予防接種
周南市では現在すべて個別接種です。
当院では、インフルエンザは予約が必要です。
その他の予防接種は診療時間内であればいつでも受け付けます。
予約もできます(火、水、土曜日14:10〜15:20)

#定期接種

1.4種混合(3種(百日咳・ジフテリア・破傷風)+ポリオ)
    (1期:3〜90ヶ月、2期:11・12歳)

   1期初回は3〜8週の間隔で3回接種(標準的な年齢は3ヶ月〜12ヶ月)
   1期追加は1期初回の3回目終了後1年〜1年半あけて接種します
   小学校6年生でもう一回2種(ジフテリア、破傷風)を追加接種します(2期)

 副反応:接種部位を中心に上腕全体、時には前腕までの発赤、腫脹がみられますが2-3日後をピークに消退します(1回目では約20%、その後回数が増すと40〜50%、5cmをこえるものは9〜10%)。熱感、発赤がひどい場合には局所の冷シップ、水疱が生じている場合にはソフラチュールなどをあてます。アレルギー性の反応を考えて抗ヒスタミン剤(アタラックスPなど)の内服をしたりもします。ただし、これまで局所反応の後遺症は認められていません。また、アルミニウムを含んでいるので硬結が1ヶ月ぐらい残存することもあります。局所反応がきわめて強かった場合には減量して接種することもあります。肘を越えない程度の腫れでしたら、心配ないでしょう。

 1)1期1回目接種してから8週以上すぎた場合
    そのまま1期2回目、3回目を3-8週間隔で接種します
  2)1期2回目と3回目の間が8週以上すぎた場合
    6ヶ月未満であればそのまま3回目を接種、6ヶ月以上空いた場合は3回目を行わず
   12〜18ヶ月の間隔で1期追加を行います

  3)1期追加が1年半以上空いた場合
    できるだけ早くに追加接種を行います
  4)1期が0〜2回のみで90ヶ月を超えた場合
     10歳以下であればDT(2種)を1回0.5mlずつ、10歳以上は1回0.1mlを
   3〜8週間隔で2回(自費)接種します

  5)1期3回接種後90ヶ月を超えた場合
    1期追加は行わず、2期でDT0.1mlを1回接種します
  6)10歳以上あるいは成人に1期を接種する場合
     DTを4〜6週間隔で2回、1年後にもう1回追加接種します。
   局所反応が年長児では強いため、0.1mlから始めます。

  7)小学6年でDTを受けず中学生になってしまった場合
     DTを1回0.1ml接種(自費)します

2.不活化ポリオ(3〜90ヶ月)

現在生のポリオワクチンは行われていません。全て不活化に移行しています。
以前に3種混合を受けた人にのみしています。
4種混合を受けた人は必要ありません。
通常4回、生を1回受けられた人は3回接種します。

3.MR(はしか・風しん) (1期:12〜24ヶ月、2期:就学前の1年間)

 麻疹はかかると恐い病気です。日本では毎年約5万人の人がかかり、約50人の子どもたちが麻しんで命を落としていると言われています。特に0歳児、1歳児の子が多いです。1歳をなったら1期をすぐに接種しましょう。
 麻疹ワクチンの副反応:6〜10日後に10〜20%に麻しん様の発疹、時に発熱も伴いますが通常放置で改善します。又、熱性けいれん(200〜300人に1人)、脳炎・脳症(100〜150万人に1人以下)、亜急性硬化性全脳炎(SSPE)の発症(100万人に0.5〜1.0人)もまれに起こりますが、実際麻しんにかかった時に比べるとかなり少ないです。

  (1期の標準的な年齢は1歳〜1歳3ヶ月)

4.日本脳炎(1期:6〜90ヶ月、2期:9〜13歳未満)

  感染者の1,000人〜5,000人に1人が脳炎を発症します
  
最近では毎年10人以下ですが西日本を中心に発生しています

    死亡率は15%程度ですが後遺症を残すことも多い病気です

  1期初回を1〜4週間隔(10〜14日)で2回(標準的な年齢は3歳)
    1期追加をその1年後に1回(4歳)接種します
    その後、小学4年生(2期)に追加接種します

 1)1期1回だけで1年経過した場合
    1〜4週間隔で2回接種するか、1回接種して1年後もう1回接種
  2)1期1回のみで数年経過した場合
    2回接種し、1年後1回接種
  3)1期2回終了後2年以上経過した場合
   1期追加を1回接種する

5.BCG(1歳未満)
  接種部位は三角筋下端部。当日の入浴はかまいません。接種箇所をもんだり、こすったり、ひっかいたりしないよう注意が必要です。軽く洗う程度はかまいません。接種後1ヶ月ぐらいでじゅくじゅくしてかさぶたができますがまず何もしなくて大丈夫です。一つ一つの膿庖が融合して全体に大きい膿庖になったり、局所をひっかいて他の細菌の混合感染を起こした場合には抗生剤入り軟膏で治療することもありますが、このような場合はごく少数です。
  麻しん罹患のあとは3ヶ月以上は開けます
  ステロイド剤使用中(軟膏はのぞく)は接種をさけます
(標準的な年齢は5ヶ月〜7ヶ月)

#任意接種

9.水痘(水ぼうそう)(1歳から2歳以下)3か月以上開けて2回接種

 接種すれば90%以上の確率で抗体が得られます。12〜15%では後に水痘罹患を見ることがあります症状は軽いです。水痘未罹患児が水痘患者に接触した場合接触して72時間以内にワクチンを接種すれば約6割で発病を予防できます。帯状疱疹の患者と接触しても水痘を発症することはありますが感染率は低いです。保育園、幼稚園などに入る前には接種しておきたい予防接種です。

 副反応:接種後1〜3週後時に発熱、発疹(一過性)、まれにアナフィラキシー様症状、
 まれに局所の発赤、腫脹、硬結

1.ムンプス(おたふくかぜ)(1歳以上)4週間以上開けて2回接種

 かかるのは3〜4歳がもっとも多く、2〜9歳が好発年齢です。合併症として無菌性髄膜炎(20人に一人)、難聴(15,000人に一人)、睾丸炎(思春期以降では5人に一人)などあるので、保育園、幼稚園に入る前には接種しておきたい予防接種です。接種すれば70%前後の確率で抗体が得られます。

 副反応:接種後20日前後で無菌性髄膜炎が6,000〜13,000人に一人ありますが、経過は良好で後遺症は認めれらていません

 罹患の記憶が不明の場合免疫検査で確かめることができますがその時間と費用を考えると確かめなくても接種した方がよいと思います。罹患していて接種しても副反応が強くなることはありません。

2.インフルエンザ(生後6ヶ月以上

 インフルエンザによる脳炎・脳症は5歳以下が全体の82.5%を占めています。予防接種をしている児で脳症、脳炎を起こした児は少なく重症化を防ぐのではないかとのことで、保育園に通う6ヶ月から5歳の子には接種をしてはどうかと言われています。一方、小児への予防接種の有効性を示した文献は世界的になく、予防接種によるギランバレー症候群、急性散在性脳脊髄炎の報告もあり、より慎重になるべきという意見もあります。
 インフルエンザがはやる1ヶ月前(11〜12月)ごろに1〜4週間隔(4週が最適)で2回接種します。卵のアレルギーのある人には注意が必要です。

 副反応:局所の発赤、腫脹、全身反応として、発熱、悪寒、頭痛などありますが、通常2〜3日で消失します。副反応はワクチンの中ではもっとも少ないのですが、ギランバレー症候群、脳症、死亡例等の重篤な副反応も報告されている(因果関係は不明)。

6.ヒブワクチン(生後2ヶ月から4歳以下)

 ヒブは、インフルエンザ桿菌b型という細菌(冬に流行るインフルエンザとは全くの別物)で、乳幼児に髄膜炎(ずいまくえん)や喉頭蓋炎(こうとうがいえん)を引き起こします。細菌性髄膜炎の3分の2はこの菌が原因であることが言われています。ヒブの髄膜炎は半数以上が01歳のお子さんで起こり、1520%に麻痺や難聴などの後遺症が残り、20人に一人が亡くなる恐い病気です。しかも最近のヒブは、抗菌薬が効きにくい耐性菌が増えてきています。髄膜炎を起こしたヒブも80%が耐性菌と言われています。そのため髄膜炎の治療も非常に難しくなってきています。そのヒブ髄膜炎を予防する唯一の方法がヒブワクチンです。すでに、世界では100カ国以上の国でヒブワクチンが導入され、ヒブ髄膜炎が過去の病気になってきています。日本ではやっと許可が下り、平成20年12月末から販売されることになりました。ヒブワクチンを受けたお子さんではヒブによる重症の病気にかからずにすむことは実証済みです。
 
副反応:接種した所がはれることがあることと37.5℃以上の発熱が2.5%ぐらいで、重症な副反応はほとんどありません。

対象:ヶ月未満のお子さんでは回(4週間隔で3回、1年後に1回追加)、ヶ月から歳未満のお子さんでは3回(4週間隔で回、1年後に1回追加)、歳から歳のお子さんは1回接種となります。3種混合ワクチンと同時に接種するのがよいと思われます。

   

7.肺炎球菌(生後2ヶ月から4歳以下)

 肺炎球菌は、ヒブと同様に細菌性髄膜炎(2割がこの菌)、中耳炎、菌血症を起こしたりします。

 副反応は、1、2日後に発熱と接種した所がはれることがあります。

7ヶ月未満のお子さんでは4回(27日以上の間隔で3回と1215ヶ月齢)、7ヶ月から1歳未満のお子さんでは3回(27日以上の間隔で2回と60日以上開けてもう1回)、1歳のお子さんは2回(60日以上の間隔で)、2歳から9歳のお子さんは1回のみ、接種となります。3種混合ワクチンと同時接種するのがよいと思われます。

#接種をする間隔

 生ワクチンのあとは4週間、不活化ワクチンのあとは1週間あける。
  生ワクチンに含まれるものはポリオ、BCG、麻疹、風疹、ムンプス。
  不活化ワクチンに含まれるものは3種混合、2種混合、日本脳炎、インフルエンザ、 ヒブ、肺炎球菌、子宮頸がん、B型肝炎、A型肝炎です。

8.子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス)(小学6年生から中学3年生まで)

  ヒトパピローマウイルスは子宮頸がんや尖圭コンジローマ
  (おちんちんのいぼのようなもの)を起こすウイルスです。
  性交感染するウイルスなので、性交渉が始める以前にしておく必要があります。
  感染してしまってからではあまり効果がないからです。
  そういったことで小学6年生から中学3年生ですることになっています。
  肩に筋肉注射をします。
  3回接種します。
 
  副反応は接種後の痛みです。

3.B型肝炎(2か月〜)
  B型肝炎ウイルスは一度感染するとずっと体の中に残ってなかなか排除されません。
  肝硬変や肝がんを起こしたりします。
  今までは感染しているお母さんから赤ちゃんへの感染を防ぐために
  そういった赤ちゃんのみワクチンをしていましたが
  最近、海外から新しいタイプのB型肝炎ウイルスが入ってきて
  それは性交感染を起こします。
  そのため、全ての子どもに必要になってきました。
  大人になってからワクチンを打ってもなかなか免疫ができないことがあります、
  3回接種します。

  副反応はほとんどありません。