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町の中心は、どちらか?


岸 義文(TOSS長州サークル)

要旨 町内の校区ごとに町の様子を調べる。単元の最後に、町の中心は、公共の施設の多いどちらかを討論させる
    ことで、これまでの学習のまとめとなり、よりくわしく町の様子を調べようという意欲づけになる。    


町内でつくられた社会科副教材「とようら」を準備させる。

説明1  これまで、豊浦町のことをいろいろとお勉強してきました。
     そこで、みなさんにお聞きしたいことがあります。

発問1  豊浦町の中心は、川棚でしょうか?小串でしょうか?

挙手させる。

「川棚だと思う人?」「小串だと思う人?」

ほぼ半数に分かれた。

指示1  では、どちらなのか「とようら」を使ってしらべなさい。

10分程度調べる時間を与える。

指示2  発表してもらいます。

「川棚派」

・町役場がある

・温泉があって観光客が多い。

・大きなスーパーがある。(現在では、サンパルなど)

・消防署がある。

「小串派」

・国立病院がある。(現在は町立)

・銀行がある。

・警察署がある。

・郵便局の名前が豊浦郵便局になっている。

発問2 これまでの発表を聞いていて、意見が変わった人はいませんか?

・川棚が中心と思っていたけれども、小串には大切な警察とか銀行とかがあるなと思った。

・小串が中心と思っていたけれど、役場があるから、やっぱり川棚かな?

説明2  以前は、町の中心は小串でした。だから、銀行や警察や国立の病院なんかができたんだろうね。
けれども、役場が川棚になってからは、川棚に住む人が多くなり、大きなお店もたつようになってきたんだろうね。
先生の考えは、以前は小串が中心だったけど、今は川棚が中心になっていると思います。 


副教材の地図記号から、そして自分が行って見たことがある経験をもとに意見を積極的にだす子が多かった。

これからの町づくりを考える授業に、つながると考える。



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