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金子みすず『星とたんぽぽ』



岸 義文(TOSS長州サークル)

要旨 金子みすずさんの詩の授業を次のように授業した。見えないけれど、大切なものに気づかせる。


『星とたんぽぽ』の詩をプリントして配布する。

教師が1回読み聞かせる。

指示1 すわったまま1回、立って1回、廊下で1回、後ろで1回、窓側で1回、読みなさい。

指示2 みんなで3回読みましょう。

指示3 思ったこと、気づいたこと、考えたことを何でもいいから、できるだけたくさんノートに書きなさい。

・最後が同じ  ・「目にみえぬ」が同じ

・昼のお星は目にみえないけどある。  ・強いその根は目にみえぬけどある。

・青いお空のそこふかくってどこ。

・どうして「見えぬけれどもあるんだよ」や「見えぬものでもあるんだよ」が2回でているんだろう。

・左は季節だけど、右は一日。

・何かにたとえてかいてある。  ・なんとなく暗い感じがする。

・星は、昼みえないけれど、本当は昼でもでているということを書いている。

・この詩は、みんなが知らないことや、目に見えぬことを書いている。

発問1 地上と空のように、比べているものは何ですか?

星とたんぽぽ  夜と昼 空と海 小石と星 青と空 青と海 黄と星 黄とたんぽぽ

発問2 何かにたとえているのでしょうか?

・たくさんの星と春だけのたんぽぽ

・自然にあるもの

・見えないけれどもある、見えぬものでもある。

発問3 はじめから見えないのですか?

・暗くて見えない  ・太陽の光で  ・ちっちゃくて ・感じている ・あるんだけど見えない

発問4 さすが根だなと思わせるのは、どこですか?

・根は生きている  ・根はかくれている  ・花をかげでささえている

感想を書かせて授業、終了。ある児童の感想を紹介する。

「見えるのは、花やくきだけど、根がなかったら、花もくきもそだたなかったろう。「星とたんぽぽ」は、星は、昼の星で、

たんぽぽは、たんぽぽの根をくらべているような気がしました。」


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