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ハウルとソフィー・・・4/12/14 6:45:11
 なんか最近更新をすっかりサボっておりますな・・・。色んなことがありまして、慌しく過していて、思う事は多々あれど、とにかくPCに向かって何か文章を書くという落ち着いた時間がとれないのであります。あ、でもそれは所詮言い訳ネ。本当に時間を作ろうと思ったら、何とでもなるわけで、現在私は、朝の6時からPCに向かっております(笑)。しかも、朝飯&弁当を作ってしまった後なわけで、はて、私はいったい何時に起きたんだ!?(爆)
 先日「ハウルの動く城」を見に行きました。1回見たあとで、友達に付き合って、同じ日にもう一度見ました。子供の頃から宮崎駿ファンの私でありますが、その中でもこれは、見た時期の私の心中と共鳴するところが沢山あって、とっても好きな作品でした。シンプルなんだけど人類の愛と平和を訴えてます。ソフィーの誰にでも(魔女や敵にでも)愛を注げるその慈悲深い心根に感動しました。ハウルも良いキャラだわ。強大な魔力を持つくせに、臆病で繊細で、なんとも女心をくすぐるキャラではありませんか。あたしゃハウルに惚れたヨ。しかしねー、ハウルの声がキム様というところが、私的には「あーやっぱりね、やっちゃったね」という感じでありました。美味しいところをさらっていくなと。木村拓哉という人の、その完璧さが私にはどうも気に入らないところなワケですが、結局私は、彼の動向に注目し納得するという、隠れファンなのかも知れない。以前からそんな気がしていたけれど、益々確信したワ。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

軽くなったもの・・・4/11/26 21:28:30
 背中の真ん中まであった髪をバッサリ切って、ショートカットにした。今までは、ストパーをかけたロングだったものをやめて、自分の本当の毛質であるクリンクリンの天然パーマ頭のショートにしちゃったものだから、イメージがガラリと変わってしまった。本人としては、何ヶ月か前からそうしたくて、それを決行したまでなのだが、回りの人間はさぞかし驚いただろうと思う。サラサラのロングヘアに憧れてストレートにしてから、6年以上は経っているからだ。
 髪型を変えた翌日の会社は、はっきり言ってウザかった。会う人会う人が一々驚いて声をかけてくるのだ。それにまた一々受け答えするのが、照れ臭いやら、恥ずかしいやらで、居心地が悪い。でも皆が「とっても似合うじゃない」と言ってくれて会話が弾むのはちと嬉しかった。日頃、あんまりウマが合わなくて会話の少ない人とまで、とても親しい間柄になれたような気がした。けれど、前のロングヘアが相当に似合ってなかったのかオバ臭かったのかと思うと、ちと複雑な気持ちにもなった。
 イメチェンはなかなか良いもんだ。重い髪の毛とともに、心までもが軽くなった気がする。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

はなまる信者・・・4/11/12 21:41:16
 私は、はなまる信者である。平日の朝、出勤の支度をしながら、TBSの「はなまるマーケット」を見るのが日課であり、その内容に踊らされっぱなしなのだ。某お昼の番組で、みのもんたが「ココアが体にいい」と言えば、奥様方がこぞってココアを買いに走るのと似たようなものかもしれない。私の場合、ヤッくんと岡江久美子が口を揃えて「オイシイ!」と言おうものなら、即、そのレシピを実践してみないと気が済まない。特にヤッくんは、不味い時には不味いと言ってしまう人なので、彼が目を丸くして「オイシイ」と言うとポイントが高いんだよね。あの2人のお陰で、私は数え切れないほどの研究や挑戦をした。「テンペ」の特集をやった時には、「テンペ」というものを始めて知り、それを買うためにスーパーの中を探しまくった。我が家にはなかった「圧力鍋」の特集があれば、数千円を叩いて圧力鍋を買いに行き、ジャガイモや豆を煮てみて、豆がいとも簡単にホックリ炊けるのに感動したりもした。「フードプロセッサーの活用術」なるものを見たときには、箱に入れて押入れの奥の方にしまい込んであったそれを引っ張り出してきて、炊事場の特等席に置いて使ってみた。「はなまるマーケット」を見てから夕食のおかずが決まることもしばしばで、昨日は仕事帰りにわざわざ「椎茸」「ネギ」「徳地味噌(粒のヤツ)」を買って、「ネギ味噌」を作ってみた。
 料理ばかりではない。先日「はなまるカフェ」のゲストが上大岡トメだった時には、彼女の「キッパリ!」という著書が欲しくて欲しくてたまらなくなり、その日のうちに本屋に買いに走った。ところがベストセラー本らしくて、売り切れなのか二軒行ったけど二軒共置いてなかった。そうなると、どんなことをしてでも目的を果たしたくなるのが私の性分で、結局ネットショッピングで注文してしまったゼィ。そこまで必死になったのは、彼女が現在、宇部市在住だということに興味が湧いたからなのだが、表紙のあの拳を突き上げるポーズが、最近沈みがちな自分を元気にしてくれる気もしたのだ。ああ、本の到着が楽しみだワ。
 さて、前出のネギ味噌だが、レシピ通りに作ってみたら美味しいけどチト辛かった。色々考えてみるに、レシピには味醂が使ってあるけれど、私が子供の頃に母に作ってもらってよく食べたネギ味噌は砂糖が入れてあり、甘辛く味付けされていた気がする。「はなまる信者」も「おふくろの味」には弱いのだ。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

反省ネコ・・・4/11/3 0:05:40
 あの日、私は、朝から張り切ってイカのさつま揚げを作った。前日に買って捌いておいたイカをフードプロセッサーですり身にして、牛蒡や人参を混ぜ込んでまとめ、低めの油で狐色になるまで揚げるのだ。これで今夜の夕食はキマリっ!だと思った。まだ熱かったから、食卓に置き、フードカバー(虫除けのレースになったヤツ)をかけて、そのまま仕事に出掛けた。
 夜、帰宅すると、それはスゴイことになっていた。フードカバーがテーブルの脇にズレていて、私の力作が皿から数個飛び出していた。食い散らかされていて、テーブルの下や、窓に続く床や、縁側にまでも、かけらが転がっている。そう、イカの匂いにおびき寄せられた猫の仕業だ。呆然と立ち尽くす私の元へ、タゴ(飼猫)が帰って来た。と思ったら、途端に背戸のところで近所の猫と大喧嘩をおっ始めた。引き離して、廊下にあるタゴの寝床に連れて行くと、タゴのゲロで毛布が汚れている。慣れないものを食べて、腹でも壊したのだろうか(イカなんて贅沢なんだヨ)。
 あああっ、さつま揚げだけを楽しみに頑張って仕事をしてきたというのに、その疲れた体を休めるどころか、それから1時間、私は飛び散ったさつま揚げを掃き取り、テーブルをアルコール消毒し、床を雑巾でワックス掛けし、寝床の汚物を始末し、畳の部屋に掃除機をかけた。外に出すとタゴはまた喧嘩をするだろうから、家中の出入り口を閉め切って掃除をしていると、タゴが所在なさげに側に立っている。私は、腸が煮え繰り返っていた。思わず引っ叩いてやろうか、首を締めてやろうかと考えもしたけれど、そんなことが出来るわけもなく、ただただタゴを(多分)物凄い形相で睨みつけた。私の怒りはタゴにも伝わったらしい。次の日まで、タゴは私の前で、なんとなくショボくれていた。猫は性根が無いと思っていたのに、あの萎れ具合を見ていると、なんだか可哀想になってしまい、私はタゴをキュッと抱きしめて、仲直りしてやった(タゴはキュッを嫌ったけれど)。
 それから数日して、夜中に洗濯物を干しに出たら、いつもタゴが出入りしている猫サイズの穴から、余所の猫が入ってくるのを偶然見かけてしまった。イカのさつま揚げを、あれほど無残に食い散らかしたのは、実はタゴではなく、余所の猫だったのかもしれないなという考えがふと頭をよぎった。タゴは理不尽な怒られ方をしたのかも知れない。ゴメンよタゴ。
 明日私は、ゲソを買ってきて、またリベンジする。フードカバーには、四隅に電話帳をビッチリと敷き詰めておいてやろうっと。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

受け継がれるもの・・・4/10/19 22:47:13
三谷棚田 →これは何処だかわかりますか?川を挟んだ山間の両斜面に、石垣で組まれた棚田が広がっています。その合間には、柿や栗などの果樹も植えられており、下草も綺麗に刈り取られています。
 今日は仕事が休みでして、徳地の我が家で用事を済ませた後、ちょいと足を伸ばして、三谷の棚田を訪れてみました。同じ町内ではあるものの、実はワタクシ、三谷を訪れるのはこれで二度目です。かなーり山奥です。話には聞いていたものの、あんな山奥に、こんなにも美しい棚田が広がっているなんて想像もしていなかった分、感激も一入でした。
 昔の人は偉いなぁと思います。山の斜面を機械無しで開墾して、多分平地の田圃の何倍も重労働であろう棚田を、何百年も育て守り続けてきたなんて。ところが最近では、若者が都会へ出てしまい、百姓を受け継ぐ者がいなくなりつつあるようです。道中にも、崩れ落ちそうな空家を数軒見ました。残念なことです。
 しかしこちらでは、「三谷石垣棚田オーナー制度」というものがあるようです。オーナーになると、田圃で収穫した米は全て持ち帰ることが出来ます。水が綺麗な処だから、米の美味さは極上だと思われます。田植えや稲刈り等に参加したり、徳地の特産野菜が送られてきたり、イベントに参加出来たりするようです。これで、後継者不足を解消しつつ、棚田の維持管理もやっていこうというものらしいです。
 三谷から帰る道すがら、ずっと考えていました。ここには、何百年も受け継がれてきたお百姓さん達の気高さがあると。あの整然と美しい石垣がそれを私に伝えてくれるようでした。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

花の終わり・・・4/10/9 23:26:44
 朝夕が随分と寒くなった。今年の夏は、2階にある私の部屋のベランダに、ハンギングバスケベランダのサフィニアットにして花を植えていたのだが、その夏の花たちが少し生彩をなくしかけている。一度だけ、台風の日に外に出しっぱなしにしたものだから、しばかれてボロボロになったけれど、摘心をしてやるとまた旺盛に花をつけ、この白とピンクのサフィニアたちは、夏中私の部屋の窓を色艶やかに飾りつづけてくれた。しかし手入れも大変だった。園芸の鉄則で、花ガラはマメに取り去らないといけない。放っておくと種が出来てしまうからだ。植物は、結実して後世に種を残すと、安心して花をつけなくなってしまう。永く花を楽しむ為には、種を作らせないように、花が終わったらさっさと摘んでしまわなくてはいけない。朝から既にカンカン照りの東向きの窓辺で、私は自分の顔や手が焦げるのを感じながら、花ガラを摘みつづけ、水遣りをした。
 その手塩にかけた花たちが、寒さのせいで、葉の色が薄くなりつつある。もうそろそろ寿命のようだ。それでも私は、毎日の日課として、花ガラ摘みをやり続けている。しかし今日になってふと考えた。いつまでも私が種を作らせないもんだから、この花たちは、体力の衰えた株でも必死で花を咲かせている。その健気さと精一杯さに、心を打たれた。そろそろ、この子たちにも結実させてあげよう。もう十二分に頑張って生き抜いてきたのだから。種を残すと、この子たちも安心して余生を送り、そして枯れることが出来るだろう。延命装置を外してくれと医者に頼む家族の気持ちについて、ふと心が及んだ。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

生まれて初めての・・・4/10/4 20:30:56
 私は、ちょいと今、草刈りに凝っている。先日、恥ずかしながら、生まれて初めて草刈り機を使って草を刈り、その難しさと面白さにハマってしまったのだ。ウチの田圃は段々畑だから、斜面やごつごつ岩がある畦道は、初心者には無理だろうと、わりと平坦な果樹園(梅や栗や柿やキーウイが植えてある)を刈ることになった。私は、情けないことに、最近まで本当に農作業をしたことがないものだから、農作業用機械にも全く不慣れだ。生まれて初めて、ガソリンスタンドで混合油を買った。またまた生まれて初めて、リコイルスタータを引いてエンジンをかけるなんてことをやってもうた。もともと怖がりな性格だから、あんな円形刃がグルグル高速で回っていること自体が恐ろしくてしかたない。だから草を刈るのも最初はへっぴり腰だ。地面すれすれの位置で刃を入れていくのはなかなか難しい。しかも地面はでこぼこしているから、何度も何度も地面を切ってしまい、刃が異様な音をたてて、それにもおっかなビックリだ。怖いからと上を刈ると、刈り残すことになって、何度も何度も同じ処を刈るハメになり、もたもたしてしまう。草の種類によっては刃から逃げてしまって、刈りにくいものもある。師匠(母)のを見ていると、軽ーくやっているように見えるし、動きに無駄がなく、綺麗に草が刈られていく。ぐ、ぐやぢい。必死で私もやってはみたが、ちっとも能率が上がらないうちに、すべての草刈りが終了してしまった。
 あーあ、次に草を刈るのは多分、来年の初夏の頃かな。機械の振動による両腕の筋肉痛と腰痛に耐え、ようやくちょいとだけ掴んだコツを忘れてしまいそう。また、振り出しに戻るってことになるんだろうな、こりゃ。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

夏の思い出・・・4/9/23 0:23:28
 台風18号の後始末も大分落ち着いてきた。時が経つと、大変だったことも自分の中では整理がつけられてしまい、あれこれ愚痴めいたことをここに書くのは止めにした。
 この夏、我が家の話題沸騰だったのは、徳地の家に瓜坊が宿借りをしていたことだ。8月の初め頃、母が徳地の家の倉庫の軒下の茂みに足を踏み入れた。そこは柿の大木の下で、茗荷や山椒が植えてあり、鬱蒼としたところではある。すると突然、二匹の瓜坊(多分兄弟)が飛び出てきて、母は腰を抜かすほど驚いたそうな。その瓜坊はまだ、ウチの飼猫であるタゴほどの大きさで、今年の春先に産まれた子供であろうと思われた。徳地の家は、住まなくなって3年経つ。そこに居る頃から、夏から秋にかけては、農作物を無茶苦茶に荒らす瓜坊の親の出没に手を焼いてきたけれど、人の気配が無くなった今は、もっと里まで出てきて悪さをしているらしい。
 母を驚かせた二匹の瓜坊は、そのうち一匹が姿を見せなくなったけれど、残りの一匹は倉庫の軒下をねぐらにしているらしく、母が行く度にそこで寝ていたらしい。こっそり近づいて、木の棒か何かで脅すと飛んで逃げるけれど、暫くするとまたそこに舞い戻っている。そこを拠点にされてしまったら困るので、網を張り巡らせて入り込めないようにしたり、通り道に罠をしかけたりしたけれど、瓜坊も親に負けず賢いらしく、私達の思うような効果は得られなかった。
 母は、何度も何度もその瓜坊を見かけるうちにすっかり情が移ってしまい、可愛い可愛いを連発していた。成長するとでかい牙を付けた獰猛な豚のようなそれも、子供だとまだまだ無邪気で愛嬌のある出で立ちなのだ。私も、日曜日にそのねぐらにコッソリ近付き、何度も気配を伺って、やっとその子を一度だけ見ることが出来た。まさに猛進して逃げる後姿は、もう柴犬くらいの大きさにはなっていたけれど、プックリとしたお尻がなんとも言えず愛くるしかった。
 数日後、その子は噂を聞いた近所の人によって捕獲され、おそらく今は飼育されているんだろうと思う。大きくさせて、そのうちボタン鍋になるべく売られていくんだろうと思う(想像だけど)。可哀想だけれど、仕方がない。
 ねぐらだった茂みは、台風の被害で屋根が一部壊れてしまったので、綺麗に片付けて、風通しがよくなってしまった。それでもそこに足を踏み入れると、その子が飛び出て来はしないかと身構え期待してしまう。夏が猪と共に去っていってしまった。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

台風騒動記・・・4/9/9 0:51:03
 今、私は、家でも職場でも大変なことになっていて、PCをゆっくり触れる状況ではないので、とりあえず近況を書き殴って逃げます。
 風速50mというのは、経験した人でないと解らないと思いますが、鉄筋コンクリートのビルの中に居ても、身の危険を感じるほど恐ろしいです。窓際に居ては、何か物が飛んできてガラスが割れたら怖いので、停電した会社の薄暗い壁際で、私は身を縮こませて台風18号が去っていくのを待ちました。今、街は酷い有様です。被害状況を一々報告していてはキリが無い程ですが、今回よーく身に沁みたのは、「天災は忘れた頃にやってくる」ってのと「停電は現代人の生活を根底からむちゃくちゃにする」ということです。
 13年前の台風19号の被害の大きさは、自分も体験し、尚且つ山口県民にとっても伝説と化している大災害でありましたが、先日の台風16号が「すごいすごい」と下馬評(笑)では大袈裟に言われつつ、実際防府市に上陸してみると意外と大したことなかったわけです。それが大きな落とし穴でした。16号にフェイントをかけられたと申しましょうか。その16号の方が記憶に新しいものだから、今回の18号も似たような進路であるし、大丈夫なんだろうなと、私達は勝手に思い込んでしまい、充分な対策や準備をしていなかったところへ、この天災がやってきたのでありました。自然を甘く見すぎていたと、つくづく思いました。
 今も会社は停電が続いています。照明も無ければ、エアコンも冷蔵庫も、電子レンジも使えません。PCが無いと仕事もお手上げ状態です。電気がなければ、本当に私達は成す術がないということを思い知りました。一番の教訓は、「携帯電話の充電をやっておくこと」です。急に大きな台風が来て、停電で電話機が使えなくなると、頼るはケータイのみなんだけど、災害時だからこそ各方面に連絡をとっているとバッテリーが無くなってしまい、しかも停電の為に充電も出来ずで、今や公衆電話は探すのも困難だし、私がその事の重大さに気付いたのは、ケータイの電池残量が赤く表示されはじめた時だったのでした(汗)。みなさん、何か災害が起こりそうなときは、とりあえず携帯電話の充電だけはやっておきましょう!停電する前にね。ま、被害が大きくなればなるほど、携帯電話さえも使えなくはなるんでしょうけど。
 ・・・とまぁ、この文を会社でコッソリと下書きして、家へ帰ってきたら、我が家でも今夜、台風絡みで、すんごい事件(私の中ではね)がありまして・・・もうホントに踏んだり蹴ったりな毎日です。一年分の波乱万丈をこの2日で迎えたような勢いです。事の次第はまた少し落ち着いてから。暫くまたネットから遠ざかるかもしれません。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

夏の幕引き・・・4/8/30 20:49:30
 予防健診の結果が届いた。結果は、貧血気味であることを除けば、あとは異常なしだった。あーよかった。神様から「もう少し生きても良いよ」というお許しをもらった気がした(大袈裟か)。それと同時に、「まだ何かやることがあるだろ?」と宿題を貰ったような気もした。
 健康切符を手にして、意気揚揚と以前から計画してあった2泊3日の旅行に出掛けた。日常を離れて全く別の世界を見るってのは、気分がリフレッシュされていいものだ。でも、日頃行けない処へ行って、日頃出来ない事をやろうと精一杯欲張ったので、睡眠時間は1日4時間弱とハードな日程になってしまい、かなーり疲れた。でも最高に楽しい旅行だった。旅行中も、その後も、追い討ちをかけたのがアテネ五輪だ。日本人が大活躍だったこともあって、おちおち寝てられやしない。筋書きの無い感動のドラマを沢山見せてもらった。今時の若い子達は、本当にスゴイなぁと思う。メダルを取る為に多くのトレーニングを積んでいるのは当り前だろうけど、「オレは絶対金メダルを取るんだ」という強い強い意思を持ち、それを確実に実行に移す強靭な精神力を持っていると思う。ちょい前の謙虚で奥ゆかしい日本人とは、少し違ってきているんだなと肌で感じた。
 オリンピックが終わったとたん、今日は台風16号騒ぎだ。十数年前に山口県に多大な被害をもたらした台風19号に匹敵する強さを持つのではと言われて戦々恐々としていたが、防府市山口市と私の活動エリアを縦断していったものの、今のところ大きな被害もなくやり過ごせそうだ。しかし、昼前から暴風雨となった為に、午後早い段階で仕事を打ち切って帰宅させてもらえたので、今日の午後は、久し振りに家でゆっくりと過せた。
 振り返れば今年の夏は、何かと慌しかった。台風のお陰(?)で今、ようやく一息ついて、そして夏が幕を下ろしたような気がする。秋には秋で色んなことがあるんだろうけど、また(浜口パパじゃないけれど)気合いを入れて頑張ろうっと。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

腹の色・・・4/8/15 0:04:39
 行って来ました。生まれて初めて本格的な予防健診なるものを市の総合病院で受けて来ました。2ヶ月くらい前に申し込んだけれど、定員オーバーで断られ「国民一人の健康も守れないで、何がイラク参戦だよ」と愚痴った政府助成による予防健診を結局受けることが出来たのだ。どうやら私のように受診出来なかった人が多数出て、苦情が相次いだ為、追加の申し込み受付をしてくれて、その中に私も滑り込ませて貰えたらしい。
 胸部レントゲン、バリウム検査、内科、眼科、耳鼻科、婦人科、心電図検査と、不慣れな病院内でグルグル回り、要領を得ない最初のうち、恥ずかしながら私はすっかり迷子になってしまった。
 最後の1箇所が外科で、大体の検査を済ませた私は、ハタと考えた。外科で調べてもらう検査って何だっけ?どう考えても思いつかない。思いつかないまま名前を呼ばれて診察室に入った。先生に「はい、乳がん健診をしますから、上半身裸になって、ベットに横になってください。」あ、乳がん健診って婦人科じゃなくて、外科なのか・・・。
 検査結果はまだ出ていない。しかし腹部レントゲン撮影で、やたらと同じ場所だけ何度も撮影されたのが、どうも気になる。こりゃ身辺整理でもして、首ならぬ腹を洗って待った方がいいかもしれない。そのレントゲンでバリウムをやたらと飲まされたので、帰ってからの下痢が辛かった。このクソ暑いのに水便が続いて、脱水症状だわよ。真夏にバリウムはいただけない。そんな中、母がヒョコッと「じゃ、あんた今は腹黒じゃなくて腹白だね」と言った。なんか・・・ブラックな言い方だ。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

ひとり悶々・・・4/7/27 23:20:03
 春先からずっと、その動向を見守ってきたけれど、県央市町村合併問題で、徳地町が防府市ではなく、山口市と3町との合併の意思を表明したことを、私は支持します。というかさぁ、ぶっちゃけた話、防府市は何を考えてるんだろう?市庁舎が防府市になければイヤだと駄々をこね、徳地町を編入合併すると言い放ち、なんと強気な態度に出てるなぁと思う。私の職場は防府市にあるけれど、この件で防府市民の意見というのが全く聞えてこない。実のところ防府市民はどう考えているんだろう?私は山口市民だから、私からその話題を振るのは、何となく遠慮してしまうのよね。気になって、防府市のHPを見にいってきた。合併に関する市民アンケートで、回答者の60%の人が県央合併を進めるべきだと答え、そのうち70%以上の人が2市4町あるいは2市3町の枠組みをと回答していることについて、防府市はどう考えているんだろう?
 どうも納得がいかなくて、ひとり悶々していることを打ち明けてみました。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

心の清風・・・4/7/17 0:14:54
 こちらは毎日が猛暑だ。新潟の集中豪雨が、同じ日本の国の出来事とは思えないくらいに。毎年この時期に、私は同じ泣き言をこのMy Boomに綴っている気がするのだけれど、職場の私のデスク回りがクーラーから遠くて、とにかくうだるような暑さなのだ。ここ2日はもう諦め気分で、窓を開けている。逆に新鮮でいい感じだ。暑いけれど、炎天下で肉体労働をしている人たちのことを思うと全然ラクチンだし、何より○○さんがクーラーの温度を上げてしまう・・・とかいうストレスから開放されるのが嬉しい。そして私は意外にも元気だ。こっちは子供の頃から現在に至るまで、お家でエアコンを使わない生活ってのに慣れきっているから、我慢しようと思えば、いくらでも我慢が出来る。その上、夏バテ解消に一役買っているのが、梅のような気がする。朝、梅シロップ入りの自家製トマトジュースを飲み、昼の弁当には梅干を必ず入れ、夜はお酒はそこそこに食後のお茶うけとしてカリカリ梅を食す。朝昼晩と梅三昧なのだ。正に梅パワー炸裂といった感じだ。
 そして私は時々フッと、徳地の風の心地良さを思う。田圃を渡る風に、目に眩しい黄緑色の稲の葉がそよそよと踊っていたっけ。職場の先輩が、私の暑さを思いやって、毎日アイスノンを差し入れしてくれる。なんてイイ人なんだ(感涙)。私の心に、清々しい風が渡る。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

反省文・・・4/7/6 23:22:45
 仕事で大チョンボをやらかしてしまった。ありえないことをして、コンピュータのデータを一部壊してしまったのだ。実はこの文は、その復旧作業中の空き時間に下書きをしているのだが、これから深夜の残業になりそうだ。私の中では、前代未聞の大失敗だ。
 今日は朝から、何かしら嫌な予感がしていた。星座占いも運勢は最悪だった上に、ここ最近、やってもやっても押し寄せてくる仕事に辟易として、どうにもやる気が起きなかったのだ。暑い日が続いても、寒がって冷房を効かせてくれない先輩に腹を立てていたし、部下が私に回してくる伝票のミスや仕事のトロさにウンザリしていた。そんな心の隙を突いて、私はまんまと落とし穴にはまったのだ。情けなくて恥ずかしい。私は、人のアラばかりを責めて、自分の態度がなっちゃいなかったと思った。もっと真摯に仕事と向き合わなくては。
 そんなこんなで、壊れたデータはなんとか復旧できそうな見込みになってきた。あー良かった。神様ありがとうございます。また仕事頑張りマスっ。
 それにしても、いくら反省文とはいえ、こんな物を仕事中にしたためてる自分って・・・やっぱり反省が足りないかも。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

まな板の上の鯉・・・4/6/23 23:38:32
 今日、ちょいとショックなことがあった。午前中に知らされて、それから仕事をやる気が失せた程だ。先日からずっと考えに考えて、職場で「生活習慣病予防健診」の申し込みをした。政府管掌保険助成により、受診者負担が少なく、内容も充実した健康診断だ。ウチの会社では、毎年何人かの希望者が受診していた。年齢制限があるので、私はずっと対象外者だった。受診出来る歳になっても、特に健康に不安は感じなかったし、面倒臭さや恐怖心があって、敬遠してきた。
 だけどここ最近、時々健康に不安を覚えるようになり、定期的に「私は健康なんだ」という安心切符を手に入れるのもいいかなと思い始め、清水の舞台から飛び降りるような気持ち、或いはまな板の上の鯉になった気持ちで、決心して申込書を書いたのだ。そしたら社会保険事務所から通知が来て「今年は定員に達したので締め切りましたから受理出来ません」ですと。そんな結末になるとは夢にも思わず、ドキドキしながら日程を通知してくるのを待っていたので、本当に脱力してしまった。調べてみると、政府の補助金に限度があるから、定員になり次第、年度途中でも締め切られ、それがどの地域でも早まる傾向にあるんだそうな。申込書やパンフレットに締め切りが書いてないから、何時でもいいんだと早合点していた自分がアホだった。
 でも、やっぱりなにか納得がいかない。私は健康診断が受けたいのに。国民一人の健康も守れないのに、何が「多国籍軍参加」だよ!と愚痴を言いたくなる。折角行く気になったのに、このままではどうにも収まりがつかない。ここで諦めて、実は心臓疾患とか癌とかの早期発見が出来ずに死んじまったら悔やんでも悔やみきれないぢゃないの?(飛躍しすぎかのぅ)こうなったら、以前から気になって一応受診票が保管してあった、市の「健康診査」ってのを受けてやるっ。まな板の上で放置されるワケにはいかないのだ。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

鳥肉を食す・・・4/6/15 21:10:39
 まったく、ウチの前の空地ときたら、タゴの絶好の猟場となっている。草むらにプラムの木が3本植えてあるのだが、いかにも止って下さいといわんばかりの低く横に張らせた枝に、沢山の鳥が飛んでくるからだ。タゴは家の庭からしょっちゅうその鳥たちを見張り、時には畑の畝をほふく前進して近づき、スキあらば一気に駆け上がっている。
 数日前の夜中、タゴは大怪我をして帰って来た。前足の肉球からは血が溢れ、私の布団のシーツを汚した。顔にはヤクザのようにスパーンとナナメに切り傷が走り、耳から体中もカサブタだらけになっていた。多分、余所の猫と大喧嘩をして、ボコボコにやられたのだろう。一日は痛がって体を障らせてもくれなかった。こういう時は、口のきけないこの子を不憫に思ってしまう。傷はなんとか治りつつあったが、それから何かと私の側に寄り添ってくるタゴを見ると、よっぽど恐ろしい思いをしたんだろうなと、ついついこちらも愛おしさがつのってくる。
 昨夜、タゴは私の隣で一緒に寝ていたが、ふらりと引き戸をこじ開けて外へ出て行った。暫くするとタゴが帰って来た気配がした。いつものようにザジザジと自分の体の毛繕いをするような音がする。私は半分寝ぼけている。また暫く時間が経ち、気が付くとタゴは何かクチャクチャと音をたて続けている。「何やってんだ?ヘンな音だなぁ。」と朦朧とした意識の中で考える。はたと気が付いてガバッと飛び起き電気をつけた。やっぱり・・・(汗)やってくれやがった。タゴは鳩ほどの大きさもある鳥に頭を突っ込んで貪り食っていた。
 私はこんな真夜中に、火バサミと新聞のチラシとチリトリを持って、その鳥の残骸や、辺りに散らばっている臓物をつまむという気色の悪いことをしなくてはならない自分を呪った。くそう、負傷していると思って、ガードが甘くなってたなぁ。
 朝になって、もう一度畳を綺麗に掃除した。除菌剤を含ませた雑巾で拭き掃除をしている時、ふと不安になった。結局あの鳥インフルエンザってのは、何が原因なんだっけ?鳥が媒介役ではなかったっけ?鳥の血や肉を食べたタゴと、その後始末をさせられた自分はどうよ!?頭がクラクラした。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

梅の雨・・・4/6/6 0:39:59
 今を「梅雨」とは良く言ったものだと毎年のように思う。まさに梅の収穫時期だからだ。「カリカリ梅の素」に出会ってから、この時期の私は、梅を漬けるのに忙しい。とは言ってもカリカリ梅ばかりを漬けているわけではない。梅には、小梅、普通の梅、特大サイズの南高梅などいろんな種類があって、それぞれ熟れ時が違う。まだ青々と固い青梅の頃に取る梅は、梅酒や梅ジュース、カリカリ梅を漬ける。もっと熟れて赤くほんのり色付いた梅は、梅干にする。休耕田の再利用で、我が家には梅の木が10本以上もある。それぞれの熟れ時を見計らって、実の生り具合も考慮して、今年は何をどれくらい漬けるか算段しつつ、次々と梅を収穫して漬けていく。木にボロボロと生っている梅を取るのは本当に嬉しいものだ。だけど梅を漬けるのには、材料代も沢山かかる。梅酒には、ホワイトリカーや氷砂糖、ジュースには、酢と氷砂糖、カリカリ梅にはカリカリ梅の素、梅干には塩、これがバカにならないのだ。食い意地汚く、カリカリ梅を13キロも漬ける私はアホだけど、そのカリカリ梅の素に6000円もかける私はもっとアホだなーと思う。
 しかし、青梅を取って、一晩水に浸け、ザルにあげて乾かした時の、あの梅の実の清々しい緑色は、どんな高価なエメラルドよりも美しい!と私は思う。折角取れるのだから、あの美しさを捨ててしまうのは勿体無いと思っちゃうのだ。
 今は、大量の梅漬けの瓶を、あっちの押し入れ、こっちの棚と、置き場を無理矢理こしらえては並べているけれど、そのうち酒蔵ならぬ梅蔵でも作らにゃならん、と言わんばかりの勢いなのだ。いったい誰があんなに食うんだ!? 【My Boom INDEX】 【Page Top】

3元観戦の顛末・・・4/5/26 22:19:30
 先週末から私は、夜になるとやたら忙しい。原因は、TVスポーツ観戦だ。男子バレーの五輪最終予選が始まった。女子が大盛り上がりだったこともあるし、ゴールデンタイムに放送してくれるから、こりゃ見なきゃならんでしょ。ところがバレーのTV中継ってのは、かなり目まぐるしい。タイムアウトやらテクニカルアウトなるものがひっきりなしに行われて、その度にCMが入ったりする。その時間を狙って私は、プロ野球中継をしているチャンネルに切り替えて、阪神の応援もしたりする。しかしこれが、両方良いことにならなくて、悪態を吐きながらの観戦なのだ。男子バレーは初戦こそ勝ったものの、後は3試合ともフルセットで負けたし、私のご贔屓である加藤さんは、腰痛であんまりカッコいいところが見れない。阪神は、去年あれだけカモにした横浜に連敗しているし、これまた私のご贔屓である藪さんがなかなか勝てずにいる。唯一、日曜日の巨人戦だけは、負けて追いつき、負けて追いつき、最後の最後で赤星さんがさよならヒットを打った時は、夜中に雄叫びを上げたけれどねぇ。翌日の私の機嫌の良かったことときたら・・・。
 逆に、応援しているチームが負けると、次の日までストレスが残る。今夜はその点、最悪だ。サッカーの五輪強化試合までもが中継されていて、私は「バレー野球サッカー」の3元同時観戦をやってしまった。サッカーはなんとか引き分けに持ち込んだけれど、残りは負けだ。しかも3元中継だとさすがに、サッカーの試合内容はちっとも判らなかった。そして、トリプルストレスが私に襲いかかる。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

一つ覚え・・・4/5/17 23:34:12
 今年の春は、やけにガーデニングに夢中だ。NHKの「趣味の園芸」という番組を、毎週欠かさず見ている。見れない時の為にDVD録画までして、リアルタイムで見た後でも、気になるところを復習したりしている。勿論、テキストは購入する。放送の始まる前に予習をし、放送後に復習までしている。私のことをにわかガーデナーと呼んで頂きたい。クスッ。元々、観葉植物を部屋に置いてジャングルみたいにしていたし、生け花をずっと習っていたこともあって、植物を育てたり眺めたりするのは大好きだ。徳地という大自然の懐に生まれ育ったということもあるだろうと思う。
 そんな私でも、母について農作業の手伝いをしていると、知らないことが沢山出てくる。特に、果樹や庭木や山木については、知らないことだらけだ。しかし、少しずつでも知ってしまうと、植物たちに対して、益々愛情が湧いてくる。今年の春は、庭の鉢花や路地植えの花を沢山購入したこともあって、勉強心に火が点いた。
 毎朝、お天気さえよければ、朝食後に庭に出て花木の手入れをする。水やり、花ガラ摘み、追肥などだ。勢い余って、私の2階の部屋のベランダにまで、花を植えてしまったから大変だ。ジョウロを持って、上へ下への大騒ぎなのだ。オマケに勉強の甲斐あってか、私は、「摘心」というものを覚えてしまった。草花の先端の花芽を摘んで、脇芽の成長を促し、株を大きく仕立てる為のテクニックだ。私は欲張りである。折角丹精こめて育てた花を、是非とも大きく見栄え良くしてやりたい。摘心に摘心を繰り返し、花芽をチョンチョンと摘んでしまうもんだから、花がちぃっとも咲かない。これじゃ本末転倒だ。にわかガーデナーの修行は続く・・・。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

愛し君に出来ること・・・4/5/10 23:54:22
 私はやはり、森田剛くんの次に、藤木直人が好きだと思う。月9の「愛し君へ」を見て、藤木直人ラ〜〜〜ヴ〜〜〜な気持ちが再燃しちゃったのだ。以前、江角マキコと共演したドラマを見て「いいなぁ」とメロメロになったけど、彼の歌を聴いて「ちょっと私とは音楽の趣味は違うなぁ」と思って引いちゃったんだね。
 次から次へと始まっては終わる連ドラの中で、私が選んで見る基準は、たった一つのような気がする。それは、好きな男が出ること、だ。前クールは、中居くんの「砂の器」とキムタクの「プライド」だったっけ。逆に言えば、どんなにストーリーや演技が素晴らしかろうと、自分の好きな男が出ないドラマは、見ても心が動かないってことなのだ。
 藤木直人は、クールな表情や態度と、笑った時の甘い笑顔や雰囲気とのギャップがたまらんなと思う。ドラマの中で彼は、近い将来、病気で失明してしまうカメラマンを演じている。偽悪的であるけれど、本当は一途で熱くて心優しくて、そして強くて弱い人間なのだ。この、弱いってところに妙に惹かれてしまうんだな。
 「愛し君へ」は、好きな人の為に何が出来るかをひたすら問うていると思う。主演の菅野、藤木だけではなく、周りを取り巻く人々も、それぞれが自分の大切な人に何をしてあげられるかを模索している気がする。そして、私までもがドラマの中に入り込んで、自分ならどうする?どういう言葉をかける?と考えてしまう。なかなか奥深く、心がピュアになれるドラマなのだ。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

幸せの鳥・・・4/4/28 23:05:54
 日曜日に徳地の家へ行った。日頃留守にしているので、行くとすぐに戸や窓を開けて風を通す。そして畑仕事や果樹の手入れ等の作業にとりかかるのだ。ふと気付いて家を見ると、開け放たれた窓の中に、なにやらチロチロと動く物があった。何だろう?と家の中に入ってみると、ツバメが2羽、床の間をスイスイ飛んでいるではないか。時折、欄間のあったところにとまったりしている。ははん、この2羽は多分ツガイで、これからここに巣を作ろうと物色しているんだな、もうそんな時期なんだなと思った。
 しかし、いくら住まなくなった家とはいえ、普段は閉め切っているし、床の間を糞だらけにされては困る。ツバメ達を追い出し、戸や窓を閉め、家に入れないようにした。それでも私達が家に出入りするちょっとの隙を狙って、ツバメ達は家に入ってこようとする。そんなにこの家を気に入ってくれたのかと嬉しくもあり、可哀想にもあった。昔から、「ツバメが巣を作るのは縁起が良い」と言われている。ツバメは畑の害虫を捕ってくれるので、百姓にとってはありがたい鳥でもあるのだ。あのツバメ達は、何か良い事を我が家に運んできてくれそうだったのに、それを追い返してしまったようで、少し悔やまれた。
 月曜の夜、山口市はひどい嵐だった。その嵐の中、飼猫のタゴが、何を思ったのかツバメを捕って帰り、私の部屋の前に置いてくれた。しかも仏様2羽だ。暴れて羽毛が飛び散り、無残に息絶えたツバメを前に、タゴは得意げな様子で私を見上げてくる。タゴよ、そんな意味ではないんだけれど、徳地で果たせなかった幸せの鳥を家に持ち帰ってくれてアリガトウ(苦笑)。徳地と山口で起こった出来事なのに、偶然にしては出来すぎなことだと思った。しかも、どちらのツバメ達も、我が家で巣作りが出来ず終いという事実を、いったい私はどうとらえたらよいものだろうか?(汗) 【My Boom INDEX】 【Page Top】

ピーちゃんの老後・・・4/4/18 22:29:56
 最近、部屋に帰るといの一番にすることがある。ピーちゃんの様子を伺うことだ。ピーちゃんとは、3年位前に知人から貰った小さな魚で、急須大のガラス瓶の中で育てている。コパーフィンというのが正式名称らしいのだが、略してコッピーと呼ばれているので、コッちゃんピーちゃんと名付けて育てていたのだ。コッちゃんは貰い受けて一年後に突然死んだけど、ピーちゃんはその後も元気でいてくれた。しかしここ最近はずっと元気がないのだ。元気がないというより、もうすぐ死んでしまいそうだ。今年の初めくらいから徐々に餌を食べなくなり、そのうち全く口にしなくなった。心配になって解説書を紐解いてみると、寿命が3〜4年とある。家に来て3年経とうとしているから、ピーちゃんは正に寿命を全うして死期を迎えているのだと思った。
 ピーちゃんの老後は、人間のそれとよく似ている。1ヶ月くらい前から、体がくの字に曲がってしまった。老人の腰が曲がるかのようだ。そしてここ一週間、見る間に痩せてきた。魚って痩せるのか?と思われるだろうが、あんな3cmくらいのちっこい体が、エラから後ろがへこんでしまったのだ。
 どんな小さな生き物でも、3年も一緒に過したのだから、その死を見るのは偲びない。だけど川へ流したり、捨ててしまったりは出来ない。ちゃんとその最期を見届けてやるのは飼い主の義務であろうと思う。ピーちゃんはやっと息をしているような状態だから、毎日コンコンと瓶を叩いて「ピーちゃん頑張れ」と声をかけてやる。3年間のいろんな出来事をひとつひとつ思い出しながら。
 獣医はいるけれど、魚医ってのはいないのだろうか?とふと思った。今の私なら、迷わずピーちゃんを魚医に連れていくだろう。それが不治の病だとしても、出来る限りのことをしてやりたいじゃないか。 【My Boom INDEX】 【Page Top】

壁掛けの魔力・・・4/4/5 22:18:54
 日曜日は風が冷たく、正に花冷えの気候だったけれど、天気が快復して、まずまずの花見日和だった。お花見大好き人間の私は、満を持して花見のハシゴに出かけた。最初に向かったのは木戸山だ。峠に向かう曲がりくねった国道の両側に沢山のソメイヨシノがあり、桜吹雪の中を車を走らせた。
 木戸山の峠にあるドライブインの一角には、猫グッズのお店がある。人から聞いて知ってはいたけれど、今まで訪れる機会がなかった店だ。店内を眺めていると、素敵な香立てを見つけたので、早速お香と一緒に買った。店の女主人は、味のある気さくな方で、会計の間、レジ回りに貼ってある猫の写真を見ながら会話も弾んだ。会計を済ませて、更に店内を眺めていると、壁いっぱいに小振りな壁掛けやタペストリーが飾ってあった。私が特に気に入ったのは、切り株を一p位にスライスしたものに、墨で、シンプルな猫の絵と一行の文が書かれたものだった。その文章が「かならずやる」とか「明日はがんばる」とか、短いけれどちょいと元気で明るい気持ちになれて、自分への応援文句のようでもあり、とても心に染み入るものだった。何十枚かの壁掛けにそれぞれ違った文が書かれており、私はしばし時を忘れて、その文句に見とれた。
 「どうしようかなぁ。ひとつ買おうかなぁ。でもどれも素敵な言葉で、ひとつを選べないなぁ。」と案じていると、さっきの女主人が私に声をかけてきた。「あなた、ちょっとこっちへいらっしゃいよ」と。彼女はレジの机の引出しから、さっきの壁掛けと同じような絵と文の書かれた葉書大の半紙を一枚取り出してこっそりと私にくれた。「あの壁掛けを買っていく人は皆さんあれを部屋に飾って、自分を励ましたりしていらっしゃるみたいなのよ」と。なんだろう?単なるオマケとかサービスとかいうのとは違う、彼女の温かい心遣いがこれまた胸に沁みた。きっと彼女も、あの文句を考えながら描きながら、常に自分を励ましておられるんだろうなと思った。
 私が頂いた半紙には「きっと大吉 ぜったい大吉」と書かれていた。これもいい言葉だ。家へ帰って、早速パソコンのモニタの上に飾った。今度木戸山に行ったときは、是非「これだ!」と思う文を見つけてあの壁掛けを買って帰ろう。アレには、自分を瞬時に律してくれて、そして元気にさせてくれる魔力があるような気がするのだ。 【My Boom INDEX】 【Page Top】