に思っていたのだ。
 先日、某TV番組で「ショートスリーパー」(睡眠時間が短い人)の特集をやっていた。ナポレオンが一日3時間程度しか眠らなかったらしいというのは有名な話だが、その他にもエジソン、レオナルド・ダ・ヴィンチらもショートスリーパーだったというのだ。そして現代人のなかで、ショートスリーパーとされる人の一日の行動を追って、眠りの深さを科学的に分析もしていた。それによると、ショートスリーパーの人は、ロングスリーパーの人と比較して、ノンレム睡眠(深い眠り)の時間に差がなく、レム睡眠の時間が短いだけなので、休息ということに関しては、全く問題がなさそうなのだ。睡眠時間が短いと、体は無意識のうちに深い眠りをとろうとするからのようだ。そういえば私も、たまーに疲れてるから早く休もうと、夜22:00頃に寝てしまうことがある。しかし、横になっている時間ばかりが永くても、結局眠りは浅く、ヘンな夢ばかりを見て、かえって朝がダルイのだ。
 私は、なんだかとても救われたような気がした。そうか、睡眠時間が不足しがちなのをストレスに感じなくても良かったんだ。これで、思う存分、夜更かしが出来るってもんだ。睡眠時間を削ってまでも、何かやりたいことがあるって、ありがたいことだわよね。
 ネットでショートスリーパーについて、いろいろ検索していたら、興味深いデータもあった。ロングスリーパー(睡眠時間が9時間以上の人)は、内向的で何かと思い悩む性格の人が多くて、ストレスを溜め込んで脳を酷使しがちなので、疲労回復の為に長時間の睡眠が必要なのだそうだ。逆にショートスリーパーの人は、明るく外交的でくよくよ悩まないサッパリとした性格だとか。あくまでも統計だから、一概に断言は出来ないだろう。だって私、内向的だけど、くよくよ悩まない性格だもん(笑)。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

蚊帳の行く末・・・ 03/04/26 23:54:24
 私は今、欲しくて欲しくてたまらないものがある。それは蚊帳(かや)だ。夏、蚊除けのために天井から布団を囲むように吊るす網だ。この頃はあまり見かけなくなったけれど、私が子供の頃は、家族皆で、その蚊帳の中に布団を敷いて寝ていた記憶が微かに残っている。昔は、衛生状態や環境が悪かったこともあって、蚊が多くいたけれど、最近は環境も良くなり、なにより、エアコンを使うようになって、窓を開け放して寝ることがなくなったから、蚊帳もいらなくなったんだろうと思う。我が家も、徳地に住んでいた2年前までは、エアコンこそなかったけれど、窓を締め切って寝ても、そんなに暑く感じなかったし、蚊も少なかった気がする。ところがここ山口の家は、どうも溝の流れがスムーズではないみたいで、やたらと蚊が多い。しかもデカイ。夏の夜になると、部屋を締め切っているのに、寝ている私の顔の回りで「ウゥゥゥゥゥン、ウゥゥゥゥゥン」と蚊が纏わりついてくる。はらってもはらっても、血を吸うまで、蚊は私のことを許してはくれない。蚊に食われるのがイヤで毛布を被ると暑くて堪らないし、これほど腹の立つことはない。だから、今年の夏こそ、「蚊帳!」だと心に決めてたのだ。
 近所のホームセンターで簡単に手に入りそうにもないので、ネットで色々検索してみた。食卓で使うフードカバーのようにワンタッチで広げられて畳むとコンパクトになるものから、昔ながらの本格的なものなど、種類も豊富だ。興味深かったのは、素材が、ナイロン、綿、麻と3種類あることだ。ナイロンは丈夫で扱いやすいけれど、暑い。綿は安価だけれど、使っていくうちに毛羽立つらしい。麻が一番涼しいけれど、畳んだり手入れをするのは大変そうだ。ふうむ、これはよく検討しなくてはいけない・・・(すっかり買う気)。
 しかし、まだまだ懸案事項がある。問題はタゴなのだ。根っからの夜行性で、夜になると出掛けていき、途中で何度も帰宅しては、寝ている私の枕元まで起こしに来て、餌をせびるアイツは、蚊帳のベールの中に居る私を見て、どんな反応をするだろうか・・・?蚊帳の網目にバリバリと爪を立てて、喧嘩を売るかもしれないし、蚊帳の回りをうろついて、結局頭から突進するかもしれない。面白いから見てみたいような、折角買った蚊帳をたった1回でボロボロにされてしまいそうで怖いような・・・心中は複雑だ。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

シロVSタゴ・・・ 03/04/22 21:50:28
 タゴがまた大喧嘩をやらかした。我が家の2軒向こうに♂猫のシロちゃん(仮称)を飼っているお家があるのだけれど、タゴはそのシロちゃんとムチャクチャ相性が悪い。寄ると触ると大喧嘩を始める。飼い主同士は、別に不仲でもなんでもないのに、困ったもんだ。喧嘩をやらかす度に「いつもスミマセン」と平謝りに謝るのだけれど、シロちゃんの飼い主さんは、おおらかで優しい方で「お互い様だから、いいんですよ。こちらこそすみませんね。」と言ってくださる。
 先日の喧嘩は、朝食をとっていたときに起こった。朝の静かな住宅街に、猫の雄叫びが響き渡ったのだ。慌てて声のする方に飛び出したら、我が家とシロちゃん宅の間のお宅の乗用車の下で、二匹が睨み合い、取っ組み合いを始めていた。シロちゃんの飼い主も飛び出して来られていて、二匹を無理矢理引き離した。タゴはムチャクチャ興奮していて、私が抱き上げて家に入れようとすると、飼い主の私に、猫パンチ5往復をくらわす始末だ。お陰で私の手は血まみれになった。しかも、二匹が睨みあっていたお宅の車の下は、猫の毛がダマになっておびただしいほど落ちている。お隣さんにも、申し訳ない。カーテン越しにでも、コッソリ見られていたらどうしよう。顔から火が出る思いだった.
 しかし、タゴの喧嘩は、それから先が厄介だ。最初は興奮していて、鼻息も荒く、触るとかぶりついてくるのだけれど、そのうち、だんだんシオシオとしてくる。家の中の、人気のない奥へ引き込み、動かなくなる。冗談で「一匹で黄昏て反省会でもしてるんかな」と思うくらいだ。でも、そういうときは必ず、全身あちこちに傷が出来て、酷いのになると化膿してカサブタが出来る。多分、発熱を伴うのだろうと思うが、急に食欲がなくなり、外へ出歩かなくなり、ぐったりと寝てばかりいる。それを見守る飼い主は、けっこう切ないものがあるのだ。やっぱり元気なタゴがイチバン好きだから・・・。
 今回のタゴはかなり重症だったけれど、早急に消毒をして傷の手当てをしてやったのが良かったのか、2日程度で復活した。そして今日になって、父がシロちゃんの飼い主と立ち話をする機会があったらしく、「おい、シロちゃんも怪我をして寝てばっかりおったてーや」と話してくれた。喧嘩両成敗ってヤツですな。そうか、タゴはシロちゃんに滅法弱いと思っていたら、結構やり返していたんだね。飼い主には申し訳ないけれど、少しばかり溜飲が下がる気がした。シロちゃんとタゴのバトルはまだまだ続く・・・。(溜息) 【My Boom INDEX】 【Page Top】

巨大目覚まし・・・ 03/04/19 1:10:32
 深夜2時半頃、突然ものすごく大きなサイレンがウォーン・・ウォーン・・と鳴り始めた。それは低い音で、地面から湧きがってくるような不穏な響きだった。どこのサイレンでもそうなのか、ウォーンの「ン」のところで半音下がる(上がる?)ところがまた、不安を掻き立てる。
 私は寝床の中で「火事かな。何処の辺りだろう?」と思う反面、「実は日本が某国のミサイル攻撃に遭っているのかも。これはひょっとして空襲警報?逃げなくちゃ!」という考えも頭をよぎり、急に怖くなった。今の世界情勢を考えると、それも絶対ありえないとは言い切れない。その深夜のサイレンは、直後に救急車やら消防車やらが何台も騒々しく走っていたので、火事だったのだろう。
 その点、徳地はヨカッタなと思う。各家庭(特に農家)には有線電話があって、火事とか緊急事態になると、一斉に有線放送が流されるからだ。「○○(地名)で山火事が発生しました。○○消防団は、なんたらかんたら・・・」何処で火事が起こったからサイレンが鳴っているんだというのが解れば、被害に遭った人にはお気の毒だけれど、ひとまずは安心できる。無理矢理に叩き起こされた挙句、何のサイレンだったか解らないのは、起こされ損のような気がする。
 起こされ損なのは、人間ばかりではない。そのサイレンの「ウォーン、ウォーン」で一帯の飼い犬たちが、これまた一斉に遠吠えを始めたのだ。それもサイレンの音に負けないくらいの大合唱だ。五月蝿いやら可笑しいやらだ。あの瞬間に、普段はバラバラの生活を送っている住民や動物たちが、皆、ただ一つの音を不安げに聞いているという光景もまた、想像すると可笑しい気がした。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

自己診断・・・ 03/04/14 0:12:25
 春なのに〜風邪を引いてしまった。この時期の風邪は、風邪なのかどうか判断しかねるところがある。くしゃみや鼻水だと、花粉症かもしれないからだ。ここ2、3年、どうも私は花粉症の傾向があるらしく、春先になるとクシャミを連発してしまう。しかし、今回ばかりは、喉の痛みに始まり、二日後に熱が出た。咳も出はじめた。こりゃ絶対風邪だと自己診断し、市販の風邪薬を飲んでいる。風邪薬は苦手だ。医者に処方してもらった薬でも市販の薬でも、とにかく眠くなってしまう。朝や昼に飲むと仕事にならないから、飲むのは勝手に夜だけにしてしまう。そのせいばかりではないだろうが、風邪はちっとも良くならない。
 そこでふと「私はSARS?」と思い至る。連日の報道を、イラク戦争と同じ位関心を持って見つめる。日本での感染者はいないと報道されているけれど、案外ワカラナイゾと思う。死に至るほど重病にならず、本人も気付かずにいるのかも知れないし、私もそのうちの一人では?と睨んでいるのだ。
 未知の病気っていうのは本当に不安だ。早く治療法が見つかればよいなと思う。つか、その前に、夜更かしせずに寝ろよ自分!ってことだよナ・・・。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

サクラサクラ・・・ 03/04/09 21:53:27
 日曜日、花見に行って来た。花見時に行ったことがなかったので、常盤公園を訪れてみた。桜は正に満開で、真っ青な空と綺麗に手入れされた芝生をバックに一際映えていた。前日までの花冷えとはうって変わって暖かく、最高の花見日よりだった。
 休日だったこともあって、常盤公園に着くまでに大渋滞に巻き込まれてしまったのには参った。そして、大勢の人たちが一斉に桜の下で宴会をするもんだから、芝生の上はゆっくり上を見て歩くのもままならないし、バーベキューとか、屋台の料理の匂いとかが充満している。ゴミ箱にはゴミや空き缶が溢れかえっているし、黒いゴミ袋も山積みになっている。トイレは汚れてしまって、酷い臭いだ。やはりこういう観光名所のようなところは、平日の人が少ない時を狙っていくのが正解だなと、つくづく思った。
 以前、紅葉を見に、錦帯橋くんだりまで出掛けた時にも思ったのだが、日常の中で感じる四季の移ろいや自然の美しさが、一番感動が深いような気がする。冬の間中ずっと手入れして見守ってきた水仙やチューリップやパンジーやムスカリが美しく花開いた時とか、昨日までは何の変哲も無かった暗い山々に、コブシが一斉に白い花をつけた時とか、そういうことだ。そして私が今、心を馳せているのは、徳地の我が家から、佐波川を隔てて対岸の山手にある西宗寺の山桜の咲き具合だ。2、3日前に通りかかった時は、まだチラホラと蕾がほころんでいるくらいで開花していなかった。あれだけの巨木だから、花を咲かせるのも相当なエネルギーがいることだろう。あの桜の繚乱を見ると、生の尊さを感じるのは私だけだろうか? 【My Boom INDEX】 【Page Top】

三角食い・・・ 03/04/05 23:50:21
 先日私はスゴイ光景を見てしまった。その人はお弁当を取り出した。よくある、ご飯とオカズが別々の器に入った二段重ねのお弁当だ。蓋を開けて、まずご飯の器から、バクバクとご飯を食べ始めた。ご飯だけを食べ続けた。その間オカズの器は、蓋さえ開けられずに、そのまま置いてある。ご飯を一粒残らず平らげてしまってから、今度はオカズの器の蓋を開け、オカズをバクバクと食べ始めた。オカズだけ、食べ続けた。
 私は、こういう食べ方をする人を始めて見たので、心底驚いた。どうして、ご飯とオカズを交互に食べないんだろう?ご飯は、オカズと一緒に食べるからより美味しく、またオカズだけを食べても、味が濃すぎて、返って不味いのではないのか?不思議だ。余りに不思議だった為、同世代の友人に問うてみた。すると彼女はアッサリと「最近の若いコには、そういうの多いよ。そういう食べ方をするコを私は3人くらい知ってるよ。若いコからするとフツーなんよ、フツー。」そう言い聞かされて私は二度ビックリした。
 私の中では、ご飯とオカズと汁物を交互に食して、食事が済む頃には、3種がほぼ同時になくなるのが、普通の(というか正しい又は美しい)食べ方だと思い込んでいた。友人によると、そういうのを「三角食い」と言うのだそうだけれど、三角食いの出来ない人はかなりいるらしいのだ。私は、その「三角食い」という言葉さえ知らなかった。しかし、親はそういうのを見て、何も言わないんだろうか?
 どうにも納得がいかないので、今度は母に問うてみた。母もそれには不思議がっていたけれど、後でポツンと冗談に「そういうお宅は、ホラ、お料理が一品一品出てくるんじゃないの?」と言った。あ、ナルホド、西洋料理方式ネ。どーもスミマセン、こちとら庶民的なもんで・・・。って、そういう問題じゃないんだけどサ。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

防商カラー・・・ 03/04/01 22:06:24
 新年度の始まりだ。今日から新生活のスタートという方も沢山いらっしゃることだろう。私の勤務する会社は人の出入りが激しくて、新年度とかに関係なく年がら年中新入社員が入ってくる。最近なぜか、我が母校である防府商業高等学校出身の新入社員がポツリポツリと入社してくるようになった。事務畑である防商OBが、販売スタッフ要員として入社してくるのは、やはり就職難の影響であろうか?
 今まで、いろんな新入社員を見てきたけれど、防商卒業生には、どことなく防商のカラーがあるなと思う。それは、同じく防商卒業生である自分だからこそ微妙に嗅ぎ分ける同窓の臭いかもしれない。ま、なんにしても、防商の後輩が、会社の後輩にもなってくれるってのは、妙に嬉しいもんだ。彼らのよき先輩であるように、自分も頑張らねばと思う。勿論、防商卒でなくとも、後輩は同じように可愛がらないとな・・・(って苛めてるのかヨ)。
 今は、春の高校野球大会の真っ最中でもある。一度は甲子園で準優勝までして、私が現役高校生だった頃は、県内でもかなり野球の名門校であった防商であるが、最近はあまり活躍の声を聞かなくなって少し寂しい。寄付金のお声がかからなくなったのは嬉しいが、もうちょっとガンバレ防商生! 【My Boom INDEX】 【Page Top】

ホッチキスの足取り・・・ 03/03/28 23:43:52
 勤務先で、私のホッチキスが紛失した。会社の備品ではあるし、少し壊れて厚いものを留める時などコツのいる代物ではあるが、十数年も使っていると愛着もある。見当らなくなった時、最後に何処で何を留める為に使ったのかはっきり覚えているのだが、その先の足取りが全くつかめない。机の引出しのいつもの定位置に戻したのか、そのまま置きっぱなしにしたのか記憶が定かでない。考え付くところは全部捜してみたが、やはり見つからない。オカシイ。誰かが使用してそのまま持っていってしまったのかもしれないが、むやみやたらと他人を疑うのもイヤだし、訪ね歩くヒマもなかったので、一週間ほど、ホッチキスがないままに過した。
 しかし、ホッチキスが必要な度に、誰かに借りに行くという不自由な生活にもいい加減苛立ってきた。いつも、当り前のようにそこにあるものが急になくなると、こんなにも不便なワケだ・・・と思い知った。
 仕方なく、雑貨屋で198円出してホッチキスを買ってきた。今度は迷子になっても戻ってくるように、自分の名前シールも貼っておいた。198円でも、20年以上前のものに比べると、使い勝手はすこぶるいい。かなり厚手の紙でもバチバチ留めてくれるし、最近のは針が2個分入るのにもビックリした(浦島太郎みたい)。
 でも、折角自腹で買った後に、案外ひょっこりと無くした方のホッチキスが出てくるもんなんだよね。見つかって欲しいような、欲しくないような・・・。なーんて思っていたら、案の定、今日になってそのホッチキスを見つけてしまった。何処にあったかって?社長の机の上・・・(苦笑)。フツーに使われている様子なので、そっとしておこう。これ幸い。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

平和の祈り・・・ 03/03/24 22:59:07
 ここ数日の最も大きな出来事と言えば、やはりイラクでの戦争だろう。もし自分の家族が戦地に赴かなくてはならなかったら・・・とか、今、自分の住んでいるところが空爆されたり、戦闘が行われたらどうだろう?とか、想像すると空恐ろしくなってくる。しかし、私よりは両親たちの方が、はるかに強い関心を持っているようだ。子供の頃に太平洋戦争を経験しているから、空襲の恐怖や食糧難など、数々の悲惨な思いを身近な事として実感出来るからだろうと思う。いったい地球はどれだけ泣けばいいんだろうか。
 そのTV報道の中で、戦火を背景に女性の記者が実況中継しているのを見たときには驚いた。あんな危険な処に行って、本人は本望かもしれないけれど、家族の気持ちはどうだろうか?と真っ先に思った。昨日のTV番組で、その女性記者にスポットをあてて特集を組んでいるのを見た。米軍の前線基地に同行取材している彼女が、砂嵐に悩まされたり、立ちながら非常食を口にしたり、豪快にバケツ一杯の水で髪を洗うのを見ていると、強い意志を持ったスゴイ人だなと思う。が、その姿を密着取材して報道するのはどうかとも思う。女性の身で戦地に行くのがカッコイイことかのように受け取られかねないし、英雄記者を祭り上げて、報道合戦に抜きん出ようとするTV局の意図が見え隠れしているような気がするからだ。
 地球は、真っ直ぐに平和への道を歩めずに地団太を踏んでいる。日本は被爆国であり平和への思いを強く持っているはずであるのに、アメリカに同調せずにはいられないジレンマに陥っている。イスラム文化と西洋的民主主義は、そう簡単には融合出来ないであろうのに、「独裁者は去れ」とミサイルを突きつけられる。この矛盾に満ちた世界で、私に出来ることはまず、自分自身の考えをしっかりと持つことであろうと思う。皆が真剣に考えることで、平和への道が切り開かれることを祈りたい。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

ニャンコの思い出・・・ 03/03/20 21:37:00
 タゴを二回目のワクチン接種に連れて行った。今回こそは血液検査をして、白血病と猫エイズに感染しているかどうか調べてもらおうと思っていたので、ドキドキの宣告を受けにいったわけだ。「うん、大丈夫。感染してませんね。」と獣医に言われた時は、思わず飛び上がって喜んだ。神様、ありがとうございますっ(合掌)。
 夕飯時は、タゴの話で盛り上がった。もしウィルス保菌者(猫?)の宣告を受けていたら、どんなにか落ち込んだだろうことを思うと、健康であることの有難さが身に沁みた。そして話は、我が家で飼った歴代の猫たちのことへ発展していった。20年位前に仔猫で家に貰われてきて12年生きたニャンコという黒猫が、今までの中で一番良い猫だったというのが、家族の一致した意見だ。シャム猫の雑種で、その容姿は流麗で、毛艶が大変美しく、高貴な雰囲気の漂う猫だった。健康で病気らしい病気もせず、その上、性格も穏やかで従順だった。母によく懐いて、山でも田圃でも、母の行くところへ付き歩いていたっけ。そのニャンコは、おばあさんにはなっていたけれど、まだまだ元気で後2年くらいは十分生きれるだろうと思っていた時に、近所の狩猟犬に噛まれて突然死んだ。余りにも突然だったニャンコの死に、私は半月以上も毎日泣き暮らした。家の何を見ても、ニャンコの面影が甦って、涙がポロポロと流れるのだ。あの哀しみから立ち直るのは、とてもとても時間がかかった。
 その当時は私のショックが大きくて話せなかったニャンコの断末魔の様子を、母がポツポツと話してくれた。犬に噛み殺されたにしては、ニャンコは外傷もなく、綺麗な体だったこと。噛まれてから死ぬまで、一時間程虫の息だったこと。そして最期は、「ニャーン」と鳴いてそのまま息絶えたこと。その直後にポロポロポロっとウンチがこぼれたこと。私はその話を聞きながら、涙をボロボロとこぼして泣いた(そして今、コレを書きながらも泣いている)。暫くして気持ちがおさまった時、ふと気付いた。今日が、そのニャンコの命日の3日後だということに。死んで5年くらいは毎年命日に、猫缶や花を墓に供えていたのに、今では思い出すことも少なくなってしまった。ニャンコが「私のこと、いつまでも忘れないでね」と言ってくれたような気がした。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

北東はどっち?・・・ 03/03/16 22:46:45
 この週末は、我が家の用水路を隔てて真向かいの団地の1軒で、○○ハウスの新築見学会が行われた。ここ一ヶ月間、基礎工事から完成までの行程を見続けてきたので、その出来映えには、まるで自分の家かのような思い入れまである。母が目ざとく、土曜の新聞の中から、その家の見学会のチラシを見つけてきた。見取り図を眺めると、我が家からは見えない、間取りや反対側の庭の雰囲気までもが想像出来る。金曜の午後からは、見学用に玄関先に紅白の垂れ幕で張り巡らされたテントや、仮設トイレが設えられた。よく見せる為か、大量の植木が搬入され、リビングやら2階やら玄関のアプローチなどに並べられている。極めつけはアドバルーンだ。私は、どうにもその見学会に行きたくなった。
 その家が完成するにつれ、母と私が不満と疑問を露にしたのは、「玄関の向き」だった。何故かというと、その家の玄関は、家の前に出来ている道路側には向いておらず、家の横っ面にあったからだ。目の前は用水路だ。そして、もっと不思議なのはその玄関の向きが、家相において鬼門だと言われる北東に近いと思われた。方位磁石で確認したわけではないし、山口へ引っ越してからというもの、私はどの方角が真北なのか知らないから、玄関鬼門説は怪しいかもしれない。しかし、その玄関がどうにも不自然な方向を向いていることは、否定出来ない。その理由を聞いてみたいという衝動にもかられた。
 結局私は、その見学会には行かなかった。雨上がりの日曜の午後、自分の部屋から見学会の様子を眺めていると、ひっきりなしに家族連れが、その家を見に訪れていた。家の外周を歩いて、営業マンの説明に真剣に耳を傾けている人などを見ると、買う気もないのに冷やかしで訪問してはいけない気がしたのだ。家長の干支によっても鬼門は違ってくるらしいし、きっと、玄関の向きや鬼門などを気にしない人が、あの家を買うんだろう。でも今度、方位磁石で北東がどっちなのか、こっそり調べておこう。だってやっぱり、少しだけ気になるんだもの・・・。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

GOOD LUCK!!・・・ 03/03/12 23:31:30
 引き続き私は、キム様主演のドラマ「GOOD LUCK!!」に夢中である。前回8話のラストは衝撃の展開で、次週が非常に楽しみなところではある。が、その8話のラストは、余りにもありそうにないことの連続で、B級メロドラマでも見ているような気がして、私的にはいただけなかった。第一に、緊急脱出訓練において、柴咲コウが脱出シュートを滑り降りた直後に、前につんのめって転びそうになったけれど、あれは普通、滑り降りて来た人を補助する人が両サイドにいるはずだから、一人で転ぶってのは、ありえないのではないか?第二に、堤真一がそれを見て、慌てて降りようとして、足を取られて、これまた転びそうになるってのも、キム様が体を張ってそれを阻止しようとして、自らバランスを崩して、脱出シュートの脇から転落するってのも、マヌケで不自然だ。映像がとても綺麗で、リアリティがあって、出演者たちは活き活きと描かれているし、空を飛ぶという夢や希望に溢れた良いドラマなのに、時折こうして「アレ?」と思う事もあるという、良くも悪くも目が離せないドラマなんである。
 昨日、タモリのバラエティ番組で、本物のANAのキャプテンやらコーパイ、CAをスタジオに登場させ、裏話や体験談を聞いたり、機内に持ち込むカバンの中身を披露したりする特集をやっていて、それがとても興味深くて面白かった。中でも、ジャンボジェット機の機長は引退したけれど、60歳を過ぎた今でも現役のアクロバット飛行士という人の話が、素晴らしかった。何十年も機長としてジェット機を操縦した優秀なパイロットの彼でも、いつ着地したか判らないくらいの完璧なランディングが出来たのは数回なんだそうである。しかもその完璧なランディングが出来る時というのは、無我の境地にあるそうで、そういうフライトが出来ることの喜びがヒシヒシと伝わってくる話だった。
 キム様扮する新海元や、タモリの番組に搭乗したANAのパイロット達や、元キャプテンのアクロバット飛行士を見ながら思う。彼らは皆、自分の仕事に誇りと自信を持ち、輝きに満ち溢れているような気がする。人生において、天職というものに巡り会える人は、どれくらいいるのだろうか?と。そう思うのには理由がある。私の中で最近衝撃だった、ある若者の言葉は「私はお茶汲みをする為にこの会社に入ったわけではありませんから、帰ってもいいですか?」だ。こういう発言をする人って、本当にいるんだと思った。今は不況の真っ只中で、仕事にありつけるだけでも有難いというご時世だから、仕事に喜びや生き甲斐を見出すことは、とっても難しいことなのかもしれない。でも、気持ちの持ち方というか、心のあり方で、人は如何様にも変われるものなのではないかなとも思うのだ。止め処もない話で、スミマセン。こういう事をツラツラと考えている今日この頃なんです。GOOD LUCK!! 【My Boom INDEX】 【Page Top】

足るか足りないか・・・ 03/03/08 23:05:44
 ショッピングセンターへ買い物に行った。レジにカゴを出した途端に私は、財布の中に千円札と小銭がちょっとしかなかったことに気付いた。その日は給料日で、お金は銀行から引き出してあったのだけれど、カバンの中の別の袋に入れてあり、スーパーへは財布しか持ち込まなかったのだ。私はサーッと青くなった。レジ係りのおねいさん(多分、学生アルバイト)に、「スミマセン。お金が足りないかもしれないから、車まで戻って、お金を取って来てもいい?」と言うと、「じゃあ待ってましょう」と言ってくれた。ワリと大きなショッピングセンターだから、ちょいと車までと言っても、ちと遠い目になりそうな距離だ。私は全力疾走で車まで引き返し、金を取り、また全力疾走でレジまで戻った。レジ係のおねいさんは、次の人がレジに並ばないように、「精算中止。別のレジにお回り下さい」の立て札を立てて、私のことを待っていてくれた。し、親切だ(涙)。
 精算してみると、1033円だった。なんだ、車まで全力疾走でお金を取りに戻らなくたって、ギリギリに足りる額だった。2重に悔しい。金も持たずに買い物をしようとしたアホぶりと、カゴに入れたものの金額を大よそ暗算して、これなら足りると思えなかった自分に・・・。
 帰りの車までは、トボトボと歩いた。脱力の買い物だった。ただ、あの律儀なおねいさんに慰められ、癒されたような気がした。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

遠吠えの意味・・・ 03/03/04 1:22:36
 「ザ鉄腕DASH」の愛犬子育て教習が、なかなか面白かった。仔犬を飼う事になった家庭が、犬の躾かたを学び、その犬が家族の一員となっていく様子をシリーズ化したものだ。私は犬を飼った経験がないので、犬の気質や接し方などを殆ど知らない。だから、犬が尻尾を下げている時は緊張している時で、尻尾を立てて振っている時は喜んでいる時だ、なんてことをちっとも知らなかった。見るものすべてが目新しいことで、勉強になった。
 犬の躾は、すごく奥が深いと思う。トイレと爪磨ぎの場所さえ教えれば(それも大して難しくはない)、後は放っておくだけの猫とは大違いだ。やはり猫より犬の方が、数段賢い動物だからなんだろう。よく「ウチのバカ犬が・・・」などと言う飼い主を見るけれど、アレはきっと、ちゃんとした躾をせずに現在に至ったワンちゃんなわけで、バカなのは犬のせいばかりではないんじゃん!我が家の周りでも、2軒に1軒の割合で犬を飼っているけれど、そのうちの何割が、ちゃんとした躾をしているんだろう?と思った。犬の躾は、本当に大変だ。知識と根気と、そして何より愛情が必要だ。
 ウチの地区では、12:00と17:00にサイレンが鳴る。「ウーーーーーーー」ってヤツだ。それに合わせて、近所の犬(特に大型犬)が一斉に遠吠えを始めるのには、毎度苦笑してしまう。遠吠えの大合唱だ。遠吠えには、いったいどんな意味があるんだろう?そこんとこ「鉄腕DASH」で教えてくれんかな・・・。 【My Boom INDEX】 【Page Top】