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柿とりで得たもの・・・3/10/31 19:56:35
 ここ2、3年だろうか、私は自分が柿好きだということに気付いた。果物は何でも好きだけれど、順位をつけるとしたら、1位葡萄、2位柿、3位苺だろうか。柿は私の中で堂々の2位なのだ。昔はこの柿が、キライだった。家に腐るほど生っており、食卓に切って並べられていても、手をつけなかった。身近に腐るほどあるってのがいけなかったらしい。今では大変惜しい事をしたと反省している。なんせ子供の頃から最近まで何十年もの間、私は、あんなに美味しい物を見過ごしてきたわけだから。
 先日から何日間かかけて、徳地の家で柿をとった。渋柿は、皮を剥いて干し柿にして、軒下に吊るしてある。富有柿は、今年は大きいのが沢山生っていた。シメシメだ。放っておくとカラスの餌になってしまうからと、大きくて色付きの良いものからどんどん取っていった。家の柿は、剪定を怠っていた為、天高く伸びている。背伸びしたくらいでは到底取れるものではないので、脚立&伸縮性の長い剪定鋏を駆使してとる。これが大変な作業なのだけれど、柿に目が眩んだ私は、無我夢中になって半日も上を仰ぎっ放しで柿をとった。しかも、伸縮性の鋏を上手に使えないもんだから、折角大きくて美味そうな柿をパチンと鋏で切っても、上手にそのまま地面までそっと運ぶ事が出来ない。パチンと枝を切った途端に、柿を地面までまっ逆さまに叩き落してしまい、何個も何個も無駄に割ってしまった。ぐやぢい。悔しくって仕方ない。柿が勿体無いからいい加減にヤメレと母に怒られた。
 それでもダンボール一箱分ほど収穫し、私は毎日嬉々として柿を食べている。柿は、ミカン等のストレートな味と違って、一個一個が熟し加減やキネリ加減が微妙に違い、味わいがあると思うんだな。これが飽きない理由の一つだろう。そろそろ軒下の干し柿も食べごろになってきた。こちらの味わいも楽しみだ。むふふ。
 しかしここ数日の私は、とんでもないことになっていた。余りに上を向いて柿もぎ作業をしたもんだから、ムチウチのような状態になってしまい、痛くて首が思うように曲がらなかった。背中も痛くて、布団の中で寝返りがうてなかった。実は今でも毎夜サロンパスを貼っている。柿とりでムチウチ・・・それでも私は懲りずに、残した柿を今度はいつ取りに行こうか算段している。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

こまチンゲン菜・・・3/10/24 22:22:41
 母は野菜作りを趣味としているので、我が家の畑には、常に次から次へと野菜が育っている。収穫時期が終わった野菜は引き上げて、そこにまた新しい野菜を作る。苗を買ってきて植えるものもあれば、種をバラ蒔いて一から育てたりもする。
 一ヶ月ほど前、母がおかしい事を言い出した。「ここには小松菜の種を蒔いたはずなのに、何か違うものが出来よる」と。そう言われてみると、それは確かに小松菜ではないことが私の目にも判った。それからまた何日か経って、密集した苗を間引きつつよくよく見ると、それはチンゲン菜に似ている気がする。株元が、ちんげん菜独特の厚みと丸みを帯びているのだ。
 「種を間違えて蒔いたんじゃないん?」と聞くと、母は小松菜の写真入りの市販の種の袋を持ち出してきて「いいや、確かにこれを蒔いたんじゃから、間違いない」と言い張る。おかしい事があるもんだ。メーカーが小松菜の袋にチンゲン菜の種を入れ間違えたのか(そんなことがあるだろうか?)、それとも母が何か勘違いをしているのか、原因は判らない。が、収穫したその「こまチンゲン菜」を私達は美味しくいただいた。
 先日、徳地へ行った時、試しに残りの種を畑にバラ蒔いてきた。大きくなったら何に育つか楽しみだ。ひょっとして、山口で育てたらチンゲン菜に、徳地で育てたら小松菜になる種だったら、もっと面白いかも!ありえねーっ。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

チケ掲の非常識・・・3/10/16 0:36:49
 ここ数日の私は、PCと首っ引きでチケ掲巡りとそれに伴う取引交渉に没頭していて、相当寝不足だ。某コンサートチケットを余らせてしまい、譲り手を捜していたのだ(勿論定価で)。未知の相手とネット上で取引をするのは、本当に大変だ。相手が良識のある善者ならいいけれど、中には非常識人や、ダフ行為目的等の悪者もいる。私は、短い「譲ってください」メールの文章から、相手がどういう人なのかを見極めて取引交渉しなくてはならない。先方にも私という人間を信用して貰う為に、連絡を密にとるよう心がけ、メールの文面も明瞭で丁寧であるように気を使い、尚且つ迅速な行動をとるべく、ドタバタと動き回った。(代金引換の用紙が必要で、祝日に郵便局の本局へ走り、用紙をくれとオネダリもしたサ)
 なのにサ〜、流石に顔の見えないネットだけあって、「はぁっ!?」と思うようなこともイロイロあった。「譲ってくれ」メールをくれる人の約3割は、チケットの枚数が希望と合わなかったりして、お断りせざるおえなかったのだが、残りの2割はメールアドレスが間違っていて、返信してもメールが帰ってきてしまう。もう2割は、「譲ります」メールを出しても、まったく音沙汰が無く音信普通になってしまう。結局私はまた、譲る相手を選抜し直したり、チケ掲に投稿し直したりして、何度も何度も同じような交渉を繰り返す破目になった。「譲ります」と投稿する文章内に「音信不通にならない方、ドタキャン、転売等されない、良識的な行動のとれる方からのメールをお待ちしている」というコメントを載せているのにもかかわらずだ。
 ネット上なら、トンズラしてもいいと思ってるのだろうか?他で交渉が成立して、こちらをキャンセルしたいというのなら、ちゃんと状況を説明して謝ってくれればいいのに。こっちは何時来るとも判らない返事を待ち侘びて、結局交渉が進まずに困り果て、疲れ果てる。
 メアドだって間違えるなよぅ。相手と連絡を取り合う為の、基本中の基本じゃねーかよ(涙)。そしてそのメアド間違えてる人ってば、私のことを「全員に返事をすると表示しているのに返事をくれない非常識なヤツ」だとでも思ってるわけよね・・・ぐやぢいワ。ふんっ! 【My Boom INDEX】 【Page Top】

堀小学校の先生・・・3/10/8 23:47:22
 私の父親は大工だ。もう引退してもいい歳だけれど、なんとかボチボチと仕事をしている。その父が夕飯の時、私に「T先生っちゅうのを覚えちょるか?ほら、お前が小学校の時の担任の先生じゃ。ワシ今、T先生の家の改装工事に入っちょるんで。」と言う。「覚えちょるもなにも、小学校の担任の先生の中じゃ、一番好きな先生じゃったし、誰からも好かれる良い先生じゃった!」と、夕飯の間中、小学校の頃の思い出話に花が咲いた。懐かしい。もう30年以上も前のことだ。T先生は今、我が家から車で5分くらいのところに住んでおられるという。その先生の家の改修工事に、寄りにもよってウチの父が入るという、これは何かのお導きとしか思えない。
 実はこのお導きには、伏線もあった。先々週の日曜日、こんなことになるとは知りもしない時に、用事があって車を走らせていた私に、助手席に乗っていた母がいきなり「そういえば、アンタが小学校の時の担任のT先生は、確かこの辺りに住んじょっちゃったよね〜」と言い出したのだった。今にして思えば、先々週のあの時から、いやもっと言えば、30数年前の小学校二年生の頃から、T先生と私は、そんな因果で結ばれていたのかもしれない。こりゃ、父が改修工事に入っている間に、一度先生に逢いに行かなくては!
 父によると、T先生は、私のことをちゃんと覚えていて下さったようだ。当時の生徒の名前を4、5人挙げられた中に、私の名前がしっかり入っていたらしい。30年以上も前のことなのに、スゴイな。というか私は、それほど記憶に残る生徒だったワケだ・・・。おっかしいなぁ。大人しくて控えめな子供だったと自分では思っているのだけれど・・・(笑)。ウソです。私は悪いヤツでした。イジメられっ子だったくせに、イジメっ子でもありました。子供なりに、いろいろあったんだよナ。当時の記憶は、かなり抜け落ちているんだけれど、T先生の目から見て、私やクラスの子供達はどんなだったかを聞いてみたいもんだ。逢いに行くのはかなり恥ずかしいけれど、思い出話をするのはちょっと楽しみだ。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

お見送り・・・3/10/3 21:29:25
 病気で入院していた母方の祖母の、退院と転院に付き添った。手術の為に大きい病院に入っていた事を知らされていなかったので、恥ずかしながら祖母を見るのは本当に久し振りだった。最後に会った時よりさらに、祖母は小さく白く縮こまっていた。もう90歳を越えて、ボケも進行しているから、母のことはボンヤリ判っても、私のことはさっぱり判らないようだった。胸がズキズキと痛んだ。
 退院の手続を取り計らってくださった看護婦さんが、とても親切で優しい方だった。テキパキ仕事をされていたし、迎えに頼んであったタクシーを待つ間、所在なげにボーッとしている母と私を気遣って、こまめに声をかけてくださった。ベット付きの福祉タクシーってのを予約してあったはずなのに、手違いで車椅子用のタクシーが来た時も、タクシー会社に掛け合ってくださったし、結局大型タクシーを呼んで後部座席に祖母を横たわらせるときにも、駄々をこねる祖母をなだめて、小さな体で抱きかかえ、横たえてくださった。いくら仕事とはいえ、看護婦さんって本当に本当に大変な仕事なんだなと思った。身も知らぬ老人に、あんなに愛情を込めて看護が出来るなんて、白衣の天使とはよく言ったものだ。
 母もそのタクシーに祖母を膝枕するように抱きかかえて乗り、私は自分の車で後を追う為に、看護婦さんとそこでタクシーを見送った。タクシーが発車した途端、看護婦さんにお礼を言うと、彼女は、その場を立ち去りもせず、タクシーが広い車寄せを大きく円を描いて走り、駐車場内を出口に向かい、病院敷地から出て、公道を走り出し、その姿が見えなくなるまでズーッとズーッと目でお見送りされていた。私はその時、この看護婦さんの心根の優しさを心底思い知ったような気がした。心が洗われるようだった。
 祖母を乗せたタクシーが見えなくなってから、看護婦さんに「ありがとうござました」と礼を言った。「お大事になさいませ」とか言われるのかなと思ったら、彼女は「おばあさまをどうぞよろしくお願いします」と私に深々と頭を下げられた。身内が殆ど見舞いにも訪れない祖母を、不憫に思われていたのかもしれない。私は自分が恥ずかしく情けなかった。祖母は、我が家から、歩いて5分の病院に転院した。たとえ祖母が、私を孫だと判らなくても、今度はもっと頻繁に祖母に会いに行こう。あの看護婦さんは、私にそう思わせてくれる程、素敵な人だった。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

猫条例・・・3/9/24 23:04:15
 山口市の「犬猫のフン害や放し飼いに関する条例の制定」の件が、先日からずーっと気にかかっている。私は愛猫家だから、猫のことしか知らないけれど、猫のフンを放置すると罰金だとか、外飼いをする場合、飼い主は首輪装着を義務付けられるとかいう内容らしい。ウチのタゴは放し飼いだし、トイレは外で済ませてくる。まさに該当猫なもんだから、心中穏やかでないのだ。 結局、動物愛護団体などから反対意見が多数寄せられた為、猫の首輪義務付けについては条例案から削除されるみたいだけれど、肩身の狭い状況は変わらない。
 私は、猫の習性からして、室内飼いってのは全くナンセンスだと思い込んできた。気ままにあちこちを徘徊し、時には鳥や昆虫やネズミを捕獲して食い、気が済んだら塒(ねぐら)へ帰って寝たいだけ寝る。それを猫から取り上げてしまうのは、鳥を鳥籠に閉じ込めてしまうのと同じことではなかろうかと考えるのだ。しかし、この条例案をきっかけに、ネット上で色んな考えを知るうちに、そんな確固とした信念がぐらついてきた。現代の交通事情や、ウィルス病が蔓延する中では、猫を外に出す事自体が、猫にとって危険なことではないかという考えにも納得出来るからだ。猫を平気で外飼いして、交通事故や伝染病で簡単に死なせてしまい、また次から次へと猫を飼うことが、本当に猫を愛することだろうか?という問いかけに、私は「うーん」と唸らざるおえない。これは難しい問題だ。猫を室内飼いすれば、確かに猫の寿命は延びるかもしれない。だけどそれは猫にとって幸せなことだろうか?タゴのように、外の味を知る猫を、今更室内で飼うのは難しい。しかし、産まれた時から室内で飼い、外の味を知らない猫にすることは出来るだろう。それはそれで幸せなことなのかもしれない。だけど、野性の血と葛藤することはないのだろうか?室内猫に聞いてみたいもんだ。
 今日、タゴには3種混合ワクチンを受けさせてきた。飼い主である私が出来ることは、せめて猫エイズや白血病にかからないように予防してやることと、そして回りの人たちに迷惑にならないように気をつけてやること・・・そんなことくらいしかない。タゴはそんな飼い主の苦境などお構いなしに、サッサと夜回りに出掛けてしまった。あーあ、せめて注射をした日くらい大人しくしときゃいいのに・・・。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

一番成りの特権・・・3/9/14 22:21:10
 母が南瓜の煮物を作ってくれた。とろけるようにシットリして、甘くて、それはそれは美味しかった。いっぺんにバクバク食べれるものではないから、2、3切れずつ、三日三晩食べ続けた。流石にオフクロの味だ、旨いのぅ・・・とひとしきり感激していると、母が「それは初物じゃから美味しいんよ」と言った。末成り(うらなり。蔓モノで、先の方に出来た時期の遅いもの)は、どうしても水っぽくて不味くなるらしいのだが、一番成りは栄養や旨みを十分に植物自体や土から吸収して育つ為、美味しいんだそうだ。よく「初物」といって有難がるけれど、私はこの初物の美味しさを、生まれて初めて実感したかもしれない。
 今日、その南瓜の残り半分を使って、南瓜チップスを作ってみた。一緒にフライドポテトも揚げてみたのだけれど、比べ物にならないくらい南瓜チップスの方が旨かった。一番成りのパワーを確信した。
 スーパーで買う野菜たちは、それが何番成りなのか消費者に選択の余地はないけれど、自家菜園には、こういう喜びもあるんだなと思った。そして私は思い立って、自分でプランターを買ってきて、ラディッシュの種を蒔いてみた。これを収穫して、カプリと齧り付くその瞬間を夢見てほくそえんだ。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

誕生日オーラ・・・3/9/8 21:10:31
 ちとテレ臭いけど、今日は私の誕生日だ。同じ日が誕生日の有名人は、ダウンタウンの松本人志、紺野美佐子、鈴木亜久里、古くは、ドボルザーク等。なかでも、聖母マリア生誕の日という説があるらしいことが、ちょっとばかり私の誇りだ。今日の誕生花というところを見ると、「トリカブト=騎士道、厭世家、人間嫌い、敵意」とあった。自分の性格と照らし合わせてみて、案外これはいいとこを突いてるな〜と思った。
 今朝、食卓を囲んでいる時、両親に「今日は私の誕生日なんだ。産んでくれてアリガトウ」と言った。自分でもそんな言葉が出たことが驚きだった。普段はそんな感謝の言葉なんか、思っていても口になんか出来ない性格なのにだ。でも、一生に一度でも、そんな言葉を両親に告げられたことは良かったなと思った。やはり今日は特別な日だ。
 夕方、会社を後にするとき、外でたまたま社長に呼び止められた。「おい、あれを見てごらん。」会社脇の路地から真っ直ぐ西に向かった空に、今まさに沈もうとしている強烈にオレンジの光を放つ夕日があった。すごくすごく大きかった。社長は私の誕生日なんか覚えちゃいないだろうが、なんとなくそんな言葉をかけてしまうところが、私の誕生日オーラなんだろうな〜と感じた。
 沈み行く太陽か・・・なんか縁起が悪いのぅ。いやいや、日はまた昇るのさっ! 【My Boom INDEX】 【Page Top】

ホテル住まい・・・3/9/1 20:56:44
 ヤ、ヤヴァイ・・・気が付けば10日以上もMyBoomを更新していない。コレはひょっとして、このHP開設以来のサボリようではなかろうか・・・。
 先日、東京へ遊びに行って来た。短い休日なのに、イベントや予定を押し込んだので、まさに分刻みのスケジュールだった。羽田とアクセスの良い某ホテルに、シングルで2連泊したのだけれど、「ホテル暮らしってイイ!!!」と思ってしまった。日常生活を遮断出来る。掃除はしなくていいし、買出しも、食事の仕度もしなくていい。食べたい時に食べ、寝たい時に寝る。日中は出掛けて、色んな人と会ったり、遊んだりしたけれど、ホテルの自室に戻ると、一人っきりでゆっくり疲れた体と心を休めて、ノンビリ出来る。もし大金持ちになったら、私はしょっちゅうバカンスと称して、ホテル暮らしをするだろうなと思う。一人が嫌いではないし、枕や環境が変わろうともグースカ寝れる、オメデタイ性格もいいのだろう。
 ただ、ホテルに泊まるまでの、お仕度がキライ。帰宅してからの後始末もキライ。というワケで、未だに私の部屋は、旅行の名残の荷物が散乱している・・・ああ、ホテルにまた逃げ出したい(汗)。 【My Boom INDEX】 【Page Top】